Mind Palaceがない代わりに

ミュージカル観劇レポの保管庫です

6月の鑑賞記録(今月はミュージカルばっかり)

ミュージカル『モーツァルト!』LIVE配信 6/6 育三郎ヴォルフ回

毎日赤いコートを意気揚々と歌う生活が続いた笑 ♪「演奏旅行で金持ちになろう」をマネしたくなる~

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めずらしく考察も書いた

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THE SHOW MUST GO ON! - AT THE PALACE THEATRE

みたいけどみる手段のない演目多すぎて泣く。実写映画化もうれしいけど舞台の映像がみたい。はやくスーパースターになりたい。

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ミュージカル『モーツァルト!』LIVE配信 6/7 古川ヴォルフ回

はるふるの愛していれば分かり合えるが好きすぎる!古川コンの晴香ちゃんゲスト回チケット取ったのでまた聴けそうなのが楽しみ~!

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Les Misérables in Concert: The 25th Anniversary (2010)

ラミンジョとハドテがみたくなっちゃって笑 キリアンのカツラの色が派手すぎて気になるがやたら歌がうまいのとかも気づけるようになった成長。

Miss Fortunate (2020)

しゅっしゅっと言いながら猫を払ううぃしょさんがみれます🐈‍⬛

うぃしょさん目当てで見たわけだけど、作品としてもとても面白かった。ショートフィルムも少しずつ見ていきたいよね。

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ミュージカル『マタ・ハリ』6/16 S

タイトルからお察しだよね〜🌟

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ミュージカル『いつか〜one fine day 2021』6/18 S

ミラチケを使わせていただいて観劇してきました!こういう素晴らしい作品を若い世代に広めていける大人になりたいです。書き忘れたけど藤岡くんの酔っ払い演技面白すぎたな😆 はやくヘロデに会いたい!

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ミュージカル『レ・ミゼラブル』6/25 S

小野田さんってまじで信じられないくらい歌がうまいですよね。絶対的信頼🤩

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ミュージカル『マタ・ハリ』配信 6/26 S 柚木・加藤・三浦

はじめてみる御三方と

ミュージカル『マタ・ハリ』配信 6/27 M 愛希・田代・東

生でみてきた御三方の配信まとめて感想書いてます!おうちラドゥー比較などなど

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東宝『レディ・ベス』Flower version (2017)

おいおいおいおい聞いてないぜ?元基フェリペやばいって。「ベスがいい〜」の言い方と仕草やばいくない?もうやばいしか言えないだめだ骨抜きなんだ。曲終わりの「クールな頭脳」の適当な首こてんも本当にもうあの😳😳😳 そもそも王子ルックの上からドレス巻いてる衣装も最高すぎるし髪も長いし刺さる。全ての要素が私の心臓に直通で刺さる。なんてことだ。

全編通して最強歌うまキャストなのも素晴らしすぎる。そんな中でもメアリー役の吉沢梨絵さんがパーフェクトピッチ×ドストライクの声質で出てくるたびにスタオベだった。はやく生でみたい。

mall.toho-ret.co.jp

 

マタハリ配信両バージョンみての比較感想(ほぼラドゥー大佐)

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ちゃぴ万里生とんちゃんの初日に生でみてきたのですが、近くでみたい!キャスト比較したい!ってことで両バージョン配信買いました💕

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内側からじわじわ焼かれる和樹ラドゥーと発火している万里生ラドゥー

「彼女が君から離れない〜」のところが1番この差を感じるかも!

和樹ラドゥー

というか和樹マン、役入った状態でみるのが初でした!歌も1789の歌唱披露と芳雄フェスのB'zとWhat You Ownくらいしか聞いたことなかったから、こんなに歌うまかったのか!?という衝撃。全編通して歌いにくそーうな曲が多いこの演目を歌いこなしてるしいロングトーンばりばりのびるし、そしていい声!

和樹ラドゥーは登場シーンからやたらカッコいいしどことなくいい人そうで、もはや爽やかさまで感じてた。立居振る舞いが(特にソロ曲の)ちょっと宝塚の男役さんみを感じる美しさ。外面からは彼が何を考えているのか推察するのが難しくて、本当に手玉に取れない男という感じで同じラドゥーという役でもこんなに違うアプローチがあるのか!ってみながらテンション上がってた(和樹が初演キャストだけど親が万里生だったから)。普段その内側が見えない分ソロ曲で気持ちを吐露し始めると想像以上に内側が蝕まれているのがわかって楽しい〜!

万里生ラドゥー

生の感想でも長々と書いたんですけど、みたときからの進化が半端なくてもうみながら笑ってしまった。強火から業火へ。歌がうまいってそんな当たり前のこと!ってところなんだけど、どんどん演技も激しくなって動きも大きくなってる中であんなに歌声のコントロールがきくんだ!っていう尊敬の念が溢れてやまない。ほんとうに歌がうまい。うますぎるんじゃ。前回みたときよりもがなりをがんがんにいれていて、配信でもこの迫力となると生だとさらにやばそうだなとみにいってた人たちがうらやましくなった!

全身から放たれる粘着質なオーラ。もう初登場シーンからただならぬ人。かなり序盤からマタへの劣情を隠す気がさらさらない。アルマンの前での暴走もものすごいよね。部下の前であそこまで燃え上がってて大丈夫なの?笑 熱量がすごすぎて発火してたけど焦げ落ちる気配もない。あんな会ったそばからコート嗅ぐわ0距離まで顔近づけてくるわ上官怖いよー!恋敵にあんな絡み方する人みたことない。ほんとにみてて楽しい。大佐ご乱心がすぎるのよ生でみた日は、大佐の気持ちもわからなくはないし、立場と感情の板挟み感とかに同情したり、大佐、別に普通の人だし気持ち悪くないしむしろ根はいい人だよなと思っていたが今日のみたらそうは思わない。悪い人ではないけど普通とは絶対に言えない。とにかく異様

おうちラドゥー比較

まず、ガウンの着方から違うんですね!和樹は腕を通さずに羽織ってて万里生は腕まで通して着てます。和樹さ、だんだん動いてるうちにガウンがずれちゃって頑張って直してたんだけどうまく直んなくてめっちゃ首の位置ずれたまま羽織ってんの可愛すぎてなんだったんだあれ笑 レイブンクローの生徒みたいになってた。ラドゥーらしくはないけど可愛いからDVDあれ使って欲しいな。なんか、噂によってはガウンの柄も違うとか? 万里生は、生でみた日に動くたびにサスペンダーがガウンの下にちらっと見えててガウン脱ぐ前から瀕死だったんですけど配信映像だとあんま全然見えなくてガードが固い!って暴れた。

マタに迫る大佐、ねえ和樹はサスペンダー外さないってみんな言ってたのに外すじゃん!なに?そんなに毎日違うの?そんなんもうTwitterでおうちラドゥー検索して毎日の様子を遡るしかない。シャツのボタン外し+サスペンダーの豪華盛り合わせでしたね〜。しかもマタに断れた後、奥さんに迫るんだ。最低さの上乗せがすごい。公演前半の方、万里生あんなにガッといってた?勢いがすごい。もっと妖艶に迫ってたイメージだった(サスペンダーの外し方も某作品スタイルだった気がする)。配信はガシガシいってましたね。より暴力的な迫り方になっていて今日のラドゥー観にとても合ってた!奥さんにお酒かけられた後の顔が好き。

ソファーで項垂れたまま運ばれて退場していく大佐たちかわいいよね。

 

裁判前にすぅーっと表情が消える大佐

これは、比較というか作品自体を3回みて考えたことなんだけど、あのシーンは1人の葛藤する男から「軍人になる」あるいは、女に翻弄される情けない男から女を支配できる「理想的な男」になるともとれる。これはマタの「マタハリになる」にも重なってみえた。人々が期待する姿になるスイッチ。

 

ちえさんマタとちゃぴマタ

ちゃぴは宝塚版1789で1度みていて、ちえさんは今回みるのが初でした。2人とも筋肉質でかっこいいです。同じ役を男役出身の方と娘役出身の方がやるっていうのを比較するのも楽しみにしてました!キーとか声の太さ的に、I Will not Go Backみたいな低音部はちえさんがかっこよくてAll I Wantのような高い音の曲はちゃぴがよかったって印象でそこまでは予想通りなんだけど、演技に関してはそういうわけじゃないのが面白いの!ちゃぴやたら台詞の言い方に貫禄があるし、ちえさんは思ったよりも繊細な女性にみえてなんかちゃぴの方が雄々しい?みたいな。ほんとラドゥーとの初対面時の動線とかも全然違うしもちろん台詞の言い方も、見比べるのが楽しくてしょうがなかった。

 

三浦アルマンと東アルマン

東くんはとんちゃん呼びできるけど三浦くんはまだりょんって呼べない笑 でも三浦宏規くんもいるからゆくゆくはりょん呼びになりたいですね。

アルマンって若い男性の役なのに案外キーが低いですよね〜。2人とも声が太いのでそう聞こえたのもあるかもだけど、なんとなく想像してたよりも低い音程の曲で初めて聴いた時驚いた。実際アルマンってどれくらいの年齢設定なんだろうか。三浦アルマンは可憐な見た目に反して太い声が出てくるので年齢不詳感がすごい。マタとの出会いのシーンで殴られるところとか墜落後とか痛々しいシーンの演技がとても好き。まじで痛そう。とんちゃんは1幕終わりの飛行場のシーンの「いい上官」感がすごいよね。脱走したがるピエールの首根っこ掴んでるところ体格差があって漫画みたい。「あなたなしでは生きていけない〜」みたいな3人で歌う曲、Man to Man等、万里生バズーカと一緒に歌うところもめちゃくちゃ声量あっていい感じ。声質と声の出し方的に将来理生さんみたいになりそう。期待!

三浦アルマンは弱そうでとんちゃんアルマンは強そうだから、どっちもラドゥーとの肉弾戦が結構いい勝負なの不思議〜ってなる笑 三浦vs田代、東vs加藤ならそこそこいい勝負になりそうw

 

 

ということで、ラドゥー多めな感想になったんですが、両キャストみれてよかった!

ラドゥーお二人素晴らしかったからジャック・ザ・リッパーへの期待値が爆上がりしております。和樹アンダーソンでトークショー付いてる回は取ってあるんですけど、和樹ジャック回はまだ取ってないので取らなくては・・・

 

1ヶ月ぶりにみたら小野田アンジョが人間になっていた衝撃『レ・ミゼラブル』6/25 S 感想

3回目1ヶ月ぶりの列!

今回の感想はいつもより狭く書いてく。

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↑これが小野田アンジョみた日の感想!

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↑これは理生ジャベ多めの5/30感想、相葉アンジョとの比較で小野田アンジョのことも結構書いてる。

 

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小野田アンジョルラス

 1ヶ月見てない間に小野田アンジョが人間になってたのだが?!?😳😳😳 1ヶ月前にみたときは神聖でこの世のものとは思えない白い輝きを放ってたんですよ!それが!めちゃくちゃ人間的なパワー系のアンジョルラスになっていたぞ!衝撃的すぎてABCとか動転してた。もちろん目をかっぴらいて色んなとこ見てたけど笑笑 

神性を帯びたアンジョが好きな私としては5月の小野田アンジョが恋しくもあるのだけどこれはこれでかっこいいな!1mmも揺らがない高音まで完璧な歌声と、体幹のしっかりした動きに裏打ちされる圧倒的な説得力と人々を鼓舞する力強さ。荒々しく声をプッシュしてたし、ドスも効かせるし、「マリウスわかるけれど」はめっちゃ怖いわかる気がないどころかキレ気味。フェンシングなグランちゃんから取り上げた酒瓶は手に持ったまま返さない笑 とにかく熱いアンジョでしたね。

酒瓶のシーンって日によるやつ?今日は取り上げた後だいぶ長くアンジョが酒瓶をキープしたまま歌ってたのでどうすんのそれ返さないの?って思ってたら振り向いてテーブルに置いてた。それをちょっと経ってからグランちゃんが取りに行って回収しましたぜ!ってな感じでめちゃくちゃアンジョにアピールしてて笑った。

人間よりになったことで民衆の歌のアンジョルラスソロコンのイメージも変わって、私の中で理想的な演説から現実的な煽動になって、その影響もありソロコン感は薄れてた。

 2幕頭、荷車に乗って運ばれるアンジョルラス、これは今回気づいたんじゃないんだけど、ロープを掴んでるのが手綱みたいに見えて、馬車に乗るアポロンにみえる。そういう絵があるよねなんか見たことある。意識して作られた構図なのかなー気になる!!

 バリケードでの、ガブの亡骸を抱える姿。前回のときにはガブの重さが見えなかったから本当に天使の腕に横たわるガブって感じに見えたんだけど今日はガブの体重以上の重さがアンジョの腕にかかっていた。精神的な負荷が垣間見えた気がした。

自由を〜!のところがさすが小野田さんやっぱり最高ですね💕 もう砦落ちかけてるからこちとらメンタルボロボロなんだけどここで一回うますぎてニッコニコタイムに入ってしまう笑 ここも、前回と変えてる!って驚いたポイントで「を〜」のあの高い音を完璧に出して美しく伸ばした後の音の切り方をグッと絞めるようにすこし荒くしてたの!前回は多分綺麗に伸ばしてた気がする。ここも理想と神性から離れる表現に変わってた感じ。それにしてもこのフレーズ大好きだから小野田さん並みにうまく歌ってくれるとほんとに痺れる。海外アンジョの音源含め今まで聴いた全てのアンジョの中で小野田さんのここのフレーズが1番好きだな〜

 

理生ジャベ

 理生ジャベは、おけぴ観劇会の方の感想にだいぶはちゃめちゃなことを書いたんだけど、前回4列目でみたときゴージャスすぎてもう魅了されまくりでほんとうに心を奪われたって感じだったのです。でもジャベにそうさせられたって感じはしなくてこう自分のジャベ観も確立していない私はおどおどしてしまったの。多分、贔屓の俳優さんの魅力にあてられて役としての咀嚼が難しかったってことなんだと思う。

 それが今回は、B席で舞台からだいぶ離れたからか、それとも理生さんの演技プランの差か、はたまた両方かは不確かだけど、しっかりジャベールとしてみれた。でもやっぱ演技も変えてる気がする!ギラついたニヤリ顔(多分、原作ファンテ病室のジャベ描写あたりからもってきてるであろう感じの顔)が減ってだいぶ私の中のジャベ観に近い実直な堅さが増してた気がする。(とか言って遠かったから見えてなかっただけだったりして笑) この辺も含めて自殺への流れが今回とてもしっくりきた。やっと西永訳1巻読み終えたとこなんだけど、理生ジャベの演技にはどことなく原作を感じられて楽しい。

 ちなみに、B席からみてもやっぱり理生さんは素晴らしいです。Starsのサビ1回目の「スターズ」の歌い方あんなでした?柔らかさとロマンチックさが増してた〜☺️  でもオペラなしで顔面で音圧浴びたいからやっぱ1階前方でみたくもある笑

 

新井ジョリと落ちる砦

 ここにきて突然?ってとこあると思うんですけど前回学生覚えたときからどうにも気になってしまって目で追ってしまう新井ジョリ1幕は明るい水色着てるし、そもそも髪がちょっと長めなので探しやすいの、それで見つけるとついつい追いかけてしまう笑

 宿屋では脚の悪いお客さんバイトしてるの今まで気づかなかったんだけど(初回2回はやっぱりテナ夫妻しっかりみとったから)、1度気づくと松葉杖持ってるから目立つしよろよろしながらかみしも動き回っててかわいかったー!

 と、こんな感じでジョリとジョリ枠バイトを結構追いかけながらみてました。

 バリケード陥落時、落ちるアンジョをオペラで押さえて左隣にいたジョリも意識してたらアンジョの次に、学生たちの中でも最初に撃たれて死んでしまったの。それもオペラグラスを通してその瞬間を見たがためにあたかも目の前で彼が死んだように感じて今までのあらゆるバリケード陥落シーンで1番つらくてしばらく固まってしまった。今回は、彼女のジョリを呼ぶ声も聴こえたし、バリケードから彼女を逃がそうとするジョリも見えたからその辺も含め辛さが倍増😭😭😭

 

だいぶ長く書いてしまったのであと書きたいこと書き殴って終わる

 はじめましての竹内マリウス!いい!すごくマリウスだった。滲み出る育ちの良さ。歌い上げパートよりもビブラートかけない台詞調のパートの歌い方が好み。発音がしっかりしてるから内容が聞き取りやすい。

 ふうかエポ、駒田・森テナ夫妻はね、もううまいし好みだし安定感すごいしだからもうなんていえばいいのか!大好きなんだ😘 

 知念ファンテもね好きー!原作とはまた違った、ピュアな少女的な側面の強い声を場面によっていろんな歌い方で演出しててそのどれもが好き。

 

次みるのはもう東京千秋楽だけなんだ〜😭 理生ジャベも小野田アンジョもばいばいなの😭 小野田さん来期もアンジョやるかなー、てかそう!木内くんみれてないんですよ!?由々しき事態すぎる。みたかった〜😭 みんなかっこいいって書いてるもんみたかった〜

 

西永訳レミゼ 1ー1ー7〜8 の覚書き

 

 

第7篇第9章

バルジャンが裁判を受けたのは革命時代で、その時法廷にはキリスト像は掲げられていなかった「彼が裁かれたときには、神は不在だったのだ。」

 

第8篇第3章

病室に入ったジャベ

どんな人間の感情も、この喜びほど恐ろしくなることはないだろう。

屈辱感<満足感、「地獄に堕ちた者を見つけた瞬間の悪魔の顔」

「天にも昇る気分」、自分は社会に必要な人間

ここの承認欲求は彼の出自に関連するのかも。

「悪を粉砕する神のような任務を帯びている」

神のようなというのが意外。想像よりもだいぶ思い上がる。

「残忍な大天使の超人的な獣性」

「幸福と憤怒にみちた彼は、その踵のしたに犯罪、悪徳、反逆、遊蕩、地獄を踏みつけにし」→ミカエル?と思ったら案の定「この怪物めいた聖ミカエル」と続きました。

ユゴー先生はジャベにミカエルをみるのか、なるほど、この辺の知識が浅すぎて考察できないからなにか読みたい。直前には悪魔に例えてたのにね。アンビバレンス。

下劣なところはまったくない

「善の悪しき側面」

 

第8篇第4章

ジャベがバルジャンの襟首をつかみ「ウヒヒヒ」と笑う。

2021理生ジャベこの辺引っ張ってきてる感じがする。かなりニヤニヤしてた笑

 

第8篇第5章

サンプリス修道女がバルジャンを守るために嘘をついてくれる

ここの場面は罪は罪という厳格なジャベとの対比になってる。教会を権威として認め修道女はなんの罪も犯さないと考えて敬意を払っているけれど、彼女は嘘をついたし、けれどそれはユゴー先生的には罪ではない天国行きに変わりはない嘘だし、こんな曖昧なのジャベは絶対に認めないけど彼女が嘘をついているなんて知らないから変わらず尊敬するジャベという構図。

 

第一部読み終わりましたわ。後半は物語が激しく展開するので気になる描写は少なめ。

 

バルジャンが名乗り出るまでの葛藤が思ったよりもだいぶだいぶ長い。ミュージカルだと一瞬だもんね。

 

一冊読み終えて思ったのは、ユゴー先生の比喩が好きなのと西永さんの文が読みやすいから翻訳文学苦手な私でもサクサク読める。ありがたい。文章の語感もよくてノーストレス。

 

次はこちら

 

 

グランドミュージカルで無視される現実に目を向ける『いつか〜one fine day 2021』6/18 S 感想

人間味のある愛おしい台詞回しに、美しいけれど決して綺麗すぎないストーリー、演劇特有の社会への発信力とそのメッセージをより親しみやすく真っ直ぐ届けてくれる音楽。

昨年末にミュージカルにハマって以来、いわゆるグランドミュージカルと言われるようなミュージカルしかみる機会がなかったので、今回このような作品に巡り会えたことがとても嬉しいです😭 

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さて、何から書いたらいいものか。

タイトルにも書いたことから書こうかな。

グランドミュージカルの多くの作品は、悲劇を扱うにしても、(うまく言い表しづらいんだけど)、理想的な世界や人物を描いていて、そこが魅力的なのは確かなんだけど、そのマジョリティの思う「理想の世界」を描くために、その際に本作で言えば「マイノリティ」といわれる人たちを排除する傾向があると思う。健康な身体とヘテロ規範の人々の世界って感じが強い。全然作品数みれてない私が言うのもなんだが、それにしたって特に日本ではそれを強く感じる。あまり向き合おうという意志を感じられなかったり。だから、2時間の作品で、視覚障がいから末期医療、軽くだけど同性愛を扱ってくれることにまずとても感動した。

真摯に向き合っているのを感じるからこそ、トモがタマキに告白するシーンで笑いが起きたのはちょーーーーーー解せぬ。まじでなんだったんだ。その後の「ようこそマイノリティの世界へ」はトモが少し自虐的に笑いをとるようなおちゃらけた言い方をしてたから笑うのわかるけど、告白は唐突ではあったが真っ直ぐな真面目なものだったの。ああそう、あんたらにはゲイの告白は笑えるもんなんだ。って呆れた。その後、「種の保存に背きながら足立区議会に殴り込みに行こう、あの議員白石っつうんだよ」(ニュアンス)って言い放ってくれるトモはまじで私にはヒーローに見えました。同じトモとタマキの場面で、社会に出てみたら「怪人や宇宙人はいなかった」という話。これも面白くて、ただ倒すべき「敵」のような人間はいなかったと受け取った。今ままで政治家と癒着してて横暴な上司だったクサナギがテルに娘の病気を打ち明けて彼なりに励ましてくれるシーンが前にあるからね。私は思想的に相容れない人間を敵とみなしてしまいがちだからはっとさせられた。

 

視覚障がいについて私に知識量がないので今回の舞台で初めて知ったことも。逆にもし、ここはほんとはありえない!ってとこあったら教えてね。私はこの世のあらゆることを映画や舞台、小説などのフィクションから知ることが圧倒的に多いので、やっぱり知る機会、という意味でもあらゆる人間がレプリゼントされるべきなんだよなと常々思う。母に会いに行ったエミが多分驚かすために入り口で白杖を閉まって美容室に入るところ、声で行くべき方向を探り、椅子に座ろうとするけれど椅子の脚にぶつかるっていうシーンが印象に残ってる。それから、エミに「男なんていなくなればいい」(ニュアンス)と思わせた男たちに対してはらわたが煮え繰り返る。エミが理由を可愛い子で目が見えないから的ことを言っていてそういうクソ男を思って怒りに震えた。あと、歌を習いにきたエミとトモが曲を作るシーンは全人類に見せたいわ。障がいを持つ人たちに笑顔でいることを強要したり、「若いのに可哀想ね」なんて声をかけたり、ほんとうにそういう人がたくさんいるんだろうな。しかも自分が彼らを傷つけていることにも全然気づいていないんだろうな。やっぱこのシーンでもトモはヒーローだよな。ただ、「顔を思い浮かべて」って言っちゃうのは、どんなにいい人でもそこまで気は回らなかったか!ってとこある。

 

延命治療についての描写は昨年倫理学の授業で考えたり、実際祖母が緩和ケア病棟に入ってその後亡くなったってのもあって考えてたりしたので結構パーソナルに感じながらみてました。「嘘くさいな〜でもちょっと嬉しい!」って素直に気持ちを表現して楽しそうなマキが治らない治療の辛さから死を望むというのがみていてとても辛いけれど、きっとリアルなんだろうなと。私の祖母も死の間際には痛みが酷くて殺してほしいと暴れたので薬を打って眠らされていました。本人にしか知り得ない苦しみに対して他人が「生きろ」だとか「がんばれ」とか言うのはさらなる苦痛なのかも。この状態にさらに、エミは植物状態だから自殺さえできないんだというのがまた・・・息を止めて自殺しようとしたけれど鼻呼吸が止まらないんだと笑うエミが頭から離れない。

 

ここまで内容面を書いてきたけどミュージカルというポイントからも感想書いとく。

これまで邦訳ミュージカルばっかりみてきたから初めから日本語で作られたミュージカルをみるのが新鮮でした!やっぱり単語とメロディの相性がどことなくいい気がする!!

あとみなさん歌がとてもうまい〜!藤岡さんは声質が線系なので聴きやすいし高音うまいし聴いてて楽しすぎました。JCSコン、ヘロデなんですね💕💕💕 楽しみすぎます!Come on! King of the Jews〜が聴けちゃうのね。皆本さんは高いキーの曲でも満面の笑みでばちばちに歌えるのかっこよすぎる。そして西川くんは高い音にあがっていっても声質が切り替わらずずっと強く地声ぽく出るのがすごいなーと!

 

まだまだ何か思い出したら追記するけど、とても素敵な作品に出会えたことを嬉しく思います。

 

 

原作はこちらの映画ということでこれもみてみます。

 

 

サスペンダー大佐で血が沸いたんだが!!!『マタ・ハリ』6/16 ダブルキャスト初日 感想

ちゃぴマタ、万里生ラドゥ、東アルマンの初日でした!

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いや〜2幕たっのしぃー💕 ホールの悪口書くけど感想は全然悪口じゃないので安心して読んでください。

サスペンダー大佐の話は下にスクロールして2幕の感想をご覧ください。

 

ムリリアの座席ガチャ結果

各所で「ムリリア」「ムリッツラハウス」などと呼ばれ、悪名高いブリリアさん。今回はU25チケットなので当日席を知りました。

3階C列センブロ

そう、手すり席笑

152cmの私は

限界まで背筋と首を伸ばすと(10秒くらいしか維持できないマジの限界)手すりが張り出しに被るくらい。

普通にしてると視界の1/3に太めのラインが入る。

演者が前方にくると胸から脚が消える感じ(東くんは脚長すぎて腰から上は見えてた笑)

ほんとうに見えない!みたいな席もあるらしく覚悟してたので思ったより平気って感じでした。

次は3階席の音響

オケの音が足の下から聞こえてくる感覚。

あと席の問題かはわからないけど、オケの音量が大きくて歌が聞きづらいかな。ちゃぴの歌声とかはしっかり届くし、万里生バズーカもしっかりバズーカの風圧をもって伝わるのだが、特にアンサンブルの方の声とか届きにくくて。マイクの問題かな。ちょっともったいない印象。セリフも結構聞き取りが大変なリスニング。

ちなみに2階C列に座った友達は視界良好だけど音は微妙って言ってました

 

本編感想

1幕

Temple Dance ちゃぴマタ、出てきた瞬間から素敵すぎて一瞬で好きになる。可憐だけど細すぎずがっつり筋肉ついててダンサー!って感じもまた好き。衣装も大変美しく、はける時後ろ側が結構下まで開いてたのが見えたのだがそこも好きポイント。

Be A Spy マタの楽屋に来るラドゥ大佐。ネットで大佐はキモいって話ばっか聞いてたからそこまででもないな?ってなってた。この頃はまだw 退場時めちゃめちゃ姿勢がいい万里生大佐。スーツ似合ってる&役柄的にかアイメイクいつもより濃く感じた。(ちょっと大佐の感想は2幕にめっちゃ書くから待ってて!)

アルマンとの出会い、昨日Twitterで「アルマン二郎」ってワードが流れてたから気になってしょうがなかったよ!笑 東くんでっか!脚長!!インザハイツのレポとかで脚長すぎてって話は聞いてたんですけど生で見ると驚きがすごい。万里生も身長あるし、ちゃぴも大きいらしいんだけど(ヅカオタ談)、東くんでかすぎて華奢に見える。ちゃぴマタ話し方がとてもすっきりサバサバしている、好き。「誘ってるんじゃない、連行するの!」ってまじかわいい。こんなん言われたらそら好きになってしまうよね。

From Way Up There 前のセリフ受けての「誘ってるの!」はずるすぎる。日の出を見ながらマタ・ハリの名前の意味が日の出だと語るってのはとても好きなんだけど、謎のレインボーカラー照明はちょっと嫌だった。6月はプライド月間でBWの劇場なんかは舞台をレインボーカラーに照らして性的マイノリティへのサポートを表明してたりするわけよ。そんな意味合いを持つレインボーな照明をマタとアルマンというヘテロカップルの初キスの背景に使うのはどうなのよという心境

Ten Thousand 全編通してラドゥ曲多めで嬉しい。上手の諜報本部と下手の戦場の兵士が連絡を取っている場面で、兵士とても狭いセットで暴れ回ってるの大変そう。転がり落ちてるよ。ここにきてやっと大佐という人がわかる気がする。マタに会いに行ったあと上司に「早く成果出せ!」的なこと言われてたから中間管理職ぽいなとは思ってたが、この曲でこの男は極悪非道な人ではなく死んでいく兵士を悔やむ心があるのだなと感じられる。自分で書いといてなんだけど中間管理職って田代万里生に似合わないワードランキング入るな!

 

今ね、曲目のリスト見ながら書いてるのですが曲名と思い浮かべてる曲が合ってるか不安

 

The Girl I Used To Beマタとアルマン@リオン メイド服なアンサンブルさんがテーブルセッティングでセットチェンジするの素敵。マタの秘密は、ジャワの人ではないってことだろうとは思ってたからジャワで暮してたことがあることの方に驚いてしまったわ笑 そして

この場面、ホテルの従業員が🇩🇪のスパイだと気づくマタ→拳銃を突きつけるの流れが鮮やかでかっこよい。

マタからスパイ活動の成果を受け取る大佐、マタが予定の日に来なかったとはいえアルマンと鉢合わせる可能性のある状況を作っているところが甘いよな

 

この辺から1幕終わりまで記憶が曖昧で曲目と照合できない😭

アルマンのソロ曲後半、東くん声めっちや出ててよかった!!ってことは覚えてる。

Man To Man アルマンとラドゥの曲。多分この曲だと思うけど・・・万里生ラドゥって見た目からあんだけかっちりしてるのに中身はどろどろずぶずぶ、だがそれを曝け出すことはなく1人で燻らせてる、知る人は少ないって感じかと思ってたらアルマンくんいるのに思いっきり欲望を曝け出してて意外でした笑

「彼女が君から離れない」なんだね。君が彼女から離れないからじゃなくて彼女が君に入れあげているせいで自分の思い通りにならないから、戦地にやるのね。

Some Placeがアルマンの手紙の曲かな。手紙を受け手と書き手がデュエットして読むのってほんと最高よな。

If You Fall スーツから戦闘服になったらさらに脚の長さが際立つ東くんね笑 そしてアルマン中佐いい上司だな〜 ピエールの脱走シーンがアクロバット×ダンスという感じで面白い。こういう場面が上からみれるのは3階の特権なのかも。しかし、戦争に飛び込んでいく歌ってのは聴いていて苦しくなるね😭 君死にたまふことなかれ・・・

 

2幕

始まった瞬間から動く鏡の中で踊るマタの美しさがすごい。鏡越しに後ろから見た場合のダンスも堪能できてありがたい演出。

パイロットの帰りを待つ女性たち、気を落としそうになる女性たちをマタがとても気にかけて励ましているのが印象的。「空に隠れ場所はない」って台詞が辛いけど好き。

One More Day 2人のドイツ兵に挟まれ、1人は殺せるぞ!って言うアルマンに対して、🇩🇪兵は「怪我が治れば捕虜としてそれなりの待遇で扱ってもらえる」って言うのが、あ、そうか。別に殺されないのか。と、世界史の授業ちゃんと聴いとけばよかった。

 

はい、ここからが問題のシーンです〜!!!

万里生ラドゥ全然キモくないじゃん!むしろ良心はあるが中間管理職ゆえに難しい立場の割といい人じゃない?とか思ってたんですが2幕からボルテージあげてきましたね!待ってました!ただ上手で手の匂い嗅いでたのは1幕か?

 

Because of You 出てきた瞬間から大佐がガウン姿でおやおやおやって感じなんですけど、そんな大佐の元にマタがアルマンの消息を聞きにきちゃうんですわ。逃げて!逃げて!って思ってたら案外協力的であれれ?と思ってたら案の定関係を迫る大佐。ミュ界クソ男キャラ名鑑の新たな1ページ。

それでね!それでね!マタと話してる間、大佐結構歩き回るんだけど方向転換した瞬間とかふとした瞬間にガウンの下にさ、さ、さ、サスペンダーがチラチラ見えるんですよ(お察しだよね) それでオペラグラス覗きなら、わわわってなってたら本格的にマタに迫るところでガウンを脱ぎ捨てましてね、サスペンダー全部見える!!!と思ったら、

サスペンダーを脱ぐ〜!!!!!!!!

しかもね、脱ぎ方がさあああああ、ね?例の作品と、ね?

まじで突然血管が広がって体温が5℃上がって汗が滲み心臓がコントロールを失ったわ。

このあと、ちゃぴの身体に結構触るんだが触り方が結構ガシガシして&顔まわりもいってたからなんか万里生がちゃぴにぶら下がってるみたいに見えてちゃぴ彼?ってなったよね。ほんとサスペンダーで頭がパーンしてるから思考がアホなのだが仕方がない。しっかりちゃぴ逃げてくれてよかった😭 ただこのシーン、ちゃぴが強そうだから観れるけど体格差あったら怖くなる可能性はあるな。

 

All I Want オランダのパスポート隠し持っててベルリン行きを決意するマタかっこいい!そしてM!の馬車スタイルの電車が楽しい。入館の受け答えも完璧すぎて、マタの頭の良さが光る好きなシーン。茶色のコート着たマタにアナスタシアみを感じる。

病院のシーン、見終わったあと友達とも話したんだがベッドのサイズが東くんサイズじゃなくない?笑 なんかやたら頭を折り曲げてるようにみえたわw 説明させてくれはのあとには嘘が続くと言われ、帰りそうになるマタの腕をアルマンが2回ぐらい結構強くガッツリ掴んで離さなかったのがよかった。あれ1回とかで離しちゃうと、離してんじゃねえ!ってなるからね。

あなたなしでは、マタ&アルマン&ラドゥの曲。ここの曲、東くん声量めっちゃ出ててすごかった。彼、誰かと一緒に歌う方が声出るタイプなのかな?と思った。

 

ドイツの思惑にのってマタを二重スパイとして捕らえるかとマタへの気持ちに板挟み大佐。ここの場面、意外だったのが、ただ戦争を勝って終わらせることに全力を注いでいた大佐が武勲について語ってたのよね。今まで興味ないのかと思ってた。そしてここで頭をよぎる某作品。また田代万里生の演じる男は愛する人を逮捕させるのね。ほほうってなったwwwww

落ち込んで舞台に立つ気にならないマタがアンナの歌を聴いていつものやり取りをするって流れが最高なのにもう下手から警察が来てるのが辛すぎて・・・

法廷でマタを問い詰める大佐かっこよかったね笑 直前のソロ曲で吹っ切れたのか終始薄く笑いながら話してました。姿勢がいい。娼婦だったことを暴露されて「誇らしいとも思わないが恥じてはいない」と言ってくれるマタかっこいい。コロナ以降セックスワーカーの女性たちに対する差別発言とか目立っていたからこの言葉は大きい。「寺院の踊りはあなたみたいな男から私を守る」っていうセリフも好きだな。

アルマンが銃を持って登場した瞬間、あ、大佐死ぬじゃんって思った。だから思ったより互角な肉弾戦が始まってびびる。だって東くんの体格がよすぎて万里生めっちゃ華奢なんだもん笑 案の定、大佐がお腹痛そうに苦しみながら這いずるからあーあと思ったらアルマンが倒れてびっくり。銃の衝撃でお腹痛かったのかな大佐🥺

マタとアルマンが恵みの雨状態の中よろよろ立ち上がりぼろぼろの足取りで階段を登る大佐。自殺しちゃうかなと思ったらソロ曲。「戦争が終わったら」というフレーズは全編通して繰り返されてるけど、ここの大佐は「戦争が終わっても」なんだよな。1度は部下だった人を殺してしまった罪の意識なのか、愛する人愛する人を殺した動揺なのか、予想以上に深く沈み込む大佐を見るとマタに出会わなかったら彼はそこそこいい軍人としてうまくやっていけたのかもなという感じはあるよね。でもどうだろう心自体はそこまで悪くないと言うか。マタに対してとった行為は許されるものではないが。

舞台の準備をするマタと後から降りてくる鉄格子。完全に狂ってしまったんだなと思ったけどいつも通り美しく舞うんだっていう強い意志でやってる可能性もあるんだよな。どっちにもとれる。アンナの大入り満員です!が泣ける😭 看守も優しいんだよな。

One Last Moment の美しさに魅了されて溢れんばかりの拍手の中、突如響く銃声で行き場を失う客席の数千の手。マタの死後も美しい。

 

カテコ

こんなご時世だしガラガラかな〜って思ってたんですけど〜からしくないことを万里生が言い始めるからどした?と思ってたらアンナ役の春風さんに「大入り満員です!」を言わせるための壮大な仕込みwww さすがっす。ちゃぴに褒められてたわww

 

【6/18 追記】

万里生、カテコ中の立ち方がロイヤルでダンサーみたいで目が釘付けになったわ

 

ちなみにカテコは手すりの下から見ましたw ちょうど顔に手すりが被っちゃうので笑

 

いつも思うけどまた5000字くらいになっちゃって、ここまで読んでくれてる人いるのかしら。まあ備忘録だからよいのだが笑

 

ここまで読んでくれた人はついでにこちら読んでってやw

yadokarinko.hatenablog.jp

 

 

 

 

『モーツァルト!』古川回 LIVE配信感想&ダブルキャスト見てのあれこれ

4月ぶりの古川ヴォルフでした~!B席からみたからこうして近くからのアングルでみれるのがめちゃくちゃ嬉しかったわ。

なんか今まで「古川くん」って呼んでたんだけど最近「古川さん」って呼んでしまう笑

yadokarinko.hatenablog.jp

f:id:yadokarinko:20210610155846j:image

古川ヴォルフ回の感想

古川さん、4月からの進化やばいですね。音の厚みもだけど歌いこなし感というか。古川さんって綺麗なメロディラインを歌うのが得意なイメージだったんですけど、芝居っぽい歌の部分の自然さが格段にアップしていて衝撃的でした。残酷な人生の息継ぎきつそうな箇所とかとてもうまくなってらした。とても頭に焼き付いてる。もちろん綺麗なメロディのすばらしさは健在。あんなに心にしみる「君こそエンジェル~」ってある?

あと、息の演技すごい。星から降る金の前、男爵夫人のウィーンに連れて帰りたいとの言葉を受けてのヴォルフのわくわく感が興奮が、聞こえてくる息の音からものすごく伝わってくるの!息以外にも「でしょうね」とか「ママ」とかの言い方もめちゃくちゃ良くてほんと好き。

アマデについて考えるとか言ってたのに結局古川さんをみるのに夢中になって考え込みながらはみれなかった。僕ミュで押し返した後のカナンアマデとても好き。

あと、3回の観劇のうち「心を鉄に閉じ込めて」が一番刺さったのは今回の配信。なぜだろうか。もしかしたらいくさぶ回みたときの考察があってのことかも。

 

yadokarinko.hatenablog.jp

 これ短い考察

yadokarinko.hatenablog.jp

 

両キャストみての感想

 ヴォルフから。いくさぶヴォルフはまさにやんちゃなイメージ。一幕のいきいきのびのびしたパートがとても似合う。感想にも書いたけどとても愛らしいヴォルフ。コート取り上げられて口をとがらせてるのがかわいい。2幕はだいぶ大人。父の死後の苦しみ方が激しくて、死も劇的で悲痛なものに感じる。

古川ヴォルフは、純粋で柔らかい心の子どもって感じ。(でも配信みたら2幕思ったよりも大人っぽかったからまたしばらくしたら印象変わるかも)声質からの影響が大きいイメージなんだけどね。才能や周りの人々に振り回されて死んでいってしまったという残虐性が強く出てるけどなんとなく死が救済にみえるのが不思議。

 ヴァルトシュテッテン男爵夫人は、香寿さんが2回連続だったので最後の古川回で涼風さんをみれました。同じキャラクターとは思えないほど違いますね笑 香寿さんは優しさと温和さあふれる少し人間離れした妖精みたいで、涼風さんは強く芯のある、ときには厳しさもみせる人間の女性だと感じた。いや、どちらも人間なんですけど、印象は。

 

こんな感じで私の2021M!体験については書き残せたかなと思うのですが、もう配信終えてから頭の中が支配されてて、心の中でヴォルフが歌い始めるから家の中で飛んだり跳ねたり歌ったりしてしまう笑 今年のDVD残してくれないかなと祈る日々。

 

これは4月の記録絵。配信みながら描いたけど。

 
 
 
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※(2023/12/20追記)この記事で取り上げている作品を手がけた小池修一郎氏は、元演出助手の方に対するセクシャルハラスメントがあったと告発されています。真偽のほどが明らかになっていない状況ですが、こうした告発があったときにはできるだけ告発者に寄り添いたいと考えているので、同氏が携わった作品にはひとまずこのような注釈を付けることとしました。