Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

マタハリ配信両バージョンみての比較感想(ほぼラドゥー大佐)

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ちゃぴ万里生とんちゃんの初日に生でみてきたのですが、近くでみたい!キャスト比較したい!ってことで両バージョン配信買いました💕

yadokarinko.hatenablog.jp

内側からじわじわ焼かれる和樹ラドゥーと発火している万里生ラドゥー

「彼女が君から離れない〜」のところが1番この差を感じるかも!

和樹ラドゥー

というか和樹マン、役入った状態でみるのが初でした!歌も1789の歌唱披露と芳雄フェスのB'zとWhat You Ownくらいしか聞いたことなかったから、こんなに歌うまかったのか!?という衝撃。全編通して歌いにくそーうな曲が多いこの演目を歌いこなしてるしいロングトーンばりばりのびるし、そしていい声!

和樹ラドゥーは登場シーンからやたらカッコいいしどことなくいい人そうで、もはや爽やかさまで感じてた。立居振る舞いが(特にソロ曲の)ちょっと宝塚の男役さんみを感じる美しさ。外面からは彼が何を考えているのか推察するのが難しくて、本当に手玉に取れない男という感じで同じラドゥーという役でもこんなに違うアプローチがあるのか!ってみながらテンション上がってた(和樹が初演キャストだけど親が万里生だったから)。普段その内側が見えない分ソロ曲で気持ちを吐露し始めると想像以上に内側が蝕まれているのがわかって楽しい〜!

万里生ラドゥー

生の感想でも長々と書いたんですけど、みたときからの進化が半端なくてもうみながら笑ってしまった。強火から業火へ。歌がうまいってそんな当たり前のこと!ってところなんだけど、どんどん演技も激しくなって動きも大きくなってる中であんなに歌声のコントロールがきくんだ!っていう尊敬の念が溢れてやまない。ほんとうに歌がうまい。うますぎるんじゃ。前回みたときよりもがなりをがんがんにいれていて、配信でもこの迫力となると生だとさらにやばそうだなとみにいってた人たちがうらやましくなった!

全身から放たれる粘着質なオーラ。もう初登場シーンからただならぬ人。かなり序盤からマタへの劣情を隠す気がさらさらない。アルマンの前での暴走もものすごいよね。部下の前であそこまで燃え上がってて大丈夫なの?笑 熱量がすごすぎて発火してたけど焦げ落ちる気配もない。あんな会ったそばからコート嗅ぐわ0距離まで顔近づけてくるわ上官怖いよー!恋敵にあんな絡み方する人みたことない。ほんとにみてて楽しい。大佐ご乱心がすぎるのよ生でみた日は、大佐の気持ちもわからなくはないし、立場と感情の板挟み感とかに同情したり、大佐、別に普通の人だし気持ち悪くないしむしろ根はいい人だよなと思っていたが今日のみたらそうは思わない。悪い人ではないけど普通とは絶対に言えない。とにかく異様

おうちラドゥー比較

まず、ガウンの着方から違うんですね!和樹は腕を通さずに羽織ってて万里生は腕まで通して着てます。和樹さ、だんだん動いてるうちにガウンがずれちゃって頑張って直してたんだけどうまく直んなくてめっちゃ首の位置ずれたまま羽織ってんの可愛すぎてなんだったんだあれ笑 レイブンクローの生徒みたいになってた。ラドゥーらしくはないけど可愛いからDVDあれ使って欲しいな。なんか、噂によってはガウンの柄も違うとか? 万里生は、生でみた日に動くたびにサスペンダーがガウンの下にちらっと見えててガウン脱ぐ前から瀕死だったんですけど配信映像だとあんま全然見えなくてガードが固い!って暴れた。

マタに迫る大佐、ねえ和樹はサスペンダー外さないってみんな言ってたのに外すじゃん!なに?そんなに毎日違うの?そんなんもうTwitterでおうちラドゥー検索して毎日の様子を遡るしかない。シャツのボタン外し+サスペンダーの豪華盛り合わせでしたね〜。しかもマタに断れた後、奥さんに迫るんだ。最低さの上乗せがすごい。公演前半の方、万里生あんなにガッといってた?勢いがすごい。もっと妖艶に迫ってたイメージだった(サスペンダーの外し方も某作品スタイルだった気がする)。配信はガシガシいってましたね。より暴力的な迫り方になっていて今日のラドゥー観にとても合ってた!奥さんにお酒かけられた後の顔が好き。

ソファーで項垂れたまま運ばれて退場していく大佐たちかわいいよね。

 

裁判前にすぅーっと表情が消える大佐

これは、比較というか作品自体を3回みて考えたことなんだけど、あのシーンは1人の葛藤する男から「軍人になる」あるいは、女に翻弄される情けない男から女を支配できる「理想的な男」になるともとれる。これはマタの「マタハリになる」にも重なってみえた。人々が期待する姿になるスイッチ。

 

ちえさんマタとちゃぴマタ

ちゃぴは宝塚版1789で1度みていて、ちえさんは今回みるのが初でした。2人とも筋肉質でかっこいいです。同じ役を男役出身の方と娘役出身の方がやるっていうのを比較するのも楽しみにしてました!キーとか声の太さ的に、I Will not Go Backみたいな低音部はちえさんがかっこよくてAll I Wantのような高い音の曲はちゃぴがよかったって印象でそこまでは予想通りなんだけど、演技に関してはそういうわけじゃないのが面白いの!ちゃぴやたら台詞の言い方に貫禄があるし、ちえさんは思ったよりも繊細な女性にみえてなんかちゃぴの方が雄々しい?みたいな。ほんとラドゥーとの初対面時の動線とかも全然違うしもちろん台詞の言い方も、見比べるのが楽しくてしょうがなかった。

 

三浦アルマンと東アルマン

東くんはとんちゃん呼びできるけど三浦くんはまだりょんって呼べない笑 でも三浦宏規くんもいるからゆくゆくはりょん呼びになりたいですね。

アルマンって若い男性の役なのに案外キーが低いですよね〜。2人とも声が太いのでそう聞こえたのもあるかもだけど、なんとなく想像してたよりも低い音程の曲で初めて聴いた時驚いた。実際アルマンってどれくらいの年齢設定なんだろうか。三浦アルマンは可憐な見た目に反して太い声が出てくるので年齢不詳感がすごい。マタとの出会いのシーンで殴られるところとか墜落後とか痛々しいシーンの演技がとても好き。まじで痛そう。とんちゃんは1幕終わりの飛行場のシーンの「いい上官」感がすごいよね。脱走したがるピエールの首根っこ掴んでるところ体格差があって漫画みたい。「あなたなしでは生きていけない〜」みたいな3人で歌う曲、Man to Man等、万里生バズーカと一緒に歌うところもめちゃくちゃ声量あっていい感じ。声質と声の出し方的に将来理生さんみたいになりそう。期待!

三浦アルマンは弱そうでとんちゃんアルマンは強そうだから、どっちもラドゥーとの肉弾戦が結構いい勝負なの不思議〜ってなる笑 三浦vs田代、東vs加藤ならそこそこいい勝負になりそうw

 

 

ということで、ラドゥー多めな感想になったんですが、両キャストみれてよかった!

ラドゥーお二人素晴らしかったからジャック・ザ・リッパーへの期待値が爆上がりしております。和樹アンダーソンでトークショー付いてる回は取ってあるんですけど、和樹ジャック回はまだ取ってないので取らなくては・・・