コロナ禍でミュージカルに沼った大学生

10月にYouTubeでオペラ座25周年見てから一気に転がり落ちた

全てが要素が完璧に嚙み合ったミュージカル『フリーダ・カーロ -折れた支柱-』6/30 S 感想

いやーーーーーー楽しいーーーーーーー!!!!!もちろん楽しいだけじゃないむしろフリーダの苦しみを描く作品ではあるんだけれど、パフォーマンスとしてのレベルが鬼の高さだからひたすらに楽しめてしまう。

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出演者を見てください


彩吹真央
今井清隆 石川禅
遠山裕介 田村良太 綿引さやか MARIA-E
鎌田誠樹 飯野めぐみ 田中なずな

 

歌唱力の塊です。誰がメロディを引き継いでもずーっとうまい、ずーっと楽しい。ひたすらにうまい。しかも皆さんの声質や音域がばりばりに活きている。楽曲自体も高音域が多くて聞き応えのある難曲揃いだと思うのだけれど、楽曲と歌声がお互いを活かし合っている最高のパフォーマンス!振付も激しくて見ていてものすごく楽しい。一瞬たりとも集中力が切れなかった。ほんと今作の出演者さんみんなに言えるんだけど、箱のサイズがみなさんの声量に追いついてない笑 壁をぶち破るつもりなのかと思った。

キャスト・キャラクター中心感想

みなさんすごすぎたんですけどキャラクターについてと絡めながら何人かピックアップして感想書きます。

 

まず、彩吹真央さん。高音どこまで出るんですか!強い!主演だけあって楽曲数もものすごい量なのですが、高音もファルセットではなく地声で力強く引っ張り上げていて大好きになってしまった。そしてとにかく説得力がすごい。強くもあり弱くもあり、ディエゴとの関係においても愛し合っているようでありながらそうでもないような瞬間もあったりする、そんな彼女を彩吹さんはフリーダという1人の人間としての一貫性ある形にまとめ上げている。フリーダは不特定多数の男女と遊んだり浮気したりもするんだけれど、彩吹さんのフリーダは性的な魅力を振り撒いている感じはしなくてそれでもみんな彼女に魅了されていく、その辺の説得力もものすごかったんですよね。

 

MARIA-Eさんも超絶かっこよかった。どこまで張り上げても力強く歌声が伸びてきて。。

ソウルフルで気持ちが溢れ出すような歌声がフリーダの感情が歌うもう1人のフリーダにぴったりで完璧なキャスティングじゃん😭ってなりました。彩吹さんとMARIA-Eさんの声質や音色の違いもまたいいんだよな。

もう1人のフリーダはフリーダにとって本当の自分であったり彼女の内面世界であったり望んできた姿であったりしていて、そんな彼女がパワフルに歌い上げているとフリーダの魂や生命といった何かより内側にある活気や想いに触れられたような気分になる。そして彼女の眼光が重視鋭いところがとても好き。happyな存在ではないところが。フリーダともう1人のフリーダが手を取り合って《二人のフリーダ》を再現するシーンがとても素敵だった。フリーダが描き続けた自分自身はもう1人のフリーダだと思うけれど、この作品にはフリーダ自身ともう1人の両方が描かれている。

もう1人の存在はシアター的にも大きな役割も担っていると思う。フリーダはパワフルではあるけれど怪我や病の影響でベッドで過ごしていることが多い。だからあまり絶唱しまくってしまうと元気そうに見えて違和感が生まれると思う。そこにもう1人がいることで、フリーダの痛みや苦しみを丁寧に描くことができているんだと思う。

 

禅さんとキーヨの使い方〜!!!これだよーこれこれ!!ってなってしまった〜!このめちゃくちゃ歌のうまい御二方の歌唱をこれでもかと楽しめる幸せよ。禅さんにいたっては笑う男でソロ曲ありませんでしたからね?禅さんなのに!!

キーヨのディエゴめちゃくちゃよかったな。これまた説得力よ。女たらしだし好きな女は苦しめたくなる。これだけ見たら心底嫌なやつだけれど、カラッとした陽気さと真っ直ぐさがあって彼を慕う人々の気持ちもものすごくわかる。そしてフリーダの愛し方も面白い。ありとあらゆる女性との浮気、フリーダの妹と関係を持つという裏切り、画家としてのフリーダへの嫉妬そういったものとフリーダへの愛が違和感なく同居している。その辺の説得力がものすごくあった。上手前方に座ったディエゴがフリーダを称えて歌い踊る男性陣や特に近くにいた禅さん枠に対し「なんだこいつ、うるさい」みたいな反応してたのも面白かった。ミュージカルの世界観から一歩引く、メタ的って言い方であってるのかな。

禅さんのデュエットが聴ける幸せ〜やっぱりめちゃくちゃ歌がうまい。大好き。

今作は残された人々が死者を語る形式になっていて、その中でもトロツキー語り部になる場面が多い。ディエゴの語りに対して食い気味で嘲るような笑い声を入れてくるところなんかタイミングから何から何まで完璧すぎて、何もかもパーフェクトすぎる・・・と動揺してしまった。

 

遠山さんもよかったんだよね!!!縁があって拝見する機会が多く、いつも上手いな~素敵だな~と思ってはいたんだけれど、今作は高音パートがえぐすぎてめちゃくちゃ沸いた。フリーダが画家として成功していく場面、男性陣だけでの歌唱シーンでの高音パート素晴らしすぎて感動してたら上手手前の椅子に座ったディエゴに「今の高音、すごいね↑」的な身振りされてて笑った。やっぱあれすごいよね。とっても素敵だったな。

 

作品内容・演出などについての感想・考察

「流産」のシーン

フリーダはバスの事故で子宮に大きな傷を負っているものの、どうしてもディエゴの子を産みたくて、医師に止められながらも出産しようとするが、流産してしまう。流産がどのような苦しみを持つのか私にはこれまで全くわからなかったのだけれど(出産にまつわるありとあらゆる願望を持たないので)、このシーンの衝撃によってその痛みが、苦しみが私の中に流れ込んできて、流産の苦しみにほんの少しだけ触れたような気がした。。ベッドでうめき声や叫び声を発するフリーダと彼女を取り囲んでの強く恐ろしく厚いコーラス、照明は真っ赤だけれどフリーダの上体だけは白く照らされている。上体だけが白く照らされていることで下半身からの出血がより一層強調されて恐ろしさを増していた。ものすごいシーンだった。

 

その他細々した感想

フリーダが火葬を望む理由:死んでまで横たわっているのが嫌だみたいな台詞もあったけれど、それに加えて肉体が朽ちていく(あふれ出る活力や想像力に反して)辛さを味わってきたフリーダにとっては死んでからも身体が朽ちていくのは嫌だよなと思った。

飯野さん演じる看護婦がフリーダの元を去ることを決意しながら靴を脱がせるシーン:あれはフリーダに治る見込みはない=歩くこともないから靴はいらないという意味で、とてもいい演出だと思った。かっこよかった。

・資本主義の申し子ロックフェラー家依頼の壁画にレーニン描いて、壁画ぶち壊されるディエゴ・リベラめちゃくちゃかっこいいんだが。私は社会主義を支持しないけれど、圧力に屈することなく我が道を行く人間大好きだよ。

ディエゴ・リベラに銃撃されるイサムノグチ面白すぎるんだが笑

・ディエゴのフリーダへの裏切りで最も大きかったのは、フリーダの妹に手を出したことなんだけれど、フリーダは妹を先に許したという描写がとてもよかった。しかも妹がディエゴを奪ったんじゃなくてディエゴが妹を奪ったとフリーダは認識してるのよ!フリーダの浮気を手引きする綿引クリスティーナいきいきしていて最高だったし、姉妹愛が素晴らしかった。

 

扉は1人しか通れない

生前のフリーダは1人になるのを拒むような場面が多い。看護師を引き留める場面やディエゴとの結婚の継続、不特定多数との関係もこれに当てはまるかも。それに対して、トロツキーのキスを「扉は1人しか通れない」と言って断っていたり、彼女のコントロール外とはいえ遺灰もディエゴのものと混ざらずに1人の状態を保っていたりする。生前は1人でいることを拒み、死後は1人であることを望む。これについてはまだ結論がでていないのでそのうち考えついたら書き足す。

 

最期の作品《人生万歳》

私はフリーダの作品群をまったく把握していないので、他のスイカの作品がいつごろ描かれたのかは知りません。なのでこのミュージカルだけについての考察。作中で登場した作品はどれもフリーダが描かれている(赤ちゃんの絵を除いて)。そこには忘れないでほしい彼女自身が描きこまれている。ただ最期の絵はスイカを描いた静物画となっている。この絵を見たときに、私は彼女の内面的なもの、活力や想像力を感じた。そういう意味ではあのスイカの絵にも彼女自身が描かれていると言えるのかもしれなくて、フリーダの肉体は朽ち果てても抽象化された彼女自身が作品として残るという印象を受けた。

 

色々と面白い台詞が多かったから拾いつくして分析したいなと思いつつも、歌が強すぎて楽しくなってしまって覚えきれなかった~!また機会があればじっくり考えたいし、ぜひぜひ再演してほしいな!

 

蛇足

常日頃、小劇場規模の良作ミュージカルがたくさん生まれている韓国ミュージカル界の土壌を羨ましがっている私だけれど、日本でもこんな素晴らしい作品があるんじゃんね。私ももっともっとたくさんの作品を見なくちゃと思ったし、こういった作品が広く、海の外まで届く環境ができるといいですよね。

自慢

今年初の最前だったんだ、うれし。

6月の鑑賞記録(All I need is SIX〜🥺)

観劇が詰まっていたという訳でもないけれどバレーボールのネーションズリーグがある影響で授業が溜まりまくり毎日なんかしらに追われていた今月。夜バイト帰ってきてからの時間が全てバレーボールに吸い込まれる。来月も大会が続くから忙しいままだ!

そして、MR!に海氏がいないという衝撃が強すぎたところに四季渾身のGood Newsの洪水で荒ぶった月末。

千年女優 (2001)

楽しい作品だった〜!結局のところ、彼のことを追いかけている自分が好きなんだと言い切れる千代子が私は好きですよ。

London Road (2015)

ミュオタやってる人間が見ても「なんで歌った?」ってなるタイプの作品かもしれない。ミュージカルであることの違和感と映像作品であることの違和感があるというか。ぼそっとつぶやくように歌うから観客の目が想定されていないように見えるのに、妙に緩い群舞があったり登場人物たちの視線がこちらに投げかけられたり。とにかく不思議だったな。でも慣れてくるとスコアが複雑で楽しいな~って思えてきたり。

突然カメオ出演のように出てくるトムハの顔面がゴージャスすぎる。

ロンドン商人 あるいはジョージ・バーンウェルの物語 (安田比呂志訳)

ゼミ予習として週1本戯曲読んでいているのだけれど、ここのところ喜劇続きで乗り切れてなかったので久しぶりの悲劇嬉しい。ジョージ・バーンウェルが堕ちていく話だけだったらつまらないんだけれど、彼を騙す高級娼婦のミルウッドという女性がとても魅力的で!!!序盤は圧倒的な悪として描かれるけれど、物語が進むにつれて彼女が男たちを騙すのは女を踏みにじってきた男たちへの恨みからだということがわかってくる。彼女自身、金銭や美貌の価値を理解する前に奪い取られたと語っていて、だからこそ全ての男に対して怒りを抱き復讐を決行していたんですよ。ただジョージ・バーンウェルという男は信じられないほど高潔な精神の持ち主だったので、その点悲劇が生まれていってしまったけれど、騙されるのが彼でなくて別の下衆だったらこの話は喜劇になり得たんじゃないかとも思えたり。

ただ、ゼミではなぜがミルウッドが女性としてどう魅力的であったかみたいな話を先生が男子にだけ答えさせて、それを踏まえて議論に進んでいったのが気持ち悪すぎて瀕死になった。物語上の魅力なら私だって彼女の怒りについて言いたいことがたくさんあったけれど、〇〇君はこういう女性がいたら騙されてしまいますか?みたいな話に進んだんだよ。恋愛観暴露大会みたいになったんだよ。どうすればいいのさ。それなりの大学に入ったのにこんな思いしなくちゃならないのかよってなる。

青髭公の五番目の花嫁 (2022)

私は希帆ちゃんの演技が大好きなんだなって再認識した。劇中の歌声も頭から離れない~。和樹さんの青髭公は出てきた瞬間から絶対いい人だって思ったら案の定いい人だったね。台詞に優しさがにじみ出てるんよな。

日比谷音楽祭 2022 YAON Hibiya Dream Session 2  6/4

みなさまかわいすぎましたよー🥺💕

それで晴香ちゃん今後の予定の方を教えてくださいまし。

ミュージカル『ノートルダムの鐘』6/5 M

前日の22時くらいまでソワレだと思い込んでて焦ったけれど無事見られてよかった!!!楽曲と歌のうまさの相乗効果が素晴らしくてとても楽しかった。

スペクタクルリーディング『バイオーム』6/10 M

上田久美子先生の織り成す地獄~楽しかったな。配役もぴったりだったし、考察が捗る。これからもちょくちょく考えたことは追記していきたい作品。

ミュージカル『ガイズ&ドールズ』6/10 S

お話がすっかすかなので全く刺さらんが、演者さんと舞台機構が豪華なのでそれなりに楽しいって感じだった。

中川晃教 Live Music Studio #8  (2022)

あっきーさんが自分の歌いやすいキーで曲作るとこんなことになんのかって衝撃。情熱と真実の間って楽曲の歌詞がユダみあってよかった。それから海宝先生のJB見られてない民なので2人で歌う姿を見られたのもよかったな。どっちが歌っててもばちばちにうまいから楽しすぎた。

二人の主人を一度に持つと (鈴木国男訳)

これまた喜劇。人の命が関わってくるので、多少惹かれるシーンもあったけれど喜劇刺さらんな状態に変わりはないかも。

ゼミ自体は「仮面」をテーマにした議論だったのでそれなりに楽しめた。

Les Misérables (2012)

バリケードデーに合わせて見始めて毎日ちょっとずつ見進めてました。アロンジョとグデンテを筆頭に学生たち最高ですね。そして映画見るとやっぱりエディのせいでマリウス贔屓に傾く。。。

今年のバリケードデーはこんな感じの絵を描きました~

 
 
 
 
 
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"SIX: The Musical" Script (2017)

SIX: LIVE ON OPENING NIGHT (2022)

ずっと知りたいと思ってきてついに手をつけたんですよ。そしたら好みドストライクすぎて歓喜。ヘンリー8世の6人の元妻たちという題材の良さと彼女たちが競い合い、最後には連帯してWe don't need your loveする素晴らしさ。6人それぞれにモデルとなるアーティストがいるのも面白い。とにかく最高すぎて泣ける。楽曲的にはアン・ブーリンとキャサリン・ハワードの斬首組が好き。でも最後の最後で「私にはヘンリーとの物語のほかに語るべきストーリーがある」と歌い上げるキャサリン・パーの強さよ!彼女がThe MegaSIXでAll I need is SIXって言ってみんながOh〜🥺ってなるところで何回聴いても泣きそうになる。最高。今年上半期に出会った全ての作品の中で一番刺さった作品!!!

SIX: LIVE ON OPENING NIGHT (Original Broadway Cast Recording)

SIX: LIVE ON OPENING NIGHT (Original Broadway Cast Recording)

  • SIX, Toby Marlow, Lucy Moss, Adrianna Hicks, Andrea Macasaet & Brittney Mack
  • ミュージカル
  • ¥1681

キャサリン・オブ・アラゴン肖像画

 
 
 
 
 
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アン・ブーリン肖像画

 
 
 
 
 
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四畳半神話大系 (2010)

私は薔薇色のキャンパスライフを謳歌していない大学生で(趣味が充実しているので日々幸せを噛みしめてますが)、かなりひねくれているので「私」に共感したり「私」を蔑んだり、とにかく「私」がこねくり回した色々を聞くのが楽しい!!あの早口独白スタイル最高に好き。そして蛾を触ってしまってぎぃええええってなる明石さんわかりみが強すぎてらぶです。もちぐまんも好き。

お話の進行もタイムリープものかと思いきや後半しっかりとタイトルに沿って進んでいくのが面白かった~!!!

ダンス・ダンス・ダンスール (2022)

絵柄が好みではないのではじめは母のゴリ押しで見始めたのですが、これは見てよかったな〜!実際のバレエ作品をバシバシに使ってるので見応えがあるし、まさかメイン3人の関係をあそこまで白鳥に重ねていくとは・・・浜辺でのシーン激アツだった。

オルレアンの乙女 浪漫悲劇(新沼智之訳)

少女が武器を手に取り男たちを率いて戦うっていうのはやっぱり面白かったんだけれど、ライオネルとの恋愛要素が気に入らん。しかも史実にはないシラーオリジナル要素らしい。女は恋をしないとダメとでもいいたいのかな。あらゆる歴史ベースの作品はさまざまな脚色がされているというのを頭ではわかっているけれど、それでも戦う女に恋愛要素が追加されたってのはなんかすごい嫌だ〜って思ってしまった。私の人生に実際はない恋愛要素が足されたら、怒り狂って怨霊になる。

ゆうれい 三幕の家族劇(毛利三彌訳)

私はゼミの発表が今作に当たっていたのでかなり丁寧に読みました。普段観劇後の感想を書くときには失われゆく記憶を何とか思い起こしながら書いていくしかないから、今回は戯曲があって何度でも読み返せる状況にあるのが楽だった。発表も褒められて成功だった!

今作は因習や自由思想について議論を促すことを目的に書かれているんだと思う。実際に『人形の家』でのノラの脱出がかなり批判されたことを受けて逃げなかった女性に巻き起こった不幸を描いたという話もある。

Obi-Wan Kenobi (2022)

オビワンもベイダーもお互いのこと大好きすぎて笑っちゃうんだが。。。ベイダー私情挟みまくりで私が部下だったら呆れ返っちゃうよ。

SWらしいツッコミどころが多々ありつつ、それも含めて楽しく見られた。キッズレイアがめちゃくちゃレイアで最高だった!!!

Back to the Future (1985)

BTTFミュージカルを予習するにあたり映画を久しぶりに見返した。やっぱり何度見ても面白い。不朽の名作ってこういう作品を言うんだろうな。

ミュージカル『ノートルダムの鐘』6/25 S

まさかフィーバスにこんなに夢中になるとはね。アニメーションではいけすかないとまで思っていたのに。

SPY×FAMILY 第1クール(2022)

漫画を並行して読み進めているのもあって若干進みが遅く感じることもあるけれど、作画が綺麗だしアーニャの台詞は読み上げられると一層面白いしでなんだかんだ見続けている。キャスト誰が来るんでしょうね。私は古川ロイド晴香ヨルさんとかあるのでは?と思っているけれど古川コン明日海さん回の匂わせを考えると明日海さんヨルなのかな?キャスト気になりすぎる!

三人の姉妹(永田靖訳)

プロットレスすぎて全く面白くなかった!!そんなこともあるよね!

人形の家(矢崎源九郎訳)

ずっと読もう読もうとは思っていた作品。『ゆうれい』の発表というタイミングで読まなければいつ読むんだということで急いで読みました。ノラがなかなか脱出しないのであれれと思っていたら最後素晴らしかったですね。Part 2 という演劇作品も作られているみたいなのでそれも気になるな。

"& Juliet" Original London Cast Recording (2019)

シェイクスピアの妻のアンがロミジュリの物語を改変していくっていうのはとても面白かったんだけど、いかんせん使用楽曲が刺さらなくて。。MR!みたいに複数の楽曲をリミックスしながら曲が紡がれていたらまた別の感想を抱いたかもしれないけれど、ほぼフルコーラス使うような場面も多くてそこがあんまり好きじゃなかった。

ミュージカル『フリーダ・カーロ -折れた支柱-』6/30 S

めちゃくちゃよかった。。今年上半期のミュージカルTop3入りは固い。

 

🌟

私的ヒットチューン

天国の光 -『ノートルダムの鐘』

ノートルダムの音源は通しで聴く機会も多いんだけど、ふとした瞬間に聴きたくなって再生した回数では天国の光が1番かな。

天国の光

天国の光

  • 海宝直人
  • ミュージカル
  • ¥255

Don't Lose Ur Head - "SIX"

もうタイトルからして最高。ソロ曲では1番好き。

Don't Lose Ur Head (feat. Andrea Macasaet)

Don't Lose Ur Head (feat. Andrea Macasaet)

  • SIX
  • ポップ
  • ¥255

SIX - "SIX"

聴くたびに涙目になってしまう。作品の素晴らしさが詰まった楽曲。

SIX

SIX

  • SIX
  • ポップ
  • ¥255

愛の何がわかる -『アナと雪の女王

神フィの影響でクリストフにもときめくようになってしまった。。。「氷担いでるからな」がカッコ良すぎるよ😭

愛の何がわかる

愛の何がわかる



 

なぜ私はフィーバス・ド・マルタン隊長を愛せるのか『ノートルダムの鐘』6/25 S 感想

2回目の鐘に行ってまいりました!

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初見の感想はこんな感じでした。

そして本日のキャストがこちら

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鐘はキャストが違うとがらっと雰囲気が変わるという話は聞くので、うまいことがらっと変わったりしないかなと思っていたら、寺カジ岡村エスメ神フィが前回と一緒でした笑 3人ともはちゃめちゃに好きなので問題ないんですがこれはまたチケットを買い足さないと。。KAAT遠いからしんどい。。。。

 

キャラクター&キャスト別感想

今回のキャストだと欲望の濃度が薄目なので、より広い層が見やすいだろうな感じがした。村フロローと寺カジが揃うとアニメーション寄りになる。

寺元カジモド

今回はオペラグラスで表情を追っていたからか劇中でのカジモドの変化をものすごく感じられた。天国の光の終わりでの笑顔が本当に信じられないくらいキラキラしていて、幸せそのもので、そこが引き立つからこそ後の展開が苦しくて。奇跡もとめてで心を通わせるエスメとフィーバスを見つめる哀しみの深さであったり石になろうであったりが引き立つ。私はカジモドについての考察がまだ進んでいないんですよね。親殺しの文脈でとかいろいろ考えてみたいことはあるんけど、私の頭の中に考えるための材料が不足している。

パフォーマンス面では、陽ざしの中へで「夢を叶えよう」にものすごく力がこもっていたのに震えたのと石になろうロングトーンの歌いこなし感が増していて最高だった。あと、エスメラルダとかの高めのパートをビブラートに逃げずにスパーンって飛ばしてくるところが素敵すぎる。世界の頂上でエスメのこと見てるけどエスメがカジの方向くと素早く視線を逸らしてしまうところとかもかわいくてでもやっぱり天国の光なんだよーーーー。

岡村エス

やっぱり大好きです!!!!!!!優しいんだけど柔らかすぎず、勇ましいんだけれど硬すぎない絶妙なバランス。頭の切れの良さが台詞の発し方や身体の動きに現れていてとてもかっこいい。フィーバスに対する「墓標のない墓に仲間を埋める仕事?」って台詞はかなり手厳しくてフィーバスは思わず真顔になってしまうんだけど、それを見ても「言い過ぎた」ってならずむしろ「言い負かした」って表情をしているのがとても好きだった。いきいきとしていてとっても好き。

Someday前の「あなたたちが信じる天国ってものが本当にあるなら」って台詞が好き。ジプシーたちが何を信仰していたのかってのは知らないんだけれど、エスメが大聖堂に入ったのは初めてであることやもろもろの発言からそれまではキリスト教に触れてこなかったんだろうというのはうかがえて、それでも大聖堂の美しさに思わずGod Helpを歌い、しかし聖職者から信じられない仕打ちを受け、それら全てを踏まえた結果としてあの台詞があるっていうのがなんだかとても好きなんですよね。

村フロロー

アニメーションの歌唱吹替をしていた方が現役で舞台版も出演しているってものすごいですよね!厳格で聖職者らしさが強いフロローだったな。欲望のベクトルも外に外に爆発というよりは内に内にという感じがした。私の知る他のフロローに比べると異常性が控えめなのでディズニーが村さんにお願いした気持ちなんとなくわかる。

私は寺カジのエスメへの気持ちにはセクシャルな欲望が含まれないと思っているので、フロローがカジに対して「成長した青年は~」みたいなこと言ってくるところにうへええってなるんですよね。自分がそうだからって押し付けてくんな!!

高橋クロパン

前回見た時の吉賀クロパンに比べてだいぶ男性性が増し増しな印象!ビジュアルの濃さと体格の良さ、音圧が相まって威圧感すら感じる。なんで言えばいいんだろうな絵本に出てくる海賊の船長みたいなオーラ。めちゃくちゃジプシーたちを仕切ってそうだし拳で守ってそう。歌強かったな〜素敵!

神永フィーバス

いやーーーーーーさんざん呟いたけどもシーンを追うごとに好きが積もりすぎてどうにもならん。ケープ被って出てきた瞬間にうっかり見つけてしまったが最後、オペラグラスは吸い込まれ続けてしまう。ビジュが強すぎる。そんなこんなで表情追いかけまくっていたらまたまた好きに拍車がかかってしまった。

まず、タンバリンのリズムで踊るエスメを見つめる表情が優しすぎる。欲に駆られるでもなく驚くでもなくめちゃくちゃ優しい笑顔で見てるんだよ。そんな顔してたんですか😭 この場面の表情とエスメを天使だと捉えるところなんか見るとフィーバスはどんな女の子でも好きだよマンなのにそれが頭から抜け落ちて、とんでもなく純粋な人間に思えてきてしまう。あの笑顔は反則だよ。。Topsy Turvyでは、舞台から王様選手権脱落者たちが降りてくるたびに仲良く言葉交わしててそれもまたかわいい!ほんといつどのタイミングで見てもかわいいんだけどさ

エスメの「墓標のない墓に〜」を受けてサッと表情に影が入るのもいい。きっといい上官だったんだろうなってのが垣間見える。

酒場でエスメにキスを仕掛けた後の「今のは良かったな」っていう台詞何度見ても間抜けで笑う。なんかもっと他になかったんか。そういうところがひょうきんというかトンチキで笑う。フィーバスはトンチキ要素が魅力だと思う。聖堂に匿ってもらってる時のカジモドとのやりとりもひょうきんだし。売春宿に来てたことをみんなの前でマダムにバラされた時のリアクションとかも絶妙に気まずさと恥ずかしさが入り混じった面白い動きをしていて笑ってしまった。

そして何よりやばかったのがSomedayでの表情です。自らの死を受け入れているエスメを前にしてべっそべその表情になっていてさ〜!!!なんなんだあれは〜!!!!前回の時こんなべそべそになってました?愛する人が死にゆくのを前にしてべそべそする人間が好きだからさ😭😭😭😭😭 しかも若干べそり方の路線にkkビクと近いものを感じて、なんだろうな幼子っぽいというか。地位、権力、武力、美貌全てを持っていた人間がそれら全てを失い、ただただエスメの死を前にああやって泣くしかないっていう状況も刺さるものがあるよね。。。そんなこんなでべそべそフィーバス最高でした。

「パリの人々よ〜」は今回は感情が溢れ出していて荒々しめでこれまた良かった〜😭😭😭

フィーバス・ド・マルタン隊長の一人称

私がフィーバスを好きになった理由として神永さんが演じていたからってのはとても大きい。でもそれを置いといてもここまで愛すべきキャラクターに仕上がっているのはすごいなと思っていて。というのも彼はトキシック・マスキュリニティまっしぐらにもなり得るような設定を持っている人物だと思うから。でもそれを回避できているから私はフィーバスというキャラクターを愛することができているのだと思う。そして彼の一人称はそれについてとてもいい効果を生んでいると思う。

初めて音源を聴いた時に、フィーバスの一人称「僕」なんだ!意外!って思った。戦場帰りで隊長で女好きでいわゆる「男らしさ」を体現した人物で、私が訳すんだったらなんの躊躇いもなく「俺」で訳すだろうなと。でも四季では「僕」で訳した。そこにあるであろうなんらかの意図が気になった。もしかしたら歌いやすさの問題とかなのかもしれないけどね。

そこでいくつかの台詞を「俺」に変えてみたのですが、なんとなく押し付けがましさや傲慢なイメージが増大する気がします。その中でもEsmeraldaの「僕は彼女のために〜大事な仕事を捨てた〜」ていうところなんか顕著で、彼女のために仕事を捨ててあげたみたいな恩着せがましさを感じるのは私だけかしら。この絶妙なニュアンスの違いがもたらす効果は実は大きい気がする。

「僕」という一人称は「俺」が持つ男らしさや威圧感から逃れられると同時に、コミカルな描写も多いフィーバスの役どころと合わさると一気に役の愛らしさを増すなと思う。

 

細々した感想

・Rest and Recreationの「報われない犠牲者〜」ってジェアン枠の方であってるかな?すごい好きだった!

・The Court of Miracles、アニメだと「奇跡の法廷」で四季だと「奇跡御殿」とCourtの訳し方が異なっているわけだけれど、カジとフィーバスが処刑されそうになるところなんか裁判のように見えるから「法廷」の方がしっくりくるんじゃないかななんて思ったりした。ジプシーの王クロパンの「宮廷」という意味でも取れるからどっちでも大丈夫なんだろうけどなんとなく法廷の方が好みだな〜

・私はミサ曲には全く明るくないのだけれど、ちょうど大学でモーツァルトのミサ曲に関する講義を取っていて、歌詞がたまに聞き取れる時があって楽しい笑笑 

 

KAAT3階席5列センブロの見え方

ここは座らない方がいいと思います〜!私が取った席なので友人にも申し訳なかった。

ブリリアを超える手すりでは????

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5列B席座るなら6列C席座った方がいいと思う。

 

 

 

 

 

怜子に夢中『バイオーム』6/10 M 感想&考察

1幕中盤から「リーディングとは?」ってくらい誰も台本持ってないんよ。成河さんの「3週間も稽古期間あるなら覚えません?」発言の結果なんですかね〜。好き〜。

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そして、こういう怒りがギチギチに詰められた作品は好きです✨

自分たちの悩みにばかりかまけて生活の苦しい人々を助けない金持ちたちへの怒り、カツ丼食べながらどうでもいい話を何時間も話す議会で居眠りする政治家たちへの怒り、子を産むメスとして扱われる女の怒り・・・色んな怒りが込められていたな。

 

以下、ネタバレあり感想・考察→キャスト感想→ブリリア学生席ガチャの話と進みます。多分思い出しながらちょくちょく追記すると思います。

 

▪︎ シェイクを選ぶ怜子が持つ華

私が今作で最も好きなのは怜子が学とケイスケの精液をシェイクしてやったと言い放つシーン。彼女にとっては学が数年ぶりに寝室に来たことも彼女自身の誘いに乗ってケイスケが寝室に来たことも両方とも「最悪なこと」だとしている。メスとして扱われることへの不満と怒りを抱えつつも真っ向からそれを男たちにぶつけたり、あるいは反対に逃げたりするのではなく「シェイク」という道を選ぶ壊れ様。彼女自身に何の救いもない道を自ら選び取り、さらには学のことも彼女の感じる地獄に引き摺り込みたいと思っている。この壊れ方の方向性よ。

しかも怜子は自分がメスとして利用されることに嫌悪感を抱きながらも、ケイスケのことはオスとしてしか見ていないしオスとして利用する。そして彼のことはもちろん庭師として見下している。

彼女はエゴを振りかざすことにも人を見下すことにも何の抵抗も感じていないだろうし、彼女にとってはそれが当たり前。当たり前に人の上に立つというのは克人が自身や学にはない「華」として挙げた内容でもある。あくまであの家で生まれ育った者だけに備わるもの。

 

▪︎ クロマツを切り倒す怜子

もちろんキャストの重なり的に、庭の古株であるクロマツのように、古株として一族に根付いているフキを切り倒すことでフキの目から解放されたいみたいな意味は確実にある。

ただ、クロマツ以外は外国の植物で後から植えられているという状況が気になって。一族の構成を考えると、克人と学は婿養子、フキは小間使い出身、野口は庭師の家系とみな外部から来た人間。それに対して怜子とルイは生まれた時からあの家の人間であって、怜子がクロマツにそしてルイがクロマツの芽に重なる部分もあるのではないかなと。怜子とクロマツを重ねるならば、クロマツ伐採は自殺とも重なるな。野口の手を借りての伐採と野口の使う殺虫剤での自殺。ここでも利用される野口。手段として扱われる野口。

 

▪︎ 殺虫剤=フキの愛情なのかも

フキの愛情や母性は怜子にとっては「見張られている」恐怖として彼女を狂わせた。守るためのものが毒になるという意味ではフキから怜子への感情は殺虫剤と言えるかもしれないし、怜子は全てを知った上で殺虫剤=フキの愛情を受け入れながら死んでいったとも考えられる。


▪︎ ケイとはなんなのか

怜子に夢中だったもので、ルイについては考えが深まっていないのだけれど、この物語を考える上でケイについて考えないわけにいかないな。

フキの元に現れたケイが「おばあちゃんのケイ」と言うことやこれまでのルイ&ケイと別の衣装で出てくることからルイのケイとフキのケイは別なんだと思う。ルイが落下時に自分が下になってケイを守ったという旨を話すので、ルイのケイが現世に残ったのかとも考えはしたけれども。

2人が別のケイだとすれば、それはフキやルイが欲したものなんだと思う。怜子によればルイは学校で浮いているし、両親との関係も複雑だし、心を許せる相手を求めていたはず。そうして生まれたケイが野口の家の孫ってのもまた面白い。実際にはルイとケイは対等な関係で話しているけれど、ルイはたびたびケイの身分の話題に触れて、ケイが自分の所有物であるというようなことを言う。まだ子どもだからよくわかっていないというのもあるとは思うけれど、そこに悪意はなくて、その意味では怜子と同じく人の上に立つのが当たり前の人間として育っているともいえるのかな。

また話が逸れた。

フキのケイは自らの孫。怜子が産んだルイは本来、フキの孫なんだけれど自分の孫として接することはできない。だからルイの姿をしたケイなんだろうな。

 

◆キャスト寄り感想

演者さん全員めちゃくちゃ良かったんよな。ハマり役だった!!


考察でも怜子のことばかり書いてるところからもわかると思うけれど、花さん演じる怜子に引き摺り込まれながら観劇していた感じだったんですよね。

シシィやリトプリの薔薇のときも思ったけど、エゴの強さと上品さや気品のバランスが絶妙で、好きにならずにはいられない。

しかも花さんの子ども演技大好きだからクロマツの芽も嬉しかった🌱


そんな魅力のある怜子に対して、ともえさんというキャラクターをぶつけてきたのも面白すぎた。はじめはわけのわからない花療法にクスッと笑えたりするんだけれど、のちに彼女自身も自分のやっていることが怪しい占い師まがいだと自覚を持っていることがわかる。全ては女手一つで我が子を養うためなんだと。今作は全体を通して、笑えた場面がどんどん笑えなくなっていくっていう展開が多かったな〜とこれを書きながら思った。

話が逸れたけれど、ともえさんについて。子どものために日々身を粉にして働く彼女にとっては、怜子の悩みなんて何を言ってるんだって話で。それを怜子本人にぶつけてしまえるところや子どものためならば割り切って怪しい花療法士をやるところだったり、怜子にはないさっぱりした真っ直ぐさがある。彼女の怒りによって怜子の苦しみに観客が飲み込まれすぎず、いい距離感で作品を見渡すことができる気がする。安藤さんのさっぱりしていて強いともえさん好きだったな〜


古川さんもね、ほんとオタクが当て書きしたんかみたいな役どころでよかったよね。野口可哀想だったね。利用されてビンタされて。怜子に夜の出来事を「最悪なこと」呼ばわりされた時の動揺と傷ついた顔よ。可哀想に。薔薇は立ち姿美しすぎて。見事なコントラポスト。


成河さん学の例のリモート不倫シーンやばすぎたんだけど。ルイのこと追い出そうとしてるから嫌なやつなのかと思いきや存外いい父親なのかもって思わせてからの「変だから脱いだ方がいいよ」だよね。あのシーンのセリフ、定番ぽいのとオリジナリティが入り混じっている感じがものすごい気持ち悪かったんだけど〜 牛柄とかオリジナリティ🐮 それがセコイヤになると一気にキリッとしてかっこいいからな流石。

 

麻実さんの重厚感、野添さんの恐ろしい克人とコミカルな盆栽の行き来、勘九郎さんの8歳演技もみんなみんなよかったな。

 

◆ ブリリア学生席ガチャ

身バレ必至ですが、3階上手側バルコニーの先頭壁側でした。背もたれに背をぴったり付けると舞台上手前方が少し欠ける。ただそこまで手すりや視界は気にならず、後ろに席もないので少々前のめれば視界はそこそこ良好かつ舞台に近いのでなかなかよかったです。音響も大丈夫でした。

ただ1点、足元がめちゃくちゃ狭い😂 右側にいくにつれて足元のスペースが狭まっていて、左足は余裕だけれど、右足は前方の壁にぶつかるので椅子の下に収納する感じ。足の小さい私でもこれだったので足のサイズの大きい男性なんかはかなり窮屈かもしれない。

階層別セットと群舞が楽しい『ガイズ&ドールズ』6/10 S 感想

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なるほど〜これがいわゆるnot for meなのかもしれないという。別に嫌いとかここが嫌!とかはあんまり無いし、むしろ演者さんたちは好きですし、セットや群舞も面白かったかなと思うんだが、ストーリー展開がすっかすかなので心が揺さぶられず。まさに私向きではないというやつ。


あとなんか音量が全体に小さかった気がする。マイク音量が低いのか台詞が聞き取れるが小さい!ってのと歌ももう少しマイク上げてくれた方が盛り上がるんじゃないかなーというのがあった。今まで帝劇で音響面気になったことなかったから、今後調整されるといいな。

 

作品全体 (セット、演出面などなど)


冒頭、幕が左右に開くと東宝のマークに始まり、往年の映画のようにスタッフや出演者の名前が薄い幕に映し出される。その奥では人々が行き交っている。この情景が素敵だった。あとカラフルなトゥーシューズ履いてるガールズトリオが大変かわいい。生で見たミュージカルでトゥーシューズ履いたダンサーが出てきたのってあったかな。海外作品の映像見てると割とあるけど日本のプロダクションだと珍しい気がする。


主要なセットは地下鉄へ続く階段 (実際に下に降りて行ける)と建物の2つが盆の上にある感じ。でっかい盆に2つのセットだとスカスカで常に舞台の奥まで見えて寂しいかなと思う部分もあったのだけれど、盆の円周に1周配置されたダンサーが踊りながら回る場面があって(伝わるかな、図解入れられそうだったら入れる) これはすかすかじゃないとできないし面白い演出だなと思った!好きだった!


建物は、始め地上1〜2階のみが視えている仕様なのだけど、ナイスリーとベニーが歌う屋上があったり、地下にはサラたちのいる伝道所があったりというのが驚きだった。2階には仕立て屋が入居していて、冒頭のシーンなんかでは店内でも芝居が繰り広げられていて凝っていた。


物語的に1番盛り上がりを感じた、スカイとナイスリーが下水路に降りて行くシーンも一気に下からセットが迫り上がって来て楽しかったな。地下に伝道所があったことに驚いたのにさらにその地下が出てくる驚き!テンション上がりましたね。開演前から舞台上にあるマンホールは強調されていたので、見事な伏線回収だなというのと、各階層を上手く使ってあるからこそセット転換も楽しめるのがいいなと思って見てました。


それから、全体的に男性陣の群舞がカッコよかったですね。特に下水路のシーンはこれぞダンスミュージカルって感じでよかった!列に並んでキレ良く踊る様子はWSS的な楽しさまありつつリフトもたくさんあったりして長めのダンスシーンでも全く飽きずにノリノリで楽しめる。からの芳雄スカイのLuck Be a Ladyですよね。さすがとしか言いようがない。続きはキャスト感想で。


このあとのギャンブラーたちが伝道所に集まるシーン、コの字型(開口部が舞台奥)にギャンブラーたちがぎちぎちに詰まって座っている状況が面白かった。しかもほとんどのキャストが客席に背を向けて大人しく座っているんだもん。ナイスリーのSit Down, You're Rockin' the Boatも良かったな。万里生ナイスリーの歌唱も流石だし、椅子に座った状態でのギャンブラーたちのダンスもコミカルで見応えあった。帽子を使った振り付けもいい。


女女デュエットがあるって知らなかったのでMarry the Man Today嬉しかったな。楽しそうに歌うサラアデレードと一瞬出てくる赤ちゃんたくさん抱えるネイサン&フリフリエプロンのスカイめちゃ笑った😂


キャスト&キャラクター別感想

芳雄スカイ

あの男性陣のダンスシーンの盛り上がりを引き継げるのが本当に流石。安心と信頼の芳雄先輩ですね。グリブラで散々ネタにしてるけどマジで0番の人だってLuck Be a Ladyで思いました。尊敬度がまた一段と上がってしまった。

スカイというキャラクターに関しては、爆速でサラのこと好きになってしまってるのに追いつけなかったんだがいつから好き?出会った瞬間から?


明日海サラ

サラもあっという間にスカイのこと好きになっちゃいますよね。予想をはるかに超えるガードの低さ。でもその隙だらけでふわふわした感じも明日海サラの魅力ですよね。

うまく処理していたので嫌な感じは全くなかったけれどソプラノはやっぱりきつそう。日本ミュ界、キャスティング時にキーを考慮に入れてくれ。


望海アデレード

レにアクセントだと思っていたらアにアクセントだったアデレードさん。だいもんはかっこよさ×苦悩みたいなイメージがあったから、可愛らしいきゃぴきゃぴぽわぽわしたアデレードとても新鮮だった!かわいい!Adelaide's Lamentよかったな〜くしゃみ🤧

 

2人の女性のキャラクター造形

なんかこれを描きながら、サラもアデレードもキャラクター造形として男性が創りました〜って感じよなって改めて思った。Marry the Man Todayがあるから多少溜飲は下がるけど。新作だったら受け入れられないかもな〜


浦井ネイサン

アデレードの機嫌取ろうとする時のネイサンがいちいち好き笑笑 今まで好き勝手やってアデレードを困らせて来た分これからはしっかりコントロールされてほしいわ!


万里生ナイスリー

冒頭のクレジットでキャストの1番最後に田代万里生as Nicely-Nicely Johnson て特別出演みたいに紹介されてた!

曲数少ないけれど、しっかり盛り上げていくからやっぱ流石だなと思う。モンローみあったね。


竹内ベニー&木内ラスティー

きのたけを引き連れて踊る万里生みたいな感じかと思ってたら全然違いましたね〜。竹内ベニー良き歌声でした!あとね踊る木内くん見られたのか嬉しかったっす。

 


nfmとは言いつつも目は足りなかったので再来週は今日見られなかったところを見て来たいと思います💪

 

音の厚みに震える『ノートルダムの鐘』6/5 M 感想&考察

はじめての鐘、楽しかった〜!!!冒頭からコーラスの音の厚みに鳥肌が立ちますね〜😆 機会がある方はみんな浴びに行ったほうがいい!

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ちなみに舞台版を見るのは今回が初めてでした〜✨映画と海宝さんver.のCDには触れているので感想に絡んでくると思います。


作品面

楽曲の強さとそれを盤石な歌唱力で届けてくれる四季の強さが合わさって終始圧倒されていました。美しさとおどろおどろしさが入り混じったようなノートルダム楽曲めちゃくちゃ好きなんですよね😭 これオケで上演だったらもっとやばいことになると思う。待ってます。


今作では「人間と怪物、どこに違いがあるのか」というのがメインテーマに掲げられていて、それ自体は好きな部類のテーマなんだが若干押し出しすぎな感じはした。でもそれを上回る演出の面白さがあったと思う!

特に、冒頭のカジ役者が舞台上で背中のこぶと衣装を身につけて顔にペイントするところと最後にそれらを取ってもとの姿に戻るところがものすごく好きだったんですよね。これについて私は今のところ、怪物と呼ばれた男も視覚的な特徴を取り除けばそこに残るのは人間であるということを表していると解釈しています。

それとは別にこのシーンの面白さとして、作品が「ある出来事を描いた」作品から「ある出来事を語る様を描いた」作品に変わるっていうのがあると思います。これは別にカジモドの変身以外にも他のシーンからも感じ取れることではあるのだけれど、このシーンが1番強くそれを表現していると思う。作品全体が劇中劇であることを象徴するカッコいいシーンでした!


それからラストで出演者がみんな顔にペイントをほどこしていることについては色々解釈分かれそうだからみなさんの感想も読みたいなと思いつつ。私はあの場面を見た時に、出演者のみなさんを怪物だとは思わなくて、むしろ皆があのペイントをすることによってペイントは怪物を形成する要素ではなくなる。つまり怪物とは、他の人間と比較した時にだけ生まれる相対的なものであって、比べようとする人間の心によって生み出されると受け取りました。

 


今回は初見でとにかく受け取るのに必死だったのでこの辺については次回以降も見ながら考えていきたいな〜


キャスト感想

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カジ、エスメ、フロロー、フィーバスの4人のバランス感がちょうど良くて、初見で作品を見たかった私には合った回だったんだろうなと思いますね。

 

寺元カジモド

純粋さや心の美しさが前面に出ていたように思う。純粋といっても決して無知ではなくてむしろ物凄く聡い。無垢さと聡さが並び立っていると言えばいいのか。お顔立ちが幼めだから一見子供っぽいようで、その実、内面は落ち着いている印象。

石になろうの歌唱がめちゃくちゃ良かったんだよね〜😭😭😭😭😭 

「花嫁のように〜」

海カジを聴いた時、結構カジパートの中に仄暗さを感じる場面があって、それが最も顕著だったのが「花嫁のように〜」のところだった。そこだけ聴くとそのままエスメを囲い込んでしまうんじゃないかみたいな雰囲気があるんだよね。それに対して、寺カジは同じ場面でもピュアさが全面に出ているので「花嫁」というワードチョイスも大切に扱われる人の例として1番に浮かぶのがそれだっただけって感じがする。

 

岡村エス

出てきた瞬間からかっこよすぎて好き😌💕ってなってしまった。彼女はまさに自分の命を自分に委ねているような人ですよね。

Rhythm of the Tambourine はセクシーなダンスではあるけれど決して誘惑しようとしているわけではなくて、歌い方からは自分が踊ることとそれを見て人々が楽しんでいることへの喜びが感じられた。だからこそ牢でフロローに迫られた時、どうして私を〜っとなるんだよなと。

大聖堂を初めて訪れたときのフロローとのやり取りでカジモドのことを「人間よ!」と言い放つ姿がとても印象に残っている。

Someday、正義の夜明けを自分が見ることはないと確信しながらもより良い世界になることを祈る姿がとても美しい。今作では民衆を率いるのはフィーバスだけれど、もっと後世だったら彼女がアンジョルラスのように戦ったのかもしれないと思ったり。

 

野中フロロー

CDは事前に聴いていたとはいえ、フロローが完全な悪人として描かれないのには慣れない感じがした!あくまでも普通(という言葉はあまり使いたくないのだけれど)の人間であって、エスメラルダに出会わなければその普通から飛び出していくことがなかったんじゃないかなと思わせられる。もちろんカジモドへの接し方はおかしいんだけれども。歌唱パートも低音で落ち着いた部分が多いからこそHellfireでの爆発力がすごい。あれよあれよと常軌を逸していく感じが。大聖堂でエスメと話している間は欲望に苛まれている様子は全くないのに。

意外だったのが、エスメの死体には全く興味を示さないこと。踊り子に出会って欲望が爆発して相手を死に追いやってしまう系の人間って自分が死なせた割に動揺するのかと思っていた。(某作品の某大佐をイメージしてます)

 

神永フィーバス

出てきた瞬間からビジュが強過ぎてくたばってしまった😇 やばいですよ。ほんと、ほんとやばい。「女なら誰でも惚れてしまうそんな色男」の体現度が高すぎるて。

私はなぜかずっとフィーバスのことをいけすかないやつと思いながら生きてきたのですが全くそんな気持ちは起こらなかった。ビジュがいいのにちょっととぼけた感じのキャラクター造形ってのが刺さりますよね。Esmeraldaで「僕は彼女のために大事な仕事を捨てた 自分の怪我よりも彼女が心配だ」ってめちゃくちゃ説明的に歌ってくるところとか笑っちゃう。からのFinalの「パリの人々よ〜」のかっこよさよ。煌めきがすごい✨

 

そんなわけで大満足でした〜☺️💕💕

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ハンカチゲットした✨

 

KAATの座席の見え方について

3階下手側最後列でした〜

背もたれに背中をピッタリつけるとこんな感じ

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最後列特権で少し前のめるとこんな感じ

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薔薇窓は上半分くらい欠けてたかな。

次回が前のめれない手すり席ぽいのでちょっと怖い!

日比谷ブロードウェイがかわいすぎる問題「日比谷音楽祭 2022 Hibiya Dream Session 2」感想

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奇跡的にチケットが当たったので、現地で見て参りました〜!

 

ミュオタになってそこそこ日比谷には来ているはずなのに日比谷公園に入るのは今日が初めて。野音を探そうと入り口のマップを見て広さにびっくりした。

ちなみにしゅがさんも晴香ちゃんも今回初めて公園に入ったそうです!晴香ちゃんは「たくさん観劇に来るのに」来たことないって言ってたのが可愛かった☺️ 帝劇でヒロインやってたのに稽古じゃなくて観劇の話するところよ〜かわいいーーーーー💕💕💕

 

そしてやっぱりこういう場面での芳雄さんのトーク力さすがですね〜!!!面白すぎて😂

自己紹介にて

しゅがさん「ミュージカル界のシュガーです!」

芳雄さん「いやミュージカル界、他にシュガーいないから〜」とか突っ込んで

しゅがさん「これ芳雄さんに言われたんですよ???」

ってなってたのが面白すぎた。知ってる。私もばいまいで芳雄さんがそんなこと言ってたの覚えてるよ笑笑

 

銀河鉄道999

まさかの選曲!!The Music Park OrchestraとMIYAVIさん、ミッキー吉野さんと一緒に。

とにかく3人とも楽しそうで見ているこっちも顔が☺️こうなる。

各自ソロパートのときにMIYAVIさんとどう絡むかっていうのが個性出ていて可愛かったですね。芳雄さんは絡みたい気持ちめちゃくちゃ大きくて謎の動きをかましていてましたね。かわいい。しゅがさんは最初MIYAVIさん来たのに気が付かなかったけれど気づいてからは背中合わせしていてこなれ感。かわいい。晴香ちゃんはなんかいい感じだった。ちょっと可愛すぎて記憶がない。

曲後半の芳雄さんパートのところでMIYAVIさんがしゅがさんのところから帰ってきてなくて少し寂しそうな芳雄さん笑 晴香ちゃんの方にちょっとずつ近づいたら晴香ちゃんが気づいて踊りながら芳雄さんの方に寄って行って最後には2人でくっついて踊ってた〜!かわいい😂

歌は言わずもがな上手いです。そりゃこの3人ですもん!!

 

Tonight -『ウエスト・サイド・ストーリー』

Tonightを歌いますと言われた瞬間😇😇😇ってなった。晴香マリア😇

芳「今日は男が2人いるってことで取り合う感じになります」ってのがおもろすぎて

始まってみたらもう最高でした。晴香マリアのソプラノの美しさよ。回るWSS晴香マリアでリベンジしませんか???

芳雄トニーの心から幸せそうなところとしゅがトニーの伸びのある高音よ〜!3人とも当たり前に歌が上手いので声を合わせた時のまとまり方がめちゃくちゃよかった。

 

アウェー感

私は椎名林檎のライブで旗を振るか、Perfumeのライブであーちゃんの徹底的な指示の下PTAのコーナーを楽しむかぐらいしかしないので、開演前から始まっていたフェスっぽいノリにアウェー感があったのですが、芳雄さんもアウェー感あったらしく。終始、ミュージカル詳しくない人が多い前提で話を進めていたのだけれど、試しに「劇場行く人〜?」って呼びかけたら結構な人数が手を上げましたね🙌

芳「全然アウェーじゃなかったじゃねーかー!お前ら〜!お前ら〜!!」って笑笑

しかもその後しっかり「すみません、強く出過ぎました」とか言ってて流石のバランス感覚👏

 

Let It Go -『アナと雪の女王

当日まで名前が伏せられていた劇団四季の1名は岡本瑞恵さんでしたー❄️ 

登場がないままイベントが一度終了したので、???となっているとアンコール的な感じで瑞恵さんが出てらっしゃいました!配信では流せないからですね。

9月に見た時は三井さんだったので瑞恵エルサははじめましてでした。高音のパワーも素晴らしいけれど低音の深みが印象的!やっぱり舞台版のラスト音上げは鳥肌立つし、心がめちゃくちゃ満たされるんだよな〜

芳雄さんが外部の俳優と四季俳優がこうして同じイベントに出て話すっていうのは歴史的だという話をしてらして、そんなにも徹底されてきたんだなと。それが今回とか日比谷フェスティバルでのパフォーマンスのように少しずつ解放されてきているんですね。

 

あああああ〜かわいいいいいい😍😍😍

衣装を青系で統一しているなーと思っていたら、瑞恵エルサが出てきたので、なるほど!エルサに合わせたのかな?と後になってわかるという

 

みんなかわいいね

日比谷ブロードウェイの他に誰が出演するかちゃんと把握していなかったので、しょっぱから矢野顕子さんが出てきてびびった。父が矢野さんの大ファンなんですよね。まだ日が残りつつも涼しい風が吹く中で聴く矢野さんのピアノと上妻さんの三味線の音色はとても気持ちよかった〜!楽譜準備にもたついてぼそぼそ話す矢野さんかわいかった。

あとね、石川さゆりさんもめっちゃ可愛かった。人生かぞえうたの振り付けの部分だったり激しめの楽曲でぴょんぴょんしてるところだったり。ほんとにかわいすぎた

 

音楽祭としても楽しかったけれどみなさんのかわいさにやられてましたね。