Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

最後の鬼グリッサンドなにあれ!!?!天才すぎるわ!『モーツァルト!』育三郎回配信 感想

 

yadokarinko.hatenablog.jp

4月ぶりのM!、配信してくださるの嬉しすぎ!カテコの祐様と同じ気持ちですね。はぁぁぁいみすた〜り〜ゔぁいさん、みすた〜くんつぇさん!

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配信は結構画質が悪くなったり若干止まったり、謎カメラワークがあったりといった感じだったのですが、やっぱり配信ならではのよさもありますね!衣装ががっつり見れるし、細かい表情も楽しめる! 奇跡の子、アンサンブルの方々の衣装音符柄なのとか配信で初めて気づく!楽しい!

あと、劇場特有の反響がない分、歌詞が聴きやすいな。正親おじちゃん、劇場でみた時、うまいけど歌詞聞き取りづらいなと思ったんだがあれは反響の問題だったぽい。今日バリバリに聴こえてたから。

結局のところ、どの演目も劇場+配信で見れたらありがたいな〜。

 

生M!は古川回だったので、初のいくさぶヴォルフ!というかそれ以前に舞台上のいくさぶをみるのが映像含めて初だったのです。最近はじめましてなミュ俳優さんも徐々に減ってきたのでなんだか新鮮でした笑 みんな「いっくん」か「育三郎」呼びが多いのかな。私は何故かわからんが「いくさぶ」呼びできたのでそのまま行きます。

私の中でいくさぶ、少々キザでロマンティックな王子様みたいなイメージ(歌番組のイメージね)だったんですけど、1幕でそれを完全に覆されました。いたずらで自由でみていてついつい微笑んでしまうような愛らしいヴォルフを自然に、本当にナチュラルに演じてました。アロイズィアのもふもふを顔に当てられてムズムズしてるとことか、ウェーバー家に移る提案への「ああ!」とか、並みの男じゃないの流れるようなウインクとか、もう愛らしさMAX! それに対して「豚野郎」の言い方は雄々しくてギャップがすごい。あの場面、逆立ちすごいね!?何秒やってた?すごいびっくりしちゃったわ。あと切られて「ぷしゅー」って自分で言ってんのかわいい。総じて「愛おしい」。

歌は、歌い上げる感じの曲が得意なのかと勝手に思っていたんですけど、もしろ台詞っぽい歌い方のところがめちゃくちゃよくてびっくりしました。あ!あの、影を逃れての後半、いくさぶは歌詞を歌わずにシャウトするって聞いてたんですけど、今年は歌ってるんですか? 初いくさぶヴォルフといいながら実は影を逃れてだけは2015年版を聴いたことがあったのですが、その音源より遥かにパワーアップしてました。2015年版聴いた時、高音が女声的になるなと思っていたのですが今日のは高めの音も強くぶつけるように歌っていて好きでした。そして低音は安定にいい声☺️

「自由だーーーー」爆音すぎて最高だった。ここの場面、下に貼ったウィーン版見たときの記事で、コロレドお楽しみ→自由だー→影を逃れてって流れだった?日本版違った気がするとか書いたけどこの順番だった笑 

僕ミュ、リプライズ「愛せないの〜?」の伸ばしが暗い洞窟に響くみたいな音色になっていて刺さった。そして、タイトルにも書いたけどもFinalの影を逃れての鬼グリッサンドis何?驚異的すぎて魂震えたんだが!永遠にリピートして聴きたい。アーカイブきたら絶対聴きまくって頭にこびりつかせるわ。生で聴いてたらどうなっていたことか。

 

晴香コンスはもう愛してるという言葉ではいい尽くせないほど愛しているのだが、なんか4月からのパワーアップが激しすぎて困惑。最高を更新し続けてくるの怖い。なんかやさぐれ度合い増してるなと思ってたら、ダンスはやめられないの劇的さがものすごかったんだが。目が狂気だったしもう壊れてるのか酔ってるのかよくわからない、壊れているような。コンスというキャラクターについてもう少し考えを深めたくなる。ちょっと、古川回もみて色々考えるわ。ほんと、晴香ちゃん、すごい。一生ついて行く。「紙に書いた誓いなんていらない!」かっこいいなやっぱり。

愛していれば分かり合えるふるはるはロマンティック、いくはるはドラマティックですね!恋に夢中で楽譜を落とすヴォルフにため息をつくようこアマデかわいい。

 

ナンネールの言葉が前回とても突き刺さったので今回メモっといたの

「もし私が男なら 音楽を続けた」「うちでピアノを弾くだけ 私に自由はない」

これに対してパパは「未来を諦めたのは私も同じ」っていうけど、それは違うよ!っていつも抗議しちゃう。パパには機会があったけどナンネールは女性だから才能で勝負する機会もなかったんだよ!

「どうか返して頂戴 私の人生を」が悲痛なんだよな。

 

シカネーダー遠山さん、こんなにパーフェクトピッチでした?劇場みたいに反響しないで線で音が届くから今回気づけたのか、それとも遠山さんがパワーアップなさったのかわかんないけど今日めっちゃ好きだった!!!

コロレド猊下、帝劇でみたときは気にしてなかったんですけど、髪が長いですね。(褒め言葉)好きです。猊下、レオポルドが孫をめっちゃ推してきたとき(あの場面の狂気好きなんだよね)、耳を塞いで怖がってんのかイヤイヤしてるのかわかんないけど可愛かった。からの「まじゅ(小声)つーーーーーーーーーーー(クソでかボイス)」好きwwww

 

今回みて気づいたのが、父の死と革命の関連性。まだ明確な答えは出せてないから書き残しておいて後々検討する。(アーカイブみて確認するから曖昧)

父の死の知らせを聞いたヴォルフは父の教えに囚われる。

コンスの心配を受け入れられない。←大人の男だから←コンスの好きだったあのままのアンタじゃなくなる

革命「自分の足で立って初めて人間になれる」この直前のシーンでも似たこと口走ってた気がする。←ヴォルフがなるべきだと思っている姿に革命のコピーが重なる。⇨魔笛へ(光るちくわチェックしました笑)

コンスを追い出す「帰ってくれ」がひどくて泣いた。言い方ひどい。追いかけてよ!😭

【6/7 追記】アーカイブ見て確認した

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ちなみにまだ私の中でアマデ解釈も進んでないんだよね。生でみたときはあんまりアマデの表情をオペラで追えてなくてさ。これもアーカイブまかせだな。

僕ミュの直前、ようこアマデ微笑んでたね☺️ 

 

いやー楽しかったな。イケコ喋ってんの初めてみた。あんな感じの人なのね笑 話の展開が謎だからいくさぶたじたじになってんのおもろすぎたww

香寿さんのコメント素敵だったな。もっとこう演じてみたいとか溢れてくるんだね。生で見た時も香寿さんだったけどほんとにうまくて素敵だよね〜!はやくまた生で聴きたい💕

 

これウィーン版の感想〜。主にマーク・ザイベルトLOVEって話。

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※(2023/12/20追記)この記事で取り上げている作品を手がけた小池修一郎氏は、元演出助手の方に対するセクシャルハラスメントがあったと告発されています。真偽のほどが明らかになっていない状況ですが、こうした告発があったときにはできるだけ告発者に寄り添いたいと考えているので、同氏が携わった作品にはひとまずこのような注釈を付けることとしました。