Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

万里生私に握りつぶされた心臓が物理的に痛い 4/11『スリル・ミー』感想

4/11 15:00開演の田代私×新納彼回についての感想です。スリルミー初見です。前情報はほぼ0の状態で見ました。よろしくお願いします。帰り道の電車の中でタイトルのような症状に見舞われております。

【追記】当日引き換え券を手にしてしまったため明日そんふく回行って参ります。緊張で震え止まらん。(4/13)

yadokarinko.hatenablog.jp

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みた舞台の感想がこぼれ落ちていくのが嫌で嫌でブログに書き留めるとに決めたのに、何を書いたらいいんだろう。何から書けばいいんだろう。ということで一つのまとまった文章にはならない雑感になります。未見の方も歴戦の猛者も本編感想前にはUターンしてください。というかもう自分の覚書なので。

 

スリルミー初体験までのあれこれ

Yシート戦争に負けまして、まあ縁がなかったんだなーと再演狙えばいっかともう諦めモードだったのですが、いざ開演してみるとTLのみなさんが荒ぶる荒ぶる。これは買わなきゃ行けないやつだ!となった次第です。(ウェイトレスもこんなんやったやん)

とはいえ、買おうと思っても、もう一般は売り切れているし、まりお私がみたかったのもありチケットが手に入らない!!という状況に陥りました。

またもや諦めモードに突入していると、当日券が出るとか出ないとかいうふわっとした情報が流れてきて、けれど発売時間もわからないからなーと思いつつ、一般発売のところを更新していたら

たまに×だった表示が△になるんですよ!

この△表示を押し負けること3回目?かなで見事本日のチケットを入手することができました😭😭😭

しかもF列センブロという良席でラッキーとしかいいようがない!座席はA〜EXが段差なしでFから1段ずつ高くなるので視界が完全に開けてました。けれどあれですね席が見やすいと舞台からも見えてしまうのでは?と思って1mmも動いてはならぬ。息をしてはならぬ。ってガチガチになっちゃいます笑笑

席についてからはどんどん緊張してきてしまってそわそわして心臓もバクバクでした。本編中はもっと大変だったけれど笑

 

本編雑感

場面ごとの感想

ピアノの落合さんが出てきて座って楽譜をめくるその一挙手一投足に集中しすぎてまりおさんが出てきているのに気づきませんでした。びっくりしたし、最初から誰?ってなってました。

 

からの「待ってたよ」も誰?って感じでした。私の中のまりおさんのイメージがフェルセンとアメブロくらいなのも問題なのですが、とてもかわいくてとろけそうな具合でびっくりしてしまいました。さっきまでおじさんだったのに一瞬光で目が眩んだうちに19歳になっていました。本編通して過去→現在の切り替えはゆったりなのに現在→過去の切り替えが素早くてほんの一瞬の暗展で19歳になるのがすごいなと感動していました。

 

そして初っ端から彼が抱きつくのであれ?甘いやんもっと怖いと思ってたわとびっくりしていたら全然甘くなかったわーあはは。

 

マッチのところなー。先に出して待ってる私に気づいたとき彼はどうでるんだってどきどきしたわー。返し方やばいね。私の上をきれーいに通り越すマッチを首ごと追うまりお私の動きちょっとカートゥーンぽかった。なんて言えばいい?まあとにかくかわいかった。そして、彼の考えを先読みして待ってるところから一瞬対等な関係になったようにみえたけれど、返すときは手渡しで返さないことで関係性に段差をつけるようになっていて、彼の支配のうまさが際立ってました。けどあれや、最後のひっくり返しを思うと彼の考えを先読みする私っていうのは見返したらきっとたくさんあるんだろうな。悔しい。おかわりしたい。

 

契約書のとこの「血で汚すなよ」が酷すぎて私と一緒にううってなった。というか全編通して私に感情がリンクしてしまっていたから99年で突然突き放されて呆然とした。

 

スポーツカーのところの彼が、ただの大人の不審者ではなくて、しっかり19歳の少年が子供に話しかけている様にしか見えないのが新納さん演技やべえってなりました。

 

犯行後動揺しっぱなしの私に彼がロープ投げてきたら塩酸持たせてきたりするじゃないですか、その時彼は手袋してるのに私は素手でガッツリ塩酸の瓶を握らされていて、それを見た我は彼は絶対に私に罪をなすりつける気なんだな!とか思ってけど違ったww

 

そして!あの!上下分かれて向き合ってネクタイ取るっていくところ!!!!指の動きとかよすぎてやばかったし、あの!知らないまりおさん出現しまくりでした怖い怖い。色気が!!!!!多分劇中最大の負荷が心臓にかかったすごかったわ。

普段育ちの良さとナード気質ぽいオーラを漂わせて表情がくるくる変わる分、恍惚とした顔とのギャップがすごくて大混乱でした。あのですね。これより前のシーンからサスペンダーがちらっと見えたところでサスペンダー!!!!!ってなっていたんですがこのシーンのまりおさんのサスペンダーの脱ぎ着が!あの!もう伝わってますよね!

 

色気関連でいくと、取調室?に彼が連れてこられたところでなぜかいきなり耳をお舐めになっていたと思うのですがあれはいったいなんぞや。若干のスペースキャット顔になってしまったわ笑 あのあと拒否ってすーってなるところ好き。

 

99年らへんに、私の99年一緒だ的な発言に対して彼がお前は孤独だみたいに返すところ。この場面単体で考えると彼はもう私に今まで通りには戻れないからなのかって一瞬思ったんですけど。彼は鳥籠から出たいのか出ないで私と共にあることを受け入れているのか。ちょっと判断がつかなくて、出たかったのならば彼が刑務所内で刺されたのはわざとなのでは?鳥籠から出るために刺されたのならもう99年の時点からそういうことを考えていて自分は死ぬからお前は孤独だなのかなとか思ったんですけどいかんせんうろおぼえなのがつらい。どっかでスクリプトとか読めないのか。

 

とにかく立場がまるっきり逆転する後半はもう肌がざわざわーって波打って恐怖やら感動やらでいっぱいになって泣きそうになりましたわ。悟りを開いた様な顔をしていましたね。

 

独房での私の寝っ転がり方綺麗で好き。膝の三角が綺麗。

 

カテコさ2人とも最初真顔すぎて特にまりおさん笑ってるイメージ強いから役抜けてないのかなとか思って心臓バクバクしたし3回目くらいでやっと笑ってくれたときの安心感やばかったあんど最後だけ肩組んで帰っていくのも安心できてよかった。

 

内容感想

ここまで細かいシーン書いてきたけどもっと全体的なところだと、新納さん彼はすぐに激昂したりと焦燥感に苛まれている、こう色々中身がぐちゃぐちゃになっているのに外面は大人びた振る舞いで魅力的な少年でした。他ペアだとどうなのか気になるのだけど、彼ってこうサイコパスっぽくしようと思えば出来そうな役なのかなって思うんですけど、新納さんの彼にはサイコパスみがなくて、がんじがらめになってる感が生身の少年がそこにいるって思えてとても好きでした。所作の美しさも相まってものすごくバタバタうろうろする私との対比も楽しかったです。特に電話のところとか。あ、段差を転がり落ちる私にめちゃめちゃ驚いたしあそこ好き。

 

新納さんとてもいい声でまりおさんの声と2人で重なった時のバランスも良くて素晴らしかった〜全体に曲難しすぎてよくこんなにお芝居しながら歌えるなと終始驚いてました。まりおさんはめっちゃ意外だったのがものすごい荒く歌っているというか音程や技術よりも演技!っていう方に全振りしているんですね。私は普段ピッチ重視で歌を聴くのですが、ちょっと曲の聴き方が変わってきそう。

 

恋愛を解する心がないもので、私の彼に対する心情っていうのはかなりわかったのですが、結局彼の私に対する感情ってどんなものなんでしょうか。最初はああ、私を支配するのがとてもうまいなと思っていました。アメとムチの使い分けがエグい。

けれど、彼→私への愛情表現ってあんまりなくないですか?身体的接触も私へのご褒美的な要素が強い気がするし、彼が安心したような顔をしてる気もするけど。自分よりは劣るけれど数少ない超人の1人としてその価値は認めていて他の有象無象とは一線を画したお気に入りなんだろうとは思える。それに父から愛されていないことが巨大コンプレックスになっている彼からすればあそこまで真っ直ぐに愛をぶつけてくる私に安らぎを覚えなくはない気がするのです。だとすればそんな私に自覚のあるなしに関わらずのめり込むと思うし、犯罪にいちいち私を連れていくのは危険なスリルを楽しむ一方で無意識に安心感持ち歩いているのかななんて。なんだろう、あんまり彼が私をいじめて楽しんでいるという印象は持たなかったからそう思ったのかな。

とにかくこんなに感染リスク高そうな飛沫・接触が多い舞台が感染者を出さずに上演されて、それを私がみるとこができたのは奇跡だなと思います。

こうしてぐるぐる考えていると他ペアの公演が見たくてたまらなくなるわ。昨日の夕方から気を抜くとしわしわピカチュウみたいな顔になっちゃうんだけど😭😭😭

 

これ気になる。CDにろまりペアないじゃんと思ってたけどこれは一体なんぞや

スリル・ミー with 新納慎也 『スリル・ミー』より

スリル・ミー with 新納慎也 『スリル・ミー』より

  • 発売日: 2015/12/16
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

これはかなーり気になっている。