Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

ちょっとニッチになってきたレミゼ1年生『レ・ミゼラブル』7/26 M 東京楽 感想

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今年はじめて生レミゼを経験し、チケット難を恐れていたにも関わらず4回みることができて、幸運なレミ1年生だったなと🥺

 

今回は伊礼ジャベ屋比久ちゃんエポ初見キャストちょっとしたレミ内容の考察(バルジャンのWho Am I とアンジョルラスのルカビュクについて)、森さんの指揮のイメージ、新井ジョリ枠ウォッチングアンジョバイトフランキーな感想です〜 

ちょっとずつ回数重ねて感想もニッチになってきますね笑

 
伊礼ジャベ

実は川口さん理生さん理生さんと来てたので伊礼ジャベがお初だったのです!

もっと取っておけばよかった😭😭😭ってなるくらい好みだったんですけど!後悔!多分伊礼さんの歌い方そのものが好きなのがまずあり(ビブラートに逃げない歌声が好きなので〜!)、そこに加えて、私のジャベ観に近かったです。

Stars 予想を超える音圧でにこにこタイムでしたね。この曲ってジャベの役どころに反したロマンチックな歌詞が印象的な曲なのだけど、伊礼ジャベはそのロマンチックな言葉をメロディの美しさに乗せずにガンとして視界が狭く思い詰めがちなジャベらしい歌い方に乗せるので、ロマンチックな歌詞なのにその理想的な美しさの度合いが排除されて、本気で彼は真剣に心の底から、いつもと同じ固い1mmの遊びもない思考回路でその言葉を導き出してるってのが伝わってきていいなーと。ジャベの人格としての統一感があると言えば良いのか。そんなところで視界が狭すぎるジャベだったので自殺の説得力も素晴らしかったです。かっこよかったな。

Fantine's Arrest ではバルジャンの行動に「市長!」と抗議しつつも、市長と警部という立場があるから強く出るない、そこに原作ジャベを感じた。

伊礼ジャベはバルジャンを全然疑ってなくて24653〜!でスペキャ顔になると聞いてたけど、The Runaway Curt でコート返してバルジャンの襟を払うところとか結構疑ってそうな感じしたけどね。2階からオペラだからそこまで細か顔は見えてないのだが。裁判所では確かにバルジャンが走り去る間結構固まってましたね。

対決 バルジャンが腕だけで鎖を引いてて伊礼ジャベは腰入れて引っ張ってるのに引きずられそうになってて思わずジャベ!がんば!ってなっちゃった笑 圧倒的な力の差。首締めは短め。あの長い首締めは理生ジャベ仕様なのねん。

ODM 上手で片膝付いてるときに纏ってる空気が圧倒的「静」なのも好きだったな。心を静めて統一された状態で立ち上がる、そこからジャベに流されてわからんぞ?、そしてバリケードに戻ってきた時は獣のような息遣いで完全に取り乱し、バルジャンを逃すときにはもうよろよろ具合甚だしい自殺。この一貫性が素晴らしい伊礼ジャベ。

余談だけどホテル帰って伊礼さんのミュアルバムの最後のダンス聴いてみたら、最後のえりざ、べーーーーーーーー↑↑↑↑できゃーーーーーーって悲鳴あげる羽目になりました。まじでやばいんで、Eleganteってアルバム、ぜひ!

 

屋比久エポ

コゼット、思い出す〜 のとのオケなしのアカペラが素晴らしすぎて、彼女にはもうオケすら必要ないのではないかと思っちゃった。洗練されてるというか、うまく言い表せないのだけれど。OMOもゆうゆう歌いこなしている。縁などなーーーーーーーーーーーい!の響きが最高すぎて毎日聴きたい。

ふうかエポは希望を持つたびに傷ついて、心の痛みに耐えながらも笑顔を絶やさず、むしろ笑顔でいることで痛みを逃がしている。屋比久エポは、In My Life の夢なら消えた〜よりももっと前から常に諦めて生きてきたエポ。どっちも大好き。前に、ふうかエポはガブとの血縁を強く感じるって書いたんだけど、今回の屋比久エポはマリウスが三浦くんだったのもあり骨格の体格差でとてもシルエットが華奢で子どもっぽく見えたのでガブのお姉ちゃんみを感じたのと、路上育ちと裕福な家庭の育ちによる体格差を突きつけられたようで苦しかったです。

シルエットの話ついでに、お迎えにくるエポ、コートが長くて、カテコで後ろに下がる時にコートの裾を踏まないように裾を後ろに手で払いながらぴょんぴょん下がる屋比久ちゃん可愛すぎた。大好き。

あとね、屋比久エポの娼婦バイトが大好きなんです!ってことでこの日もバルコニーみてたら、あそこエポバイトともう1人娼婦いるんだけど、そのもう1人がお店の中からお客に声かけられて、屋比久娼婦もついて行こうとしたら、お前は呼んでないみたいにしっしってされてたわ。めっちゃかわいいのにね。

 

加藤コゼット

伊礼ジャベに続いて初見だった加藤コゼット!好み〜💕💕💕 前からちらほら書いてるけどマリコゼの好みが激しいのですが、りりかちゃんのコゼットはとても好きです。音のアタックが優しいのと細かい演技が可愛らしいんですわ。

 

橋本テナ

駒田さんのきゃわきゃわなテナ、齋藤さんの愛され小物なテナにくらべるとだいぶ悪どい橋本テナ!表情も声質もめっちゃ悪いやつです!

 

Who Am I ? とルカビュクの対比

この日、Who Am I ? のシーンをみながら考えたことを。

Who Am I ? でバルジャンは、もし名乗り出なければ自分の代わりに男が捕まってしまうことと名乗り出れば雇っている工場の働き手たちが露頭に迷ってしまうことに触れています。

おそらく工場が潰れれば、その日暮らしのお金がなくなり亡くなる人、ファンテのように身体を売ることになる人、1人ならざるたくさんの人の人生がめちゃくちゃになります。ロッコ問題のようなものですね。1人の人生かより多くの人の人生か。

ここで選ばれたのは名乗り出る方で、自分の代わりに別の男が捕まるのを避けたと同時に、自分の罪を背負うのではない方が選択されているなと。多くの人生を救うことを選んで、一生罪を背負って生きるという選択もなかなかすごい、聖人とは言えないかもしれないけれどと思っている時に思い出したのが、アンジョルラスのルカビュクシーン

私は原作チャレンジがまだ1冊目なのでこのシーンは読みたくて先回りで読んじゃったので前後のつながりはわからないです。ただこのシーンでアンジョルラスは、革命の最中で規律を維持するために、殺人者を殺し、大義のために自らが罪を背負うんですよね。

この対比がどうこうってところまではまだ考えられてないんですけど、観劇中に気づいたので。

 

森さんの指揮

私はピアノは練習しなかったから上手くならなかったし、ホルンも練習がいやで1年でやめたので、音楽には明るくないのですが、先日ラミハド配信でピアノを弾いてらした森亮平さんが指揮ということでちょっといつもよりオケを意識しながらみてました。

全体に少しゆったりめで、冒頭ProlgueやODMはどことなくいつもよりゴージャスで好きでした。どの曲も演者が音符の長さを自由に伸ばしていて指揮がそれに合わせにいくような感じもしました。

あとめっちゃ細かい好きポイントとしては、宿屋でのコゼットをめぐるバルジャンとテナ夫妻のところで、バルジャンがコゼット、私の子だ〜的なん歌ったところの後のテナ夫妻のてーってて、てーっててってメロディがバルジャンの歌に食い気味にかかるのが、テナ夫妻のバルジャンに対する「おいおい何言ってんだ!」みたいなんが感じられて好きだしたわ。

 

アンジョ給仕バイトフランキー

今回は2階席だったので舞台奥がよくみえまして、相葉アンジョの給仕バイトがはっきりみえました!今回はね、シャンパンがぶ飲みして酔っ払っちゃって🍗と🥂持ってずっとよろよろしてました。給仕長?みたいな人からまた🥂もらって飲んでさらに酔っ払って、全然仕事せんし、新井くんジョリ枠に心配のような困惑のような扱いに困るよ!って感じのムーブをかまされてました〜

 

新井ジョリ枠ウォッチング

2回目以降のレミ、新井くんが気になってましてついつい追いかけてみてしまいますね。Fantine's Arrest オペラ除いてめぐさんファンテみてたら真後ろに見物人バイトの新井くんがいて吸い寄せられたり!プリンシパル以外の人生も垣間見えて楽しいんですよね〜☺️

宿屋のけが人バイト、松葉杖ついてるからわいわいしてる輪にうまく入っていけなかったり、腕組んでた女の子がどっかいっちゃった後もついていかずにてもちぶ手持ち無沙汰になって隣の女の子のスカートめくったけど女の子が他の男と喋ってて微妙に気づいてもらえなかったり、そんなこんなだけど後半は宿屋セットにぶら下がって楽しそうにしてたり、みんなそれぞれストーリーがあって楽しいんですよね。

本役のジョリは、今回の砦ではあんまり攻撃に参加できてませんでしたね。数発撃ってもうグロッキーになってて。ただ弾無くなったときは何かしら投げてたし、ガブの拾った弾も素早く配布してました。DWM はフイイが歌い始めた後「あいつ〜笑」みたいなんが聴こえた見えた気がするのと、ソロ歌った後彼女と下手に行って、砦に戻ろうとするジョリと何回か引き留める彼女の図がみえたんですけど、まあ幻覚幻聴かも知れん笑 アンジョの「去りなさい〜」の後の彼女の「ジョリ!!」はめっちゃ聴こえました。アンジョが死んだ後、次々学生が死ぬけどジョリ1番最初に死ぬから辛すぎてうううううって毎回なる😭😭😭

 

とりあえず感想こんなところで、思い出したらまた追加するわ

過去のレミゼ感想

yadokarinko.hatenablog.jp

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