Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

ミュージカル『COLOR』9/8 S を見て考えたこと

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ワンシーンワンシーンはとにかく面白かったし、演者さんのパフォーマンスが素晴らしいので楽しめたのだけれど、作品としてはあんまり魅力的ではなかった。一番にはやっぱり実在のそして存命の人をモデルに他人が作品として描くのって難しいんだろうな〜というのを感じる。きっとミュージカルに限らずあらゆる作品において言えることだと思うし、その難しさにあえて挑戦してみたかったんだろうなというのもわかる。わかるが、やっぱりその壁は高いんだなと思ってしまった。

 

今作に限らず、存命の人間をモデルにする難しさとして、描く対象を解釈しにくいというのがあると思う。だってそこに本物がいるから。こういう人だったんじゃないか、こういう気持ちだったんじゃないかと作り手が考えていったときに、それは違うとか正しいとか判断できる当人がいるという状況は、作品を作る上で大きな困難になると思う。当人は自分が描かれる以上、自分が経験した感情や感覚がより「正しく」観客に伝わってほしいと思うだろうし、作り手側にはモデルになった人にその作品を受け入れてもらいたい、そうでなくてはならないという責任感が生まれる。それはごく自然で、作り手側も人様の人生を作品にする以上誠意を持つべきだと思う。ただ、正確さをいくらでも追求できる環境で作品を制作することで脚色の余地は減り続けるだろうし、作り手側の想像力と創造力は少なからず阻まれる。その中で面白い作品を作るのはきっととんでもなく難しい。私が作り手ならば避けてしまいたくなる。

 

COLORは、モデルとなった坪倉さんと密接にコミュニケーションを取りながら制作されたそう。私は原作についても実際の制作過程も知らないのでなんとも言えないが、おそらく正確さを追求しやすい環境だったのではないかな。そして今回はそれがうまくはまっていた部分もあると思う。今作からはよくある「お涙頂戴」な感じはしなかった。成河さんの演じ方もあって地に足を着けて今を生きる人間の物語になっていた。その反面、ストーリー展開に起伏がなくてものすごく平坦な作品だなという印象も受けた(特に後半)。平坦という表現が正しいかはわからないけれど、起こるべき展開が起こるべくして続いていく感じと言えばいいのか。でもきっとドラマチックな展開を用意すれば「正しさ」からは離れてしまうからモデルに誠実ではなくなる。その辺の塩梅が多分とてつもなく難しい。今作の場合はキャストに演技面でも歌唱面でも魅せられる方々を集めることで平坦さを若干カバーできているけれどそれでも感情のうねりみたいなものがなかなか生まれてこなかったんですよね。

 

これを書きながら、作り手が観客に届けたかったものはなんなのかという疑問が出てきた。いや別に観客が受け取るものが全てではあるんだが、作り手の側の意図も知りたくはなる。私は「ぼく」の人生がどんな様子だったのかは受け取ったけれど、その感情については受け取っていない。後者は「感動ストーリー」を避けるために意図的に排除されているようでもある。でも「ぼく」の人生を届けたいのならば、その最も正確な記録として坪倉さんの著作がある中で、ミュージカルという媒体を使って作り手はどこを目指したんだろう。私はミュージカルは感情を描くのに適した媒体だと思っているので、その意味では今作が目指したであろう方向性と表現媒体の相性が悪いような気がしてくる。

 

あと面白いなと思ったのが、私はこの感想を書き終わるまで他の方の感想を読めないので友人から聞いたところによるとなのですが、どうやら今作の感想は絶妙に内容に触れるのを避けたものが多いんだとか。今作に否定的な意見を述べることはモデルになった方の人生を否定するようでなんとなく心苦しいのかもしれません。でも、「ぼく」の名前が草太なことによって作品はモデルからある程度切り離されていると考えてもいいんじゃないかなと私は思います。

 

最後に好きだった場面の感想を。

車に乗ると電線が追いかけてくる話、ご飯とチューペットを初めて食べた時の話、UFOキャッチャーのクマたちが助けを求めているようで必死で救出しまくった話、自動販売機という偉大なる人類の発明にびっくりする話、どのエピソードも私たちが知らぬ間に失っていった感覚に再び出会えるような素敵なシーンになっていてとても好きでした。クスッと笑えるように描かれているのもよかった。UFOキャッチャーのシーンではリトルグリーンメンを思い出しました。彼らって掴まれると「神様〜」って言うんですよ。

 

そしてめぐ成河の感情のぶつかり合いソングが素晴らしかったですね。序盤から安定して素晴らしい歌声を届けてくれていたけれどここにきて突然出力250%の爆音で歌い始めるのでびっくりしました。箱のサイズを超えとる。やっぱり歌唱力のぶつかり合いを聞くのって楽しい。

 

公演の感想というよりは公演を見て考えたことばかりになってしまったし、自分の考えがまとまらないから書きたいことが書けたのかもわからないけれどこれで感想終わります。なんか思い直したり、追加で考えたことがあれば足します。

素敵な悪趣味は嫌いじゃない『ピピン』9/3 M 感想

大きなうねる人影が映し出されたかと思うと徐々に縮んでいき、影と入れ替わるようにリーディングプレイヤーが登場、Magic To Doを歌い始める。オープニングナンバーの演出にここまで心を掴まれたのは初めてかもしれない。それくらい高揚しました。かっこよすぎる。

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Magic To Doという楽曲自体もとても好き。BNMC2020の映像でクリスタル・ケイちゃんが歌っているのを見て素敵だな〜と思っていたけれど、扮装や振付込みで見てさらに好きになりました!ずーっと頭に流れてるし、成り切って動きも真似しながら歌っちゃう〜デュルリッドゥ〜。一気に引き込まれる素晴らしいオープニングナンバー。スティーブン・シュワルツってやっぱり天才なんだな。

ちなみに今回の公演のMagic To DoはPlayBillが映像に残してくれている。それもフルで、大感謝。

 

そんなこんなで最高の始まり方をするピピンですが、この作品を好きなのかどうなのかは自分でもいまいちわからない。ただ確実に言えるのはこういう悪趣味は嫌いじゃないな〜ってこと。

1番の悪趣味ポイントはやっぱり、西ゴート族の首をゴルフクラブでかっ飛ばすかのように見せるリーディングプレイヤーのシーンですね。うへぇって感じだけれど、あまりにも絵面がいい。あれはお洒落な悪趣味。しゃべる首とピピンが仲良く会話するところなんかもなかなかに衝撃的なビジュアルではありますよね。

バトルシーンを背景にLPと2人のダンサーが呑気に踊っていたり、「The Flesh」は結構派手に過激だったり、キャサリンとの情事でうまくいかんピピンを応援させられたり。思い返すとどんどん出てくる。最後のなんて悪趣味そのものだけれど嫌な悪趣味じゃないんだよね。いい悪趣味。

The Finaleについても、うわーー(引)ってなりますね。困惑するピピンをよそに楽しげなサーカスを繰り広げる御一行が怖い。そして満たされるには炎に飛び込むThe Finalしかないという。戦いでも性欲発散でも政治でも芸術でも信仰でも普通の生活でも満足できないならば、もう炎に飛び込む華々しい死以外には残されていないだろうってわけ。迷える若者にとってはとても残酷ですよね。ああそうなのかもしれないと思ってしまう。観た人たちの記憶に残り続けるという意味でも一生忘れられない。今作ではピピンが普通の生活を取るからそれ自体が推奨されているわけではないけれど、迷える若者の誰もが考えてしまう華々しい死を迷える主人公に強要してみせるっていうのが面白いです。そして、ピピンが普通の生活を選び取ったとしてもそれを教訓のように突きつけるのではなく、LPの導きを求めてしまうテオを描いて終わる。素敵な皮肉でした。

 

私はやっぱりリーディングプレイヤーが好きでしたね。不思議な存在。

物語が始まったときには、ピピンをそして観客を導く役割を担っていたはずなのに物語が進むにつれてそれが崩れていく。あれ?この語り手、様子がおかしいとなるのが、キャサリン役にダメ出しをし始めるところかな。第四の壁を破壊してくるLPは誰よりも観客を気にするはずなのに私たちが見ている目の前でキャサリン役に口出しをし始める=私たちに向けて上演している劇を破壊し始める。LPからすればキャサリン役が劇を台無しにし、破壊していると怒っているんだろうけれどね。そこでこれまで私たちを導いていたはずの存在に突然無視されるような感覚を覚えます。ピピン役もコントロールが効かなくなって劇が崩壊し始めるとLPは怒ってセットも衣装もオーケストラも取り払って劇を完全に破壊してしまう。誰よりも観客のそばにいて劇の完成度を追い求めていたLPが劇を完全に壊す。それがとても面白かったです。LP、なんて魅力的な役どころなんでしょうね。

 

この感想を書きながらも、これまで見たミュージカルではかなり難しい部類に入る作品だよなと思う。歴史上の人物であるピピンが自分を見つける旅を見守るのか〜と思いながら楽しいサーカスをにこやかに見ていると、思いのほかストーリーが抽象的なことに驚かされる。しかもその抽象的なストーリーを掴もうとしている最中にも舞台上では刺激的なサーカスやダンスシーンが繰り広げられるからそちらにも気を取られて考える時間を与えてくれないし。

人が何を思って見ていたかなんてわからないし、気にする必要もないのかもしれないけれど、私が見ていた回ではFinalの時点でも客席がサーカスを純粋に楽しむように手拍子を入れていたんですよね。。。ピピンを炎に飛び込ませたいリーディングプレイヤー脳の人が多かったのか?そんなことはない気がする。お話は気にせず純粋にサーカスを楽しんでいる観客が多かったのかもしれないな。

 

パフォーマンス面の話も少し。キャストの皆さん、とても素敵でした。

クリスタル・ケイちゃんはやっぱり素敵。若干声質がオーブとの相性悪いかなというのがありつつもエンターテイナー力の強さを感じた。身体の動かし方も美しくて私は終始リーディングプレイヤーに目が釘付けでした!これからもミュージカルたくさん出てほしいなーん。

ウィンくんはもう少し声量欲しいな〜とも思うけれど、道に迷うまっすぐで心優しいピピンは共感しやすくてよかったな。

片足バランスしたりナイフで刺されたと思ったら死体ごと消されたり、なかなか普段では見られないキーヨを見られたのも楽しかったですね。

キャサリン役の愛加さんもルイス役の岡田さんもハマっていてよかったな。そして、おそらく初めましてだったファストラーダ役の霧矢さんも素敵だった。歌唱もお芝居もよかったけれど、ダンスがとても好みでした!!!!!身体をどう見せるべきかを心得ている方のダンスだと思いました。

そして、バーサ役の中尾さん。エアリアルフープでのアクロバット。凄すぎる。あれはかっこいいわ。

 

全体としてアクロバットやイリュージョンは結構不安定なのでソワソワしました。失敗も多かったし。こればかりはいくら練習したとしてもうまくいかないこともあるのだろうし、仕方ないですね。誰も怪我することなく最後まで駆け抜けられることを祈っています。

 

Magic To Doの動画を漁っていたら2021年にWEで上演されたピピンの動画を発見。こちらは2013年BW版とは打って変わってヒッピールック。とても気になるのに今のところ見つかったのはこの動画とWE LIVEのみ。

このプロダクションはLPが男性ですね。

 

【9/13 追記】

PlaybillがCorner of the Skyの映像もあげてくれてる!

やっぱりレプリカ公演だからこそなのかな

8月の鑑賞記録(言葉を手に入れなくては)

8月は本当に感想執筆に追われた1ヶ月。7月末の旅行の分がなかなか書き終わらず苦労しました。観劇で体験したものとか考えたことを忘れてしまうのが嫌なので、今後も将来の自分のためにできるだけ書き残すつもりです。

感想を書きまくったことで語彙力のなさを実感していたところに、シラノ関連作品だったりDLLだったりを浴びたことで、言葉をもっと上手いこと選び取りながら使いたいと思わされた、そんな1ヶ月でした。

🇫🇷 パリ観光

8/2 Château de VersaillesLe Petit Trianon→La tour Eiffel

日が落ちるのが21時とかなので観光するにはかなりありがたい。毎日早起きして過密スケジュールで観光してました。

ヴェルサイユは装飾が豪華絢爛すぎて入ってすぐはこれが「市民の血税で・・」とはじめは引いてしまいました。でも天井画や細かい彫刻の美しさにだんだん圧倒されていきました。トリアノンは落ち着いていて見やすかったです。ただ信じられないくらい日差しが強くて着ていったワンピースの形に日焼けしました笑

エッフェル塔はエレベーター待ち列が激混みだったので階段で!!!!!展望台につくと陽が沈む直前で空の色がとんでもなく綺麗でした。降りると22時前で1時間に1回のイルミネーションタイムにも遭遇できました。

8/3 Musée du Louvre→Musée d'Orsay→Conciergerie→Sainte-Chapelle→Notre-Dame de Paris

この日もなかなかの過密スケジュールで回りました。私は印象派以降の作品が好きなのでオルセーをメインにしてルーブルはさらっと回りました。オルセーの5階は天国ですね。シニャックの絵がたくさんあって。住みたい。シニャックのWoman with ParasolとモネのCamille on her Death Bedが特に気に入りました。

8/4 Musée de l'Orangerie

本当は8/1に予約していたもののユーロスターの遅延で流れてしまい、出発の朝にねじこませてもらいました。ルーブルと同じノリで開館1時間前に行ったら誰もおらず、なんと1番乗りで入れちゃいました!一瞬だけれど一面睡蓮の絵に囲まれた部屋を独り占めできたのが幸せでした~。そこまで混雑していなかったので思う存分鑑賞できました。小学生のころからずっと行きたかったので夢が叶いました!

🎞 Cyrano (2021)

シラノ作品に触れるのは初めてだったので私の親シラノに。世界中でありとあらゆるバージョンが制作され続ける理由がわかりました。面白いわ。

ミュージカル映画としては絶妙に違和感があったな。クリスチャンのソロの背後での群舞とか。なんなんだろう。ミュージカル映画を見ていて違和感があるものとそうでないものの差を私はまだ自分の中で言語化できなくて。視線やカメラワークが関わっていることは確かなんだけれど。その群舞も舞台で見れば違和感ないだろうなとは思ったんだよね。シラノ・ロクサーヌ・クリスチャンが手紙を読みかわす三重唱は楽曲も映像も両方素敵だった。

あとミュージカルという表現媒体を使う以上しょうがないけれど、クリスチャンが流れるように歌うから詩作ができない人間には見えずらくなるね。

 

🎞 Jurassic World Dominion (2022)

新作なので感想はこちらに書きました。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のJawarinkoのネタバレレビュー・ 内容・結末 | Filmarks映画

 

🎭 音楽劇『スラムドッグ$ミリオネア』8/11 M

not for meだったな。というのも私が鑑賞者として想定されていないような気がした。

 

📹 A Night with Janis Joplin (2018)

私はジャニスのことを全く知らず、彼女が影響を受けたアーティストたちについてもほぼ知らないまま見始めたので音楽史的な高揚感はなかったのだけれど、とにかく主演のメアリー・ブリジット・デイヴィスの歌声がとんでもなくかっこよくてそれだけで十二分に楽しめてしまった。こんなに歌が上手い人っているんだと思わされた。これは思いっきりメアリーさんありきの作品なんだろうな。

youtu.be

 

🎭 ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』8/14 M

一時は見られないかと思いましたが、無事見られました!素晴らしかったです。また1つ良き2人ミュージカルに出会いました。

🎭『シュレック・ザ・ミュージカル』トライアウト公演 8/15 S プレビュー

spiさんのパフォーマンスそしてシュレックへの想い、素晴らしかったです。そして今作はコロナの打撃を受けながらもしっかりしたアンダーシステムを駆使して公演を続けていったのも素晴らしかったです。スターシステムが強い日本では難しい部分もあると思うけれど、怪我や病気のとき、家族のために身体を空けておいた方がいいとき、なにか不安があるときなどに俳優さんが安心して休めるためにもしっかり環境を整えていってほしいです。

🎞 Moulin Rouge! (2001)

せっかく公演を見たことだしと映画を見直しました。楽曲はBW版の方が編曲が凝っていて好きなのだけれど、豪華絢爛なビジュアルの効果か作品としての面白さは映画版の方がより感じられるかもしれない。舞台版は後半なかだるむ感じがしないでもなかったけれど映画では特にそれを感じなかったな。

そしてユアンのクリスチャンもニコール・キッドマンのサティーンもとんでもなくかわいい。

 

📹 National Theatre Live: Cyrano de Bergerac (2019)

上演権が切れてしまう?とのことで急いで見てきました。ずっと見たかったマカヴォイシラノ。面白かった~!!!!

マカヴォイシラノがとても可哀そうでとても面倒くさい奴で最高でした。ロクサーヌに会いたいと言われたときの浮かれ方が凄まじくてその後の展開が辛いよ。いつも目に涙を浮かべながら笑っているシラノ。泣ければよかったのに。さらけ出せればよかったのにそれがどうしてもできなかった男。あまりにも卑屈でプライドが高くて、コンプレックスがものすごいからその分攻撃的になっていく。自分を守らなくちゃいけないから。

そしてロクサーヌって「街ではじめて大学に行った女性」なんですか?早く言ってよ!!映画版シラノでそこは言及されてなかった気がするんだが。ここはこちらのオリジナルなのかどうなのか、原作読まなきゃいけないのかもしれない。。

演出についてとても面白かったです。ただハンドマイクを使うときと使わない時の明確な差が私にはわからなかったのだけれど、どうなんでしょうか。もう1回見られる機会があるならより注意して見てみるけれど。

それからクリスチャンとシラノのキスについて。わからーーーーん。somlに続き、考え続けなければならないキスシーンが登場してしまった。クリスチャンはシラノを心底うらやましいと思っていて、シラノになりたいとすら思っている。でもそれがいまいちキスと私の中では結びつかなくて。ぼちぼち考えていきます。

youtu.be

 

🎭 ブロードウェイミュージカル「コーラスライン」8/18 S

愛した日々に悔いはないを聴くときの心持ちが変わった

🪩 Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA" 8/21

私はReframeとかpolygon waveみたいなバキバキの演出のライブが好きなので、ちょっと地味かなと思いつつもきっとそういう形のライブが続いたからファンとの距離の近い温かみのあるライブを作ったんだろうなというのがわかるので素敵だなと思いました。演出が派手ではない分、3人のパフォーマンスとMIKIKO先生の振付を堪能できる。

 

🎞 13: The Musical (2022)

Jason Robert Brownによるミュージカルの映画版。いわゆる子役演目なんだけれど、出演者の皆さんのパフォーマンス力が鬼の高さで衝撃的。歌もダンスも素晴らしい!!ネトフリがこうしてミュージカルに力を入れてくれるととてもありがたいですね。

youtu.be

 

💿 A Chorus Line: New Broadway Cast Recording (2006)

感想を書くにあたって通しで聴きました。歌詞も面白いですね!

A Chorus Line (The New Cast Recording)

A Chorus Line (The New Cast Recording)

  • ヴァリアス・アーティスト
  • サウンドトラック
  • ¥1833

 

📺 I Am Groot (2022)

ロケット〜💕💕💕💕💕💕💕

youtu.be

 

📹 Trevor: The Musical (2022)

こちらはDisney+が撮影した舞台映像の配信。私はやっぱり映画化よりは舞台映像を撮影してくれた方が嬉しいな〜🎵

13はわりと陽気だったのに対して、トレバーはかなりシビアな話でした。ミセス レミントンも言ってたけど子どもの世界って残酷なんですよね。。。

トレバーが憧れてやまない存在としてダイアナ・ロスがたびたび登場するのが面白い。ドリガ見た後だとなんだか複雑な気持ちにならんでもないが。

youtu.be

 

🎭 ミュージカル『ミス・サイゴン』8/27 M

Why Chris Why?の気持ちをぶつけました😌

 

🎨 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで (国立西洋美術館)

前回サン=トロペの港を見に行くつもりで常設展に行ったら定位置になくて、震えながら学芸員さんに声をかけたところこちらの企画展に出るとのことだったので、見に行ってきました。いつ見ても再推し絵画は最高なのだが、大きな作品なのに角の人がたまりやすいところに展示されていてとても見辛かったのが少々残念であった。あれでは近寄ったり離れたりしながら作品を見ることができない。

ただ、ほとんどが撮影OKの展覧会でかなり混み合っていたので、みんながSNS映えも間違いなしのシニャック作品を撮りまくって載せまくって突然のシニャックブームが巻き起こる可能性もあるのでは!?という期待はできましたね。

 

🎭 ミュージカル『ミス・サイゴン』8/29 M

富山のチケット買いましたー💪 初の国内遠征!!

🌟

私的ヒットチューン

El Tango De Roxanne - Moulin Rouge!

やっぱりかっこいい。日本版では誰が歌うんでしょうか🥺

El Tango De Roxanne

El Tango De Roxanne

  • Original Broadway Cast of Moulin Rouge! The Musical & アーロン・トヴェイト
  • サウンドトラック
  • ¥255

Life On Mars? - Lazarus

父はボウイが結構好きなのでLazarusの音源を紹介しました。私の好きなSophia Anne Carusoの声も気に入ってくれたら嬉しい。

Life On Mars?

Life On Mars?

What I Did For Love - A Chorus Line

Kiss today goodbye, the sweetness and sorrow〜 歌詞が美しくて好きです。

What I Did for Love

What I Did for Love

Mr. Girl Hater - Daddy Long Legs

軽快なメロディとお茶目なジルーシャらしさが楽しくて大好きな楽曲。DLL楽曲では1番ヘビロテしている。

Mr. Girl Hater

Mr. Girl Hater

  • Megan McGinnis & Paul Alexander Nolan
  • サウンドトラック
  • ¥255

Things I Didn't Know - Daddy Long Legs

DLL楽曲で歌詞が1番好きなのはこの曲。私は古典作品を読んでこなかったので、それが恥ずかしくなりました。

Things I Didn't Know

Things I Didn't Know

  • Megan McGinnis & Paul Alexander Nolan
  • サウンドトラック
  • ¥255

 

伊礼エンジニアが熱い『ミス・サイゴン』8/29 M 感想

1日を挟んで、戻ってきた〜再びサイゴン〜🎵

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今日は海宝さんと神田さんが休演でサンウンクリスと西川トゥイに!公演を続けてくださりありがとうございます🙇‍♀️✨

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今日は伊礼エンジニア回でした〜!かっこよかったーーーー🤩🤩🤩

かっこいいと書き続けてしまって話が進まないのでかっこいいをNGワードにして感想を書く努力をします。

伊礼エンジニアには、私の頭の中のエンジニア概念にはなかった「いいやつ」「面倒見がいい」「子どもが好き」というか「タムが大好き」「若い兄ちゃん」といった要素があってこんなエンジニアもいるんだ!!!と驚きました😳


伊礼さんって若いエネルギーに溢れた役とジャベ的な歳を重ねて圧を放っている役、どちらのイメージもあってエンジニアは後者で来るのかな〜と思っていたら思いっきり前者だったので驚きました!!!キムの兄でも通りそうなんよな〜

「面倒見がいい」とか「子どもが好き」とかは全て「いいやつ」というところに終着するのですが、優しいとか親切とかあったかいとかではなく「いいやつ」なんですよね。そりゃあエンジニアなのでアメリカに行くぜ!っていうのが第一なんですけど、それに向かう途中でかつ夢に支障が出ない範囲なら人助けもしてくれる気がする。仕方ね〜な〜って。

タムの世話についても、駒田エンジニアは嫌々って感じだったけれど伊礼エンジニアは楽しんでやっているイメージ。「タムちゅあーーん」って言う。これはほんとの話。

伊礼エンジニアは全てを楽しんでいるエンジニアなんだな。将来を真剣に思い悩んだり過去に苛まれる様子も見せない、ひたすら今を楽しんでいるように見える。ただ唯一「好きで混血に生まれたわけじゃねーよ」のところだけは一瞬影が落ちるのもいいですよね。ここにきてエンジニアがフランス人とのミックスであることが明かされるのが話の流れとして好き。

キムに子どもがいることを打ち明けられた時の「はぁ?😱」ってリアクションなんか状況的にはピンチなのにとてもコミカルで面白かったな〜


アメドリははちゃめちゃに決まってて楽しかったです🤩 歌がうまいのはもちろんなんだけど身体の動かし方が上手い。それとダンサーが出てきてからは特に、あまり欲を感じなくて、ひたすらに「夢」って感じがした。生き延びたけりゃのラストの音を上に上げてたのも素敵すぎたな〜帝劇ではちゃめちゃにシャウトしまくる伊礼さんが見たいからトートかルキーニをどうしてもやってほしいな。


サンウンクリスはとにかく実直。キムに対しても「保護しなければ」「自分が救うんだ」という気持ちが強いように思える。だが抱くしキスしまくるので、なんで!?!?とな?と同時に真面目で真っ直ぐなサンウンクリスでそういう運びになるならどんなクリスだってそうなるわなという謎の納得感を得ました。


納得感の話に関連して、今回は1階席でキャストの方々の表情がよく見えたんです。私はキムとクリスの恋に対して常に疑問を持ちながら鑑賞しているのですが、サンアンドムーンあたりの昆キムの表情や結婚式でキムを見て心底幸せそうに微笑むサンウンクリスを見て「ああ、そうか、そんなに好きなのか」と納得させられてしまった部分もある。2階から見るのに比べて1階からだと昆キムの幼さ度合いが弱まるのよね。表情が大人な瞬間が多いから。それでも彼女が保護されるべき子どもであったことには変わりないし、The Movie in My Mindで絡み合うおとなたちを見て知らない世界に迷い込んだような様子など、前回に増して子どもだと感じる部分もあったけれど。

 

サンウンクリスのWhy God Why?やThe Confrontationからは動揺を強く感じたな。困っているクリス。サンアンドムーンやLast Night〜では舞い上がるわけではなく「キムを助けなければ」というところに重点が置かれていているのに対し、ジョンからキムに子どもがいると知らされたときも困ってしまっているのでしっかりしてくれと思ってしまいましたね。

 

下手側に座ったので今日はキムとクリスがクラブを後にして部屋に向かってからの下手側の様子が見られたのが楽しかったです。ジジが1人で寂しそうに店を後にする姿が切なかったり、舞台奥でアオザイ姿の女性が何を話しているのかわからないけれど男性たちに囲まれていたり(襲われている感じではないので、スカウトされているのかなんなのか)。あと、店を托鉢僧が訪れた際にクラブで話していた男たちが出てきてお布施をしていたのが興味深かったです。エンジニアも出てきてお金を渡していた。彼らのキャラクター的に僧を無碍に扱うかと思っていたので驚きましたが、お布施の様子も手慣れていたので彼らにとっては日常的な行いであると感じられます。また、この近くではクリスがWGWを歌い、結婚式でキムは両親の写真に祈り祖霊崇拝をしている。まだ宗教的要素を拾ってそこから掘り下げた考察ができているわけではないんですけど、今回の観劇の気づきでした。

カテコ

今日は伊礼さんの千秋楽ということでご挨拶が

「今日ね、8公演目なんですよ。僕、市村さんのスウィングなんで」

「こんな楽しい役は初めてで、市村さんが30年この役をね、ここ切ってね、30年手放さない理由がわかった。だから僕はね、40年やってやろうと思って」

などなど危ないジョークが飛び出しましたね〜。伊礼さんが北斗出るからってのもあると思うけれど登板回数の偏りには少し解せない部分がありますよね。。。

そして伊礼さんのお話の間、久遠ちゃんを抱っこする昆ちゃんと久遠ちゃんの髪の流れに沿ってサラサラ頭を撫でるサンウンさんが可愛かったです☺️

 

 

昆キムの幼さを中心に『ミス・サイゴン』8/27 M 感想

まずは、見られたことが嬉しい😭😭😭 抽選に落ちまくった結果、2回の観劇予定が両方8月後半になってしまって見られなかったらどうしよう・・・と不安に思っていました。

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今回は、屋比久ちゃんが休演で昆ちゃんキムに!屋比久ちゃんが無事回復なさるのを祈ると共に昆ちゃんへの感謝の気持ちでいっぱいです🙏

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そんなわけでサイゴン。25th円盤を遠い昔に見たきりで生で見るのははじめて!


まず幕があいた瞬間昆キムの幼さにびっくり。本当に子どもじゃないですか。ここまで子どもだと思っていなかったから、彼女を待ち受ける運命を思ってその時点でかなり辛い気持ちになってしまった。

クリスも一目見て「あの子は誰だ?」ってなったあとに「そんな子、まだガキじゃないか」と言うんですよ。そうだよ!子どもだよ!わかってるんじゃん!それなのになんで抱くの!!!!!!!!!!!自分で言ったじゃん!!!!!!!

そして、昆キムのクリスへの想いってのは本当に恋だったのかについては考えてしまう。いやキム自身にとっては正真正銘恋なんだろうけど、外側から見るとさ。身の上話をする昆キムの表情や叫びを見るに彼女はものすごくギリギリのところで生きていて、本人が自覚しているかは別として頼れる相手、心を許せる相手を求めていたはず。そしてあの状況ではクリス以外に頼れる人はいなくて、かつその人とセックスまですることになってしまってということを踏まえると恋と思わざるを得ない状況に置かれているというか。そんなことを、階段で小野田クリスにぶら下がってキスする昆キムを見ながら思ってしまった。あの体格差も昆キムをより幼く見せていて、彼女に必要なのは保護なんだが!!!!!!!となりましたね。


Last Night of the Worldもロマンチックな雰囲気を想像していたら、トゥイの乱入に怯えるキムをあやすようにクリスがあえて明るく振る舞ってみせているように見えたりしてそこでもキム=子どもって思わされた。そういえばトゥイの乱入を受けてクリスが「俺のものだ」って返していて🙄もの扱いすな。

先ほどからクリスに当たり強くない?って思われるかもしれないけれど、ちゃんと小野田クリスの好きなところもあるのでおいおい書きます。


3年後のキムは声色が変わっていて時間の経過と彼女がもう何も知らない子どもではなくなっていることがわかる。(それが一声目で伝わって来たので昆ちゃんさすがすぎるとますます好きになってしまった〜) ただ、完全に自立できているかというとそうではなくて、タムの存在と夢を支えとしてなんとか立っているんだと思いました。タムがいるから崩れるわけにはいかないし。そしてクリスが迎えにくる、アメリカに行く、そういう夢を語るときのキムの目は現実の一切を見ていない目をしていて、それが悲しくて虚しくて、怖かった。狂気すら感じられました。


命をあげようでは、タムからキムの顔が見えている状態の時は安心させるような笑顔で、タムを抱きしめて彼からキムの顔が見えなくなると苦しみを顕にしていたのが印象的でした。タムを不安にさせる表情は決して見せない。


3年後もぎりぎりの精神状態で生きている昆キムが崩れ落ちてしまうのが、エレンとの会話のシーン。その中でもエレンがクリスの妻であることをを知ったときではなくて、タムを引き取れない、母と子を引き離せないと言われたとき。悲しみと怒りに引き裂かれてメロディを壊しながら泣き喚く姿に子どもっぽさが感じられて悲痛さを増していた。もう子どもではないと思っていたけれどやっぱり彼女は保護を必要とする子どもじゃないかと思わされる。

次に舞台上に現れたときにはもう心を決めている表情で、ホテルを飛び出してから店に帰ってくるまでの道すがら覚悟を決めるに至ったその過程を想像して辛くなってしまった。


小野田クリスもかわいそうでよかったです。特にThe Confrontationでエレンにたたみかけられた結果どうしていいかわからずに泣きながら椅子をガンガン床に叩きつけはじめたのが最高でした。国のために戦っていたはずが帰ってみれば批判の対象になっていて、サイゴンは陥落寸前でなんの希望もなく疎外感を抱えて生きているクリスがドリームランドの中で明らかに異質だったキムに惹かれるというのもよくわかる。サイゴンではキムをアメリカではエレンを希望になんとか生きてきた、彼としてはどうすることもできなかったんだよな、そうだよなと駄々っ子がするように椅子をガンガンしはじめたクリスを見て、彼が抱えてきたものをあらためて突きつけられました。

 

自殺を図ったキムを見つけた時もすぐにはキムに近寄れずに怖がっていて、キムが腕の中で息絶えてからは自分の首に回された彼女の腕が滑り落ちてしまうたびに何度も何度も巻き付け直していて何も受け入れられてないんですよね。

 

小野田クリスのWhy God Why?は確実に傲慢さ全開で来るだろと勝手に予想していたのにそんなこともなかったんだよな。皮肉っぽかったり物悲しかったり困惑していたり切り取る瞬間によって色んな印象を受ける。見返したいよ〜見返したいのに小野田クリスは、というかどのクリスも1回しか見られないんですよ!!!


あととても好きだったのが結婚式で他の女の子たちにちょっと怒られたりはたかれたりしながら楽しそうに過ごしてるところですね。兵隊になる前の、あるいはベトナムに来る前のクリスってこんな感じだったのかもなというのが伝わってきて泣けますね。

 

駒田さんエンジニアはやっぱり愛さずにはいられないんだよな〜。MAのレオナールやレミゼのテナでも思うけれど駒田さんが演じると愛くるしさが増し増しになりますよね。匣ミュはそんなことなかったですけど、やべえやつの役だったので。今回も愛さずにはいられないオーラが出まくりでした。トゥイにキムを探すように言われた後の腕を突き上げながらへーこら退場するとことか笑笑 歌唱もさすがで安心と信頼の駒田さん。踊る姿を見るのははじめてだったのですが素敵でした〜


西川トゥイもよかったな。25thのイメージで私はトゥイのことをただただ怖いと思ってきたのだけれど今回でかなりそのイメージが変わった。必死で親が決めた許嫁のキムを探しにきて、知らないところで彼女が米兵と結婚していたとしても、3年が経っても彼女を探している。やっと見つけた彼女が米兵の子どもを産んでいることには気持ち悪さを感じつつも子どもを殺してキムと一緒に生きようと思う。ものすごくピュアにキムのことを一途に愛し続けているようにも見える。西川トゥイはそんな側面が強かった気がする。親の意向に従うべきだ、キムは俺のものだって主張する割にはあんまり家父長制に絡め取られている感じがしないというか。

そういえば亡霊トゥイの登場シーン、斜めにシャーって降りてくるのが面白くてちょっと好き。


この作品はここを見るためにある!!!みたいなシーンがだいたいの作品にはあると思うのです。サイゴンについては私の場合、トゥイの亡霊と入れ替わるようにクリスがキムを迎えにくるシーンなんですよね。待ち続けたキムのもとにあの日のクリスが駆け込んでくる、あそこのライティングと演出が大好き。


ミス・サイゴンという作品を生ではじめて観劇した感想としては、私はあまり感情を揺さぶられるわけではないがキャストのパフォーマンスから登場人物たちの感情を読み取ろうとするのがとても楽しい作品だなと思いました。戦争自体が描かれるわけではないからかな。なぜだかわからないけれど私比で一歩下がって見ている感じがする。


それから、ドラゴンダンサーズの群舞はそれ自体としてはかっこいいけどトンチキ日本描写に通ずるものを感じるよね。今後変わっていくのだろうか。

7月の鑑賞記録(新作ドラマに追われながら旅行へ)

オビワン、ミズマーベル、ザボS3、☂S3とドラマが怒涛の勢いでリリースされたからネーションズリーグ終わっても結局何かしらに追われながら生きてる。

📹 Brand New Musical Consert 2020

あっきーさんのCorner of thb Skyが最高すぎるんだがー!!!うっまーーーーー!!!そしてあきかずスイッチフランケンも最高。和樹さんの後悔、ものすごい勢いで後悔してくるから「そ、そんなに後悔しなくても大丈夫だよ!」って励ましたくなるそんな後悔。フランケン楽曲って歌う人によって個性がものすごい出るのがほんとに面白い。あっきーさんの君夢はめちゃくちゃ光なんよな。全く影がない。圧倒的光。そしてはちゃめちゃにうまい。

あと私、クリスタル・ケイちゃんの歌声すごい好きかもしれないって今回気づいた。音の当て方が素晴らしいし声質も好きだしパワーもすごいし、これはピピンのチケット早く買わねば!!!ってなった!これからもミュコンとかミュージカルいっぱい出てほしいな〜💕 MR!とかどう?サティーンやりませんか?

 

📻 黒い瞳ボヘミアン (2022)

青春アドベンチャーさん、希帆ちゃんと海宝先生の使い方めちゃくちゃうまいんだよな。。。って先月と今月で改めて思った。カズタカとても素敵だったよ~!

それにしても、ここにはパリのキャバレーでボヘミアンしてる海宝さんと青髭公と足して2で割ったら公爵でしかない伊礼さんがいるのにね・・・・頼みますよ!伊礼さんはいてくださいね。。。

 

📚 ジョジョの奇妙な冒険 第1部 ファントムブラッド (1986-87)

6部をアニメで見たのをきっかけに初めから読み始めました~!母から初めの方は刺さらないと思うよって言われていたが本当に刺さらんかった笑 早くスタンドが出てきてほしい。あと早くかわいい服着てほしい。

 

📚 作者を探す六人の登場人物(大崎さやの訳)

過去一苦手な戯曲だった。

 

📺 オッドタクシー (2001)

とっても面白かったーーーーーーーーーー!!!張り巡らされた伏線や緻密な脚本が大好きな民はぜひぜひ見てほしいー!!!描かれるすべてに意味があってバラバラに思えたそれらがつながっていくのが爽快!!!ラストにオチが2つ用意されているところがツボでした。ゆるいキャラデザだからはじめは乗り気じゃなかったんだが根気強く勧めてくれた母に感謝だわ。みんなだまされたと思って見てね!

 

📚 ピグマリオン(小田島恒志訳)

マイフェアを見る前に課題で読むことになった。マイフェアではイライザとヒギンズがいい感じになって終わると聞いていたけれど、読んでみたら「そんなわけあるか!!!」ってなった。そしたらバーナード・ショーもそういう解釈になることを恐れてか後日譚でイライザとヒギンズは絶対にくっつかないみたいなことを書いてて笑った。気が合った。

 

🎞 Thor: Love and Thunder (2022)

一応ネタバレ避けるためにフィルマークスの感想リンク貼っときます⚠️

ソー:ラブ&サンダーのJawarinkoのネタバレレビュー・ 内容・結末 | Filmarks映画

 

🎞 Thor: Ragnarok (2017)

私はやっぱりラグナロクの民なのよ。。。

 

📺 Ms. Marvel (2022)

楽しかった~!手書きのイラストが動いたり、カマラの空想が映像化されてるシーンがとにかくかわいい。キャラクターもみんな素敵だったし高校生ヒーローが高校にあるものを使ってなんとか戦うって状況はいつだって見ていて楽しい。そしてナキアがとても好きだわ~。メイクも真似した。

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🎭 ミュージカル『ノートルダムの鐘』7/16 S

この数日後には鐘も公演中止になってしまったので、幕が上がって無事上演されることがいかに奇跡的であるか思い知らされる。月末に予定していたメンケン来日コンも中止になってしまったし。。。

 

🎭 ミュージカル・ガラ・コンサート~10th Anniversary~ 7/17 M

ひたすらに最高の歌唱力を浴び続ける幸せ。コンサートでこんなにも心を揺さぶられる体験ははじめてだった。

 

📺 The Boys season 3

ブッチャー・ホームランダー・ソルボによる家父長大乱闘面白すぎた。最悪で最高。相変わらず大手ヒーロー映画を恐れずにパロディしていく姿勢は健在で、そこに現実の政治問題をぶつけてくるのがやっぱり面白い。ホームランダーの発言はトランプにかぶせにいってるし、インスタは真っ黒でBLM賛同している風にしてあるアシュリーとかも。スターライトの人身売買が疑われるところはピザゲートっぽいし。現実の問題をスーパーパワーと血と肉片でラッピングしてとびっきりの皮肉として届けてくるんだよな~。好き。

スターライトは正しさを保ったまま強くたくましくなっていくし(ホームランダーとの会話をライブ配信してたところかっこよすぎた)、メイヴはトレーニングを積んでホームランダーとあそこまで互角に渡り合える強さを手に入れていると同時に精神的な強さも見せてくれるしで女性陣かっこよかった。

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📚 ドン・ファンー旅する熱狂家の遭遇した不可思議な出来事ー (大島かおり訳)

授業で書評を書かなくちゃいけなくて。「ドン・ジョバンニ」が題材になった作品なので、せっかくモーツァルト関連作品に触れる機会も多いことだし彼のオペラも見てみたいななんて思ったり。

 

💿 Wicked: Original Broadway Cast Recording (2013)

いつもお気に入り楽曲しか聴かないので、久しぶりに通しで聴いてみた。やっぱり全編通して曲が強いな!!!

Wicked (Original Broadway Cast Recording)

Wicked (Original Broadway Cast Recording)

  • ステファン・シュワルツ, イディナ・メンゼル, クリスティン・チェノウェス & ジョエル・グレイ
  • ミュージカル
  • ¥1935

 

📺 The Umbrella Academy season 3 (2022)

私はクラウスが大好きで、☂見てるときの脳内の8割は「クラウスかわいい」です。話も面白んいんだけれど意外に刺さりはしていない。あと今回のアリソンが怖すぎて今後再び好きになれるかわからないよ。。と思ってしまった。ルーサーにルーモア使うあのシーンが怖すぎて。

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💿 The Story of My Life: Original Broadway Cast Recording (2009)

昨年の12月が恋しくて恋しくてたまらない気分になります。炎天下で聴くと不思議な感覚になるのでぜひやってみてね。

The Story of My Life (Original Broadway Cast Recording)

The Story of My Life (Original Broadway Cast Recording)

 

🎞 Yellow Rose (2019)

エヴァちゃんが主演ということでずっと気になっていた作品。日本では劇場公開がなかった(ような気がする)ので諦めていたんだけれど、カタール航空の映画のラインナップにあって見ることができました~。

アメリカで不法移民の子どもとして生まれたローズはカントリーミュージックで夢をかなえたいと思っているんだけれど、母が移民収容施設に収容されてしまい・・というお話。不法移民がどういう扱いを受けるのかということを知る機会がなかったので衝撃的だったのと不法移民の子どもたちが「I'm illegal.」と言うのがとても辛かった。

エヴァちゃんの歌唱はやっぱり素敵。しかもレア・サロンガと子守歌をデュエットするシーンもあって耳が幸せでした。

 

🎞 West Side Story (1961)

カタール航空での2作品目。1961年版見たかったのにサブスクになくてなかなか見られてなかったので嬉しい。

見終わって、友人にスピルバーグ版とどっちが好きだった?と聞かれてとても迷ってしまった。どっちもよかった。1961版のおしゃれさがすごい中、リメイクで全く新しくそして見劣りしない作品を作ったスピルバーグすごいなとも思いました。アンセルくんの件は納得していませんが。

ジョージ・チャキリスのベルナルドがとんでもなくかっこよかったな~ってWikipedia見ていたら吹替「沢田研二」って書いて笑った。雰囲気近いものがあるある。

 

🎭 Wicked The Musical London 7/28 S

まさかこんなにとんとん拍子で海外遠征ができるなんて思ってなかったから、終演後、緑色にライトアップされた劇場を見るまで実感がわかなかったな。

 

🎭 SIX The Musical London 7/29 S

大好きな作品を生で見られた幸せよ。私の中では今回の旅のメインディッシュだったので無事に見られてよかった。

毎日見たいから早く収録された映像が公開されてほしい。待ちきれない。

 

🎭 The Phantom of the Opera London 7/30 M

色々ハプニングがありつつも

見たかったキャストのオペラ座が見られてラッキーでした~!

🎭 Moulin Rouge! The Musical London 7/30 S

日本での上演も楽しみですね。ほんとキャストを頼みます東宝さん。

🎭 Les Misérables London 7/31 M

新たに好みのアンジョルラスに出会えて幸せ過ぎました!

🇬🇧 ロンドン観光

7/28 Wicked S

7/29 Oxford (Christ Church) → SIX S

7/30 Leadenhall Market → Tower Bridge(外観) → Big Ben(外観)→ TKTS → The Theatre Cafe → Dear Evan Hansen M(中止)→ The Phantom of the Opera M → Moulin Rouge! S

7/31 Harry Potter Shop at Platform 9¾ → Natural History Museum → TKTS → House of MinaLima → Les Misérables S

詳細なレポートは友人が書いてくれているので是非!

 🌟

私的ヒットチューン

Das ist doch wie im Kino (Didn't I See This Movie?) - Next to Normal

Deutsche Originalaufnahme Live

無性に恋しくなるN2N。PV見たらやっぱり両チームとも大好きだけどダイアナとゲイブとナタリーがブチギレ歌唱で殴り合ってたAチームの音源が残っていないのが特に辛い。あれは夢だったんだろうか。あの殴り合いを浴びたい。ってなってるときにSpotifyがこのドイツ語音源に出会わせてくれたの。ドイツ語ってアタック強いからクリエで浴びた高揚感に近い感覚になる。

Das Ist Doch Wie Im Kino

Das Ist Doch Wie Im Kino

  • Pia Douwes & Ramin Dustdar
  • ミュージカル
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes
Kitsch - Elisabeth

Gesamtaufnahme Live - Jubiläumsfassung

Kurosch Abbasiさんの突き刺すような高音シャウトが最高なんだよな。このCDがエリザ音源だとやっぱり1番好き。

Ich gehör nur mir - Elisabeth

Gesamtaufnahme Live - Jubiläumsfassung

ウィレマインさんの歌唱を浴びて、さらにこの楽曲が好きになった。いつか日本でも地声で張り上げるシシィやマスキュリンなトートやエレキギターみたいなシャウト入れるルキとか見られるといいな〜

色んな人のOne Repriseの解釈が知りたい「コーラスライン」8/18 S 感想

映画がどこのサブスクにもなかったので初見でした~!字幕がかなりざっくりだったのでパフォーマンスの方に集中して見ましたが、お話自体が複雑なわけではないのでついていけました。歌詞の聞き落としは多いので改めて読んだりはしようと思います。

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バックステージツアーに当たる気満々で行ったら、予想よりも遥かに当選者数は少なく、落選していたのでちょっと悲しかったです笑

キャスト

Zach: Hank Santos

Larry: Nick Nazzaro

Mike: Cory Betts

Bobby: Gideon Chickos

Sheila: Graceanne Pierce

Bebe: Laura Pierpont

Maggie: Zoe Killian

Kristine: Erica Jane Hughes

Al: Francisco Thurston

Mark: Peter Hughes

Connie: Emma X O'loughlin

Diana: Zoë Maloney

Don: Nathan Lubeck

Judy: Ashlyn Fenn

Greg: Nick Berke

Richie: Jonah Nash

Val: Grace Arnold

Cassie: Maggie Bergman

Paul: Emmanuel Cologne

感想

全く内容を知らず、ポスターのようなきらびやかな世界観の作品なのかなと思っていたらかなりシビアな話でびっくりしました。面白かったです。ミュージカルのオーディションの様子をミュージカルで描くという構図も、ダンサーたちがどのようにしてどんな気持ちで舞台に立っているかについて観客に思いを馳せさせる作品であるところも素敵です。

私はAt the Balletが好きでした。それぞれ辛い現実にいた3人が理想的なバレエの世界に救いを見出していたという曲。私はバレエに行くと辛いことばかりだったから共感できるとかそういうわけではないのだけれど、面白い曲ですよね。女性のみの三重唱も珍しい気がする。

そして、Montage, Part2: Nothingが好きでした。こっちの方が共感度合いとしては高いかもしれない。みんなの前で「お前はダメだ」としかいってこない先生とかいますいます。歌詞の内容も面白い!!!

One Repriseについて、同じコスチュームに身を包み同じ動作をしていたとしても観客は彼らのバックグラウンドを知っているから1人1人のダンサーたちを認識できて、彼ら1人1人に対して拍手を送りたくなるというような解釈を私はしました。でもこれを書くにあたってWikipediaのSynopsis読んでいたら

"One" (reprise/finale) begins with an individual bow for each of the 19 characters, their hodgepodge rehearsal clothes replaced by identical spangled gold costumes. As each dancer joins the group, it is suddenly difficult to distinguish one from the other: ironically, each character who was an individual to the audience seems now to be an anonymous member of a never-ending ensemble. 

と記載されていてびっくりしてしまった。こっちの解釈も残酷でいいですね~

日本のミュージカル俳優さんたちがよく、愛した日々に悔いはないを歌う姿を見てきたのですが彼らがどうしてこの曲を好んで歌うのかがよくわかりました。これからは私も聴くスタンスが変わると思います。

オーチャードホールの見え方

U25チケットを引き換えたら3階バルコニーに配属されました。

ちょうど一番内側の飛び出た席で特別感があるな~なんて喜んでいたのも束の間、座ってみるとめちゃくちゃ手すり。しかも手すりが太い。

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私の後ろ側周辺には座っている方がいらっしゃらなかったので少し前のめりました。そうすると結構見やすいです。ただ腰がやられるのとかなり腹筋が鍛わります。