Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

【🇰🇷韓国観劇記3-1】『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』12/15 M 感想&演出のレポ(日本版との比較も)

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作品・公演概要

The Story of My Life
音楽・歌詞: Neil Bartram(ニール・バートラム)
脚本: Brian Hill(ブライアン・ヒル
初演: 2006年 トロント
    2009年 ブロードウェイ

The Story of My Life (Original Broadway Cast Recording)

The Story of My Life (Original Broadway Cast Recording)

  • Will Chase, Malcolm Gets & Neil Bartram
  • サウンドトラック
  • ¥1528

 

뮤지컬 <스토리오브마이라이프> 

劇場: 두산아트센터 연강홀(斗山アートセンター ヨンガンホール)
公演期間: 2023年11月30日~2024年2月18日
演出: 신춘수(シン・チュンス)
製作: OD Company

※韓国での上演は7回目

 

チケット購入までのあれこれ

11月30日の初日から12月17日までの公演が「1st Ticket」として10月4日の14:00から売り出されるとOD Musicalの公式Instagramで投稿されたのが9月26日のこと。同日にキャスケ、チケット料金、料金別の座席表、販売サイト別の座席表が公開されました。

正直キャスケはもうちょっと早く出してほしいと思うのですが、販売サイト別の座席表が公開されていて「どの席をどこで売るか」が明示されるのが素晴らしいと思っています。日本もこうしてほしいですが、そのためにはFCでのチケットの取り扱いをやめないといけないので難しいんでしょうね・・・私もFCチケットにはお世話になっているけれど、ゆくゆくはというかすぐにでも廃止して販売元の整理をしてほしいなと思っています。

今回のチケットはいつもお世話になっている「Interpark Global」で購入しました。

インターパークでのチケット購入にもだいぶ慣れてきまして、サイドですが前から2列目の席をgetできました。そのあと翌日のチケットを取ろうとすると既に1階席がたいぶ埋まっていたので、翌日分は慌てて2階席を押さえました。

発売直後は、選択した席が他の人に既に取られていて別の席を選択するということを何度か繰り返す「激戦」状態だったのですが、少し時間を置くと前の方と週末の公演の1階席以外にはゆとりがあったので席にこだわらなければ焦らずとも買えるような状況でした。詳しくはその回のレポに書きますが、3回目を見に行ったときには当日券でも入れました。2021年の日本公演の激戦を思い出すと当日券でsomlを見られる韓国は天国。

 

いざ、劇場へ

この日はソウルの森(서울숲)駅近くのカフェでお茶をしてから劇場に向かったのですが、まさかのハプニングが。

私と友人はこの日のマチネは「14:00開演」だと思い込んでいたのですが、カフェで私が予約表を見て「13:30開演」だと気が付きました。30分前には劇場に着きたいということで慌てて移動した私たち。斗山アートセンターの最寄り駅 鐘路5街(종로5가)駅から急いで劇場に駆け込むとなんと施設の照明が落とされていて薄暗いのです。恐る恐るヨンガンホールへ進むとドアは閉ざされていて、辺りには誰もいません。「まさか中止?」と2人で慌てているとスタッフさんが通りすがったので「今日の公演のチケットを持っているのだけれど・・・」と聞いてみると、「今はまだチケットカウンターが開いていなくて、開演1時間前の14:30くらいになったら開くと思うからまたあとで来てね」と言われました。なんとこの日の開演時間は「15:30」で私が開演時間を見間違えていたんです。すまない友人。友人は「逆の見間違えじゃなくてよかった~」と許してくれました。やさしい。

そんなこんなでやたら早く劇場に着いてしまったのですが、幸い劇場の入っている建物は開放されていて、私たちには寒い中外に出ていく気力もなかったので建物の中で時間をつぶすことにしました。そこで私たちが取り組んだのが「雪の中の天使チャレンジ

斗山アートセンターの入り口は床がピアノになっていて、その上を歩くことで音を奏でられるんです。それを使って「雪の中の天使」を弾いてみようということになりました。ピアノの発する音が鍵盤とズレていたり、音が鳴りにくい鍵盤があったりと苦戦するポイントもあったのですが、友人が音を取ってくれて「くるくる回る 魔法にかかったイブに」の部分を連弾しました。

「これが上手くいったら建物内のカフェに入ろう」なんて言っていたのですが、なかなか上手くいくのに時間がかかったので、連弾が完成した後はその日の夜ご飯をベンチで調べて、あっという間に開演1時間前になりました。

チケットを引き取ると早速かわいい印刷にテンションが爆上がりでした。

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しかもカードや塗り絵、スタンプカードまでもらえる。幸せすぎました。

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そういえば劇場ロビーで開演前からOST(韓国語)を流していたのが「初見者にはネタバレでは?」と思いました笑笑笑

 

キャスト

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トーマス・ウィーバー이창용(イ・チャンヨン)
アルヴィン・ケルビー: 신재범(シン・ジェボム)

somlはとにかく色んな組み合わせで見たいということしか考えていなくてキャストは特に選ばなかったのですが、Twitterで「チャンヨンさんは過去にアルヴィンを演じていた」という情報を得ていたのでそこは狙いに行きました。アルヴィンを生きていたトムってどう考えても美味しいじゃん☺️

チャンヨンさんは経歴を見たところ、直近では『レベッカ』のジャック・ファヴェルや『ムーラン・ルージュ!』の公爵を演じてらっしゃいました。たくさん演じられている役はアルヴィン、『TRACE U』のウビン、『アルターボーイズ』のアブラハム

ジェボムさんは2022年『キンキーブーツ』のチャーリーだそうです。あと最近はよく韓ミュの『Let Me Fly』という作品に出てらっしゃったみたい。

 

感想(解釈もりもり)

2年ぶりに見るsomlはやっぱり最高でした!!!相も変わらず韓国語はハングルを読み上げられるっていうところで止まっているので、台詞や歌詞を聞いて意味を読み取るということはできないのですが、2年前の日本公演の記憶を引っ張りだしつつ、日ごろ聴いていたOBCの記憶を頼りに、しっかりsomlの魅力を堪能できました。今回は3ペア観劇してきたので、感想に比較も混ざってきますが、3本目の感想でペア比較みたいなのは書く予定です。みんな違ってみんな良くてみんなしんどい。

まず、チャンヨントム&ジェボムアルは2人とも歌がとても上手かったです。3ペア見た中では歌唱力レベルは1番高かった!耳がとにかく心地よくて幸せでしたね。そして3ペア見た中だと解釈的には1番スタンダードな感じがしました。

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チャンヨントムは「優しかった」です。声量があるので歌うとかなりのバズーカボイスなんですけど、声質が柔らかいし、お芝居も柔らかかったです。基本的に「いい人」なんですよね。アルヴィンのこともそこまで疎ましく思ってはいないけれど、彼の進んでいった道がたまたまアルヴィンから離れていったような印象でした。ジェボムアルもそこまでうっとおしい絡み方はしていなかったし、どちらかと言えば我が道をゆくタイプだったので何かが違えばと思わなくもないですが、そこにない物語は探さないことにしましょうね、ううう。

最初の台詞がもう消え入りそうで、トムの時間がアルヴィンの死から止まってしまっているように見えてその時点でもう情緒がやられました(そして平方トムって案外最初の時点では健康そうだよなと思うなどしました。私の親トムは平方トムなのでね、いつも私の頭の中にいますよ。)。それがアルヴィンと話していく中で顔に表情が戻っていって、子ども時代になると柔和なほにゃとした笑顔になるのも大変良かったです。子どもアルの言葉に振り回されて眉間にしわを寄せたりもするんだけどすぐまたほにゃっとした笑顔になるのがかわいいんですよね。

チャンヨントムはアドリブ以外にも独自プランが目立ちました。「1876」の2回目の「こんなの書けたらかっこいいな」で現在のトムになるのはもうびっくりでした。このフレーズは何度も繰り返されるので、ここで現在のトムとして歌うことで彼の心にいかにアルヴィンの選んだ『トム・ソーヤの冒険』と読みながら感じたことが強く残っているかを強調するのはすごいと思いました。

それから「バタフライ」のアレンジは面白かったです笑 チャンヨンさんはそれぞれのキャラクターのパートによって歌い方を変えて読み聞かせ風にしているんですよね。韓国somlの定番型なのか?と思っていたらソンユントムは普通にトムとして歌っていたのでチャンヨンさん案はどっから生えてきたんだ~と笑いました。

 

ジェボムアルヴィンは「博士ちゃん」タイプでした。好きな物事にまっしぐらでテンションがものすごい高いまま突っ走る!!!「むかつくピラピラ虫」で顕著だったけれど、なにかをじっと見つめる表情(とってもかわいい)に私は研究者っぽさを感じていて、身体能力の高さの組み合わせが生み出す活発な雰囲気とそれが合わさって「博士ちゃんだ!!」と思い至りました。とにかくアクティブで「独立記念日」でも腰ぐらいの高さの机に飛び乗っていたし、床に散らばる紙に足を取られる気配もなくものすごい勢いで走り回っていてエネルギー量の高さに驚くばかりでした。だからこそ町から飛び出していけるポテンシャルみたいなものも大きくて、町に留まり、幼少期のようなエネルギーを見せなくなるアルヴィンを見るのがとても辛かったです。久しぶりに爆発するのが「独立記念日」ですからね・・・これだからsomlはしんどいんだ。

幼少期のジェボムアルはすごくわかりやすいのに、トムが町を出てからのジェボムアルが何を考えているかが絶妙にわかりにくいのも好きだったんですよね。誰よりもかしこいジェボムアルの考えは側にいない人にはわからないんですよ。ジェボムアルの全てを見通すような目がすごく印象に残っています。あの目で見つめられたらと思うと「神の偉大なる図書館」でのトムの態度も納得なんですよね。そしてアルの詰め方も結構強い口調でぶつかりにいっていて辛かった!!!

 

そんなとても賢いジェボムアルヴィンによってもたらされる「これが全て」は揺るがぬ真理のように突きつけられて、傍から(客席から)見ると少し残酷でもあるんだけれど、チャンヨントムはジェボムアルとの絆の文脈でちゃんと受け止めていて、アルの言葉でトムの心がじんわり解けていくのがもう最高でしたね。弔辞を巡るやり取りをして、子どものころに考えた友情のハンドサインを繰り返して、そこから止まっていたトムの時間が動き出すのが見えました。素晴らしかったです。

【1/22 思い出し追記】

チャンヨントムが最後の別れの場面でジェボムアルに付いた雪を払って、服も整えてあげていたのが好きでした。綺麗にして送ってあげるんですね😌

 

場面ごとの演出レポ(日本版との比較も)

日本版が2年前なので記憶が消えかかっている感じもありますが(人間の脳はすべての瞬間を記憶しているはずなのにね・・・)、なんとか思い出して日本版と韓国版の違いを書いておこうと思います。日本版は2021年の田代万里生アルヴィン&平方元基トーマス準拠です。

冒頭 - Write What You Know:韓国ではトムが客席から登場なんですね。通路側の席に座っていたので真横に現れたトムにびびる。上手に弔辞台があるのは日本と同じで下手の階段から舞台に上がって上手へと歩いていく動線。Write What You Knowではトムが歌いながら弔辞台を離れて舞台上をうろうろしていたのも印象的だった。「That brought me here today!」のところで舞台を覆っていたカーテンが(ものすごい音を立てて)開いて、本屋のセットが露になり、上手手前の机の上に下手のトムの方を向いて座っているアルヴィンが現れます。セットには日本版のような2階部分はない。

アルヴィンの衣装は白いスーツに蝶ネクタイ。日本版のひらひらした天使の衣装よりも「実在の人間」感が強くて物語の悲しさや辛さがアップしていた(私はあのひらひら衣装もかわいく大好きです。どっちも良い)。トムはどちらの国も黒のスーツですね。韓国語読みだとAlvinは「エルヴィン」っぽい発音になる。トムの彼女のAnnも「エン」だから「A」が「ア」じゃなくて「エ」なんだね。

アルヴィンの「There's gotta be thousands of stories in this head of yours, Tom」のあとでトムが「しー!」ってやっていたのは韓国オリジナル?

The Beginning - Mes. Remington:レミントンで韓国アルヴィンたちはあんまり動かない。結構落ち着いた様子で歌うし、ジェスチャーも少なめ。万里生アルの「ハロウィンコンテスト~」のステップとか、平方トムの七面鳥パタパタムーブとかはなかったけど、韓国アルたちはアルヴィンの順番の直前に衣装を身に着ける動きをしてた。

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God's Great Library:舞台中央に四角く照明が当たって(一辺1.5mくらい?)そこにアルヴィンだけがいる状態で「遅刻だよ」の台詞があり、そこにトムが後から近づいてハグ。

The Greatest Gift:現在のパート中はアルヴィンが1人で本屋の店内で遊んでいる。落ちている紙を丸めて双眼鏡にしてたり投げたりしてる。アルヴィンのパパのモノマネは人それぞれ。万里生アルがぶおんぶおん言っているところでジェボムアルは魔女が鍋を煮るみたいな動きをしていた。「並んでおとなしく立ち~」のところもペアによって違う動き。韓国でははたきが登場しない。チャンヨン&ジェボムペアは「なんでだろう」みたいな踊りで、ソンユン&ジョングペアは「キャイーン」みたいな動きでチャンヨン&ウクジンペアは合唱団みたいに身体の前で手を合わせて、膝を閉じて左右に突き出しながら手もそれに合わせて突き出すみたいな動きをしてた。梯子もないので日本版の本キャッチはなく、本はアルヴィンが本棚から取ってトムに直接手渡し(アルヴィンが舞台中央奥の机に乗ってた気がする)

1987:トムが『トム・ソーヤの冒険』を開くと本が光る!!グッズ化してほしいぞ。ペアによってはトムが歌いながらたまにアルヴィンの方を見て、水飲み休憩中のアルヴィンがリアクション取ったりもしていてかわいい。チャンヨントムは2回目の「こんなの書けたらかっこいいな」で子供時代から現在に人格が切り替わる。

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A Better Place:トーマスが上手弔辞台で状況説明をしている間にアルヴィンがアドリブで障害物を潜りながら葬式に潜入する。それを見てトーマスはアルヴィンのアドリブを覚えて同じ動作を頑張って繰り返す。ここは日替わり色強め&メタな笑いも起こりまくり。各アルヴィンが難題を突きつけるのでトムたちは準備運動をしたり、動作を間違えてアルヴィン役者にどつかれたりする。3日目に見たチャンヨン&ウクジンペアではウクジンアルが声真似で猫ちゃんを出現させて大変なことになっていた笑笑

万里生アル定番のクソデカボイス「待って!!!」と平方トムの肘を床にぶつける動きは韓国には無し。韓国ではアルヴィンの「待って」の声を背中に浴びてトムが弔辞台に戻り、現在のトムになって当日のアルヴィンと会話する。←待ってで待たないトムを見せてくるのが残酷!!約束のあとは友情のハンドサインをする。

A Stupid Squashable Bug - Normal:日本と似てた気がする。

Bullies and Thugs:蹴られて床に転がっているアルヴィンを助け起こした後、ペアによってはハグしていたというかアルヴィンがトムに抱き着いてた。滝つぼに落ちていったローブをアルヴィンがセンターの机に乗って眺めていて、アルヴィンをトムが机から降ろす。滝つぼをのぞき込むアルヴィンの姿が描かれない自殺の場面と重なる

What Alvin Was Thinking - People Carry On:万里生アルヴィンは上手で座ってたイメージだけど、韓国アルたちは立ったまま歌ってた気がする。

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God's Great Library:

A Neat Career - The Butterfly:センターの机の前でアルヴィンが見守る中トムが前に出て歌う。ペアによってはアルヴィンが傷ついたり空気がぴりついたりする。

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Over The Fall:枝を投げる効果音を口でつける韓国トムアルたち。「ふゅっ」って枝を投げてそれが川に着地するのを見て、滝まで流れていくのを2人して真剣な顔で見守るのが大変かわいい。日本版は効果音は付けてなかった。「ジョージ・ベイリーには枝を投げるレッスンが必要かな?」あたりで、拗ねて後ろを向いたアルヴィンを後ろからめっちゃくすぐるトム。耳の下へのキスなし(これ脚本にはあるんですね)。

Goodbye - Saying Goodbye:下手の机の上に横並びで座る2人。「香水つけてるの?」がどこかわからなかったからあんまりオーバーなリアクションはしていなかった模様。

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The Homecoming - Here's Where It Begins:下手の机で課題を書いているトムをアルヴィンが邪魔する。邪魔の度合いは人それぞれ。ジェボムアルは紙をしっちゃかめっちゃかするし、ジョングアルは椅子から落とそうとする。ウクジンアルはスーパー優しいからあんまり邪魔しない。韓国はここで雪が降らない!!!これまでに床に散らばらせた紙を雪代わりにする。よってアルヴィンのポケットから雪も出てこない。天使づくりは音楽に合わせずに各自のリズムでやる。雪合戦の熱量がすごい!!(詳しくはペアごとの感想で)個人的には日本版の雪が恋しかったが雪合戦で爆笑した。

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Angels In The Snow, A work in progress - Saying Goodbye (Part 2):

An Innocuous Innocent Nudge - Independence Day:アルヴィンが机に立つのは日韓で同じ。

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Table For Two - I Like It Here:トムが上手に置いてある椅子を取ってきて0番に置き、客席に向かって歌う。日本では客席に対して横を向いて、その場にいるはずの「サラ」に向かって歌ってたね。ここの名前の変化はやっぱり聴き取りやすさみたいな部分なんだろうか。

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Money and Prizes - You're Amazing, Tom:万里生アルのしている首振りダンスはなし。トムが謝辞を述べ始めた辺りからアルヴィンが弔辞台でスピーチをしているトムに詰め寄る演出で、明確にアルヴィンがトムを責めているように見せる。

Angels In The Snow, A Work In Progress - Nothing There:床に散らばった紙をかき集めて抱きしめるトムとセンターの机に立って紙を頭上に投げるアルヴィン。アルヴィンがセンターの机に立つとやはりアルヴィンの自殺が頭をよぎる。

I Didn't See Alvin: 弔辞台に立つアルヴィンを下手側からトムが見るという構図は日韓共通。

The End - This Is It:下手の机に2人で座る。これも日本版とだいたい同じ。「そしてトム」のところでアルヴィンが集めた紙を束ねてトムに渡す。

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Angels in the Snow:ここは韓国も雪が降る。キスがない代わりにハンドサインで別れる。トムがアルヴィンと別れて弔辞台に向かうとカーテンが閉まる(やっぱり音がものすごい)

カテコ:2人のカテコが終わるとキーボード奏者さんの映像がカーテンに映写されて、そこにトムアル役者も参加して演奏をしている後ろで踊ったりポーズを取ったりする。

 

↑原語の戯曲を読みながら書いていく中で「This is it, Tom」というフレーズが作品に散りばめられているのに気がつけました。「神の偉大なる図書館」、「独立記念日」、「雪の中の天使」そしてもちろん「これが全て」。日本語訳がどうなっていたか気になります。神の〜は「これだけ?」だった気がする。雪の中の天使は「これで終わり?」独立記念日はどうだったかな。そろそろ日本版の再演も期待していいだろうか。

 

正直、2021年のひらまりペアが刺さりすぎていて、違う言語・違うペアのsomlに心が動くかちょっと心配していたのですが、完全に杞憂でした。私はsomlという作品が好きですし、いろんなペアで無限に見たいです。今回は予定していた2公演に加えて、もう1公演現地で当日券も買っちゃいました笑  残り2公演の感想も近々必ず書きます。

 

【2021年日本公演の感想】

ひらまりペアが恋しいです!!!まりトムひらアルの水色ペアも見られていないのでいつか復活願います(多分辛すぎてしょげるけど)

 

 

【韓国観劇関連】