私たちはローマに3泊するプランだったのですが、旅程を立て始めると「案外2日間くらいに収まるかも」という話に。そこで高速列車のイタロ(Italo)に乗ってフィレンツェまで足を延ばしてみることになりました。
ローマ・テルミニ駅からフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅までは約1時間半。東京から名古屋に日帰り旅行に出かけたような感覚です。
- 🚃 フィレンツェ着
- 📍サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
- 🍽️ 別行動前に軽食を
- 🎨 ウフィツィ美術館でヴィーナスに会う
- 🍨 合流してジェラートを食べる
- 📍ヴェッキオ橋
- 🍨 変わり種ジェラート
- 📍ミケランジェロ広場
- 🍽️ 広場で早めの夜ご飯
- 🚃 ローマに帰る
- 🌟フィレンツェの印象🌟
11日(水)
🚃 フィレンツェ着
ローマを7:55発の電車で9:30ごろにはフィレンツェに着きました。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会を眺めつつ向かった先は
📍サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
地図を片手にやや迷子になりながら辿り着いたサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局(Officina Profumo-farmaceutica di Santa Maria Novella)は、とにかく内装が美しかったです。薬局と言っても売っているのは石鹸やハンドクリーム、フレグランスなどでお洒落なお店でした。
店内の一室では「Blooming in Paradise」というイマーシブ空間系の展示も行っていました。
🍽️ 別行動前に軽食を
この後には別行動が控えていたので、その前にさっくり腹ごしらえをしようということに。
友人はジョットの鐘楼、私はウフィツィ美術館の予約時間がなかなか迫ってきていたので、2施設の中間地点を目指しながらお店を探しました。
そこで見つけたのが「GIACOSA」というカフェ?ベーカリー?のようなお店。店内飲食はチャージ料が跳ね上がると聞いていたので、テイクアウトすることにしました。
そして近くのGUCCIの前の広場で食べました。生ハムがとっても美味しくて一瞬で無くなりました😂
そして私たちは解散し、それぞれのゴールを目指しました🚶♀️
🎨 ウフィツィ美術館でヴィーナスに会う
チャンスがあるならウフィツィ美術館に行ってみたい!と思ったことはフィレンツェ行きの後押しになりました。イタリア美術は守備範囲外なのですが、《ヴィーナスの誕生》は生で見てみたいじゃない!?
そんな訳でウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)へ!
↑周りがめっちゃ工事中
ウフィツィ美術館のチケットは出発の前日10/8に公式チケットサイト経由で予約しました。数ヶ月前から売れ行きをチェックしていましたが、ルーブル美術館やヴァチカン美術館のように即完ということはなく、いつも余裕があったので直前に取ることに。
ただ、当日近くなると朝1番の枠から少しずつ完売していっていたので、直前すぎると危ないかもしれませんね。
ウフィツィでは購入完了メールを見せて現地でチケットを受け取る必要がありました。謎の一手間🤔
11:15入場のチケットでしたが、11:00ごろから入館列が形成され、荷物検査を受けていよいよ展示室に入っていくのがちょうど11:15くらいでした。
元々宮殿だった建物なので近現代建築の美術館に比べて動線がちょっとややこしいです(ヨーロッパの美術館あるある)。
気に入った作品や有名な作品を何点か載せます。
シモーネ・マルティーニの《受胎告知》
ポライオッロ+ボッティチェリ《七元得擬人像》
ボッティチェリ《受胎告知》
ボッティチェリ《春》
特にボッティチェリのファンという訳ではなかったのですが、こうして沢山の画家の作品と沢山のボッティチェリの作品を見ると「どうやら私はボッティチェリの描く人物が好きらしい」ということに気がつき始めました。重ためのまぶたが美しいんですよね。
そしてお目当ての《ヴィーナスの誕生》!混んでる!
ヴィーナスに限らず美術館は大人数のツアー団体がたくさんいました。ガイドさんが絵の真ん前に立って解説を始めてしまうのでなかなか絵の前が空かず、近くで鑑賞しづらいのが難点。なんとか合間を縫って近づいて絵を見ました。
綺麗でした😌✨✨✨
映像や画像で見るのとはやはり色味やニュアンスが違っていて、とてもとても美しかったです。細部の表現をじっくり見られたのも楽しかったです。
それからアルテミジア・ジェンティレスキの《ホロフェルネスの首を斬るユディト》が見られたのも嬉しかったです。
当時は数少なかった女性画家のアルテミジアがレイプ被害を告発する裁判に勝ったあとに描かれた作品なんだそうです。
バックグラウンドも含め、とても好きな絵だったのでまさかここで出会えるとは。トートバッグ化もされていて結構欲しかったのですが、普段使いするには血生臭すぎるということで断念。
私はミュージアムショップでこちらのアイマスクをGet!目元がヴィーナスになれちゃうんです。かわいい😍😍😍
🍨 合流してジェラートを食べる
ジョットの鐘楼に登っていた友人がウフィツィの方まで来てくれて合流。
ただ私が出た出口が隣のガリレオ博物館の横、ウフィツィの入口から離れた場所だったので、合流するまでにやや時間がかかりました。
2人とも脚も疲れていたのでジェラートを食べたいという話に。私が先ほどの出口付近で見かけたジェラート屋さん(というかジェラートを売っているご飯屋さん「Budellino piazza del」に入りました。
「これ何味?」と聞いたらそのまま注文だと思われたみたいで、私はクッキー&クリーム味になりました(ソウルでもこんなことあったね)。
お店の入口でジェラートを受け取って、店内のレジで会計をしてもらうのですが、なかなかのお天気でどんどん溶けちゃう!みんなはどうしてるのかな?と見てみると、お金を払う前からジェラートを食べ始めていましたね。私もそうすりゃよかったのか!
私はこのお店で1.5Lのデカい水のペットボトルも入手しました。赤ちゃんの写真がついてるやつ👶
📍ヴェッキオ橋
ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)を見た感想は「ディズニーシーだ〜」に尽きますね😂 馴染みがありすぎる光景。
橋の上は商店街になっていてロレックスや宝飾品店が並んでいました。
🍨 変わり種ジェラート
橋を渡りミケランジェロ広場を目指す私たち。この日は暑かったのでさっき食べたばっかりなのに私はもう1個ジェラートが食べたくなっていました。
そこで入ったのが「La Strega Nacciola」というお店。魔女のロゴがかわいいおしゃれなお店。
このお店は変わり種がたくさんあって気になったので、私はホワイトチョコレート×シナモンのお味とチョコレート×唐辛子のお味をチョイス。唐辛子はしっかり辛くて「からーい😳」って叫びながら食べることになりました。どちらもとっても美味しかったです♪ おすすめのお店!
📍ミケランジェロ広場
そのあと街中をもりもり歩き坂道をたくさん登り、目的地に到達しました。ミケランジェロ広場(Piazza Michelangelo)です!
なかなかの角度の坂を30分ほど登ってへろへろになりましたが、登った甲斐のある景色!フィレンツェの街を一望できます。高い所に来ると「ここからは何でも見える!」ってやりたくなってしまうミュオタ🔔
🍽️ 広場で早めの夜ご飯
この時点でまだ16時過ぎだったのですが、夜ご飯どきにはローマに戻るための列車に乗らなくてはならない、ということで広場にあったレストラン「Piazzale Michelangelo laLoggia」で早めの夜ご飯。
友人はアボガドのトーストとノンアルの謎のドリンク、私は「イタリアンバーガー」なるハンバーガーとアペロール スプリッツ(Aperol Spritz)を頼みました。
イタリアの街を歩いているとテラス席でみんなこのオレンジのお酒を飲んでいて「気になる!!」と思っていたのです。私は普段お酒を飲まないしあまり美味しいとも思わないのですが頼んじゃいました。ドキドキしながら飲んでみると、お酒特有の苦味が少なくてとても飲みやすかったです!初めてお酒を美味しいと思えたかも😋
バーガーもお肉の味がしっかりしているところにさっぱりしたクリームチーズが組み合わさってとても美味しかったです。私はやや日差しにバテていてバーガーを食べるのに精一杯だったので、ポテトは友人に手伝ってもらいました。
広場を後にするころには夕焼けが始まっていてさらに素敵な眺めになっていました。
皆さんこんな感じで夕焼け待ちをしていたのも面白かったです。
🚃 ローマに帰る
このあとは駅まで歩き19:28発のイタロに乗ってローマに帰りました。ホテルが駅近なので多少遅くなっても安心でした。
🌟フィレンツェの印象🌟
今回せっかく4都市を周ったのでそれぞれの街の印象を書き残そうかな〜と思います。
フィレンツェはゆったりした雰囲気で過ごしやすい街でした。
名所に行くと観光客で溢れかえっているけれど少しメインの通りから離れると静かで落ち着いていてとてもリラックスすることができます。街並みは美しく、しかもそこそこ清潔で、治安も良かったように思います。
これまで行ったことのある場所だとイギリスのオックスフォードに近いかね?と友人とは話していました。