Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

【🇮🇹欧州観劇記1-旅行記⑦ヴェネツィア編】ジョジョ5部一気見しておいてよかったじゃあないか!!

16日(月)

🚌 朝焼けに寝坊

前日に仮面をつけて夜な夜な『オペラ座の怪人』のマスカレードを踊った疲れが出たのか、寝坊しました。というか友人が私に声をかけたところピクリとも動かなかったのでそのまま寝かせてくれたそうです(すまん友人)。

サン・マルコ広場で朝焼けを見るという野望は潰えましたが、リベルタ橋を渡っている最中と島についてからしばらくの時間、朝焼けを楽しむことができました。

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7:45くらいにリアルト橋に着いた時にはほぼ焼け終わっていた感じです。そう、前日買った仮面を折角なので持って再上陸しました😂 かさばる!!

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友人と友人の母がよく見ている世界の都市を定点カメラで配信するメディア?のヴェネツィアカメラがリアルト橋を定点撮影しているとのことで、日本にいる友人の母に「今、リアルト橋にいるよ!こんな服着てるよ!」と連絡して定点カメラに私たちが映るかチャレンジをしました。結果、映ってはいたのですが、案外カメラとの距離が遠くて識別できなさそうでした。一応「これでは?」っていう人影は見つかったんですけどね。

 

📍サン・マルコ広場

もう朝焼けは終わっていましたが、ひとまずサン・マルコ広場(Piazza San Marcoを訪れました。広場はリベルタ橋から島を横断するように歩いた先なのでなかなか遠いです。

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前日から一緒に回っていた友だちは2限に大学の授業があるとのことで、「カフェ・フローリアン(Caffè Florian)」で朝ご飯を一緒に食べて授業が終わったらまた合流するか、なんて話していたのですが、彼女も寝坊しまして朝は合流しないことになりました。広場でメニューを調べて、価格帯のあまりの高さに震えていたので良かったかもしれません。後でドリンクだけ飲みに行こうという話でまとまりました。

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広場から海辺に出るとライオン像がありました。ジョジョ5部でジョルノとミスタがディスクを取りに行くのはサンタ・ルチーア駅の前のライオン像ですが、駅前にはライオン像はないらしいですね(ヴェネツィア行くなら絶対あのライオン像に行くぞ!って思ってたからちょっと拍子抜け)。

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朝焼けは終わったかと思っていましたが海辺まで来ると少しだけ残っていました。朝日の輝きのおかげで暖かそうに見えるのですが、前日からヴェネツィアはとても寒くて私たちは凍えていました。ヴェネツィア滞在1ヶ月目の友だちも「留学してきて1番寒い。まだ上着出してないのに!」と言っていました。天気予報ではそこまで寒くない、というかむしろ暑いという予報だったんですけどね。まあ、予報を見たのも1週間前ですしね。旅程が長いときは服装が難しい!!

そして対岸には!!!!!!!あーーーーーーーーーーー!!!!!!!渡るのはまたのちほど。ここまでの旅行記を読んでくださった方はご存知かと思いますが、私旅行前日までジョジョの5部のアニメを一気見しておりまして、関連の地に行くたびにテンション爆上がりでした。

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🍽️ パン屋さんで朝ごはん

寒いしたくさん歩いてお腹が空いたし、ということで朝ご飯を食べることになりました。ヴェネツィアで朝食の時間帯から開いているお店を調べて「FARINI」というパン屋さんをチョイス。お店に向かって歩いていたら友だちからも朝ご飯におすすめのお店としてこのお店が送られてきて「ちょうど今そこに向かっているよ!!」ってなりました。

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私はしょっぱいものが食べたかったので、クロワッサンのサンドイッチとカプチーノを頼みました。とにかく寒かったので暖かい店内でお腹を満たせて「もう立ち上がりたくない」と思ってしまいました。

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🛍️ ヴェネツィアにもH&Mはある

私はこの日、ヒートテック+厚手のハイネックのニット+ジャンパースカートにジャケット(やや通気性あり)を羽織るという服装でした。上半身はそれなりに防寒できていたのですが、スカートの下が生足だったのでとにかく寒い。

ダメ元で調べてみるとなんとヴェネツィアにも「H&M」があるということでオープン時間に合わせて駆け込みました。

後に控えるウィーンのことも考えてロングコートを買うか、ニットのスカートでも買うか迷ったのですが、なんだかんだ日中は暖かくなるのではないかと信じてひとまず足元を暖めるべくニーハイソックスを買いました。ニーハイを買うのいつぶりだ?高校生のときぶり?

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そして早速履きます。行儀が悪いですが寒すぎてどうしようもなかったので。

片足分を履いてもう片足分を履こうとしたところでハプニングが発生。買ったばかりのソックスの腿の部分に既に穴が空いていました!!慌ててレジに戻ってその旨を伝えると店員さんには「お〜」と言われました。そして流れる数秒の沈黙。ん???日本だったら店員さんが替わりの商品を取りに行ってくれるところかと思いますが、特に次のアクションが起こらなかったので「新しいのが欲しいんだけど・・・」と言うと「取ってきていいよ〜」と言われました。いや、私が取りに行くんかい!いいけど!店員さんに非はないわけだし!と思いつつちょっとしたカルチャーショックを受ける私でした。

 

📍デパートのテラスは予約必須

10:45からはデパート「T フォンダコ デイ テデスキ by DFS(T Fondaco dei Tedeschi by DFS)」の屋上テラスを予約していたのでそちらへ移動しました。

こちらのテラスは完全予約制。ただ予約さえしてしまえば無料で15分間テラスからの眺めを楽しめます。友人が下調べしてくれなかったら存在も知らずに終わっていたと思うので友人に大感謝です。

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日本ではなかなかお目にかからない不思議な店内を上へ上へ登っていくと金色の鏡で覆われた空間にたどり着きます。この先で1組1組予約のチェックが行われ、いよいよテラスに出ることができます。

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テラスからの眺めはこんな感じ!右下に写っているのがリアルト橋ですね。

15分間きっかりの完全入れ替え制で1回20人くらいが定員のようなのでゆったり楽しめました。写真を撮りつつたわいも無い会話もする余裕があるくらいのちょうど良さ。

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🛍️ スプリッツ×アダムの創造

テラスから降りた私たちは再びサン・マルコ広場に戻りまして、お土産屋台を物色していると前日からちょっと狙っていた愉快な柄のトートバッグがあったので買いました。旅行あるある「無限に増えるトートバッグ」

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📍水上バスでサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂へ

そして!ついに!サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂(Basilica di San Giorgio Maggiore)へ向かいます!!!!!ひゃーーーーー!!!!!!

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聖堂のある島へは水上バスで渡ります。陸地にある券売所で9.5ユーロの1回券(75分間乗り放題)を買い、バス停へ。バス停は陸と桟橋で繋がって海上に浮いています。波が高くなるとバス停も揺れていて面白かったです。

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もうテンションぶち上がりです。

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わーーーーその辺にブチャラティたちが船泊めてましたよね!!!!

コロッセオのように観光地だから実際には囲われていると思っていましたが、本当に船で乗り付けることができるような構造になっていて驚きです。

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ついに上陸。
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小さな柵さえありません!!!
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内部の様子はこんな感じ。

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ちょうど神々しくなっていたこちらも😭

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トリッシュが手首をもがれたエレベーターにも登りたかったのですが、修復工事中とのことでした!悔しい!!!

 

🚌 もったいない精神でヴェネツィア一周

島は私たちが乗ったサン・ザッカリア駅から1駅で、このまますぐに本島に戻ってしまうのも勿体ないということで、75分の有効時間を活用してそのままリアルト橋まで水上バスに乗り続けることにしました。

停車駅もろくに把握しないまま乗り続けていると船はヴェネツィアらしい町並みから離れて、貿易港のようになっている島の西側へと進んでいったので「本当にリアルト橋に帰れるのか・・・」と不安になりましたが。島の西側まで行くと大運河に乗って再び島の内陸に入って行ってくれたので安心しました。港を見ながら「あれ?ここは浦安?」と友人と混乱しましたよ。

途中で見つけた謎のカニのオブジェ。「カニカニがいる!!!」と叫んで友人に激写してもらった笑

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リアルト橋バス停は橋の先にあったので橋をくぐることもできました!

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潮風を浴びまくって顔はべたべたになり、なんなら海水が顔にはねてちょっとしょっぱさまで味わったのですが、とっても楽しかったです!!しかもリアルト橋で降りたらちょうど75分くらいだった!

これはかわいいウミネコ。白いのにどっしり重さがありそうな感じが絶妙にツボで今回の旅行中はウミネコに出会うたびにきゃっきゃしていました。鳴き声は「ぎぃえええぎぃええ」みたいな鳴き声でちょっとぎょっとしました。全然ニャアニャアじゃないじゃん、ブチャラティさん。

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🍽️ 人気店リベンジ!魚介パスタが美味しすぎる

水上バスから降りて、大学から帰ってきた友だちと合流。お昼ごはんを食べることにしました。

訪れたのは「Ristorante Oniga」。前日の夜ご飯に入ろうとしたら1時間待ちと言われて断念したお店です。友だちがお店に電話をかけてくれて「今から行って入れる?」と聞くと、お昼は予約制じゃないとのことだったので早速向かいました。

ここのお店は魚介を使った料理が豊富で魚好きの私はメニューを見ながらうんうん悩むことになりました。ムール貝のラザニアとイカ墨パスタで悩んだ末、両方諦められなかったので、イカ墨を食べたがっていた友だちと2つをシェアすることにしました。

このムール貝のラザニアが信じられないくらい美味しくて忘れられない味になりました。そもそも魚介のラザニアって珍しいですよね~!

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📍本屋さん2回目

食後は前日にも訪れた「Libreria Acqua Alta」を再訪。本でできた階段も上ってみました。

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🍨ジェラート⑥ 行列の人気店

午後になってもずっと寒かったのですが、やはりジェラートを食べたい欲が勝りましてこちらも友だちが調べてくれていた「SUSO」というお店を訪れました。

見てくださいこの行列。

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フレーバーも豊富で注文の直前まで悩みまくりました。

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選んだのは「TIRAMISÙ VENEZIA」せっかくだしヴェネツィアの名が付いたものを食べようかなと思いまして。

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とても美味しかったです。

でもここのお店での思い出は店員のお姉さん!注文とお会計を終えて、ジェラートを受け取るタイミングで「By the way, I like your eye makeup」と声をかけてくれたんです。こんなに並んでいて忙しいのにわざわざですよ。嬉しすぎました。私はカラーメイクが好きなのですが、日本で目の上に色をごりごりに乗せていると大体変わっているとしか言われないし、この日もお気に入りの黄緑のラメを使ったメイクをしたので嬉しくて嬉しくて。

海外旅行をしているとふらっと入ったお店のお姉さんのメイクがかわいくて参考にしよう!と思うことも多くて楽しいんですよね~。翌日手持ちの道具で真似してみたりもしました。

私も素敵なメイクの方を見かけたらさらっと素敵だと言えるような大人になりたいですね。

 

📍デパートのテラス2回目

17:45からは再びデパートの屋上へ。

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太陽が分厚い雲の向こうに隠れていて夕焼けのようなそうでないような不思議な光景が広がっていました。なんだか神々しい。
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🍽️ 世界最古のカフェ

屋上から降りたあとはサン・マルコ広場に移動して、朝は入らなかった「カフェ・フローリアン(Caffè Florian)」へ。

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1800年代からほとんど変わらない内装だそうで、宮殿の中のようなゴージャスな空間でお茶ができます。

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私はホットチョコレートを飲みました。€15+サービス料€7.5の高級ホットチョコレートです。

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お店の外では音楽の生演奏もあり、優雅な時間を過ごしました。こういうところにもお金がかかっているから高いんでしょうね~。

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🏃‍♀️ 夜景の中を歩け歩け大会

のんびりしていたら思ったよりも夜行列車の時間が迫っていたので、バス停に向かって夜のヴェネツィアを早歩きすることになりました。

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暗くて細い道を無心で歩き続けるのはなかなかに体力を消耗しました。私がGoogleマップヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅を登録して2人を先導していて、ベネツィア住みの友だちもマップを手にして歩いていてくれたのですが、途中で私と友だちの提示されている道が違うことに気が付きました。まあGoogleマップなんてそんなもんか~とどっちの道で行くかを考えていると、同じくメストレへ帰ろうとしているらしい観光客に「君たちもサンタ・ルチーアに行くか?」と聞かれました。私と友人が意気揚々と「イエス!!!」と答えると友だちに「え??違うよ??」と言われました。私たちはびっくり!!!バス停とサンタ・ルチーア駅は離れているらしいのです。時間がタイトな中で大幅なロスになるところでした。

気を取り直してバス停への道を急ぐ私たち。やっとこさバス停に着き、券売機でチケットを買って発車時間になったバスに飛び乗ります。バスが動き出してこれで一安心・・・のはずだったのですが、動き出したはずのバスがすぐに再び停車してしまいました。何事!??驚いていると友だちが「やらかしたかもしれん」と言い始めました、私たちは2台連なっている後ろ側のバスに乗ってしまい、それは後発のバスだったんです笑笑笑

後発のバスでも間に合う時間だったので良かったです。バスの中では夜ご飯の話に。私たちはメストレ駅で何かご飯を買って夜行列車に乗り込むつもりだったのですが、そんな時間はないかもね~と話していると、友だちが「私が近所のピザ屋でテイクアウトしてホームに持っていこうか?朝買ったパン(具なし)持ってく??」としきりに私たちの夜ご飯の心配をしてくれました。そこまでおなかも空いていなかったし断ってしまったのですが、やたらご飯を用意しようとしてくれる友だちが面白かったです。

ホテルの真ん前のバス停で下車し、ホテルで荷物を受け取り、メストレ駅に向かいます。この時点でまだ時間があったので駅の中のお店も見たのですが目ぼしいものもなかったのでそのままホームに向かいました。メストレも改札がなくて誰でもホームに入れるタイプなので、友だちもホームまでついてきてくれました。

ホームからは私たちの泊ったホテルが見えます。


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駅舎の中で列車のホームが表示されているのを確認したのですが、ホームには特に表示がなかったので列車を待っているらしき人に「Are you waiting for Nightjet?」と聞くとちょっと笑いながら「Yes」と言われました。後から思ったけれどこの聞き方だと「めっちゃ楽しみにしてます?」みたいなニュアンスになってたりします?笑 まあ通じればいいのさ。

会いたくてもしばらく確実に会えないお別れというのをあまり経験したことがなかったので、友だちとの別れは寂しかったです。ホームではハグとかしちゃいました。そしてしみじみしながら列車に乗り込みました、と言いたいところですがどの車両から乗ればいいのかもよくわからず、重い荷物を持ち上げるのも大変で、ばたばたしながら別れました。

 

だいたいのPhoto by Happy

 

【今回の旅行記と観劇レポ】