Mind Palaceがない代わりに

ミュージカル観劇レポの保管庫です

世界初演見てきての率直な感想『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』12/8 S 感想

恐る恐る初日を取ってたので見てきました🥺 オープニング動画とかゲネ写真とか色々出てたけど初見の衝撃のためになるべく見ないようにして挑みました笑


私はあんまり乗れなかったのでそんな感じの感想です。原作も未見です!小野田トキと伊レイ好きだったからその辺多めにキャスト中心感想→作品全体の感想で書くつもり〜

f:id:yadokarinko:20211209004746j:image

キャスト中心感想

f:id:yadokarinko:20211209004810j:image

伊レイしか勝たん状態。まず出てきた瞬間ビジュがいい。ビジュ撮影より格段にかっこいい。初見だしなるべく全体を見ようとは思ってたのだけど、内容が刺さらないようだと察し始めたので1幕後半からは結構伊レイウォッチャーになってしまった笑 ケンシロウとユリアが離れた場所でデュエットするシーンとかも上手手前のレイとマミヤを観察してたわ。マミヤが渡した水飲み干しちゃったり、マミヤの横顔を笑顔で眺めてたりしましたね。死ぬ前に、「復讐の鬼と化して我を失ってたけど人間として死ねる」的なこと言ってたけどこのシーンもあるし序盤から普通にいい人感あるよね。原作だともっと極悪非道な時期もあったのかなって。あとは何より歌がうますぎるのですもう好きですよ。伊礼トート本役やってほしいよ。たくさん歌って暴れ回ってほしいって改めて思った。歌が上手い人好き。月末はジュウザも見れるので楽しみ!


小野田トキ〜というかもうただただ小野田のことが好き。歌が上手いんじゃーー。小野田が歌い始めると空気が変わる。そして歌がうますぎてにっこにこしてしまう☺️ 帰りもCD聴きながら帰りました。捕まってて助け出されるところはお姫様みたいだったわ。プリンセス小野田と伊礼アリエル(フライングの意)って思っちゃった。

踊れる人だから拳術の形もなめらかで水?の拳?(よくわかってない)って感じでよかったです。幕間のTwitter下書きストックでは、動きがなめらかプリンって書いてた。わからなくはないな。小野田トキは弱さや隙が一切見えなかったけど和樹トキ絶対すごい苦悩してそうだから楽しみなんだよね〜 2人ともビジュはセーラームーンみあるけど。


伊レイと小野田トキのデュエットうますぎてめちゃくちゃ楽しかったよ!うまい×うまいは楽しいでしかないのよ。圧倒的安定感。Wジャベと思いきやWジャベではないのよね、まだ笑


横長の舞台がキラキラしてると宝塚みたいだな〜って思ったところからの川口リュウケン強い!上手い!強い!好きだわ。出番ばり少なくて悲しいのよ。だって上手いんだもの!!

理生ジュウザは1幕冒頭から2幕まで出番ない上に見たことないタイプのコミカル理生さんだったので????ってなってたらすぐ死んでしまって????ヴィーナスの森は楽しそうで何よりなのだが曲との相性が悪いのか歌詞が聴き取り辛い&木のセットがちゃちいのが気になる。あと曲終わり暗転中の塩田先生がぐわんぐわんに踊るように指揮してて☺️☺️☺️ってなりましたね。


福井ラオウ出番かなり多いのに歌が少ないのだが!?歌で殴られたいんだよ!明らかにソロ曲入られそうな場面(ラオウが馬に乗ってて周りを手下とシンがくるくる回るとことか)がインストでぐぬぬぬってなってしまったよ。最後は謎の昇天で私はどうしたらいいのかわからずぽかーんとしてしまった笑

そういえばラオウソロ曲の後ろで馬がぱからぱから待機してるの気になりすぎた。あと虎の場面もだけどパペットなんとかしてほしい。


大貫ケンシロウ、飛び蹴りと回し蹴りを連発し、バク転をし。あたたた叫び圧倒的にハードなんだけどシングル大丈夫かしら。身体ボロボロになりそう。動ける人の殺陣見ててすごい楽しい!ワイホは曲難しいしソロ曲は厳しいなってとこもあったんですけど、コーラスがサポートする場面もありその手法いいなって思いました。

 

平原ユリアは動きや歌声に人間味がなくてなんだか不思議なオーラをまとっているので劇中全ての男に惚れられている設定にも違和感がなくはまっているな〜と思いました。柔らかいんだけど1番強いみたいな印象だった!2幕の氷と炎は圧巻。


バットの渡邊くん、リンの山崎玲奈ちゃん、マミヤの松原さんも歌素敵だった〜

 

作品の感想

見ながら実感したのは漫画をミュージカル、というか3時間くらいにまとめるのキツいよなってこと。入れないといけないエピソードが多すぎて、出来事の羅列になってしまっている印象。加えて登場キャラクターが多い分掘り下げる時間が足りない。ミュージカルはソロ曲でキャラクターのその人らしさを表現できる強みがあるけれどそれでも尺がないとなかなかキャラクターに対して感情を持てないなと。植原さんのシンとか、めっちゃいいキャラだから描きこめば、こう、うああああってなりそうなのに尺!って思ってしまったよ。あと歌はあのなんとか、はい、してほしいというのはある。全体に演者さんたちはよかったんだけど、多分脚本の段階で私には刺さらなかったんですね。


脚本が荒くても演者のパフォーマンスでねじ伏せてくる作品もあるし私はそういう作品も好き。今回は大貫さんの踊り、レミチーム&平原綾香の歌唱力がすごいからそれでねじ伏せられるかもと思ったけど得意分野の方向性が違うから踊り(バトル)のシーン、歌のシーンそれぞれで温度差が生まれてしまってたのが勿体ないと思った。バトルシーンは薄い幕下ろしてプロジェクションマッピングしてるときが迫力あって楽しかった!その分それがない時に物足りなく感じる。

だから、小野田トキ伊レイデュエット(あれ最高すぎるよ。音源ほしいもん)とか2幕のユリアソロ曲とかスーパー川口タイムとかはねじ伏せ入ってて楽しかった。福井さんももっとゴリゴリに歌わせてほしいよ。


私があーだったらこーだったら言ってもしょうがないから聞き流してほしいんだけど、もっとエピソードをシーンとして再現せずに台詞の中に過去の出来事として描き出せればいいのになと思いました。例えば冒頭のトキがユリアとケンシロウを核シェルターに入れて自分だけ被曝するシーン。あそことかは台詞でその出来事があったことを伝えるみたいなのでもいいのかなと思ったり。ほんと素人考えで何言ってんだって感じかもだけど私の率直な感想だから書き残しておく。

 

【12/9 追記】

私には刺さらなかったけども、この攻めた題材と新鮮さを思うとホリプロミュージカル部門への好感度が上がってくるな〜。攻めの姿勢でいいと思う☺️ FNSを見てチケット取ったって人もTwitterで見かけたし、これから作品も、日本ミュ界ももっと盛り上がったらいいな!って思えてくる💪

 

2回目の感想も書いたので置いておく

場面の羅列感が薄くなっててかなりブラッシュアップされてました!!