Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

【🇮🇹🇦🇹欧州観劇記1-旅行記⑧夜行列車編】鉄道キャットは不在だけど素敵な旅🐱

♬皆様 もう御存知ですか?夜行列車の素敵な旅~🐱

スキンブルシャンクス曲は大好きで普段から口ずさんでいて「いつか私も乗りたい!」と思っていたのですが、まさかこんなにすぐに夢が叶うとは!

 

私たちが乗ったのはこちらのナイトジェット(Nightjet)という電車です。ヴェネツィア・メストレ駅から乗ってウィーン中央駅まで寝ながら移動しましたよ。

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新幹線のような座席もあったのですが、女子2人旅ということもあり防犯上の観点から3人ようの個室を貸切ることにしました。わくわくが大きくて入った瞬間「個室の特別寝台はこりゃなかなかいいもんだ~ふっふ~!」ってなっちゃいました!!!!鍵付きコンパートメントを貸切で2万3000円でした。

2段目のベッドは畳まれている状態↓

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しかし部屋に入ったのも束の間、車掌さんから「5分後に朝食アンケートを回収に来るから書いといて!」と言われました。チェックリストから6種類を選ぶのですが、字も小さいしなかなかに時間がかかる。急いだけれど、書き終わらないまま車掌さんが来てしまったので「あと5分待って!!」とお願いすることになりました。しかも朝食はパンがメインなのに、パンも自分で選んでチェックしないといけないんですよ。チェックを忘れたら主食抜きになる・・・・。

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朝食リストを提出してやっとまったりすることができました。お部屋にはアメニティセットとモエ・エ・シャンドンがありました!流石に初酔っ払いを体験した後で初シャンパンは危ないかなと思ったのでタオルで巻いて持って帰りました。

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私たちはバス・トイレ付のお部屋を選びました。ちょっとお値段は張るしシャワーは使わないけれど、いつでもトイレを使えるという安心感は大きいです。

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3段目のベッドはこんな感じ。私は旅行中にハプニングに見舞われやすいので、友人に上の段に行ってもらいました。多分私は落下する。。。ただ上のベッドはマットレスがなぜか短かったので、私の枕を使って長くしてもらいました。スペースは余っていたので謎仕様です。

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3段目へは梯子を使って上ります。

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落下防止用の網が設置されていました。

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一通り部屋の仕組みがわかり、荷物もまとめ終わったところで夕食を頼みました。室内に付いたベルで車掌さんを呼んで、私はマッシュポテトとハンバーグのセット、友人はハンガリー料理のグヤーシュを注文したのですが、数分後に戻ってきた車掌さんに「マッシュポテトは売り切れていて、もうパスタしか残っていない」と言われました。「これから寝るだけなのにパスタか・・・」と思ったのですが、かなりお腹が空いていたのでパスタをもらうことにしました。

「テーブルをセットするか?」と聞かれたのでお願いすると、廊下にかけてあった木の板を窓枠にひっかけてテーブルを作るように言われました。そして1段目のベッドに座るとちょうどいいテーブルになります。これ、私たちは身内なので問題ないですが、他人とコンパートメントを共有している場合どうなるんでしょうか?誰かのベッドにみんなで並んで座って食べるのかな???コンセントの挿し口も1ヵ所のみ(1段目のベッド下)でしたし、そもそも貸切以外は想定していないのかもしれません。

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パスタは長期保存が効きそうな感じのパサパサした麺だったのですが、とにかくお腹が空いていたのでペロッと平らげてしまいました。友人から1口分けてもらったグヤーシュはハーブの味が強めのミネストローネのようなお味で美味しかったです。ただ、列車が揺れるとスープがこぼれそうになるのでちょっと緊張感がありました。

お腹がいっぱいになると急激に眠気が襲ってきたので早速寝ました。私が寝た後に友人が上から撮ったのがこの写真。高さがものすごい&部屋が狭い。

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寝ている間はたまに切り替えなどで車体が揺れると意識の遠くで「電車に乗ってるんだな~」と感じたりもしましたが、はっきりと覚醒することはないままぐっすり眠ってウィーンに運ばれていきました。

私は携帯のアラームもセットしていたのですが、列車備え付けの一斉アラームの音で起きました。自分の枕元のアラームを止めて、なぜか鳴っている2段目のアラームにも手を伸ばして止めて、もう一度寝ようかと思ったのですが、3段目のアラームが鳴りやまない。友人、生きてる?と心配しているとバスルームから音がして安心しました。アラームは何コールかしたら勝手に鳴り止みました。

写真は友人が車窓から撮った朝靄。綺麗~!!!

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そして6:40頃にお待ちかねの朝食が届きました(車掌さんは7:00に持ってくるって言ってたよ!20分巻きは早いて!!)確か私がまだベッドでぬくぬくしているときに届いたので、アラームが6:30だったんじゃないかな。寝起き10分で朝食です。

パンはカイザーゼンメルというオーストリアやドイツで親しまれているもの。硬いと噂に聞いていましたが、カチカチというわけではなくベーグルくらいのモッタリ感で美味しかったです。友人はヨーグルトを頼んでいたけれど売り切れで別のものをもらっていました。私が頼んだ緑茶はパックでした。私のモーニングティはうすめ。

半分寝ながら食べていたら、まだまだ食べ途中の段階で車掌さんが食器の回収に来てしまいました。再び「また後でお願い~」と言う羽目になりました。何事もゆっくりで申し訳ない!!

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そしてバタバタと身支度をして、いよいよウィーン中央駅(Wien Hauptbahnhof)に到着です!イタリアの建物とは打って変わって現代的なお洒落な建物でした。

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これで私は「もう御存知ですよ~」というすまし顔でスキナンを歌えるわけです🐱

 

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