Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

最初で最後の生ライブ?「The Musical Day ~Heart to Heart~ 2023」2/8 感想&レポ

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TMD初参戦してきました〜。そしてまさか初のZeppがミュコンになるとは思いもよりませんでした!

 

写真のペンラは入場時にもらえました。ミュ関連の場でペンラ振ったのは初めて。

 

2階後方立ち見ゾーンがU25枠で売り出されていたのでそちらを購入したのですが、当日会場に着くと、1階後方での立ち見に変更になってました。フロアから1段高くなっているエリアだったので、フロアの方々がスタンディングになった後も視界が良好でラッキー🌟

 

今回のTMDはロックがテーマとのことだったので、ロックミュージカル中心の選曲になるのかな👀と勝手にわくわくしていたのですが、実際のイベントの趣旨は普段聴いているミュ曲をロックアレンジで届けるというもので、私の希望とはちょっと違ったものでした。それでも海昆筆頭に好きな方々が集まっているコンサートなのでしっかり楽しかったんですけどね!

RENTとJCSはあるとして、願わくばHairやヘドウィグ辺りも!と思っていたので。。。まさかJCS1曲もないとは。

セットリスト

  1. Overture / Prologue - Mamma Mia!
  2. Money, Money, Money - Mamma Mia! (轟晃遙・杉山真梨佳・藤森蓮花)
  3. ミルク -『エリザベート』(上山竜治)
  4. Lady Marmalade - Moulin Rouge! (平原綾香)
  5. Out Tonight -『RENT』(昆夏美)
  6. Diamonds Are A Girl's Best Friend / Material Girl - Glee (宮澤エマ)
  7. Let It Go -『アナと雪の女王』(海宝直人)
  8. 舟を漕ごう -『雨が止まない世界なら』(西川大貴)
  9. Good Morning Boltimore - Hairspray (ダイアナ・ガーネット)
  10. Tomorrow - Annie (吉田沙良)
  11. I'll Be There - MJ The Musical (宮澤&吉田)
  12. 世界が終わる夜のように -『ミス・サイゴン』(海宝&昆)
  13. Joyful, JoyfulSister Act 2 (ボーカル・ボイパ: 平原、タップ: 西川)
  14. 血風ロック -『レッツゴー!忍法帖』(橋本じゅん&上山竜治)
  15. Dog Eats Dog -『レ・ミゼラブル』(橋本)
  16. Go the Distance -『ヘラクレス』(上山)
  17. How Does A Moment Last Forever - Beauty and the Beast (平原)
  18. I'm Alive -『ネクスト・トゥ・ノーマル』(海宝)
  19. One Day More -『レ・ミゼラブル』(全員)

 

感想

いや上山さんのMCよ😂 

冒頭から「最初で最後の生ライブ!!!!」と叫んでいて (しかもその時は特に訂正もなく進んだ笑) あとからみんなに「最後なんでしょ😏」といじられてました笑笑 

全編通して、緊張しているのか上手くハマらないのかぎこちないMCを展開する上山さんが面白くて、他のメンバーに助け舟を出してもらっている姿も面白くて、でもなんだかあたたかくてにこにこしながら見てました☺️

 

あと、平原さんのふんわりトークにもめちゃくちゃ笑わせられました。

まずTMDのタイトルがどうしても覚えられない笑 最初のMCで「なんだったけ?この~」という発言をし、上山さんに「最初から出てくれてるのに!?」と盛大に突っ込まれてました。しかもそのあとのMCでもまた忘れてた笑 ちなみに橋本じゅんさんとはドラマで夫婦役を演じたらしいのですがそのドラマのタイトルも「なんだったっけ?」って聞いてましたね。

それからHow Does A Moment Last Foreverを歌う前に「あれ、昆ちゃんが映画版の吹き替えをね、してらして。。昆ちゃんが歌えば良かったんじゃないの?」となっていたり、最後の告知タイムではMR!の話題に触れて「でもね、サティーンは今日歌ったLady Marmaladeは歌わないらしいのね。エマちゃんが歌った方を歌うらしいの。そしたら昆ちゃんがHow Does~を歌って~」と気にしている様子だったりが面白かったです。

 

ここから印象に残った曲を中心に書いていきます〜♪

まず初っ端のMoney, Money, Moneyでサポートボーカルの御三方の歌のうまさにひええってなりました。声が素敵だし音域もやばい広くてひええってなりました。

 

昆ちゃんのOut Tonight!昆コン3回のうち2回見たのですが、私がいなかった回の日替わり曲がOut Tonightだったので、今日聴けて嬉しかったです😆 昆ちゃんミミは心身共に健康そうで見ていて幸せな気持ちになるミミでした。

 

エマちゃんのDiamonds Are A Girl's Best Friend / Material Girl!The French are glad to〜って来た時点で選曲の良さに痺れましたし、歌声も可愛くてとっても好きでした💕💕💕 エマちゃんのことは今までも好きだったんですけど、生で見たのは初めてかも?早くミュージカルでも見たい!!メアリーロバートの動画はよく見てます👀

 

海宝先生のLet It Goも嬉しかったですね❄️ アレンジが激しくてイントロではなんの曲かわからなかったので歌始まった時の驚きが大きかったです。やっぱり歌が凄まじく上手い。

 

フィーチャーフューチャーのコーナー

上山さんがかみかみで「ふゅーちゃーふゅーちゃー」とか言い始めるから頭の中でめっちゃBTTFのテーマが流れました笑笑

西川くんはスパーンと飛ぶ声も素敵だし、作り手としても日本ミュージカル界を盛り上げようと活動されているのが素敵ですよね。舟を漕ごうのパフォーマンスもとても良くて、雨が止まない〜のCDをじっくり通しで聴いてみようと思いました。

これからミュージカルで活躍するかも?な方としてガーネットさんと吉田さんが登場。2人とも声が特徴的でそしてとてつもなく上手くて、早くミュージカルで拝見したいです。

 

エマちゃんと吉田さんでMJからI'll Be Thereをデュエット。とってもゴージャスでした~。MJやMR!と来るとブランニューコンに若干近いセトリという感じもしてきますね。そしてMJはいつか日本版上演するのだろうか。絶対にないと思っていたMR!の日本語版上演が行われるとなるといつかはやるのかな。個人的にジュークボックス系は原語で見たいので来日公演があるといいなと思っています。

 

海昆の世界が終わるようには本当にいつ聴いても素晴らしいのですが、あんまりバンドサウンドとしての新鮮さはなかったですかね。サックスがバンドにいらしたから入れたのかな。Superboy and the Invisible Girlやってくれてもいいのよ。

 

そうそう、ライブハウスだからかバラードになると音が結構回っていて二重に聞こえたのが気になりました。

 

Joyful, Joyfulのコラボはとっても良かったです!平原さんてボイパできるのね。ボイパ×タップは目も耳も楽しかったです!!

橋本じゅんさんと上山さんによる血風ロックも楽しかった~!曲は知らないし作品も初耳だったんですけど、しっかりロックを浴びられて幸せでした。新感線作品はロックテーマのもの多そうですよね。メタルマクベスとか見てみたいな。

 

そしてそして、海宝先生のI'm Aliveですね~!!!ありがたい!!!!しょっぱなイヤモニを外すのを見てにこにこしてしまいました。ステージの横幅いっぱいに動き回りながら歌っているのに全然歌声ぶれないのすごすぎますね。そして最後の音上げは景気がいい。ごちそうさまですって気持ちになりますね。

 

One Day More 割り振り

ミュコンでODM聴いた時は割り振りを軽くメモっとくようにしとりまして。

バルジャン: 冒頭上山からの海宝メイン

マリウス: 西川、海宝

コゼット: 平原

エポニーヌ: 宮澤、昆

アンジョルラス: 上山

ジャベール: 上山

テナルディエ: 橋本

マダムテナルディエ: 吉田、ガーネット

 

上山さんと海宝さんのバルジャンは熱いし、西川くんのマリウスは本役に思えてくるし、昆ちゃんのエポパートはやっぱり最高だしで楽しかったです。ロックアレンジのODMは新鮮でした。

声出し解禁と会場の雰囲気

会場に着いてから知ったのですが、今回の公演は「声出し解禁」でした。私はもともと手拍子も上手くできないし(曲を聴く方に神経を集中させてしまって手元がおろそかになるタイプです)、歓声を上げるのも得意ではない(いい感じに出せない。ひゅーって言おうとすると超音波になるし死ぬほど疲れる)ので、解禁になっても特にいつもと変わりないですね。そしてU25ゾーンはみんな無言でゆるくペンラを振っていたので、感染対策的にも怖いと思うことはありませんでした。スタンディングの方だったらまた別の感想を持ったかもしれませんが。

 

演者さんたち的には歓声が聞こえるのがとても嬉しいとのことでした。確かに今回のようなコンサートは歓声が上がった方が多分見る側も気分上がりますし、中には歓声がないと成立しない演目とかもありますよね(SIXとかね)。でもこれからの時代、歓声がOKになることによる不安が観劇中の雑念になることもあるだろうし、なかなか難しいところだなと思いました。どこに着地するかね。段階的には歓声ありの公演となしの公演を設けるとか?

 

ちなみに昨年秋に行った韓国では、ごんごんに歓声上がってました。文化圏近いけれど結構な違いが出てますね。隣の人もめちゃくちゃ叫んでましたが、そのときにはあんまり感染の怖さは感じませんでした。ただ海外旅行で解放的な気分になっていたからかもしれないし、普段の観劇でとなるともっと神経質になるだろうなと思います。観劇中は作品のことだけを考えたいから、やっぱりしばらくは歓声なしがいいかもしれないです。

 

 

1月の鑑賞記録 (U-NEXT体験中につきミュージカル映画三昧)

💿 SIX: LIVE ON OPENING NIGHT (2022)

親戚の家から帰る車内で丸々聴いちゃった。必然父も丸々聴いていたことになる。寝ていたと思った母には「それでSIXってどんな話なの?」って聞かれました。映像収録版が公開されたら鑑賞会を開きたいと思います。はよ公開してください。

SIX: LIVE ON OPENING NIGHT (Original Broadway Cast Recording)

SIX: LIVE ON OPENING NIGHT (Original Broadway Cast Recording)

  • SIX, Toby Marlow, Lucy Moss, Adrianna Hicks, Andrea Macasaet & Brittney Mack
  • ミュージカル
  • ¥1681

🎭 海宝直人コンサート『ATTENTION PLEASE!』1/4 M

テーマパークみたいで楽しかったです~!帰ってきてからずっとJB楽曲聴いてます。

📺 鎌倉殿の13人 総集編 (2022)

ギャグパートをカットするとこんなにもシリアスで悲しい物語だったのかと気付かされますね。。。つらい。上総介ショック再び。

🎭📹 Encanto at the Hollywood Bowl (2022)

ステファニー・ベアトリスがミラベル風コスチュームの足元にキラキラのハイカットスニーカー合わせてるのが好き🤩 ただカテコで眼鏡を外したのにはもやりました。。

映画自体に不満点はたくさんあれど、血縁の毒親を描いたという意味でディズニーとしては大きな一歩なのかなと思っています。

🎨 ピカソとその時代─ベルリン国立ベルクグリューン美術館展(国立西洋美術館

ピカソ作品自体は好きなのですが、いまいちベルクグリューンさんと趣味が合わないのかびびっとくる作品は少なかったです。作品の色味が抑えめのものが多くて。ブロンズ作品の「鶴」とあとはマティスの「レースの襟のエマ」が気に入ったくらい。今回は青の時代の作品が1枚だったけれど、いつかばーっと並んだ展覧会なんかが開かれたら楽しいだろうなと思います。

🎭 ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2023  1/7 S

レイチェル姐さんが強すぎて!!!最高でしたね。

📺 100分deフェミニズム (2023)

性愛の三角形における平六の例えがとってもわかりやすくて笑いました。私は自分をフェミニストだと思っているけれど、その歴史や現在起きていることの構造についてわかっていなかったのでありがたかったです。

侍女の物語』は早く読もうと思います💪

📚 赤と白とロイヤルブルー (2019)

恋愛を主軸にした作品は好みではないものが多かったので、ロマンス小説を読んだのも多分初めてだったと思うのですがまさかこんなに楽しいなんて!!素敵な作品に出会えました😌💕

アレックスとヘンリーの恋愛関係の描写が楽しかったのはもちろん (歴史上のクィアな人物たちの手紙を引用したやり取りは美しかったし、フランクなちょっとしたなじり合いも面白くて大好きでした)、女性初の米国大統領が躍進している世界であったり、バッキンガム宮殿のカーテンを開けたときの光景であったり、ものすごく希望に満ちていて元気づけられました。

ずっと恋愛感情がわからないものの、自分で経験することはなくともどんな気持ちになるのかどんなものなのかには興味があって知り合いに言語化を頼んで回るもあんまりしっくりくる回答を得られないみたいな感じだったんですけど、本を読めばいいんだわって今回気がつきました。言語化されてきてるじゃんって。

🎞 Belfast (2021)

翌週に観劇予定のThe Beautiful Game⚽️の舞台がベルファストとのことだったので予習がてら。見るのは苦しいけれどとてもいい映画でした。冒頭、子供たちは遊び、住人たちは言葉を交わし合う平和な風景がプロテスタントの暴徒たちの襲撃によって一瞬にして崩れ去るのが衝撃的でした。バディが盾として使って遊んでいたゴミ箱の蓋が、暴徒たちからバディとマーを守る本物の盾になってしまうのがつらいです。日常と命の危機があまりにも地続きで。

町に残れば命を脅かされる。でもイングランドに移住したとしても言葉の訛りで差別されるかもしれない。それどころか、アイルランドで戦死するイギリス兵も出てきているから大きな恨みをぶつけられるかもしれない。そしてもちろん故郷を離れたくはない。そんな葛藤を抱えて生きた人々がいたことを知れてよかったと思います。

🎭 海宝直人コンサート『ATTENTION PLEASE!』1/13 M

海宝フランク✈️、海宝ジーザス、海宝チェ(唐突)、海宝ギリス(唐突)とか、屋比久エルフィーとか色々夢は膨らみますね〜

🎞 Glass Onion: A Knives Out Mystery (2022)

ミステリーかつ一応新作なのでFilmarksに書いた感想のリンクを貼っときます。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオンのJawarinkoのネタバレレビュー・ 内容・結末 | Filmarks映画

🎭 ミュージカル 『ザ・ビューティフル・ゲーム』1/16 M

演者さんたちのパフォーマンスは良かったけど・・・って感じです

🎞 Hair (1979)

うわーーーーんバーガーーーーーーーー😭😭😭😭😭つらすぎます。情緒めちゃくちゃにされました。つらい、そしてたのしい。舞台版の結末も読んだところやりきれない感じではあるんですけどそれにしても映画版は、なんで!なんでなんだよ!!!っていう気持ちになります。表題でもある「ヘアー」は彼らのアイデンティティであり、そして彼らの命を守るものでもある。多分私は映画版の終わり方の方が好きです。やりきれないけども!つらいけれども!

ロックミュージカルの原点となった作品ということでずっと見たかったので午前10時の映画祭グッドタイミングでした👏 音楽も振付も画面の作り方もかなり好みでお気に入りミュージカルの仲間入りです。Black Boys White Boysの演出とかエグくてほんとによかったです。

ヒッピーたちの温かい連帯感と戦場で命を落とす若者たちがいることへの怒りを描くとともに時には身近な人々を傷つけてしまう無責任さも描き出していたのも好きなポイントでした。

私はウーフの髪型が好きです。かわいいヘアー。

📺 Wednesday (2022)

うーーーーん、私はこの作品の観客として想定されていないのかもな〜とぼんやり居心地の悪さを感じながら鑑賞しました。恋愛するウェンズデーを私は望んでないのよね。対して制作陣はウェンズデーに「普通の」学園生活を送らせたかったんだろうね。。。しかも私はウェンズデーをかなりの切れ物だと思っているので、ロマンスに振り回されて敵を見誤るみたいな見方もできちゃう展開がしんどくて!

それはそうとイーニッドのことは大好きになりました〜!!!アイメイクのバリエーションも豊かで素敵なんですよね。最近真似してます。2人が寮で言い合いをする場面はウィキッドが始まるかと思いました (好き)。2人の関係性の描かれ方はとても好きだったので、どうしてもウェンズデーに恋をさせたいなら相手イーニッドにしない???って思っちゃいました。それなら納得できたよ。

イーニッドのキャラクター自体は本当にドストライクだったんですけど、彼女が狼になるラストの展開には不満が残りました。確かにこれまで狼に「なれなかった」イーニッドがウェンズデーを守るために狼になるっていうのは一見すると熱い展開なんだけれど、イーニッドは狼に「なれない」ことを卑下するのではなく狼に「ならない」自分を受け入れる姿勢を見せていたじゃないですか。狼にならないイーニッドは人狼の中では異端だけれど、それでいい。彼女は「まだ」狼にならないのではなく、狼にならない人狼として完成されているっていう価値観がとても素敵だと思っていたんですよ。それなのに最後に彼女が狼化してしまったらその最高のメッセージが薄れてしまう。イーニッドはヘテロセクシャルのキャラクターだけれど、この狼化に関しては私はAce/Aroにおける恋愛を重ねていたのでより一層落胆してしまいました。

🎞 Chicago (2002)

先月に舞台版を見たので映画版も久しぶりに。ミュージカル好きになって以降でははじめて。

これは映画化大成功してるパターンですね〜!現実とショーナンバーを切り替える映画ならではの演出がはまっているし (ハニャックの絞首刑シーンとかRazzle Dazzleとか特に好き)、Cell Block Tangoの赤い布を使ったタンゴは天才だし、キャストも強くてほんと完璧だと思います。そしてやっぱりNowadaysの2人のパフォーマンスが大好き。マシンガンぶっぱなし演出も最高。ほんと好き。

シカゴ

シカゴ

  • カトリーヌ ゼタ=ジョーンズ
Amazon

🎞 Funny Girl (1968)

エヴァ・ノブルザダがDon't Rain On My Paradeを歌っている動画を見て以来、早いとこ本編に触れたいなと思っていたのですが映画があったのですね!ありがたい!エヴァちゃんの歌唱の圧が凄まじいから、Don't〜は馬鹿にされた時かなんかに「邪魔するやつは全員薙ぎ倒したるからな!」的な勢いで歌われる曲なのかと思っていたら、Mr.アーンスティンへのラブ全開ソングだったわ。

オマー・シャリフのアーンスティンずるいな〜顔と声があまりにも良くて、ローラースケート公演後のシーンとかファニーとおんなじ顔しながら眺めてしまった😂😂😂

🎞 The Band Wagon (1953)

ニューイヤーコンのセトリに含まれていた未見作品を見ていく作戦第1弾!

フレッド・アステアでした。歌唱シーンがとっても楽しかったです。長尺でもずっと見ていられました。特にA Shine On Your Shoseが楽しかった〜👞

後半は歌唱シーンと物語の展開の流れが切り離されてヴォードヴィル的になっていきますね。

🎭📹 ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」(2015)

いつか見たいと思ってたの!U-NEXTに入ったら配信されていたのでついに見てみました。初2.5!

ボールを実物、実物+人力移動+マッピングを組み合わせて表現したり、日向のジャンプ力をリフトで表現したり、「そうくるか!?」っていう表現方法にはじめは驚きつつも、だんだん慣れてきて、ちょくちょく母とツッコミ入れながら楽しく見られました。みなさん運動量がえげつなすぎて、汗でアイラインが滲んでましたね!!走ったり跳んだりリフトしたりされたりとにかくハイカロリーな作品でした。毎公演腕と脚がパンパンになりそう!

須賀健太くんの日向は、日向のバケモノ感を薄めて現実にいる高校生に近づけている感じがして、それでいて日向らしさもしっかりあってとても素敵でした。次元が違うキャラクターを人間が演じて起こしていくっていうだけでも難しいことだと思うし、日向は特に現実離れした存在なので「人間らしくそれでいて日向である」を作り上げた須賀くんのバランス感覚すごいな〜と思いました。

達成の影山はあまりにもハマっていて「うわ!影山だ!」ってなりました。ビジュもそうだけれど声質とか発声とか(特に怒鳴り方)表情筋の動かし方とかが私のイメージする影山にぴったり合っていて驚きました。アニメで影山役を務めている石川界人さんとも声が似てる気がします🤔

オープニングを見て、そうだ脚本が中屋敷さんなんだよな〜と思い出し、本編始まってみたらめっちゃ中屋敷さんだ〜となりました。ゆうても柿喰う2本見ただけなのであれなんですけどね。言葉をギチギチに詰めてリズムを作っていく感じとかコーラスのように言葉を重ねる感じとかに中屋敷さんみを感じました。

2.5次元作品はミュージカルになってるのが多いのかなと思っているので、なぜ台詞劇形式を取ったのかってのは気になってたポイントの1つ。実際に見てみて、原作の印象的な台詞を歌に乗せるのではなく言葉としてぶつけたかったんだな〜ということがわかってなるほどと思いました。

そんなわけで楽しんだのですが、もし原作に触れていなかったら話がわかんなくなったかもな〜と思う場面はちょくちょくありました。客層のほとんどが原作をチェックしていることを前提にしているのか、表現が上手くはまっていなかったのかは気になるところです。

2.5次元作品については、全く知識がない状態なので今後も少しずつ見ていきたいなと思っています!

🎭📹 The King and I (2018)

ニューイヤーコンのセトリに含まれていた未見作品を見ていく作戦第2弾!

楽しかった〜!ケリー・オハラも渡辺謙もとってもチャーミングでにこにこしながら見ました☺️ とても素敵なプロダクションでした〜✨

ただこの作品が含むオリエンタリズムや女性蔑視については気にしていきたいところです。Western People Funnyはとても良かった。東洋人から見たら西洋人の巨大パニエや指を痛める革靴は馬鹿げてるっていうことを歌うことで、西洋側が東洋側に教えて「あげる」という関係を少し崩すことができていたと思います。ただ衣装や演出がやたらコミカルだったので、もう少しコメディ要素を薄めて批判色を強くしてもいいのにな〜と思ったりもしました。

あとはアンナがなんだかんだ説得されて信念を曲げて王様を許してあげるっていう展開が続くのがもやもやしました。特にラストのタプティムへの罰を受けての出国の決意は揺らがせない方がいいんじゃないだろうか。アンナが折れて王様の元に戻ってしまったら、タプティムの死が軽んじられているように思えてしまって。脚本が男性に甘いんだよな〜😌

批判ばっかり書き残しちゃいましたがとっても素敵な公演でした!結構好きです!!

🎭 星組公演 『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』1/28 S

とーーーっても楽しかったです!!!ぎっしり満足感😌💕💕💕

🎞 Cabaret (1972)

ニューイヤーコンのセトリに含まれていた未見作品を見ていく作戦第3弾 × 午前10時の映画祭

台詞劇の合間にショーシーンが挟まるっていうような構図を取り、ミュージカル映画としては曲数も少ないのでおやおやと思って調べてみたところ、元のミュージカルのうち心情を歌う部分を全部台詞劇に変えてあるそうで、なるほどな〜って感じです。なんとかして舞台版も見たい。

劇場の外での出来事がショーとしてパフォーマンスされていくっていうのはとても好きです。同じくカンダー&エッブの『シカゴ』もだし、フォッシーが振り付けた『ピピン』もそういう感じよね。1つのジャンルになっているのかもしれない。 

 

ナチスの台頭や反ユダヤ主義を滑稽に描き、嘲笑っているショーを取り仕切るMCは、この映画が終わり、ショーが終わったあとすぐにナチスに連行されるのであろうとわかるラストの見せ方は凄まじかったです。それから美しい青年が美しい声で歌うTomorrow Belongs To Meも恐ろしかったです。顔のアップから始まり徐々にカメラが下に下がっていくと彼がヒトラーユーゲントだとわかるという映像ならではの良さが出た演出だと思いました。

歌唱シーンとしてはやはりCabaretが好きでした。1番湧いたのは、サリーだけでなくブライアンもマックスと寝てたことがわかるシーン。2人して捨てられて、送られてきたお金を見ながら、時給換算したらキャバレーで働いている娼婦と変わんねーなって笑ってるのが最高に好きでした。

サリーのヘアメイクがとても可愛くて、私にもし勇気があったらライザ・ミネリの写真を持って美容院に駆け込むところでした。

Cabaret [Blu-ray]

🎞 Mamma Mia! (2008)

これはハッピーになれるミュージカル映画だ〜☺️ 登場する女性たちがそれぞれみんな輝いていて元気をもらいました。中でもやっぱりメリル・ストリープのドナがあまりにもかっこよくて素敵で大好きです!!あの輝きよ!!!

ソフィたちが島を駆け回りながら歌うHoney, HoneyとエンドロールのDancing Queenが特に好きでした。あのエンドロールずるすぎますよねほんと💕 ドナ&ザ・ダイナモス最高よ💕

🎞 Mamma Mia! Here We Go Again (2018)

ソフィー&ザ・ダイナモスもエンドクレジットのSuper Trouperもあまりにもずるかったです😭 10年後にちゃんと役者を集められてるのも素晴らしい!

メリル・ストリープのドナが大好きすぎたのでずっと寂しい気持ちで鑑賞していました。でもそれは登場人物たちが抱えている気持ちでもあって、観客と彼らと気持ちが重なるのがいいな〜と思ったのと、その悲しみがあったからこその後半のぶち上がりですよね。

🌟

私的ヒットチューン

All That Jazz - Chicago

昨年末に来日公演、今月は映画版を見たのでかなり頭がシカゴモードでした👯‍♀️

One Night Only - Dreamgirls

ニューイヤーコンでのレイチェル・タッカーさんの歌唱がひたすらかっこよかったので!CabaretとかThe Winner Takes It Allの音源もぜひ残してほしいです。とりあえずYouTube探ります。

One Night Only

One Night Only

  • Rachel Tucker
  • ヴォーカル
  • ¥153

Willkommen - Cabaret

2021年ロンドンキャスト版から先行リリースされていた時期にたくさん聴きました〜。トニー賞でのアリアナ・デボーズ姐さんのパフォーマンスを見てからこの曲の「Im Cabaret, au Cabaret, to Cabaret〜」の部分が気に入っておりまして。月末には午前10時の映画祭で映画版を見られたのでこれからアルバム全体を聴き込みたいと思います😆

Willkommen

Willkommen

Don't Rain On My Parade - Funny Girl

エヴァ・ノブルザダ嬢が歌ってる音源が好きでいつも聴いてるんですけど、結構アレンジが激しくてこのまま覚えるとカラオケで歌えなさそうなので、最近はバーブラ版も聴いてます〜♪ ちなみにバーブラ版はJOYSOUNDに入ってるんですよ!ミュージカル楽曲全然カラオケに入ってなくて泣けるからほんと嬉しい🥺

それ以上の... - ルドルフ 〜ザ・ラスト・キス〜

友人にデュエットしよ〜と言われたので練習中!小野田CDありがたや〜

 

美しい歴史劇からトンチキジャガビーへの振り幅よ!星組『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』1/28 S 感想

両方ともとっても面白かったです😌💘

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浪漫楽劇『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』

ディミトリはラジオドラマ「1848」を手がけた並木陽先生の作品が原作ということでずっと楽しみにしてきました!見られて良かったー!!

 

あらすじは公式サイト

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/syayounokuninorusudan/info.html

 

作品感想

ショーとの2本立てなこともあり、話はさくさく進むんですけど登場人物たちの関係性と感情がしっかり掘り下げられていて好きでした。原作の『斜陽の国のルスダン』(読んではいないんですけど)に対し、タイトルが『ディミトリ』になっていて、宝塚あるあるの男役メインになるやつか。。とちょっと思ったんですけど、ルスダンとディミトリ、2人の物語に仕上がっていたのでよかったなと思います。

 

イスラーム圏のルーム・セルジューク朝からキリスト教圏のジョージアに人質として送られてきて、宗教も名前も変わり、ルスダンとその兄のジョージア国王には気にかけてもらっていても、自分の居場所がないと孤独を抱えながら生きてきたディミトリ。それだけでも過酷な運命なのに、戦場で王を守れなかった責任や、王の死によって想い人との結婚が叶ってしまったことへの罪悪感、王配という立場になってもなお続く「外国人である」ことに対する差別、あらゆるものが彼の背中に重くのしかかっていて、とても辛かったです。ルーム・セルジューク、ジョージア、ホラズム、どの国を故郷とすることもできず、トビリシとリラの木とルスダンへの想いだけを安らげる場所として死んでいったディミトリの人生。。。。

 

そうそう、王配となり美しく着飾ったディミトリが議会に入るのを許されなかったシーンがめちゃくちゃ刺さってしまいました。ほんと状況としては最悪なんですけど、絵面があまりにも好みでしてね🤐 

 

ディミトリの足跡を追跡するのが得意なルスダンなんてかわいいのってところから始まるけれど👣 ルスダンの人生もまた厳しいものでしたね。人質のディミトリがずっと好きだったけれど、自分はそのうち他所の国に嫁がされることをわかっていて、それが兄の死によって突如一国の王になる運命を背負わされる。今作ではさくさく話が進んですぐに戦争が始まって彼女はあっという間に王の威厳を纏うので、原作でルスダンが王として成長していく過程とか知りたいなと思いました。

 

あんな気弱な娘に王が務まるのかと家臣たちに嘲笑されたルスダンは勇敢に戦争の指揮を取って家臣や民に信頼される王になり、外国人の王配と疑いの目を向け続けられたディミトリはジョージアの首都と王を救うんですよね。

 

序盤の短い時間で兄王ギオルギと平民出身の恋人バテシバの関係がかなりしっかり描かれていたのが後半に効いてくるのも良かったです。身分の低い自分と一緒では王が非難される、ルスダンを嫁に出しディミトリとの仲を割くからには自分だけ幸せでいてはならないと別れを決めた2人のデュエットを後半、ジョージアとホラズム、そして死によって分たれるルスダンとディミトリに重ねてリプライズしていくのがとても素敵でした。

ディミトリの死を悟っているけれどそれを言葉として聞くことを拒み、彼がどこかで生きていれば離れていても構わないという姿勢を貫こうとするルスダンのことがとても好きでした。そしてラスト、ルスダンが足跡を辿っていった先に結婚式の日のディミトリの幻がいて、でも振り返ったときにはリラの花だけが残っているっていうのもあまりにも良くて😌

 

そういえば、リラの精ってバレエの眠れる森の美女も出てくるけど東欧ではメジャーな花なのかな〜なんて思ってたらライラックのことなんですね。なるほど。

 

あとは、宝塚って戦の描き方が上手いよな〜と思いました。やっぱり演者の多さってのも効いてくるし、敵味方入り乱れての殺陣やダンスを取り入れての表現、フォーメーションで見せる戦況と緊迫感を出しつつ美しい戦いの場面を作りますよね。

今月日生で見た『ザ・ビューティフル・ゲーム』の感想で床面積を活かしきれていないという話をしたんだけれど、今作はシンプルなセットで床がたくさん露出する場面も多かったけれどスカスカだなと感じることもなかったです。なんならディミトリ1人がセンターに立っているだけでも違和感がなくて、ある意味スター制度の強みが出ているのかもしれないと思いました。

 

楽曲も素敵でした。ディミトリのソロ曲、ラストちょっと跳躍があって高めの音で伸ばしてるのがあって、まこっちゃん歌がうまいから曲作るときに表現の幅広がるんだろうなと謎にほくほくしました。全体に安定感のある歌唱だったのとコーラスの厚みが素晴らしくてとても楽しかったです〜✨

 

キャスト中心感想

宝塚はほんと全然詳しくない初心者なんですけど、私は多分星組が好きだしことなこが好きです☺️☺️☺️ 2人ともかわいいもんな☺️ なんでしょうあのかわいさ。どことなくミキミニを感じるんですよね。と思って「ことなこ ミキミニ」ってツイート検索したらみなさんめっちゃ呟いてて「やっぱり????」となりました。なんであんなミキミニ感あるんですかね🥺💕

 

まこっちゃん (こっちゃんと呼ぶのはなんでか恐れ多くてまだ呼ばないんです)は、歌が上手い👏 安心と信頼です。余裕のある伸びやかな歌声が素敵。あと男役だけれど男性性が少なめというか少年・青年っぽいところが刺さりポイントですね。ちょっと困った感じな笑い方が好き。今回のディミトリはだいぶ不憫な役だったので最高×最高だな〜!!ってなりました。

 

ひっとんはこの世の者とは思えない可愛さでいつ見てもびっくりしてしまいます😩💘 笑顔がやばい。怒ってる顔も最高。あと毎回書いちゃうけど、首から肩にかけての動かし方が猛烈にかわいいんですよね。ひっとんのことをミニーちゃんっぽいって思うのはその辺りの動かし方が理由かもしれないです。ルスダンではそのかわいさ満載の序盤から王としての威厳と勇敢さを発揮する後半までずっと目が釘付けでした。

 

瀬央さんのジャラルッディーンはオタク全員好きなやつですね🥺 ビジュも強くてかっこいいけれどあの溢れ出る人望オーラ。あんなん関わった人間全員帝王に惚れますよね。ディミトリからの密告でも、帝王がトビリシにいないうちなら!ってあったけど確かに、あの人がいるだけで兵の士気がもりもりになるし、いないと守り手薄になっちゃうわっていう説得力。ディミトリがホラズムを裏切ったという疑惑が出てきた時でさえも「そなたが否定するならこれ以上追及はせん」とか言っちゃうし、ディミトリが毒飲んで自白したときもディミトリのジョージアへの忠誠心を称えて、必ず伝えようとか言ってくれるし、ちょっと良い人すぎない?チョロくない?好き!!!ってなってしまいました。あのカラッとしていてそれでいて懐が深いジャラルッディーンを作り上げた瀬央さんやばいです。

 

あとは極美慎ですね。なんか顔がいい人がいる、なんか脚が長い人がいると思ったらだいたい極美慎なんですよね。ビジュが強い☺️ それにしてもミヘイルのスーパー不憫人生よ。慰めて差し上げよって普通に「辛かったですね〜ディミトリ様さいてーですね!今夜は飲みましょう!」みたいなのかと思ってたら、ミヘイル最初っから寝る気満々で来たのでなんで!?!?ってなりましたね😂

 

メガファンタジーJAGUAR BEAT-ジャガービート-』

これが!噂の!ジャガビー!わけわかんないけどとっても楽しかったです!マジ!マジック!君もクリスタルファンタジー!何事!?どんな思考回路してたらあんな代物が生み出せるんです?っていうのとあのしんみりしたディミトリの後にこの混乱トンチキショーをぶち込んくる宝塚が恐ろしい。

 

もうオープニング映像から動揺したし腹筋揺れました😂 なんかよくわからないけれどひっとんの羽がもがれて、ジャガーが目覚めて、羽を手にした女の子がよくわからないまま死んで、ジャガーがひっとんに羽に似た感じの花束を渡したと思ったら瀬央さんが乱入してきてひっとんが射殺されて。私、羽見失ったんだけどあの羽どうなりました???

 

序盤のまこっちゃんのお衣装とかも、あれどうやって考えつくんですか?どうしたらあんなトンチキな服作れるんですか😂😂😂 デザインした方がどんな状況で思いついたのか、形にした人は何を思いながら作業したのか、衣装を初めて見たまこっちゃんが何を思ったのかめちゃめちゃ気になるんですけど。特に2着目かな?のジャガー柄の光の当たり方によって色味が変わる紫っぽいスーツ😂 後半に行くにつれかっこいいお衣装に変わっていったので、より一層序盤のなんだったの感がありましたね。楽しいね。宝塚のショーってほんと見ると元気になりますよね。

 

衣装といえば、冒頭のひっとんのクリスタルバード姿と謎のトンチキギャンブルシーンの瀬央さんのマフィアルックがとっても好きでした。瀬央さんのハーフアップみたいな髪型がとってもかっこよかったです!

 

ありちゃんと極美慎のタイマンダンスみたいなのもありましたよね。あの場面もよくわかんなかったけど楽しかったな😂

 

なんにもわかんなかったけれど、とにかく楽しくて満たされました😂😂😂 幕が降りた後の素敵な笑顔のまこっちゃんジャガーの映像と「See You Again」の吹き出しにも爆笑しました。マジ面白かったです🎩

圧倒的床面積でサッカーするALWミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』1/16 M 感想

作品としての観劇初めはALWのサッカーミュージカル⚽️

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晴香ちゃん× ALWってことでよく内容を知らないままチケットを取って「サッカーが主題なのかな〜?」なんて思っていたらアイルランド問題の話とのことだったので映画の『ベルファスト』を見て少し予習をしました。おかげで、ベルファストにおけるプロテスタント住民によるカトリック住民への攻撃や、IRAによる英国本土へのテロ行為の横行など当時の状況を少し把握した状態で観劇できました。

 

色々書いていくつもりだけど、結論ははっきりしていて、演者は良かったが作品自体が刺さらん&演出や美術、照明などがうまくいっていなくて気が散ってしまったって感じです。

作品・公演概要

The Beautiful Game
音楽: Andrew Lloyd Webber(アンドリュー・ロイド=ウェバー)
脚本・歌詞: Ben Elton(ベン・エルトン)
初演: 2000年 ウエストエンド

 

ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム
劇場: 日生劇場
上演台本・演出: 瀬戸山美咲
振付: Katie Spelman(ケイティ・スペルマン)
訳詞: 福田響志

 

作品感想

ベルファストでサッカー選手として活動しているジョンとその恋人メアリー (2人はカトリック) の恋愛模様をメインに描いていて、1幕終盤あたりからプロテスタント住民によるカトリック住民の無差別殺人、イングランドアメリカへの移住、IRAによるテロ行為などアイルランドを取り巻くテーマが本格的に絡んでくるような展開。

 

テーマ的には好きな感じなんですけど、お話があんまり面白いとは思えなくてうーんというところだったんですよね。多分ジョンとメアリーの恋愛パートが多くてカトリック住民が危機に晒されていることによる緊張感が伝わってきにくいこととかも要因な気がする。恋愛パートだけでなくサッカーシーンもあるし。日常から一転、命が脅かされるって場面もあるにはあるけれど、全体に日常と危機のコントラストの見せ方が微妙って感じでした。演出的なものもあるとは思うが戯曲自体もそうなんだと思います。

 

 

あとは、ジョンの政治的立場と作品の着地点がぼやっとしているのも気になりました。それによってジョンとメアリーにも共感しにくいというか。

まず、メアリーはカトリック住民に対する差別と暴力に抵抗するためにデモに参加したり署名活動をしたりしていている。対してジョンはメアリーの活動に興味を示さなくて、むしろ無駄だと考えているし、それを彼女に直接言ってしまうような人として描かれるので、なぜメアリーがジョンを好きでいるのかよくわかりませんでした。

そんなジョンはIRAメンバーになったトーマスの逃亡を助けた罪で逮捕され、刑務所の中IRA思想に染まり、一時はイングランドでのテロ行為の実行役になろうとするけれど、最終的には昔の自分を思い出し、メアリーの元に戻ります。IRAの思想は半ば洗脳のように刷り込まれたものであるからおいておくとして、元のジョンに戻って彼はこれからどう生きていくのでしょうか。

元々非暴力不服従を掲げて活動してきたメアリーは、2幕後半のIf This Is What We're Fighting Forでは「If this is how we fight our war, i don't want to win」、All The Love I Haveでは「Your son needs you, don't ignore him. Just to fight a war you cannot win」という歌詞を歌っていて、人の命が脅かされるような仕方での戦いは間違っているという立場は一貫していて共感できます。「a war you cannot win」という言葉は、戦いに勝つことを諦めているようでありつつ、プロテスタント側の暴徒の行いに対して暴力でやり返したときに生まれる「戦争」には勝つことができないし、そのような状況になってはならないという風にも解釈できるかなと思いました。だとすればメアリーは以前のように非暴力による抵抗運動を続けていくのかな〜。

 

ジョンは思い直して彼女と活動を共にするのかな。その辺を描いてくれたらまだ救いがあったように思うけれど、ジョンがユニフォームを息子に託して、冒頭のThe Beautiful Gameを皆で歌う様子を見ながら、何も変わらないまま作品の振り出しに戻ったような気がしてしまって、救いがないな〜と思ったり。あの状況でベルファストに住み続けるというのは1つの大きな選択であるとは思うし、その難しさはわかるけれど、大きな状況の変化が起こらない分、これからも歌っている人たちは暴行を受けたり、殺されたりするかもしれないんだよなと思うと辛いし、それが示唆されることなく無視されているのが結末として腑に落ちませんでした。まあでも、暴力行為はどこかの段階で止んでいるとはいえ、アイルランド問題は今でも進行中のものだから話の結末も用意しにくいっていうのがあるのかもな。

 

メアリーと対立する思想を持つのがトーマス。IRAの戦いは英国軍を勝たせないための戦いであり、戦いを次の世代に引き継ぐことができればそれがIRA側の勝利である、という考え方に関しては共感できる部分もありました。テロという方法は許すべきものではないけれど。六月の革命が暴動に終わったとしても二月革命がその意志を引き継ぐっていうのとも話としては近いものがありますし。

 

Wikipediaを読んでたら「The Beautiful Game」としてのあらすじと「The Boys in the Photograph」としてのあらすじの2パターンがあって、今回の上演は後者のあらすじの方でした。前者のバージョンでは、ジョンはトーマスを殺すし、IRAのミッションのためにイングランドに旅立つらしい。救いがないことこの上ないけれど、今回のバージョンのラストのもやっと感を思うと私は前者の方が好きかもしれないなと思ったり。

 

楽曲はALWなのにあんまり刺さらなかったんだけれど、曲中に突然曲調を変えたフレーズを挿入してくる感じがめちゃくちゃらしくて「うわーーーーロイドウェバー作品だーーーー!!!!」テンションが上がりました。

曲としてはGod's Own Countryが好きでした。メアリーとある女の子が同じコーラスを歌うけれど最後にはカトリックプロテスタントに分かれて違う歌詞を歌い始めるのがいい。同じ神を信じているのにどうして対立してしまうのかという虚しさが1曲に詰め込まれていました。


演出など見せ方についての感想

あんなに日生劇場の舞台の床面積を感じたのは初めてです。。。。そのくらい空間が有り余っていてなんだか悲しい気持ちになりました。予算足りなかったのかなって。サッカーシーンのためにそれなりのスペースが必要だと考えて、舞台の奥まで使うことにしたのかなと思うんですけど、だだっ広い素舞台(のような状態)に車が1台、演者が2人っていうシーンがあったりして、「どうしてそうなんたんだろう。他の作品ってどんな感じで舞台を使っていたっけ」と作品の内容やパフォーマンスに入り込めなくなる要因になってしまっていました。床面積が広いのが全部悪いわけではなく、帝劇ガイズとか韓国エリザのでっかい盆を使うシーンみたいに床面積を広げるのは好きなので、シーンの規模に合うように舞台を区切ることがいかに大切であるかを改めて実感しました。酒場と刑務所のシーンは良かったです!

 

あとこれは演出の問題か振付の問題かわからないのですが、キャストを横一列に並べる場面が多かったのもかなり気になりました。Overtureが終わってThe Beautiful Gameが始まる中、幕が上がるとキャストが横一列に並んでポーズを取っている様子や女性キャストが横2列に並んで客席正面を向き直立でコーラスする様子はなかなか奇妙でした。

 

ちなみにサッカーシーンは実際のボールを使ったり、照明でボールを表現したり、完全にエアーにしたり使い分けてました⚽️ これを書く前日に見たハイステ🏐もそんな感じだったので、舞台×球技はこのスタイルが定番なのかもしれませんね〜

 

キャスト感想

晴香・江理佳・梨里香のガールズトリオがとても素敵でした〜😌💕

かわいい☺️☺️☺️

3人とも安心と信頼です。素晴らしい。衣装もかわいかったし3人ともとても似合ってました。

特に江理佳ちゃんは、お名前は知っていたものの作品を見るのは初めてでした。いきいきしていてかっこよくてとっても素敵👀 クリスティンという役も江理佳ちゃんのことも一瞬で好きになってしまいました💘 パーティでトーマスがデルを追い出そうとした時に、怯まずトーマスに詰め寄っていたのがかっこよくてかっこよくて。しかもトーマスがとんちゃんでものすごいでかくて怖いんですよ!

 

晴香ちゃんもまたまた素敵でした😭 1幕のDon't Like Youの「だ〜いきらい!」で胸撃ち抜かれました💘 コミカルな曲は可愛いかったし、God's Own Countryのようなしっとりした曲やアカペラのIf This Is What We're Fighting Forは流石でした。酒場でバーナデットとジンジャーがキスするのを見て口をあんぐり開けて喜んでいたり、クリスティンと一緒にバーナデットの恋バナを聞き出してきゃっきゃしていたりする中で、メアリーの少しお姉ちゃん気質みたいなものが見えて好きでした。

 

梨里香ちゃんの透き通るような歌声はピュアなバーナデットとの相性も抜群でした。辛い展開が続く中、ジョンが刑務所にいる間メアリーとバーナデットが支え合って生きていたってわかることだけが救いでしたね。

 

ジョン役の小瀧さんもハマり役だったな〜と思います!ポップス・ロック寄りの歌唱が楽曲と合っていたし、少し粗めの歌い方がジョンの若さであったり青臭さであったりを演出していて、1曲目から「いいぞ!!」ってなりました。

自分で見たものやレポを読んだものから、今まではジャニーズの方のミュージカル出演、特にミュージカル初挑戦初主演には苦手意識があって避けてきたのですが (もちろん上手い方もいるのはわかっているし、実際坂本くんとか上手いな〜と思いました)、小瀧さんも歌えていたので事務所で括って避けるのはやめようと思いました。ちゃんと人ごとにリサーチします💪

 

とんちゃんのトーマスは威圧感がすごかったです!ちょっと背中を曲げて歩いているのが絶妙に怖い!!後半、バーでジョンと話すシーンではとてつもなくハードボイルドな渋いオーラを出していてびっくりしました😂

 

そんなこんなでキャスティングがハマっていて演者さんたちは素敵でした〜✨

 

ひとつだけ思ったのは、デュエットは特殊技能なんだな〜ということです。ジョンとメアリー、バーナデットとジンジャーのデュエットは声がぶつかってしまっていたのが気になりました。男性側がもう少し柔らかい音色で歌ってほしいなってところです。めぐさんがグリブラ「デュエットの極意回」で誰にでも声質合わせられるって言ってたのを思い出すなどしました。

 

オリキャスのCDがあるけれど、収録されていない曲がたくさん😢 カットされている曲的に「The Beautiful Game」のあらすじの方のバージョンな気がする。

The Beautiful Game

The Beautiful Game

  • THE COMPANY
  • ミュージカル
  • ¥255

 

これは甘い敗北なんでは!? 海宝直人コンサート『ATTENTION PLEASE!』1/13 M セトリ&感想レポ

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ゲストは屋比久ちゃんと山寺さん!

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セットリスト

第1部

  1. Live in Living Color - Catch Me If You Can
  2. 行こうよ どこまでも『アラジン』
  3. 『RENT』メドレー:Tune Up #1(海宝マーク&大音ロジャー)〜La Vie Boheme〜One Song Glory
  4. My Petersburg『アナスタシア』
  5. Louis Armstrong "What a Wonderful World"  (山寺宏一)
  6. ハクナ・マタタ『ライオンキング』(海宝ヤングシンバ&大音ティモン&村井プンバァ)
  7. 早く王様になりたい『ライオンキング』(海宝ヤングシンバ&Emaヤングナラ&村井ザズー)
  8. ChiquititaMamma Mia!  (屋比久知奈)
  9. 想い儚き王家の紋章
  10. You Will Be Found - Dear Even Hansen

 

第2部

  1. Waving Through A Window - Dear Evan Hansen
  2. 二人は永遠にウィキッド』(屋比久エルファバ&海宝フィエロ)
  3. (途中まで) クリスタルキング大都会
  4. 一人じゃないさ『アラジン』(海宝アラジン&山寺ジーニー)
  5. When You Wish Upon a Star - Pinocchio
  6. Whistle While You Work / Give a Whistle - On the Record
  7. Gethsemane - Jesus Christ Superstar
  8. 明日への階段『ルドルフ 〜ザ・ラスト・キス〜』

アンコール:December, 1963ジャージー・ボーイズ

 

感想

A航路のゆうみちゃん&ヴァスコさん回も観劇してたんですけど、今回はまた新鮮に楽しくてたまらなく幸せでした😌✨✨✨

 

前回に見たときよりも音響のバランスが良くなっていて海宝さんの歌声のあのズバーンって飛ぶゾーンがちょうど響くようになっていてそこもまたよかったです〜!RENTパートの歌詞も聞き取りやすくなってました。

 

改めて、パイロットコスチュームが似合いすぎる。多分今まで見た海宝さんの扮装で1番好きですね。大音さんとうとうカテコで「海宝さん主演でキャッチミーを!」って言い始めてましたけどほんとに言霊になれ!!と思いました (なんとかフジテレビから版権を回収してもらいましょうね)。

 

あとLKパートの機長はほんとにかわいいですね😫 子役時代のキーが楽々出るのもすごいし、「早く王様『に↑』」を全く外さないのもすごい。この『に↑』を出すときの身体の動かし方がかわいいし、LKパート全体に肩を少し上げてパフォーマンスしていて子どもっぽく動いているのがかわいい。Emaさんのヤングナラもとっってもかわいい。LKパートみんなかわいい☺️

 

そしてなにより、C航路になって追加されたMy PetersburgとGethsemaneが最高すぎて!!!!ひぃえええええええってなってました。

My Petersburgはほんとにもう歌がうますぎました。この曲はちょくちょくバズーカな音が出てくるんですけど最後の「この街を〜」のバズーカが特大で吹き飛ばされちゃいました😆

それから海宝さんのチャーミングさが溢れ出ていて「あ〜これは盗んだお土産売っててもなんだかんだ警官たちに愛されてて見逃されてるな〜」と思いましたね。想像していたよりもやんちゃで喧嘩っぱやそうなディミトリ、それでいてウインクとかも飛ばしちゃうお茶目さもあって。これで本公演が待ってるってやばいですね。楽しみだー!!!!

 

そしてGethsemaneですよ😭 海宝先生のGethsemaneを生で聴くのは夢だったので幸せすぎました。まさかアテプリで叶うとは!

海宝さんはブチ切れ歌唱が得意なイメージがあるので、神への怒りをぶちまけるようなゲッセマネになるだろうなと思っていたら全然違うアプローチでした。曲の入りは静かに落ち着いていて、これまで大人しく神の意向に従ってきた優秀な息子だったことが伺えるんだけど、徐々にそれが崩れていって感情が溢れてくるみたいな。感情としては、もちろん怒りがありつつもやるせなさとか哀しみみたいなものも強調されていていたように思います。海宝さんの「息子み」の強さが活かされたGethsemaneでした〜。

「♪ Whhhyyyyyy〜」で太い声のまま音を持ち上げるのがかっこいいのと、「♪ See how I die〜」のロングトーンがたっぷり8小節分くらい(8分の5拍子数えられてるかはわからん)、それもファルセット寄りになりきらずロック色のある声で伸ばすのが超人的でした。毎日コンサートやってきてこの終盤に、そして1回の公演の中でもこの終盤にゲッセマネできる海宝さんの喉ってどうなってらっしゃるんですかね?

各所は早く海宝ジーザスで公演打ってください。英語でコンサートやる分には版権問題起こらないみたいだし、JCSコンを海ジーザスでやるのもいいと思いますよ!!お願いしますね!!

 

屋比久ちゃんコーナー

屋「海宝先生」

海「やめなさいっ!やめなさい!」

止め方にも先生みがある海宝先生。

 

屋比久ちゃん曰く、稽古よりも本番通しでキムの人生を生きて死ぬことでリセットされる方がすっきりするので、屋比久ちゃんはカテコ前もすっきりしてるそうですが、クリス役者さんたちは同じ頃悶々とした感じになっているそうです。

海「着地点のない役柄ですからね。後半は流されて流されて最悪の結末を迎えてしまうという」

 

普段大食いだけど本番前はあんまり食べられない屋比久ちゃん。

屋「今回はこんな素敵な衣装も着るので、ぽっこりお腹になるのはちょっとな・・・と思って。終わったら朝・昼・夜の分まとめて食べます!!」

朝から何も食べてないのにあのパワフルな歌声が出てくるってやばすぎますよ!?

 

舞台の衣装は一度作ったものをそのまま着続けるので公演期間中に太ったり痩せたりしてはいけないというお話から

海「でもたまにいますよね。怒られてる方笑笑『あ!ちょっと!!😠』『すみません...😓』って』

 

堀川「屋比久さんが1番感動した作品は?」

屋「生で見たわけではないんですけど『ハミルトン』」

海「Disney+で見られますよね」

屋「表現するということに悩んだ時に指標になっています」

屋比久ちゃんハミルトン好きなんですね💕💕💕 私の日本版ハミルトン構想ではペギー/マリア・レイノルズが屋比久ちゃんなんですよ〜

そして『ハミルトン』という単語が出た瞬間に「Disney+」と反応する海宝さんいいですよね😂 海宝さんはハミルトンもバーも合いそうだし、いつか歌ってほしいですねー!

 

デュエットは二人は永遠に。歌唱力が凄まじいのはもちろん世界観が完成されすぎていて「あれ?本公演??」と錯覚してしまうほどでした。曲終わり、繋いだ手を海フィエロが自分の頬に持っていって甲にキス→屋比久エルフィーが頬に持っていてキスっていう流れも素敵だったし、その後ハグをしていたところからだんだん屋比久ちゃんの笑顔に戻っていく感じが可愛すぎて心臓がやられました💘

歌唱中の屋比久ちゃんの目もとても印象に残っています。ラブデュエットを歌っているときの屋比久ちゃんの目はとても真摯で真っ直ぐで、相手を「全身全霊をかけて愛してる」っていう強さが伝わってくる。歌唱からもその真剣で命懸けの愛っていうのが感じられる。私はそこがたまらなく好きなんだなってことに今日気がつけました。屋比久ちゃんもソロコン開いて🥺

 

山寺さんのコーナー

ものまねグランプリでの『大都会』について

山「ネットでも『海宝さんのお陰だろ』って書かれてた笑笑」

海「(書き込みした人に向かって) バカタレ!反省しろ!」

 

まさかあの「大都会」を生で聴けるとは😂😂😂 海宝さん歌がうますぎて面白い🤣🤣🤣

 

山寺さん直伝の携帯バイブ音のものまねをして顎がしゃくれたり、鳩の鳴き真似にチャレンジするもよくわからない変な音を発したりする海宝先生面白かったです。

山「みなさんおうちに帰ってからやってみてくださいね。日比谷の駅前とかでやると変な人だと思われちゃうので!!」

 

デュエットはアラジンから一人じゃないさ

山寺さんジーニーでこの曲を聴けるとは!贅沢!!喜ぶジーニーを優しく見守るような海アルの表情も素敵で、海宝アラジン見てみたいよー😭ってなったり。2人ともとっても楽しそうで、海宝さんは最後の「いいね!」でマイク口元に持ってくの忘れてました😂

 

山「舞台でジーニーを演っている瀧山さんと仲良くなったんですよ」

昔は山寺さんのジーニーを瀧山さんが聴き込んでいて、今回は反対に山寺さんが瀧山さんの音源を聴き込んだとのことで、それを瀧山さんに伝えたら「やめてください😓」って言われたそうです。

 

明日への階段は前回聴いたときには夢に近づいていく推進力が大きくて、聴きながら「海宝さん、なんらかの科学者の役やってほしいな〜」なんて思ったりしたんですけど、今回は圧倒的に光って感じでした。どっちも好きだしとんでもなく歌がうまいです。早く海宝さんでルドルフ再演しましょう!(言霊)

December, 1963はひたすら楽しいです🕺 改めていい声だな〜😌と思います。

 

とにかく楽しくて幸せなコンサートでした!!!毎年恒例になってほしいな。今度は炬燵でミカンを食べながら歌うのでもいいですよ😂 (プロデューサーさんとの話でそんな案も出たそうです)

 

海「今日で千秋楽なので僕も明日からしご・・これも仕事だな」

 

これから太平洋序曲の稽古に合流するそうです。

新年から歌声のバズーカを浴びる「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2023」1/7 セトリ&感想

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セットリスト

  1. Another Op'nin', Another Show - Kiss Me Kate (オーケストラ)
  2. That's Entertainment - The Band Wagon (全員)
  3. My Favorite Things - The Sound of Music (アダム)
  4. Cabaret - Cabaret  (レイチェル)
  5. じっとしていられないマイ・フェア・レディ』(真彩)
  6. Shall We Dance? - The King and I  (レイチェル&アダム)
  7. Memory - Cats  (ベン)
  8. A Whole New World - Aladdin  (アダム&真彩)
  9. Lullaby of Broadway - 42nd street (レイチェル&ベン)
  10. スィンク・オブ・ミーオペラ座の怪人』(真彩)
  11. Gethsemane - Jesus Christ Superstar  (ベン)
  12. The Winner Takes It All - Mamma Mia! (レイチェル)

 

  1. Tonight (Quintet) - West Side Story (オーケストラ)
  2. Maria - West Side Story  (アダム)
  3. Tonight - West Side Story  (真彩&ベン)
  4. Let It Go - Frozen  (レイチェル&ベン)
  5. Those Magic Changes - Grease  (アダム)
  6. One Night Only - Dreamgirls  (レイチェル)
  7. I Am the Starlight - Starlight Express  (ベン&アダム)
  8. 彼を愛してるドン・ジュアン』(真彩)
  9. Aladdin MedleyOne Jump Ahead〜Proud of Your Boy  (アダム)
  10. The Music of the Night - The Phantom of the Opera  (ベン)
  11. Defying Gravity - Wicked  (レイチェル)

アンコール:You'll Never Walk Alone Carousel  (全員)

 

幸せでした〜ずっとにこにこしながら見てました☺️☺️☺️

キャスト別に少しだけ感想を書き残します♪

 

ベン・フォスター

ベンフォが来日して新年からゲッセマネしてくれるなんてそれは行かなければとチケットを取った次第です。

今日はベンフォさんの低音の響かせ方がやばくて震えました。とにかく声がいいんじゃ。ゲッセマネはばちばちの芝居歌でかっこよかったです〜🥺 神に対する怒りがすさまじい熱量。

希帆ちゃんとのデュエットでのTonightも素敵だったな。JCS歌唱ばっかり聴いてたけど、声が甘いからラブソングも合いますよね😌 

MotNも優しい音色で気持ち悪くも怖くもない、紳士的で素敵なファントムだな〜と思っていたら「Only then can you belong to me〜」のあとかな?にめちゃくちゃ気持ち悪い(褒めてます) ため息みたいなの吐いてて「うわぁファントムだ〜😑(好き)」ってなりましたね。

 

ミュージカルCD出してなさそうだったので、こちらを聴きながら帰りました〜✨

Acoustic Covers, Vol. 2

Acoustic Covers, Vol. 2

  • Ben Forster
  • ポップ
  • ¥1528

 

アダム・ジェイコブス

どの楽曲も軽快に歌いこなしているうえに、歌っている時の表情や動きがとにかくチャーミングで素敵でした☺️ Mariaとか特にそれが炸裂してました〜!アダムとベン2人のトニーを一気に見られたのもすごいレア感ありましたね👀

来日コンでいつも思うのが、まじで歌の上手いミュ俳優さんが古典と言われるようなちょっと古めの作品や楽曲を歌うときには、普段派手な技巧に耳が惹かれて気がつかない、とんでもない肺活量を感じられるのが好きだなってこと。そしてみなさんものすごい歌が上手いところに自分らしいカラーを載せてくるのが聴いていてとても楽しいです。今回だとアダムさんの私のお気に入りとかそれにあたりました。

そして、本役はまたすごいんですよねー!アラジンメドレーは圧巻でした。「Proud of Your Boyは1500回は歌った」とパフォーマンス前に仰ってましたが、もう楽曲がアダムさんの一部になっているようで、勝手に口から音楽が出てきているような、そんな風に感じられました。アラジンがそこにいましたよ〜🥺

 

アダムさんはメンケン楽曲を集めたアルバムを出してらっしゃいますね〜!

 

レイチェル・タッカー

やっっっばかったです。かっこよすぎて。ソロ曲1曲目のキャバレーで見事に撃ち抜かれました。どの曲も、囁くような繊細なパートからとんでもないバズーカ音圧で突き刺す高音部までどの瞬間を切り取っても最高って感じでとにかくやっばいです。Defying Gravityは圧巻。もううますぎて何も言えないです。とにかくかっこよかったです。

DGに関する思い出ってことで、WEで最後のパフォーマンスをしたときには妊娠6ヶ月目で、上空で「あ〜あ〜ああ〜」したときには腹の中で息子も「あ〜あ〜ああ〜」してたみたいな話をしてらしてそれもまた素敵でしたね。

どの曲も素晴らしかったんですけど、個人的にOne Night Onlyを聴けたのが嬉しかったです〜!音源にもなってるんですけど、生で聴くと迫力が凄まじいです。

One Night Only

One Night Only

  • Rachel Tucker
  • ヴォーカル
  • ¥153

 

真彩希帆

希帆ちゃんも最高でした。ソプラノキーの曲を多く歌ってらしたんだけど、どれも強くて優しくて美しくて素晴らしかったです。特にThink of Meが天才でした。最後のアカペラの部分の声量もすごくて圧倒されて手が震えちゃいました。オーブのあのおっきい空間をソプラノキーで思いっきり震わせていてかっこよかった〜😭 

歌唱力も凄まじいんですけど、ベンさんやアダムさんとデュエットする時のキラキラした表情が素敵でした。イライザもクリスティーヌもマリアもヒロインは今後全部希帆ちゃんにもってこーーーーーーーいってなります。今までだって大好きでしたけど、もっともっと大好きになってしまいました!

 

希帆ちゃんもCDあったんですね!サブスクになかったので知らなかった・・・どこかで手に入れなくては!

 

【関連記事】

夏のオーブガラコンのを置いときます。

 

 

ゆるゆる設定でも楽しい!海宝直人コンサート『ATTENTION PLEASE!』1/4 M セトリ&感想レポ

観劇初めはこちらに〜✈️

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寒暖差でクリエのガラスが曇ってた👀

セットリスト

第1部

  1. Live in Living Color - Catch Me If You Can
  2. 行こうよ どこまでも『アラジン』
  3. 『RENT』メドレー:Tune Up #1(海宝マーク&大音ロジャー)〜La Vie Boheme〜One Song Glory
  4. 人生を踊り明かせウィキッド
  5. Almost There - The Princess and the Frog(咲妃みゆ)
  6. ハクナ・マタタ『ライオンキング』(海宝ヤングシンバ&大音ティモン&田中プンバァ)
  7. 早く王様になりたい『ライオンキング』(海宝ヤングシンバ&Emaヤングナラ&田中ザズー)
  8. Niccolò Paganini「24 Caprices for Solo Violin」(ヴァスコ・ヴァッシレフ)
  9. 君の瞳に恋してるジャージー・ボーイズ
  10. You Will Be Found - Dear Even Hansen

第2部

  1. Waving Through A Window - Dear Evan Hansen
  2. 越路吹雪愛の讃歌(海宝&ヴァスコ)
  3. Something To Believe In『ニュージーズ』(海宝ジャック&咲妃キャサリン
  4. When You Wish Upon a Star - Pinocchio
  5. Whistle While You Work / Give a Whistle - On the Record
  6. I'm Aliveネクスト・トゥ・ノーマル』
  7. 明日への階段『ルドルフ 〜ザ・ラスト・キス〜』

アンコール:December, 1963ジャージー・ボーイズ

 

感想

第1部は海宝機長と共に空と音楽の旅に出るというコンセプチュアルなコンサート。テーマパーク感があってわくわくしました〜。設定はガバガバなんですけどね笑笑

 

開演前には「まもなく離陸します。心のシートベルト (心のシートベルト!笑笑)をお締めください」なんてアナウンスが入って、コンサート自体も飛行機の離陸音と共にスタートするけれど、2曲目ではまだ空港にいる様子だったり笑笑 飛んだのか飛んでないのかどっちなんかーい!ってなります。

 

そのあとはNY (RENT) →Land of Oz (Wicked) →Africa (LK) への不時着→最終目的地 Songs to Remember (JB) って感じで行き先が示される感じです。割とよくわからない設定です😂 ちなみに咲妃みゆちゃんの歌唱はファーストクラスのお客さまによるスペシャルプログラムで、ヴァスコさんの演奏は乗客が聴いているカセットテープから流れる音楽という設定。あとは曲間に堀川さん (CA役) を中心とした寸劇が入ってくる感じ。個人的に寸劇はいらないかな〜とは思いました。それだったら1曲でも多く歌を聴きたい。

 

でもどんなにガバ設定だとしても、「私は!俺は!海宝直人のパイロット姿を見たいんだ!!!!っていう何者かの意思がバシバシ伝わってきてそこは好きでした。実際めっちゃ似合う。あと「キャッチミーを海宝直人で見たいんだが!」も感じましたね。カテコで大音さんも「キャッチミーの再演ができたみたいで嬉しかったです!!」って言ってたのも印象的。そんなキャッチミーからはLive in Living Colorを。新年から爆音で笑ってしまったよ。N2Nでも思ったけど箱のサイズが声量に追いついてないです😂 Goodbyeも聴きたいんだけどC航路で見られないですかね。何卒。

 

こっからは特に好きだった場面と楽曲を拾って感想書いていきます!

 

RENTメドレーにLa Vie Bohemeに入ってたのが嬉しかったです。ミュコンではseasons of loveが選ばれがちで、らびぼへーむが好きな私はいつもむむっとなるんです。なのでとても嬉しかったです。嬉しかったのですが、音響問題か歌詞がほとんど聞き取れなくてちょっと今年春の本公演が心配になりました。メドレーは海宝マークと海宝ロジャー両方楽しめてグッジョブな構成でした!

 

そして海宝フィエロですね〜。良良良!!!小さいころは親の言うことを聞いていい子にしていたけれど、ある日を境に自由に生き始めて、でもどこか優等生のオーラもあるめちゃくちゃ頭の良さがにじみ出ているフィエロ。本役が見えました。あとダンスに宝塚スターみを感じたのは私だけですかね?ちょっとした腕の動かし方とか首の残し方にスターみを感じてました。

 

LKパートも楽しかった~!ヤングシンバキーで元気に歌う機長見てると元気出ます。終盤のメンバー紹介で知ったのですが、Emaさんもヤングナラ経験者(しかも同時期)ということで胸熱な再結成だったんですね~!!!2人ともうまいしかわいいし幸せでした!!LK楽曲では「早く王様に~」が1番好きなのでそれが聴けたのも嬉しかったポイントです。全体に定番も抑えつつ普段聴く機会が少なめの曲も選んでくれていて嬉しい。

 

そして、ヴァスコさんソロのパガニーニ。私は音楽の知識0なのでなにがどうすごいのかようわからんのですが、なにかとんでもないものを新年から聴いてしまったようです。。。1人で弾いているのに2重に音が聞こえたり、ピチカートであってる?ものすごいスピードで弦を弾いていたり。素人目に見てもなにやらとんでもなく大変な技法を繰り出しているということがわかりました。かっこよかったです!!!

 

最近ソロコン行くとだいたいDEH楽曲聴ける笑 今回は「それぞれの目的地に向けてお別れです」というような台詞とともにYou'll Be Foundがパフォーマンスされていて「おお感動的な曲っぽくなってる笑」となりました。私は映画版しか見れていないので(去年WEで当日中止食らったから)、あの作品の持つ本当の意味での気持ち悪さには出会えていないんだと思うんですけど、DEH楽曲たちは楽曲が綺麗だから感動的に見えてそれが歌われる背景を思うと。。。ってとこありますよね。私はSincerely,Me推しなのでいつかどこかでパフォーマンスされるのを首を長くして待っております!

 

ヴァスコさんのゲストコーナー

ヴァ「WEでの公演期間中、直人ずっとラーメン食べてたよね」

ここでもラーメンの話笑笑 なんとかってお店にばっかり通ってたらしんですけど肝心の店名を忘れました。困った。そこだけは美味しいとか言ってから覚えておこうと思ったのに。覚えている方いらっしゃいましたらコメントでもなんでもいいので教えてくださいな~

ヴァスコさんのヴァイオリンと海宝さんの歌のコラボレーションによる「愛の讃歌」とても素敵でした。楽器が背景になるでもなくかといって歌とぶつかるわけでもなく、2人の音がちょうどいいバランスで重なっていてとても美しかったです。「贅沢な時間だな~」と幸せな気分になりました。音源化してほしい。

 

咲妃みゆちゃんのゲストコーナー

海「咲妃みゆさん」「ゆうみさん」「ゆうみちゃん」

これまでずっと「咲妃みゆちゃん」って呼んできたんですけど、先生も「ゆうみちゃん」って呼んでいるそうだし、呼び名が長くなるので私も「ゆうみちゃん」呼びにすることにしました。といういらん報告を書く。

もう、ゆうみちゃんのきらめきとゆるふわトークにがっちり心を掴まれて帰ってきました、なんてかわいいんですか。プリンセスがおるんよ。

 

海「最近、車の免許証を取られたそうで」

インスタに上がっていた報告をチェックしてきた海宝先生。徹子の部屋みがある。そのインスタの投稿がこちらなんですけど、とっても長い笑

海「教本さんにまで感謝を忘れない」

ゆ「そうですね」

海「教本は本当に助けてくれますからね~」

ゆ「んえ?」

海「え?絵とかがたくさんあってね?」

突然話が通じなくなるゆうみちゃん面白すぎました。

 

海「教官の方々もね、みーんなやる気のない顔をしている教室で、ちょっとギャグを言ってくれたりしてね。僕もこういうお仕事をしてるもんだからなにかリアクションをしてあげなくちゃと思って『ハハッ!』って笑ってみたり」

ゆ「え!それやりますか???そんなことしたらみんな一斉に振り返って。。。そんなの堪えられない」

海「ええ、そこでは優しさは発揮されないの??!」

 

ゆ「免許証をいただいて教習所から出たとき、泣いちゃいました」

かわいすぎるよ!!!

 

最初運転するの怖いよねという話

ゆうみちゃんはお父さんに励ましてもらいながら、海宝さんは隣に教官がいない不安にはんべそになりながら運転したそうです。今ではゆうみちゃんは走行距離500km?海宝先生は先日名古屋に「某ミュージカル」を見に行ったそうな。名古屋まで運転ってことではないよね?車運転しないからよくわかんないな、カーシェアの話もしてたから現地は車移動ってことかしら。そして某ミュージカルはエリザあたりだろうか??

 

2人の車デビュートークが面白すぎてずっと笑ってました。永遠に聞ける。夜公演でもたくさん続きを話したらしいです。

 

デュエットはニュージーズからSomething To Believe In。アルバムでのデュエットをお願いした時にはまだゆうみちゃんにニュージーズ本公演の話は来ていなかったそうで、僕が先だったんですよと、東宝にマウントを取る海宝先生。ゆうみちゃんのキャサリン見たかったな。。。好みのプロダクションになったらいつか見に行きたいです。

 

ディズニーメドレーはクルーのみなさんの歌唱力が光っていました。楽しかった~!4人ともうまいからずーっと聴いていられます!!

 

そしてそして、ラスト3曲はもう最高すぎて!!!!!!新年からこんな最高の歌唱浴びてしまって私大丈夫かなと不安になっちゃうくらいでした。

I'm Aliveのラストの音上げバズーカは天才だし、明日への階段はルドルフ本役待ったなしだし、December, 1963は楽しくて楽しくて。3曲ともあまりにも良すぎて語彙力がなくなりました。最高でした。

ちょうど数日前に達成も明日への階段歌っててそれもまたよかったので、もう海宝さんと達成のWではよルドルフ再演してください。

 

次はC航路に行くのでそれも楽しみ!B航路は取ってなかったんですけど、僕ミュとか石になろうとか歌っているらしくそれも聴きたかったーーーーー!!!あと願わくば千秋楽のアンコールでGoodbye歌ってくれーーーーーー!

 

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