Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

うみはるのハーモニーが完璧すぎる 海宝直人コンサート『ATTENTION PLEASE!2』1/30 S セトリ&感想&レポ

@シアタークリエ

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市川公演のセトリ&感想&レポはこちら↓

セトリ

ゲスト: 木下晴香

アメリカ航路です🇺🇸

第1部

  1. Live in Living Color - Catch Me If You Can(全員)
  2. ノートルダムの鐘』マッシュアップメドレー: 世界の頂上で→奇跡もとめて(Ema+村井→全員)
  3. エメラルドシティ -『ウィキッド』(クルー)
  4. 魔法使いと私 -『ウィキッド
  5. 人生を踊り明かせ -『ウィキッド』(大音→田中→海宝→全員)
  6. You'll Be in My Heart - Tarzan(木下)
  7. Cry For Me -『ジャージー・ボーイズ』(海宝ボブ&大音フランキー&村井&田中)🇺🇸
  8. Tomorrow - Annie(全員)
  9. You Can't Stop the Beat - Hairspray(全員)
  10. So Close -『魔法にかけられて』🇺🇸
  11. Light - Next to Normal(全員)

 

第2部

  1. Marion Montgomery「That's Life
  2. (即興)話し合いまSHOW -『不適切にもほどがある!』(海宝→堀川→木下)
  3. At the Beginning - Anastasia (film)(木下&海宝)
  4. 100万のキャンドル -『マリー・アントワネット
  5. (即興ジャズアレンジ)民衆の歌 -『レ・ミゼラブル』(Ema)
  6. Take the 'A' Train(Ema & 海宝)🇺🇸
  7. 右から2番目の星 -『ピーター・パン』
  8. Session 8 (Higitus Figitus→Bibbidi-Bobbidi-Boo→Supercalifragilisticexpialidocious→Hi-Diddle-Dee-Dee→Following the Leader→Zip-a-Dee-Doo-Dah→The Dwarfs' Yodel Song (The Silly Song)→Hakuna Matata→Mickey Mouse March - On the Record(クルー)
  9. まだ見ぬ世界へ -『リトル・マーメイド』
  10. Final B - 『RENT』
  11. ベートーヴェンデイ -『君はいい人、チャーリー・ブラウン

アンコール. December 1963 (Oh, What a Night)  -『ジャージー・ボーイズ

 

レポ&感想

第1部

今回は航路ごとの楽曲変更が少なめなので、感想は軽めに行きます。

市川も楽しかったんですけど、クリエはさらにその何段階も楽しかったです!!やっぱりクリエの近さ・狭さで浴びる海宝先生とクルーの皆さんの歌声は格別です。音圧が強すぎて歌声が顔にぶつかってくるみたいな感覚があります。クリエで海宝さんの歌を聴くたびに「箱の大きさが追いついてない!」と思うけれど、あの狭さだからこそ全身に歌を浴びる感覚が味わえるので最近は気に入っています☺️

 

晴香ちゃんは何を歌うのかなとドキドキしているとまさかの『ターザン』から "You'll Be in My Heart" でびっくりしました!しかも英語歌唱!晴香ちゃんの英語歌唱ってあまり聴いたことがなかった(もしかして初めて?そうでもないか?)ので嬉しかったです。前回のゲストソロも英語率が高めだったので第1部の「機内プログラム」枠は、できれば英語でという指示が出ているのかもしれませんね。晴香ちゃんの英語歌唱は普段の歌声よりも声質が少し硬くなって前に飛ぶ歌声でとても好みでした〜!しかも洋楽特有の音の揺らし方だったりニュアンスだったりみたいなものもすごくかっこよく取り入れていて、ひたすら「うまいな〜かわいいな〜うまいな〜」という思考ループに陥りながら見ていました。今回はトロピカルな色味のドレスをお召しになっていて可愛かったです。リアルに子の顔になりました🥰 どうしてこの選曲になったのかは語られなかったので、めちゃめちゃ気になってます。女性がこの曲を歌ってるのって結構新鮮だと思うので!

 

 "Cry For Me" アメリカ航路独自ナンバーとしてJB楽曲が入ったのは嬉しいのはもちろんなんですけど、大音さんががっつりフランキーパートを歌って海宝さんと絡むのが最高です!カテコで大音さんも「フランキーとして海宝ボブと歌えるのが嬉しい」と仰っていてニコニコしました。大音さん "December 1963" のハイキーもいつも完璧ですし、いつかフランキーに配役されますように!!!そしてJB楽曲を歌うときの海宝さんの表情がとてもいい。

"So Close" も良すぎました😭😭😭 実は開演前の音出しでこの曲の間奏部分のヴァイオリンの音を拾ってしまい、友人が曲を当てていたので歌われることは事前にわかっていたのですが、それでもやっぱりテンションが上がります。似合いすぎる。うますぎる。今すぐ『魔法にかけられて』を舞台化して海宝さんにロバートを演じさせてくれ!と思ってしまいました。声質といい歌い方といいあまりにも曲に合ってるんですよね〜。ファルセットへの移行もとんでもなくなめらかで、聴いていてなんかこうやわらかい音色が鼻の奥に響いてきてあまりにも良かったです。歌い終わった後で上手に歩いていくときの表情もあまりにもロバートでしたし。うわ〜もうほんと良すぎました!!!

 

第2部

幕開けのナンバーが市川で聴いた時にわからなくて困っていたのですが、今日聴いたら皆さんが仰っていたように "That's Life" でした。幕が開いた瞬間、菅谷さんのパワフル強強ボイスがバチコーンと飛んでくるのが最高に景気が良くて好きです。この距離で浴びる菅谷さんのパワーボイスは楽しすぎます。カテコでご本人も「私がトップを歌うのは珍しい。いつも下で支える縁の下の力持ちだから」と仰ってましたが、これからもっともっと聴きたい歌声です。

 

転ぶ芝居が上手い海宝さん
堀川「転ぶ演出が大変だったんですけど、海宝さんにもアドバイスいただいたりして」
海宝「稽古場でも大変だったよね〜。実際にちょっと引っ掛けてみたらいいよ〜なんて」

堀川「海宝さん、転ぶのめっちゃ上手いんですよ」
海宝さんによるつんのめる芝居の実践
海宝「役柄的にね、そういう役が多かったですから」
そうなの?ミュージカルにそんな転びそうになる役ありますっけ笑笑

 

晴香ちゃんのコーナー

トロピカル爪
海宝「今日は素敵なドレスで」
晴香「はい、トロピカルな」
海宝「靴もキラキラ!」
晴香「爪も☺️」
海宝「トロピカル爪!」
晴香「とろぴかるつめ・・・?」
靴を褒めるの良かったんですけど、「トロピカル爪」は謎すぎて晴香ちゃんが困惑していて面白かったです。

 

共演作品の話
海宝「初めて共演したのはいつだっけ?」
木下「2020年の『アナスタシア』」
海宝「あの時はコロナでね、2回しかできなかった」
木下「私は1回しかできなかった」
海宝「そっか、わかなと1回、晴香と1回だ!そのあとは?🤔」
木下「『王家〜』」
海宝「あぁあ王家!ういやつ!
『ういやつ』で爆笑に包まれる会場
海宝「このまえの『アナスタシア』はいつやってたんだっけ」
木下「9月」
海宝「9がつぅ!?😮」
今回に限らず、基本的に自分がいつ何に出演してたのか覚えていない海宝さんおもろいですよね。
海宝「『ベートーヴェン』最後までお疲れさまでした(お辞儀)」
木下「ありがとうございます(お辞儀)」
海宝「僕は東京で早抜けしたので」
木下「気持ちを受け継いで頑張りました」
海宝「『ベートーヴェン』はこれまでとはかなり違ったアプローチの作品。ベートーヴェンの楽曲に歌詞を乗せるっていうことで、ミュージカルでは演技をしながら歌ってと言われるけれど、今回は歌唱指導の先生にも『もっと歌って』って言われた。晴香はすごく有名な曲を歌ってたよね」
木下「そう、私は "エリーゼのために" を歌っていて。まさか自分が "エリーゼのために" を歌う日が来るとは思ってませんでした」
どこだか忘れたけど海宝さんが噛んで「べんとうべん」って言って「なんだか美味しそうになっちゃいました」って言ってたの好きだった。

 

緊張解消法からの話し合いまSHOW
堀川「『ピーチケパーチケ』で晴香ちゃんとご一緒した時に緊張の対処法を聞いたんですけど、なんて言ってたか覚えてますか?」
木下「覚えてない・・・」
堀川「今はどんなことをしてますか?」
木下「今はあんまり緊張しなくなって」
海宝「もう緊張しなくなってる!?早い!もうその域に」
木下「やって来た以上のことはできないってわかったから自分ができる以上のことをやろうとはしなくなって、変に気負わなくなりましたね」
海宝「未だに緊張するよ!!」
堀川「緊張するんですか!」
海宝「緊張するとね、手が痺れてくる」
堀川「震えるんじゃなくて?」
海宝「そう、痺れてくる。オー "デ" ションのときとか」
木下「オーディションは緊張する。緊張しすぎて記憶がなくなっちゃうくらい!」
森「オー "デ" ション・・・」
堀川「ツッコミが入りましたけど」
海宝「オー "ディ" ションだよ。おじいちゃんじゃないんだよ。そう、オーディションのときは手が痺れてくる。でももう歌うしかないから、痺れてきた〜と思いながら歌う。いやでも『話し合いは大事だよね〜』」
堀川「大事ですね〜」
海宝🎵『話し合えてよかった〜』
ピアノ合流
堀川🎵『話し合えてよかった〜』
木下🎵『話し合えてよかった〜』
3人🎵『あ〜〜〜』
木下「覚えてくださったんですね!」
海宝「晴香には伝えずにやったんだけど、ちゃんと歌ってくれた!」
木下「話し合いは〜あたりから何か始まるって気づいたのでちゃんと入れました笑 先日出演させていただいたドラマにミュージカルシーンがあって、そこで歌った楽曲なんです。」
海宝「『不適切にもほどがある!』という作品です」
木下「TVerでも見られますのでよろしければ」
海宝「U-NEXTでも見られるそうです!」
堀川「ちなみに昔の晴香ちゃんの緊張のほぐし方はこうです(小刻みにジャンプしまくる)」
海宝「でももう次のステージに進んでいると」
晴香「適度な緊張は大事ですけどね」
色々立て込んでてまだドラマが見られていない状態だったので「やっぱり来たか〜!!くそ〜見ておけば良かった!!!」と地団駄を踏みました。前回屋比久ちゃんが『ハミルトン』の話をした時も思ったけれど、何かしらの作品の話が出ると必ず配信サイトを爆速で教えてくれる海宝さんがおもろくて好きです。

 

うみはるデュエット
海宝「デュエットは晴香からのリクエストで、映画の『アナスタシア』のラストに歌われる "At the Beginning" という曲を」
木下「ずっと誰かと歌いたいと思っていて」
海宝「誰が他に浮かんでたの!俺とで大丈夫だった?」
木下「いや、いつか本役をやった方とって!」
海宝「そっかそっか!」
前奏と晴香ちゃん歌唱パートの間、すごい小刻みにノってる海宝さんがとても楽しそうでよかったです。歌が始まると2人のハーモニーが完璧すぎて痺れました。「長年デュオとして音楽活動をしてきたアーティストですか?」みたいな息の合い方で聴いていてひたすら楽しかったです。英語歌唱でハリの増した晴香ちゃんの声が前に出て、海宝さんの厚みのある声と重なるのが最高でした。
海宝「この曲ほんとうはもっと高いんだよね。今回は舞台版のキャストが歌っている動画と同じキーで歌ってみました」

youtu.be

 

晴香ちゃんのソロはまさかの "100万のキャンドル"
海宝「さて、ここで晴香にはソロを歌ってもらいます。今日歌うのはどこでも歌ったことがない曲だとのことで、『晴香ちゃん』のファンの方も初めて聴く楽曲です。マリー・アントワネット』から。『ベートーヴェン』にもちょっと似た曲があるけど違う曲です。作詞作曲は同じ方ですけど。数字が入ってるのも一緒か。」
木下「『ベートーヴェン』には "千のナイフ" って曲があって」
海宝「数字ではこっちが勝ってる!!100万だもんね。2曲はコード進行が似てるんだよね」
木下「稽古場で "千のナイフ" を聴いてたら "100万のキャンドル" が歌いたくなってしまって」
海宝「晴香、"千のナイフ" のピアノの裏で "100万のキャンドル" 歌ってたよね笑笑」
海宝さんが「『マリー・アントワネット』から」って言った瞬間に自分の喉が「ヒュッ」って鳴りました。まさかのまさかすぎる。
晴香マルグリットは見ながらフェルセンの「君はどこか王妃に似ている」って台詞がすぐ頭に浮かびました。ご本人の放つ気品も相まって、マルグリットが教育を受けた経験も強く感じました。最後の「その目を逸らすなら」名前に「どうか、どうか」っていうフレーズがすごくよかったのだけれどあれは旧版のフレーズなのかな?晴香マルグリットはあまり擦れていない感じだったので、この切実な「どうか、どうか」がすごく表現にマッチしていたんですよね〜。これまでの役とは全く違う太く響かせる歌声を聴けて幸せでした。
歌い終わり、上手から拍手しながら出てくる海宝さん
舞台後方に向かって後ずさる晴香ちゃん
海宝「前に行って!晴香は喋ってるとすぐ後ろに下がっちゃうから!!」
木下「はい!」舞台のめっちゃ前方に出る
かわいい

 

『ファンレター』の話
海宝「あとここで発表がございまして、本日正午に解禁があったのですが『ファンレター』という作品で晴香と共演します。結構絡みが多いんだよね」
木下「今日ざっくりとした初稿みたいなものが届いたんですけど、めくってもめくっても海宝さんとのシーンでたくさん一緒にお芝居できるな〜と思ってました」

 

晴香ちゃんのお兄ちゃん
堀川「海宝さん、晴香ちゃんの前だとお兄ちゃんっぽくなりますよね」
海宝「恥ずかしいな!そうねお兄ちゃんだからね、しっかりしないとって」
どちらかと言うと甘々な方のお兄ちゃんだと思いますけど笑笑

 

チャレンジコーナーはジャズ

お着換え中の有識者トークタイム
Ema「子役の頃から10代まではミュージカル俳優になりたい!と思ってたんですけど、あることをきっかけにジャズをやりたくなって今13年目くらい。ジャズは歳を重ねるほど深みが出てくるからまだまだなんですけど」
堀川「ジャズの魅力は?」
Ema「会話が生まれること。シンガー同士の間でもだし演奏者との間でもだし。失敗してしまってもそれがまた味になったりもする」

即興 "民衆の歌" ジャズアレンジ
堀川「今ってなんでもジャズなったりしますよね。ミュージカルもジャズになったらするんですかね、ジャズな『レ・ミゼラブル』とか」
ここでEmaさんが "民衆の歌" を即興でジャズアレンジ!「戦う者~そうさ明日が」までを歌ってくれて、しかもバンドも参戦してくれてとんでもなく豪華な時間でした。
拍手喝采
堀川「 "カフェ・ソング" とかもジャズになったりするんですかね『言葉に〜ならない〜』」
海宝「だいぶ頭がアレな陽気なマリウスになっちゃうよ」

"Take the 'A' Train" 素敵でした〜! Emaさんの歌声は前回のときにも素敵だとは思ってたんですけど、今回本業のジャズを歌う姿を見たらかっこよくて余計に好きになりました。丸みのある歌声がかわいいし、話し方や歌ってるときの表情もかわいい。オン眉の前髪もかわいい。いつかジャズバーに行ったみたいな〜と思いながら聴いていました。海宝さんは元々表情筋とか踊り方にミッキーみがあるので、そこにジャズまでやったらBBB感がすごいですね。次の機会にはドラムを叩いているかもしれない笑

Ema「後半はスキャットっていう即興も入れたんですけど、素晴らしかったです!!」
海宝「稽古場でめっちゃ顔芸って言われてたけど笑」

 

今回もディズニーマッシュアップは大変楽しかったです!!!村井さんが "ビビディ・バビディ・ブー" の途中で歌詞を忘れて「新しい魔法の言葉を生み出した(本人談)」のも笑いました。

 

今回の "Wild Uncharted Water" は、なんかすごい熱くて好きでした。この曲は初めて聴いたときから音域が狭いのか「ちょっと地味?」と思っていたし、吹替の歌声もいまいちしっくり来てなかったんですけど、今回すごいばちっと(私の中で)何かがハマった感じがしました。感情表現も盛りだくさんだし、海宝さんのヒーローボイスが光るし、この曲ってこんなにゴージャスだったっけ!?と思いながら楽しみました。

 

クルーからのご挨拶で村井さんがクリエって言おうとして噛んで「プリエ」と言ってしまって、それを拾った海宝さんがバレエのプリエをしていたのに笑いました。

カテコではゲストコーナーでも言われたからか、海宝さんに促されて舞台のすごい前方に立って晴香ちゃんがお辞儀をしていたのがかわいかったです。ライトをバシバシに浴びてました笑

 

今回は開演前にミュオタの友人とカラオケに行ってものすごい数のミュージカル楽曲を歌いまくってからクリエに向かいました。カラオケではうろ覚えの "人生を踊り明かそう" や "You Can't Stop the Beat" も歌ったので、アテプリを見ながら「これが正しいメロディだったのか~」なんて答え合わせのような感覚も味わいました笑 アテプリの終演後はいつも歌いたくてたまらなくなるので、開演前に歌っておくのは結構おすすめです!

 

次は貸切便に搭乗予定!!!

 

アテプリ公式、終演後に絶対写真あげてくれるところ大好きです🥰

 

【晴香ちゃん&海宝さん関連】

 

【晴香ちゃん関連】