Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

【🇮🇹欧州観劇記1-旅行記④ローマ→ミラノ編】最後の晩餐と最後になりそうだった晩餐

13日(金)

📍《聖テレジアの法悦》を見る

この前の日に、ふとベルニーニの《聖テレジアの法悦》はどこにあるんだっけ?と調べるとテルミニ駅のすぐ近くだったので、チェックイン前に行ってみることにしました。

サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会(Chiesa di Santa Maria della Vittoria)まで歩いて15分ほど、朝の散歩はとても気持ちが良かったです。

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そして、ありました!ベルニーニの《聖テレジアの法悦》ダ・ヴィンチコードシリーズの『天使と悪魔』で知って、ずっと見たかったんです。滑り込みで見られて良かった〜😂 

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とても美しかったです。遠いけど!!!

 

🍽️ カフェで朝ごはん

帰りがけにカフェ「Orlando dal 1910」に寄って朝ごはんを食べました。

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アプリコットのジャムが入ったクロワッサンは甘かったけれどカプチーノと合わせるととても美味しかったです〜。

ローマでは初日から「夜にカプチーノを飲む」という掟破りをしてしまいましたが、ここでちゃんと朝にカプチーノを飲めて成長できた気がします。

 

🚃 イタロでミラノへ

この日は移動日だったので、惜しみつつもチェックアウトしてイタロに乗り込みます。

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そして降り立ったのはミラノ中央駅(Stazione Centrale di Milano)。友人からミラノはイタリアの中でも特に犯罪が多いという話を聞いていたのでドキドキしながら降り立ちました。駅のホームはとても美しかったです。
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🏨 チェックイン

ミラノで滞在したのはThe Best Hotelミラノ中央駅から歩いて10分ほどの位置にあります。周りもホテルやお店が多くて心配していたような治安の悪さは感じませんでした。というか、私たちが歩いた時間の関係もあるかもしれませんが、人があんまりいませんでした。

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お部屋はこちら。ミラノのドゥオーモのパネルがかかっています。お部屋自体は2人分のキャリーバッグを開けるには狭かったけれどかわいかったので満足です。
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シャワーも全面が覆われていて入りやすかったです。
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この日は少しホテルでまったりしてから次の行動を開始しました。

 

📍サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

ホテルから電車で移動した先はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Chiesa di Santa Maria delle Grazie)レオナルド・ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》を見に来ました!!!
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教会の前の広場が元気に遊びまわる子どもたちでいっぱいだったのが面白かったです。サッカーをしている子たちもいて、教会の壁にボールを打ち込みまくっていました。ええんか?笑笑笑

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まずはチケット引き換え。予約枠の発売日を見誤って完売画面に落胆した私たちでしたが「戻りが割と出る」という情報を胸にチケパトを頑張って、2人ともチケットをgetできました。しかも学割で予約できたので数百円で入れてもらえることになりました。ミュオタやってて良かった。

とはいえちゃんと予約できているか不安だったので、ドキドキしつつ引換所に行きました。私が18:15からの枠、友人が18:30からの枠の予約メールを提示すると、スタッフさんが「一緒に入りたい?」と聞いてくれて18:30の枠に揃えてくれました。

さて、この時点で16:00前。まだ予約の時間まで余裕があるので教会(《最後の晩餐》は別ルートで入る)を見学して、周辺を散策してみることにしました。

 

🚶‍♀️ミラノ散歩

教会の周辺はとても落ち着いた雰囲気で「こんな街を前にも訪れた覚えがある」と思ったのですが、どこの街かは思い出せず仕舞いでした。日本のような気もするんですけど。
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少し歩くと緑が豊かな住宅街でした。ゆったりしていて居心地がよかったです。
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📍スフォルツェスコ城

Googleマップを見てみると近くにお城のある大きな公園があるとのことだったので、25分ほど歩いて行ってみることに。

こちらのスフォルツェスコ城(Castello Sforzesco)がそのお城です。

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暑すぎず天気も良かったので気持ちのいいお散歩でした。お城の中は美術館になっているようでした。

🍨 ジェラート④ チョコレート屋さんの

教会に戻る途中で「CHOCOLAT MILANO」というお店に寄ってジェラートを食べました~!名前の通りチョコレート屋さん兼ジェラート屋さんという具合。店内もお洒落で新しそうでした。
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私は右のピスタチオとショコラ・オランジュを選びました。ピスタチオは塩味が強めなのが新鮮で、チョコレート屋さんというだけあってショコラ・オランジュは絶品でした。牛のロゴもかわいくてるんるんです。
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ジェラートを食べたあとは教会に戻り、周りで時間を潰していたのですが、涼しくなってきた影響か蚊が活発に動いていて私は5箇所ほど刺されてかゆみに悶えました。トコジラミ対策グッズは持っていたのですが、虫刺されの薬も持っていけばよかった。

 

📍《最後の晩餐》にご対面

予約時間になりましたので《最後の晩餐(Cenacolo Vinciano)》鑑賞ルートに入っていきました。まずは金属探知機と手荷物チェックがあります。私はペットボトルの水をカバンに入れていたのですが、その場で飲み干して空にするか捨てるように言われましたので、一気飲みしました。
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中に入ると(例えは悪いかもしれないけれど)、厳重警備の刑務所のようにロックのかかる待機スペースがいくつかあって、前のグループが出たあとで《最後の晩餐》のある部屋に入っていく形でした。一度に入室できるのは30人まで。私たちの他はほぼほぼツアーでした。3~5人くらい対して1人ガイドさんがいるような感じ。

そして、ついに!!
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まさか《最後の晩餐》を生で見る日が来るとは。夢にも思いませんでした。

絵はぼんやりとしていてところどころ掠れていたりもするのですが、近くでじっくりと見ることができたので楽しかったです。そして蘇る『ダ・ヴィンチ・コード』の記憶。f:id:yadokarinko:20231031163906j:image

1枠15分の入れ替え制と聞いた時には「短いな」と思ったのですが、十分すぎるくらいじっくり鑑賞することができました。同じ回で入った赤ちゃんがめちゃくちゃ泣いていたのも面白かったです(ちょっと薄暗かったので怖かったのかな)。
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ミュージアムショップでいつ使うのかわからないトートバッグを買ってしまいました。友人にはJCSを見に行くときに持っていくよう言われました。せやな。
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見学を終えると外は少し暗くなっていました。ここから友人がガイドブックでチェックしていたレストランに電車で移動しました。

 

🍽️ 夜ご飯、値段を見ずに頼んじゃダメよ

私たちが訪れたのは「Grand' Italia」というお店。

地元の方に人気のお店とのことで、ガイドブックに載っていた生ハムの乗った焼きリゾットを食べたくてここに決めました。
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メニューがイタリア国旗柄でかわいい!けれどメニューがイタリア語だったので翻訳アプリを使いつつ例のリゾットを探していると、それに気が付いた店員さんが英語表記のメニューを持ってきてくれました。

ただやはり例のリゾットが見つからなかったので、ガイドブックの画像を見せて聞いてみてあったらそれとリゾット・アッラ・ミラネーゼを、なかったら別のものを頼もうと決めました。ドリンクはレモンジュースをオーダーしました。

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ガイドブックを見せて「このリゾットが食べたいのだけど」と言うとOKしてくれたので一安心。楽しみだね~なんて話していたのですが、メニューを眺めていると先ほど注文したミラネーゼが€24と書いてあるのを発見!そんなに高いの?しかもメニュー上で1番高くない?

このあたりから私たちは不安になり始めます。私たちが注文に使った英語表記メニューには値段の記載がなかったんです。焼きリゾットはガイドブックでは€11と書いてありますがメニューで確認したわけではありません。もしも想像よりも高い金額を提示されたらどうしよう!!!観光地ではぼったくりレストランが多いなんて話もよく聞きます。

不安になっているとレジに行ったご婦人がなにやら店員さんと話し込んでいます。店員さんはたまに笑顔を浮かべているもののお客さんの顔に笑顔はありません。え???何事???しばらく見守っているとお客さんが小銭の入った袋を出してお支払いをして出ていきました。何があったんだろうか。。。

こうして疑心暗鬼になった私たちは「生ハムが乗ったものは高いんでは?」などと言いながらさながら「ゴチになります」さながらの値段予想をし始めます。

出てきたお料理はこちら。美味しかったです。

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食べ終わってからも「いくらまでなら妥当か」「もしも法外な金額だった場合どう抵抗するか」を考える私たち。€50くらいならおとなしく払って帰ろうという話になりました。

意を決して神妙な顔でレジへ向かいます。そして提示された金額は・・・

€36!!!!!!

ほえ!????

リゾットはどちらも€13でした。良心的!!!!

疑いの目で見て大変申し訳ございませんでしたと心の中で謝りつつ、スキップしそうな勢いで店を出て(店員さんはドアも開けてくださいました)、爆笑しながら帰りました。

疑ってごめんなさい。美味しい素敵なお店でしたのでミラノを訪れる方は是非とも行ってみてください!!!

 

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