2022年の観劇納めは『CHICAGO』でした~!
作品自体は、洋画沼にいた高校生時代に映画版を見たのが最後でミュオタになってから見るのは今回が初めてでした。
キャスト
メインキャスト3人しか公式サイトに記載がなかった😭
ロキシー・ハート:Sarah Soetaert
ヴェルマ・ケリー:Sophie Carmen-Jones
ビリー・フリン:Cavin Cornwall
来日公演のキャスト、公式サイトで公開されていないことが多いですよね。。。当日も特にキャスボとかはなかった思うし。パンフ買えば載ってるのかもしれないね。
感想
映画の記憶は冒頭とラストくらいしかなくて、楽曲も数曲頭に入っているくらいだったので新鮮な気持ちで観劇しました。しっとりしていておしゃれで、毒気もたっぷり。改めて素敵な作品だな~好きな作品だな~と感じました。芸術性が高い!!
欲を言えば、もう少し小さな箱で見たいな~とも思いました。クリエくらいのサイズの、それこそロキシーやヴェルマがパフォーマンスしたであろうステージくらいの箱で。多分RENTの来日公演の感想でも似たようなことを書いた気がする。演目の規模感にあったサイズの劇場で見たいのよ。
今回の公演は、演出がWalter Bobbie、振付がAnn Reinkingとのことなので、1996年以降ロングランしているBWリバイバル版と基本的には同じなのかな。
振付が本当にかっこよくて「なるほど!これがフォッシースタイル!!」とテンションが上がりました。手をぱっと開いて見せたり、股関節を開いたままゆっくり膝を曲げていくような動作が特徴的ですよね。スタイリッシュだけれどどこか奇妙で緊張感のある群舞に目が釘付けになりました。黒で統一された衣装も動きの美しさを際立たせていて見ていてとっても楽しかったです。そういえば、今年の夏に上演があったPIPPINもフォッシースタイルでしたよね。あれもかっこよかったな。おうちでMagic to Doを歌いながらリーティングプレイヤーの動きを真似してましたもんね。
メタ的な視点を含むのもこの作品の好きなところです。舞台は額縁のような金色の枠で囲まれているし、観客に向かって「Welcome. Ladies and Gentlemen~」って呼びかけるところから作品が始まって、ナンバーが始まる前には「For her first number, Miss Roxie Hart would like to sing a song of love and devotion dedicated to her dear husband Amos.」なんて口上がついていたりする。ただ、舞台上の俳優が「役を演じる俳優」を演じている(ノートルダムの鐘みたいに)ってことではなくて、あくまで歌うのはロキシーでありヴェルマであるっていうのも面白いなと思うポイントです。
役者と指揮者やバンドの絡みも楽しくて、ロキシーが新聞を指揮者に見せつけたり、ビリーがバンドに対して自身の「退場曲」を演奏するようリクエストして、その音楽とともに退場したり、反対にエイモスは「退場曲」を要求しても何も演奏してもらえなくて自力で退場するなんて場面もあったりして、その辺のメタな笑い要素も楽しいです♪
場面としては、やはりCell Block Tangoが大好きです~!!!迫力があって問答無用でかっこいい。6人が座っている椅子の上にそれぞれ電球が下りてくるんですが、その画もとてつもなく素敵でした。私も貧乏ゆすりの音とか無理な人間なのでガムのPopはブチ切れるな〜とか謎の共感もしちゃいました笑
#ミュージカルシカゴ
— ミュージカル シカゴ公式 (@Chicago_Japan) 2022年12月15日
3年ぶりの来日!25周年記念のプレミアムツアー開催中💫
🌟12/15(木)は18:30開演(13:30貸切公演)
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ブロードウェイミュージカル #シカゴ
12/14〜31 東京国際フォーラムホールC
©️Tomoko Hidaki pic.twitter.com/x2XxjT0adX
ただ、サイドに出てくる日本語字幕がハニャックのパートになると「〇△◆×~」みたいな表示になるのが嫌でした。確かに私を含めハンガリー語がわかる観客は少ないだろうし、作品上の意図としてもハニャックの言っていることはみんなにわからないんだけれど、彼女は支離滅裂なことを話しているのではなく、ただ彼女の母国語を話しているだけなのにそれを記号に訳すっていうのはなんか違うと思います。字幕スクリーンは縦向きだし、ハンガリー語をそのまま流すのは難しかったかもしれない。でもそれなら「ハンガリー語」とでも出しておいてくれたらよかったと思う。
それはそうと、ハンガリーでシカゴを上演する時はハニャックの台詞はどうしているんだろう???きっと別の言語に変えているよね。何語にしているんだろう。気になる。同じようにSIXのドイツ語訛りパートもドイツ語圏でどう対処するのか気になる。というかドイツ語圏に限らず翻訳上演全般に言えるか!日本ではどうするんだろう?関西弁にする?
ソフィーさんのヴェルマはバチバチにイケてて強くて「これぞヴェルマ!」っていうかっこよさ。サラさんのロキシーは、犯罪者になるまでは舞台にあがるなんて夢に見るだけだった、そんな少女らしさみたいなものが前面に出ていました。系統がかなり違う分、2人でショーを作るカタルシスが大きかったです!女2人が野心で意気投合して「やってやろうぜ!」ってなる作品は稀な気がします。好きだー!
2人でマシンガン持って踊るのは映画版だけなんですね。あれも好きなんですよ🥺
年の瀬に良い観劇納めができました〜!
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今年は来日公演が充実していて幸せでした☺️
2023年はWSSが来ますね!楽しみ〜💕
SIXも韓国まで来るならついでに来日公演やってくれないかなー🥺