Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

9月の鑑賞記録(創造主と被造物の関係を考えた読書の秋)

古典と呼ばれる作品たちを読んでこなかったことと自分の語彙のなさが悔やまれて(完全にDLLの影響)、中学生時代ぶりに本をたくさん読みました。

📚 マリアビートル (2010)

中学生になったくらいで父から進められて読んでドはまりして何度も読み返していた作品。ブレット・トレイン公開前に読み返すことにしました。

エンタメ小説として私の中ではトップ。なかなかの分厚さだけれど一瞬たりとも読者を飽きさせない緊張感、細かな伏線を徹底的に回収しつくす緻密さ、魅力的な登場人物たち、これらががっちりはまっていて時間を忘れて読み進めてしまう。私は蜜柑寄り果物推しです。何度読んでもしんどいです笑 これを書きながら、笑えるシーンを後半の深刻なシーンにつなげてくるところは鎌倉の感じに近いかもって思いました。なんて書いておくと読んでくれる人が増えそうっていう作戦です。今の私はブレット・トレイン鑑賞済みです。あの作品が楽しかった人はもちろん、面白くなかったという人は特に原作に出会ってほしい。まじで原作果物のやばさに触れてくれ。

別にミュージカル化してほしいとかそういうわけではないけれど、何か作品を見ると脳内キャスティングしはじめるのはミュオタの常じゃないですか。そんなわけでマリビミュの配役を考えてみたんですけど以外に難航しています。でも、蜜柑は小西遼生さんで間違いないですね~。木村はspiさんかな。個人的に檸檬は伊礼さんで見たんだけれど、蜜柑と檸檬のそっくり感がでないか、、とか。玲奈ちゃんの真莉亜とかも見たい。

🎭 ミュージカル『ピピン』9/3 M

リーディングプレイヤーさんに心を鷲掴みにされております。

📹『ダディ・ロング・レッグズ』LIVE配信 (2022)

先月の観劇時は2階からで遠かったので2人の細かい表情が見られて楽しかったのと、かなり好きだったけど覚えきれなったジルーシャの台詞たちをメモできたのが嬉しかったです。そして萌音氏の歌唱力がさらにパワーアップしていて感動。綺麗な歌声~!

🎞 Bullet Train (2022)

Filmarksに書いたものを転載します。

私は伊坂幸太郎のマリアビートルのファンかつトンチキジャパンコメディにされていると覚悟の上で見に行きましたがあんまり面白くなかったです。。。

原作からいかにかけ離れているかについては議論する意味がないほどなので考えるのをやめます。私の推しはアーロンテイラージョンソンのビジュを得た代わりに私の愛した全ての美徳を失っていましたが。お髭は可愛かった。いつか新幹線に実際に乗ったことのある人がドラマ化なり映画化なりアニメ化なりしてくれると信じて待ち続けたいと思います。

さて『ブレット・トレイン』について。手放しで笑える作品に仕上げたかったんだろうな〜とは理解できたけれど私的にはそこまで笑えなかったです。大味すぎて面白く感じないシーンが多かったし、全体としても雑だなという印象を受けました。私は観客として想定されていないのかもしれない。not for meってやつ。

それからなんだかんだトンチキジャパン描写ってのを日頃から楽しんでしまう自分がいなくもないのだけれど、最近は疑問も芽生え始めている。どうしてハリウッドは真面目に日本を見て、描く気がないんだろう。新感線の車内の写真を数枚見るだけで、今回のような新感線は存在しないことがわかるはず。別にフィクションなんだからなんでもかんでも実際の通りにする必要がないということもわかっている。でもあまりにも日本の文化を知る気がなさすぎるんじゃない?それって私たちを軽視してるんじゃない?って思ってしまう。

今は洋画沼からは少し離れているので、今作に関するレビューを読めていないのだけれど、あんまり日本で批判を浴びているようには思えない。なんならかなり楽しんでいる人が多そう。そこにはハリウッドに日本を描いてもらって嬉しいみたいな意識も感じなくはない。

今作の制作背景について全く知れてないのでちゃんとした批判はできないけれど、あくまで作品を見て、もやっとした日本人の気持ちをここに書き残します。

🎭 新作ミュージカル『COLOR』9/8 S

やっぱり存命の方をモデルに他人が作品を作るのはとても難しいんだなと思いました。。。来月、チケットが取れればそういったミュージカル作品を見ると思うので2作品からめて考えたいなと思っています。

🎞 Rodgers and Hammerstein's Cinderella (1997)

「エルフやブルーフェアリーを黒人が演じるのはイメージに合わない!」というもろ差別な発言がTwitterで話題になった際に何度かTLで見かけて、そうだD+に来ているんだったと思い出して鑑賞しました。

めっちゃいい作品では!?!?ミュージカル映画としては近年見た中でかなり好きな作品かもしれない。ミュージカルの映画化作品によく感じるあの違和感(私はまだちゃんと解明できていない)がなくてものすごく自然だったんですよね。ミュージカルの良さがしっかり映像として形になっているというか。その辺はやはりさすがディズニーってところなのだろうか。ロジャース&ハマースタインの楽曲も素晴らしくて満足度が高い。私はシンデレラが歌うIn My Own Little Cornerという曲がお気に入り。

それから配役も良かったです。みなさん役と歌声がはまっていて素晴らしい。話題になった人種という面から見ると、シンデレラ・フェアリーゴッドマザー・王妃・義姉の1人が黒人、王子がアジア系、継母・義姉のもう1人・国王・臣下のライオネルが白人という配置。黒人の王妃と白人の国王の息子がアジア系であったり、義姉妹の人種が違ったりします。でもそこには何の問題もありません。なぜならシンデレラの物語において人種は重要な要素として物語に関わってこないから。この物語においてはアイデンティティとして人種が大きな割合を占めるキャラクターはいないから。この物語においては誰が何を演じてもいんです。その時代が~、妖精のイメージが~なんて言い始めるのもナンセンスです。そもそも実在しない国の実在しない人物や妖精の人種がなぜ規定されなくちゃいけないんでしょうか。

そして、今作の配役はまさにそういった凝り固まったイメージの中にいる人々に対して疑問を投げかけるという意味で、作品の外側において強い力を持つと思います。同時に描かれた有色人種の多くの子どもたちが魔法の世界に自分たちがいるという体験をできた。ミュージカル映画としても素晴らしいし、近年の「ポリコレ」論争について考えるうえでも面白い作品でした。

🎭 ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022 9/11

久しぶりの来日シンガー公演。全編通しはノートルダムの鐘。フロロー役のDillon Heapeさんの声が最高でした。美しい低音。

📚 新訳 フランケンシュタイン (田内志文訳)

私の親フランケンはNTLのベネさん怪物フランケンでそのあとにミュのフランケンとも出会ったのだけれど、原作はどちらともかなり離れていて驚きました。ただ3つの作品を思い浮かべて思ったのは、創造主と被造物の関係性が濃くて軸がぶれないから、いろんな形にアダプテーションしても物語の本質が失われないんだなということ。

「被造物は創造主を愛するのか」というのはちょうど夏に『マイ・フェア・レディ』を読んだときにも考えた。MFLでショーはガラテアはピグマリオンを愛すはずがないと提示していて私もそれにおおいに賛成だった。でもフランケンシュタインでは被造物が創造主を愛してしまうのは当たり前だと感じる。この差ってなんなんだろう。今考えている1つは性別。創った者と創られた者というある意味での上下関係の前者に男性、後者に女性を当てはめたときに、私はその構図を受け入れられない。被造物たる女性は創造主の支配に屈するべきではないと思わされる。『エクス・マキナ』のエヴァなんかもそう。フランケンシュタインでは、創造主と被造物がどちらも男性なのでそこの抵抗感が薄いのかも。でもやっぱり物語の面から見てもやはり怪物はヴィクトルを愛するしかないんだよな。怪物には彼を受け入れてくれる世界はどこにもなかったんだもん。自分を受け入れない世界との唯一の接点であるヴィクトルにすがるしかない。彼を愛さなければ怪物はほんとうにひとりぼっちになってしまうんだもんな。被造物の外側に世界が広がっていれば創造主の支配を抜け出せと言えるけれど、フランケンの場合はそういうわけにいかないからな。

原作を読んでみて、私の愛するアンリ・デュプレがアンリ・クレルヴァルとジュスティヌの合わさったような人間だというのがわかってよかったです。クレルヴァルの献身とジュスティヌの高潔さ、そこに同じ夢を追いかけるというのが加わる。あーなんでみんな死んでしまうんですかね!!!!デュプレの方はまじでビクターのせいだけれど、クレルヴァルとジュスティヌは怪物が悪くてほんと2人ともなんなの。しんどい。私はジュスティヌとエリザベスの厚い信頼関係に胸を打たれました。それから、語りの中でクレルヴァル呼びしているのにたまに「アンリ」って呼び方がぶれるヴィクトルが好きでした。

📺 石子と羽男-そんなコトで訴えます?- (2022)

身近で新鮮なトラブルを扱っていたのがとても面白かった。かなり勉強になる!弁護士を雇うのにだって費用はかかるしドラマの中のようにうまくいくのかはわからないけれど、自己責任論が跋扈する日本で弱者を救済し得るような法律や制度を扱った作品が放映されることの意味は大きいなと思いました。

🎞 Pinocchio (2022)

私は近年のディズニーの実写化ラッシュには少々幻滅していて、新しい物語を創り出す力が枯渇しているのかなと思ってきたんですが、ピノキオについては「やらなければならなかった」その理由がはっきりとわかりました。ディズニーはアニメーション版のラストを書き換えなければ、今後ピノキオの物語を語ることはできないと考えたのでしょう。
アニメ版のラストでピノキオはブルーフェアリーによって「本物の」男の子になります。木製の人形から人間の男の子になるわけです。でも、ピノキオは本当に人間の男の子になる必要はあったのでしょうか。松の木でできたピノキオは、人間ではないけれど偽物ではない。既に「本物」なんです。実写版ではゼペットがそれをわかったうえでピノキオを抱きしめます。ディズニーにはこの価値観を提示する必用があった。だから実写化に至ったのでしょう。そうすることで今後安心してピノキオの物語をパークで、ゲームで、グッズで語り継いでいけるというわけです。
そんなわけで私は実写化ラッシュには否定的な見方をしているのですが、今作についてはやりたいこと、やらなければいけないことがはっきり見えたので納得です。

作品としては、普通に楽しめるって感じ。プレジャーアイランドのシーンなんかは実写ならではの煌びやかさとおぞましさがあって良かったです。あとは楽曲が追加された分ミュージカルとしての満足度がアップしている!!オープニングロールのバックでジミニーの星に願いをが流れ始めて本編に繋がっていく演出が好きなのでそれがないのは悲しかったが。
ファビアナの追加はいいと思うけれど、どうせ出すならもう少し丁寧に描いて欲しかったかな。彼女のバックグラウンドはわからずじまいで、ピノキオとファビアナが直接的に互いを助け合うというわけでもないので雑に追加されているような印象だった。あと個人的に、CGのフィガロクレオがかわいくないのがしんどい。あとブルーフェアリーの羽が触手みたいなのは何故なんだ!?ピノキオをアニメそのまんまのビジュアルにしたところは良かったと思う!!!ちゃんと可愛かった。

本編の感想というよりは派生の感想。身体と記憶と名前について。魂ってなんなんだろうという話。ミュージカルのフランケンシュタインや神と共にを見ながら考えていた話に関係するなと思ったので備忘録です。実写版ではブルーフェアリーの魔法がゼペットの息子の写真に反射したのちピノキオに当たって物語が動き出す。ではピノキオは彼から何を受け継いだのか。何も受け継がないならばあの描写はいらないはず。

怪物はアンリの身体 (頭部) と記憶の一部?を持っているけれどアンリと呼ばれることを拒否し、アンリとは別の個体であることを主張する。この場合、アンリの魂は死後の世界に行ったのか、怪物の中にあるのか、あるいは怪物の魂と1つの身体に同居するのか。

ヘウォンメクは前世の彼の身体と同じ見た目をしているが記憶を失っている。でも周りも本人も前世の彼と現在の自分を同じ個体と認識している。おそらく前世の彼と使者の彼は1つの魂と捉えられる。

ピノキオはゼペットの息子の身体も記憶も名前も持たない。だとすればピノキオは「魂」を受け取ったのかもしれない。

魂ってなんなんだろうか、何で構成されるんだろうか。名前や身体や記憶以外で、ある個体を識別するための何かと考えていいのだろうか。だとすれば、死んだゼペットの息子は魂だけを除かれるとどうなるのだろうか。

🎞 Pinocchio (1940)

家にDVDがあるけれど見るのは赤ちゃんの時ぶりかも。「星に願いを」でクレジットとアニメーションがつながっていくオープニングが素晴らしいし、キャラクターの細かい表情がどれも愛らしくてディズニーってすごいな~と改めて思いました。古い作品もまた見直したくなる。

見ている間は考えていなかったけれど、親子の関係の方に重きが置かれているとはいえこれもまた創造主と被造物の話なんだな。そして私は嫌悪感を抱かない。コッペリウスのことは苦手なのに。やはり性別の問題なのだろうか。でもゼペットはピノキオをちゃんと外の世界に出すもんな。コッペリウスはコッペリアを家に閉じ込めてるからやっぱり嫌。

📚 新訳 ジキル博士とハイド氏 (田内志文訳)

思いのほかあっさりしていて少々物足りない感じがした。実験の動機とかジキルとハイドのせめぎ合いとかジキルとアタスンたちの関係とかもう少し深堀してくれればいいのにな。題材は多分好みなんだけど。これも創造主と被造物の関係が描かれた作品よね。

そんなわけでミュージカル版ではどんな風にアレンジされているのか楽しみ。そもそもエマもルーシーも原作には出てこなかったのでびっくりしました!!それからジキルが若者ではないこととハイドになると見た目も若くなることにも驚きました。そう考えると石丸さんがちょうどジキルくらいで柿澤さんがちょうどハイドくらいの年齢なのかもしれない?

かたい訳を読むのが苦手なくせにそれぞれの訳の評判をリサーチするのも面倒くさいのでとりあえず新しめの訳のを選んでいたら、フランケンに続きこちらも角川で田内さん訳だった。ちなみに新しく買った1984も角川で田内さんだった笑

📻 軽業師タチアナと大帝の娘 (2022)

私は並木陽先生のだったら「1848」の方が断然好みだったな。15回分になると登場人物が増えて散漫に感じられた。それにしてもやはり禅さんの声の素晴らしいことよ。3週間、耳が幸せでした。みなさん役にあっていて良かったんだけれど、大ちゃんのイラリオンと野々すみ花さんのエリザベータが特に好きでした。

📺 ゴールデンカムイ 第一期 (2018)

📺 ゴールデンカムイ 第三期 (2020)

深夜に再放送してたので母と見てました!どちらも週1で放送があるから、同じ日に3期と1期を見る日とかもあって、あ〜このころは平和だったね〜ってなったり。

ただ、今作については「お話が面白い!」「キャラクターが魅力的!」ということだけを考えればいいものではないので。私自身がまだ今作がアイヌの人々の暮らし、文化、歴史に対してどのような、そしてどれほどの影響をもたらしてしまうのかについて勉強してないは大問題だ。この作品を楽しんでいるんだから、ちゃんと学んで、考えて、自分なりに答えを出さなくてはいけない。現実のアイヌの方が実際には言う習慣がないのにも関わらず観光客の期待に応えるために「チタタプ」と唱えているという旨のツイートを見て、改めて思いました。ブレットトレインを見て、トンチキ日本描写に怒っている人間が、逆の立場になったら知らんぷりってのは間違っているよな。

📺 オールドファッションカップケーキ (2022)

地上波で放送があったので見てみました。前半は台詞の不自然さが気になったり(え?そういう風に会話展開します?みたいな)達成あんまり役合ってない?と思いながらみたんだけれど、後半はそんなこともなくしっかり楽しめました。恋愛を楽しむ心を持ち合わせていない私なりに。

📚 ジョジョの奇妙な冒険 第2部 戦闘潮流 (1987-89)

なんだかんだ良い奴ばっかりでてくる~。ジョースター家の人間はみんな若くして亡くなってしまうのかしら・・・って悲しくなっていたらジョセフ元気にカムバックしてくれたので嬉しかったです。いよいよ次からスタンドだ~!!!!

📚 完訳 ギリシアローマ神話 上 (大久保博訳)

📚 完訳 ギリシアローマ神話 下 (大久保博訳)

映画や舞台を楽しむ上で神話の知識はさらっておきたいなと思っていたのでこの機会に読みました。

私はやっぱりアルテミスとアポロンが好きですね。2人ともかなり残酷ではあるけれど。そうそう、ナルキッソスの見た目について、アポロンやデュオニュソスのような巻き毛、みたいな描写があってるんるんしてしまった~!!美しさを伝えるために挙げられるお二方。

神々の系譜も名前も全然覚えきらなかったけれど、巻末の索引からそれぞれの神や人物のエピソードを振り返ることができえるので今後も重宝しそうな一冊でした。理不尽な話も多いけれど(罪もないニュンペーたちが男に追いかけられた挙句、神に祈って植物にしてもらうみたいな話が多いのはしんどい。。。。)かなり面白かった。

下巻はトロイア戦争がメインになっていてそれも読みごたえがあってよかったです。北欧神話パートではMCUキャストで脳内再生して楽しんだり。ギリシアの神々の最も美しい彫刻として何作品か紹介されていた中に、ルーブル美術館のアルテミス像があって、ちゃんとこの前見てきた自分よくやった~と思いました。面白かったのが写真を見返したらヴェルサイユにある同じ構図のアルテミス像と私のツーショが出てきたこと。アルテミス像といえばあの構図がスタンダードだったのか、はたまたどちらかは模作なのか気になるところ。

同じ人がアーサー王についてもまとめて書いているのでそれも読みたいな。

📺 初恋の悪魔 (2022)

初めて坂元裕二作品をちゃんと見た!思ったよりもラブストーリーに着地したのでもう少しミステリー寄りだったら好みなのになというのがありつつも、細かい会話がとても面白くて毎週楽しみにしていました。悠日と朝陽が子どものころに「バナナについてるシールを100枚集めるとハワイに行ける」と信じていたって話のくだりとか、カラオケ回の次からなんの説明もなく「りんちゃん」「ことりん」呼びになる人たちとかほんとに面白かった。

大豆田とかカルテットとかちゃんと見たいんだよな~って思いながら坂元作品調べたら「東京ラブストーリー」って出てきて笑ってしまった。縁か?縁があるのか?(ちゃんとミュージカルのチケット取りましたよ)

📚 Matilda (1988)

キャスト解禁を受けて期待値が爆上がりしておりまして、その勢いで原作買いました。私は印象派以降の絵画の勉強がしたくて文学部に入り、そしてミュージカルにはまったことをきっかけに今は演劇研究のゼミに入っているのですが、もし今の大学に落ちていたら別の大学の英文学科に入ってダールの勉強をしたいなと思っていました。そんなに作品数自体は読んできていないんだけれども、小さいころから好きで。

チルダは一応遠い昔に読んだ記憶はあるってくらいで内容はほとんど覚えていなかったので、新鮮な気持ちで楽しく読めました。家に一人だったので音読していたんですけど、ダールの英文は読み上げてもとても楽しいですね。結構な声量で音読していたら、お隣さんがベランダで洗濯物を干していることに気が付いてめちゃくちゃ恥ずかしかったです。割と感情込めて呼んでたから笑

解禁されたキャストを思い浮かべながら読んだシーンもたくさんあります。意気揚々とガラクタの中古車を売りつける万里生ミスターワームウッドとかめちゃくちゃ見えました。トランチブルに関しては本当に採用基準が謎の極みすぎで蓋を開けてみないとわからないドキドキ感満載ですね。

📚 イノサン (2013-15)

ビジュアル面の美しさはもちろんのこと、シャルル=アンリが恐れてきたはずの処刑人へと近づいていき、物語の中核はマリーに移り彼女の物語になっていく。その過程が美しくて圧倒されました。。Rougeの方も読み進めるのが楽しみで仕方ないです。

 🌟

私的ヒットチューン

I Can Do Better Than That - The Last 5 Years

なんだかんだ1年中聴いているし1年中歌っている。

Magic To Do - Pippin

最高のオープニングナンバー!一度聴いたら忘れられない!!!

おうちで手の振付真似しながら歌ってる。Ex-Citingのところが楽しい。

Magic to Do

Magic to Do

時が来た - ジキル&ハイド

原作を読み終わったことで、ジキハイ熱が高まりました。この曲はたくさんのミュージカル俳優さんが音源を残してくれているので聴き比べができて楽しい!!

ただ、OBC聴いた感じでは、きっと私の好みはハイド楽曲だと思う!そんなわけで3月が楽しみ!!玲奈希帆~!!

Don't Rain On My Parade - Funny Girl

ファニガ自体についてはお話も楽曲も全く知らなかったのだけれど、エヴァちゃんがライブで歌った動画がYouTubeに出てきて、それがとんでもない迫力とパワーですっかりこの曲が好きになってしまいました。