Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

ごめん寝されると記憶が弾け飛んでしまう 雪組『蒼穹の昴』12/10 S 感想

ロマンス劇場ぶりの宝塚でした!ものすごい久しぶりだ!!雪組は咲奈さんがトップになってから初めて見ます、というか初宝塚のワンスぶり👀

f:id:yadokarinko:20221210223540j:image

今回の演目、なんも予習せず中国のお話だよね〜と観劇したら登場人物たちの名前が全く覚えられなくてストーリーに置いていかれそうになりました。。。危なかった、ぎりぎり着いていけましたが!主人公で彩風咲奈さん演じる梁文秀(リァン・ウェンシウ)と朝美絢さん演じる李春児(リィ・チュンル)までは音の響きで覚えられたのですが、他の役名が会話中の音だけで覚えるとなると漢字も思い浮かばないしなかなか大変でした〜😫 これから見る方、ぜひ相関図の役名を事前チェックするのがおすすめです!

世界史を真面目にやってこなかったツケが回ってきてついていくのに必死だったのもあるんですけど、清末期における政治の大きな変動がサクッと進んでいくのでびっくりします。戊戌の変法を描いているので、ネタバレが気にならない方はこのページとか読んでおくといいかもしれません。

以下ネタバレあり感想です。

ウェンシウは「学問を磨いて帝を支えるようになる」というお告げを、チュンルは本当は飢えて死ぬだけの運命にあるけれど「西太后の財宝を全て手に入れる」と嘘のお告げを授かっているというのも好きでしたし、実際にウェンシウは科挙に通って官吏に、チュンルは思い切って宦官になり一時は地位を築いたものの、皇帝が失脚したことでウェンシウは追われる身となり、チュンルは西太后に重用され続けることで嘘のお告げが現実になっていくのがまたよかったです。

特に日本大使館の場面で、帝派が劣勢になったことから死を覚悟するウェンシウの元にチュンルがやってくる場面がとても好きでした。この場面であーさ演じるチュンルがウェンシウに対してごめん寝泣きをかますのでちょっと情緒がおかしくなって記憶がないのがあれなんですけど😂 (ごめん寝泣き大好き芸人) チュンルは自分の受けたお告げが嘘であることを察していたんですよね。その上でお告げを一歩踏み出すための心の支えにしていて見事に成り上がった。そんな活力というか生命力というかを持つ彼に「死ぬな」って泣きつかれたらなんかもう生きるしかないですよね。(まじで記憶が弾け飛んでしまって会話の内容が全く思い出せない。本当にいいシーンだったのに) 

政治的な立場を違えたとしてもウェンシウとチュンルの関係は田舎にいたときから変わらないのも素敵でしたね。想いを1つに夢を語るような男男デュエットもよかった。

 

咲奈さんの友や家族を優しく思いやる人格者なのに少し不憫な人生を送るみたいな役とっても素敵ですよね。私はひかりふるのダントンのイメージが強いんですけど。今回もチュンルとリンリンを見守る目の優しいことよ😌

あーさはほんと顔が好みなんですよ。かわいい。好きなジェンヌさんはって聞かれたら、詳しくないけどあーさが好きって答えてます。田舎時代のあどけない弟キャラもかわいいし、西太后の下で宦官として仕えはじめてからの美しさも半端なかったです。歌唱力もめきめき上がっていてらして✨

ひらめちゃん (ってなんでひらめちゃんって呼ばれてるんですかね、響きがかわいい)のリンリンも健気で可愛かったです。リンリンは昔からウェンシウのことが好きな様子なので、てっきりカップルになるのかと思いきや、ウェンシウさんが忙しすぎて全く恋愛関係に発展しなかったのは意外でした。私は恋愛がメインに出てこない作品の方が好きなので個人的には全然問題なのですが、宝塚的には大丈夫なんですかね?(私が心配してもどうしようもないが) リンリンは出番自体も少ないので、退団公演と思うと・・・とか考えてしまいました。宝塚くわしい友達がいるのでその辺の話聞いてみたいな〜と思います。

そして、なんかめちゃくちゃ歌上手い方がいらっしゃるなと思ったら、あなたが!噂の!和希そらさんですね!!!出演歴を見たらWSSのアニータやってるじゃないですか。見たいのにWSS=映像は残らない、ですよね😭 改革への想いが強いがゆえに爆弾での西太后襲撃に当たってしまう真っ直ぐなシュンコイかっこよかったです😢 これからもいろんな作品で見たいです!!

 

宝塚見るたびに書いているけれど、フィナーレで降りてくるミラーボール見るとめちゃくちゃ潤いますね。