Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

あっきーのフランキーに間に合えてよかった『ジャージー・ボーイズ』10/8 S 感想

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今年5月に映画版を見て「あ~これは劇場で見てこそ魅力がわかる作品なんだろうな」と感じたのだけれど、まさにその通りだった。

私が思うに今作の山場は、フランキーがトミーの借金を全て背負い込むところ。誰にも理解できなくてもそれがジャージー流だと。成功したグループの華々しさではなくジャージー出身の若者たちの人生や関係性にフィーチャーする分、お話自体は面白いけれど結構こじんまりしている。(メンバー間の諍いが歌に乗ることもあまりないので)

そこに楽しいライブシーンが挿入されることで楽しいショーに仕上がるんですね~!!

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キャスト感想

あっきーさんのフランキー・ヴァリに間に合えて良かった😭 ヴォルフガングには(M!とロクモ両方とも)間に合わなかったのでね。世代的にもミュオタになった時期的にも。まだ観劇経験は少ないながら、役と演じる俳優さんが互いを高め合うようなハマり役って存在すると思っていて、あっきーさんとフランキーはまさにそれだと感じられました。

歌のうまさはもちろんなんですけど、ピュアさと矜持みたいのものがあまりにも役と合っているように思えて、見ていて本当に楽しかったです。あと驚いたのが、ダンスのキレがはんぱないですね!?!?あっきー=歌ってイメージが強いのでここまで動けるって知らなかったです!!!それから序盤のピンクのシャツ着てるあたりの時代のフランキーかわいすぎました、とういうか全編にかわいいが溢れている。

そうそう、フランケンの円盤を見ているから忘れがちだけれど、あっきーさんが出ている演目を生で見るのは初めてだったんですよね。コンサートでは見たけれど。これからもお世話になります。

藤岡トミーもあまりにもハマっていて😂 トミーって普通に生きていたら絶対に出会わないタイプの人間で、日本で生きる私からしたらなおさら現実味のない存在なんだけれど、藤岡さんは自然に横暴でどうしようもない、でもなぜか関わる人間には恵まれている不思議なトミーを自然に演じていて「トミーがいた」。トミーがフランキーの顎をペシってして驚いたすきに軽くビンタするシーン、フランキーに何しとんのじゃわれ💢ってモンペになってしまうんですけど、トミーのああいうフランキーは弟分だから何をしてもいいみたいな考えってフランキーがトミーの借金を背負いこむのと根源にあるものは同じなんだろうな。あっきーさんと藤岡さんのハモリ素晴らしかったです!流石だ!!!

とんちゃんボブ、というかとんちゃん、めちゃくちゃ歌が上手くなってらっしゃる!!!最後に見たのマタハリだからな〜もう1年以上前だもんな。December 1963のメインボーカルがボブって知らなかったのでこんなに歌ってくれるとも思ってなかったし、素敵だったな〜。

大山ニックは愛され力が高めなので、ニック自身が自分をどう思っていようとも3人にとって必要な存在だっただろうよと退場時しみじみとしてしまったよ。。。

 

The Four SeasonsとThe Beatles

劇中で、自分たちのファンは「髪に花を刺したヒッピーではなく、戦場に送られる兵士たちや目の下にくまを作りながらバーガーをひっくり返す彼らの恋人たちだった」というような台詞があって、ここのところがおしゃれでとても好き。これだけで、同時代にビートルズが活躍していたこと、ビートルズのファンはヒッピーだったこと、ビートルズファンのヒッピーたちは反戦運動ができるくらいには生活に余裕のある人でフォー・シーズンズのファンたちはそうではなかったこと、たくさんの情報が詰まっている。私はヒッピーが好きなので例の台詞には少しどっきりする部分もありました笑

冒頭で彼らジャージー出身のお金のない少年たちが「抜け出す道は3つ。軍隊へ行く、マフィアに入る、あるいは、スターになる」とも語られていて彼らのような境遇では軍隊に行くというのが選択肢にあったことと彼らのファン層に軍隊へ行った人々が多いということが重なってなるほどなと思いました。

また、ニックは舞台を去るときに「グループに4人いて、自分がリンゴ・スターだったら?子どもたちと一緒に過ごした方がいい」とも述べていてやたらビートルズに突っかかるな〜という印象。というかリンゴとばっちりすぎる😂

Wikipedia読んだだけだけれど、フォー・シーズンズが所属していたヴィージェイ・レコードはアメリカ国内でのビートルスの初期シングルをリリースしていて、それがあまりにも売れすぎて生産が追いつかなくなり、それによって資金繰りが悪くなったとのこと。この騒動もあってヴィージェイからフォー・シーズンズへの印税も滞り、彼らはレコード会社を移籍したそう。会社を移籍してもフォー・シーズンズの人気に影響はなく、ヒットチャートをビートルズが独占する中で1位を取ることができたのはフォー・シーズンズだけというくらい人気があったみたいです。

このような経緯もあってビートルズとは関わりが深く、またファン層の違いや自分たちの境遇も相まって彼らのことが気になる存在だったんでしょうね。 クリスやジョンもフォー・シーズンズを聴いていたのでしょうか。

 

劇場で見るべき演目

今作は、地に足ついた堅実なストーリーにライブシーンを挿入することでショーアップする作品だから生でライブを楽しめる環境で見るのが1番だろうなというのと、もう一点、メンバーが客席に語りかけてくるスタイルで進行するところも、劇場で、そして欲をいえばもう少し小さい箱(それこそクリエくらいのサイズ)で見たいなと思わされる要因としてある。

私は第四の壁を破る手法が好きなのだけれど、やっぱりスクリーンや画面越しに語りかけられるよりも劇場での方が直接語りかけられる感覚、当事者性が強くなってわくわくします。そんなわけで「わーめっちゃ話しかけてくれる😆」って楽しく見てはいた。

そう楽しんではいたが、今回日生劇場なのに音響が微妙な気がする。特に冒頭のトミーの語りの部分が半分くらいしか聴き取れなかったので、映画で予習してなかったら着いていけてたかわからないな。

最後に、またまた映画との比較になってしまうのだけれど、ラストのロックの殿堂シーン。映画版だと俳優さんたちが老けメイクで登場してぎこちない会話を交わすってのがものすごくいいので、舞台では案外サラッとしていたのが意外でした。舞台は舞台で「あの頃に戻ったみたいだ」っていう台詞もあったし、彼らの精神の姿でのパフォーマンスというふうに受け取ることができてこちらもまた素敵な演出だな〜と感動していました😌

 

映画のリンクも貼っとこう!

ジャージー・ボーイズ(字幕版)

ジャージー・ボーイズ(字幕版)

  • ジョン・ロイド・ヤング
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カテコ

めちゃくちゃ楽しかった〜✨ なにも考えずにチケットを取ったけれど本初日だったこともあり会場もほどよくあったまっていて素敵な空間でした。メドレーでは演者さんたちから拍手の指示が入るので今回は頑張りました💪 December 1963の2拍入る手拍子に苦戦したり、あっきーさんに「皆さんご一緒に」と言われたのでBig Girls Don't Cryを踊ったり☺️ 幸せな気持ちになりました〜

 

あっきーさんのご挨拶はムラタさんが早速文字に起こしてくださっていた!ムラタさん流石すぎます!!