音の厚みに震える『ノートルダムの鐘』6/5 M 感想&考察

はじめての鐘、楽しかった〜!!!冒頭からコーラスの音の厚みに鳥肌が立ちますね〜😆 機会がある方はみんな浴びに行ったほうがいい!

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ちなみに舞台版を見るのは今回が初めてでした〜✨映画と海宝さんver.のCDには触れているので感想に絡んでくると思います。


作品面

楽曲の強さとそれを盤石な歌唱力で届けてくれる四季の強さが合わさって終始圧倒されていました。美しさとおどろおどろしさが入り混じったようなノートルダム楽曲めちゃくちゃ好きなんですよね😭 これオケで上演だったらもっとやばいことになると思う。待ってます。


今作では「人間と怪物、どこに違いがあるのか」というのがメインテーマに掲げられていて、それ自体は好きな部類のテーマなんだが若干押し出しすぎな感じはした。でもそれを上回る演出の面白さがあったと思う!

特に、冒頭のカジ役者が舞台上で背中のこぶと衣装を身につけて顔にペイントするところと最後にそれらを取ってもとの姿に戻るところがものすごく好きだったんですよね。これについて私は今のところ、怪物と呼ばれた男も視覚的な特徴を取り除けばそこに残るのは人間であるということを表していると解釈しています。

それとは別にこのシーンの面白さとして、作品が「ある出来事を描いた」作品から「ある出来事を語る様を描いた」作品に変わるっていうのがあると思います。これは別にカジモドの変身以外にも他のシーンからも感じ取れることではあるのだけれど、このシーンが1番強くそれを表現していると思う。作品全体が劇中劇であることを象徴するカッコいいシーンでした!


それからラストで出演者がみんな顔にペイントをほどこしていることについては色々解釈分かれそうだからみなさんの感想も読みたいなと思いつつ。私はあの場面を見た時に、出演者のみなさんを怪物だとは思わなくて、むしろ皆があのペイントをすることによってペイントは怪物を形成する要素ではなくなる。つまり怪物とは、他の人間と比較した時にだけ生まれる相対的なものであって、比べようとする人間の心によって生み出されると受け取りました。

 


今回は初見でとにかく受け取るのに必死だったのでこの辺については次回以降も見ながら考えていきたいな〜


キャスト感想

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カジ、エスメ、フロロー、フィーバスの4人のバランス感がちょうど良くて、初見で作品を見たかった私には合った回だったんだろうなと思いますね。

 

寺元カジモド

純粋さや心の美しさが前面に出ていたように思う。純粋といっても決して無知ではなくてむしろ物凄く聡い。無垢さと聡さが並び立っていると言えばいいのか。お顔立ちが幼めだから一見子供っぽいようで、その実、内面は落ち着いている印象。

石になろうの歌唱がめちゃくちゃ良かったんだよね〜😭😭😭😭😭 

「花嫁のように〜」

海カジを聴いた時、結構カジパートの中に仄暗さを感じる場面があって、それが最も顕著だったのが「花嫁のように〜」のところだった。そこだけ聴くとそのままエスメを囲い込んでしまうんじゃないかみたいな雰囲気があるんだよね。それに対して、寺カジは同じ場面でもピュアさが全面に出ているので「花嫁」というワードチョイスも大切に扱われる人の例として1番に浮かぶのがそれだっただけって感じがする。

 

岡村エス

出てきた瞬間からかっこよすぎて好き😌💕ってなってしまった。彼女はまさに自分の命を自分に委ねているような人ですよね。

Rhythm of the Tambourine はセクシーなダンスではあるけれど決して誘惑しようとしているわけではなくて、歌い方からは自分が踊ることとそれを見て人々が楽しんでいることへの喜びが感じられた。だからこそ牢でフロローに迫られた時、どうして私を〜っとなるんだよなと。

大聖堂を初めて訪れたときのフロローとのやり取りでカジモドのことを「人間よ!」と言い放つ姿がとても印象に残っている。

Someday、正義の夜明けを自分が見ることはないと確信しながらもより良い世界になることを祈る姿がとても美しい。今作では民衆を率いるのはフィーバスだけれど、もっと後世だったら彼女がアンジョルラスのように戦ったのかもしれないと思ったり。

 

野中フロロー

CDは事前に聴いていたとはいえ、フロローが完全な悪人として描かれないのには慣れない感じがした!あくまでも普通(という言葉はあまり使いたくないのだけれど)の人間であって、エスメラルダに出会わなければその普通から飛び出していくことがなかったんじゃないかなと思わせられる。もちろんカジモドへの接し方はおかしいんだけれども。歌唱パートも低音で落ち着いた部分が多いからこそHellfireでの爆発力がすごい。あれよあれよと常軌を逸していく感じが。大聖堂でエスメと話している間は欲望に苛まれている様子は全くないのに。

意外だったのが、エスメの死体には全く興味を示さないこと。踊り子に出会って欲望が爆発して相手を死に追いやってしまう系の人間って自分が死なせた割に動揺するのかと思っていた。(某作品の某大佐をイメージしてます)

 

神永フィーバス

出てきた瞬間からビジュが強過ぎてくたばってしまった😇 やばいですよ。ほんと、ほんとやばい。「女なら誰でも惚れてしまうそんな色男」の体現度が高すぎるて。

私はなぜかずっとフィーバスのことをいけすかないやつと思いながら生きてきたのですが全くそんな気持ちは起こらなかった。ビジュがいいのにちょっととぼけた感じのキャラクター造形ってのが刺さりますよね。Esmeraldaで「僕は彼女のために大事な仕事を捨てた 自分の怪我よりも彼女が心配だ」ってめちゃくちゃ説明的に歌ってくるところとか笑っちゃう。からのFinalの「パリの人々よ〜」のかっこよさよ。煌めきがすごい✨

 

そんなわけで大満足でした〜☺️💕💕

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ハンカチゲットした✨

 

KAATの座席の見え方について

3階下手側最後列でした〜

背もたれに背中をピッタリつけるとこんな感じ

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最後列特権で少し前のめるとこんな感じ

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薔薇窓は上半分くらい欠けてたかな。

次回が前のめれない手すり席ぽいのでちょっと怖い!