楽日テンションな『ブラッド・ブラザーズ』4/3 M 感想

今日は1階席最後列に座ってたのだが今までで1番音がクリアで歌詞もほぼ全部聴き取れた！

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東京楽だからかみんなテンション高めで良くも悪くもやりたい放題だったな😂

アドリブ集

・サミー兄ちゃんの説明パートで突如客席に飛び降りる柿氏「やべっ！怒られちゃう！」って言いながら階段駆け登って舞台に戻る(意図してはないと思うけれどしてたら恐ろしいが、偉い人に柿澤さんが怒られちゃうってのと母ちゃんにミッキーが怒られちゃうってのがかかっててよかった)

・サミー兄ちゃんの唾飛ばし真似も「今やったら殺されるけど」だった。(今じゃなくても客席に唾飛ばしたらあかんすぎるやろがwww ) ミッキーが唾を錬成する音が完全に柿ジャのそれ。人が唾を錬成する音聞く機会って全くないし、私が一生でその音を聞くのは柿氏の唾を錬成演技を見るときだけだよなーっていつも思う😂

・ミッキーのライオンズ家突撃、昨日コートかけを持って帰ろうとするミッキーに一路さんが笑っちゃってしかもミッキーからそれを取り上げてドンって置いたらコートかけがひん曲がってしまったみたいな話をTLで見かけていたのだが、コートかけ黒いテープで応急処置されてたし、今日もミッキーが持ち逃げしようとするからちょっと一路さん危なそうだったな笑笑 (客席もめっちゃ笑っちゃって初見の人とかわけわかんなかったでしょうに)

・クッションを頭の下に敷いて寝転び、突然静かになったミッキーにエディが「どうしたの？」って聞いたら「あと5分！あと5分だけ寝かせて！」って

・「長い長い日曜日」は芝居歌の根本は変わらず、でも過去見た時よりものびのび歌っている感じがした。やっぱりたくさん歌ってほしいよ。ミスジョーンズで1人で上パート行ったときの歌声とかもとてもいい。

・エソルドシネマのくだりではミッキーが「観光映画」って言った後に何故かエディが「ゾンビ映画」頭から殻を裂くような動きで「パリパリパリパリ」「パリ！」って言い始めた。ミッキーも？？ってなってるしどうすんだこれと思ってたら母ちゃんがいつもの「あんたたち私が昨日産まれたとでも思ってんの？」を言い、そしたらミッキーも「お前のせいだぞ！」ってエディの頭はたいたりしてなんとなくいい感じにはまとまってた笑

・学校でいつも挙手しまくっているものの当ててもらえない岡田さん生徒を伊礼先生が当てたのびびるわ。先生がボラ族？の踊りはどんなだって無茶振りしたら「アナコンダ踊り」ってくねくね踊ってたよ怖い怖い無茶振り怖いから。それもまたどう収集つけんのかと思ったらミッキーをいつもの質問で当てて軌道修正して、そしたらミッキーも「ハンバーガー」って答えながらくねくね踊り出してわいわいがやがやどうにかまとまった

あんまり激しいアドリブはどう軌道修正するのかハラハラしてしまうっていうのと多ステ前提だったり内輪な笑いになってしまうことが多いので、塩梅が大事だなと常々思います。教室でのやりとりはズラのくだり含め微妙かなー。普通に楽しかったは楽しかったんだが。

感想やら考察やら

今日も今日とて堀内さんが素晴らしかった。鎌倉殿に道さんが出てきてもテレビの前で「母ちゃん！」って沸いてしまったそんな日曜日。警官が後ろ向いてる隙にミッキーに中指の立て方を伝授する母ちゃん最高なんよ。

前回の感想では、ジョンストンさんは自分をマリリンモンローに重ねていて、ミッキーが捕まってからは彼のことも重ねているけれど、ジョンストンさんよりはミッキーの方がマリリンに近いんじゃないかって考えを書いたと思う。加えて、今回見て思ったのが、ジョンストンさんの人生とミッキーの人生は重なる部分が多いなということ。2人ともダンスに夢中だったのに多産DVやリストラの影響でダンスを踊れなくなってしまった。時間軸は前後するけれどだからこそエディに「似ないでね不幸なマリリンモンロー」って歌いかけるんだろうな。ミッキーは似ちゃったのよね。

ミッキーは最後、俺は何も持っていない！って言うけれど、リンダの妊娠を母ちゃんに話して「お前には何もしてあげられなかったね」って言われた時には「そんなことない、最高の母ちゃんだ」って言うじゃないですか。あのときのミッキーには母ちゃんにいかに与えられてきたかを知っていたのに、社会に揉まれる中でそれを忘れてしまったんだなっていうのが辛かった。

リンダとミッキーの結婚式で、写真撮られる瞬間は咄嗟におすまし顔する母ちゃんと楽しそうに微笑んでるサミー兄ちゃんがめちゃくちゃよかった。

エディの演説がなぜあんなにぺらっぺらで中身がないんだろうっていうのは初見時から気になっていた。政治家は地位や名誉があってもミッキーのように社会に潰されていく貧困層を救えないという意味では無力だし見掛け倒しだと言えてそういうところを描きたかったのかな。あとはエディはリンダにキスしておきながらリンダとは「ただの友達」ってミッキーに言うから、嘘つきで無力な政治家という大人になってしまったエディを描いて、大人になってしまった2人はもう生き返らないっていうような意味にとらえてもいいのかなーとぼんやり考えた。やっぱりミッキー贔屓になるのでエディに手厳しすぎかな？笑

キッズゲームでのエディの様子今日初めて見た。しんどすぎる。歌に合わせて乗ってるな〜と思ったら指のクロスの仕方どうやってやるんだろうってなりながら実際やってみて、完成した🤞を掲げながら乗り出して。しかも部屋の中をちらっちら振り返ってて明らかにライオンズさんが近くに来ないか確認していてさ。しんどい。しかも結局ライオンズが来たのか、さっと窓を閉めて部屋に消えていった。。。

ミッキーがエディに銃を向けるのは引越し前のお別れとラストの2回。両方とも下手にミッキー上手にエディって構図までしっかり一緒なのを今日ちゃんと認識した。子どもの頃は🤞ルールがあって死ぬことはないけれど大人になればそうはいかない。ラストの発泡音のあっけなさとキッズゲームの爆音との対比も面白い。

過去に書いていないかもしれないけれど今作で私が1番好きなシーンはジョンストンさんとライオンズさんがベビーカーを引っ張り合うところです。あの2人案外喧嘩デュエットがないんよなー。双子も喧嘩デュエットないし。