ついに2回目を終えてしまった。。。
多幸感に包まれた1回目とはまた違った印象で、幸せな気持ちよりも何やらズシっとくる感じでした。多分1週間煮込みまくったおかげで細かい辛さに気付いてしまうから。
初回
今回までの1週間の考察
Yシートを引き換えたら想像より前の方(注釈付き席)を頂けて、しかもトーマスサイドだったのが嬉しかった!前回も次回もアルヴィンよりだったので〜。それもあってか今回はトーマスに寄り添って見てたな。それによるアルヴィンの不在の悲しさもズシっとの理由の一つ。
何から書けばいいのかわからないくらいたくさんのことを受け取ったんだけどまた頭から滑り落ちてしまった笑 最初から順番で行きます。
Write What You Know 知ってることを書くんだ
改めて、初っ端から素晴らしい仕事と帰省のアルヴィンを組み合わせているトムやばいと思う(記憶を繋ぎ合わせて自分に語りかけさせるってやばいとしか表現できないよ)し、作品としてもすごいと思う。どこまでも細かいところを読み解きたくなる。好きだ〜!
アルヴィン「僕のは見たくないでしょ?」
見たくない、のか?ここは後々考えるわ〜
「簡単でしょ?」って言い切れるアルヴィンももしかしたら何か書いたりしてたのかなって想像してしまう。滝を越えてでトムはアルヴィンに対して怒っていてその理由は夢を追わないから。トムはもしかしたらアルヴィンの夢を知っていたのかも。わからないけど。
トーマス・ウィーバーが言うようにってエアネクタイを締めるアルヴィン可愛いよね。
The Beginning 出会い
アル「ベルが鳴るのは〜」トム「映画『素晴らしき哉、人生』より」の後にアルヴィンが振り返って机のトムと顔を見合わせるのが好き。
本屋は「アルヴィンがアルヴィンでいられる場所」ってしんどいな。そうではいられない場所があるってことじゃん。
万里生のドニー演技のバッサァって感じと平方の七面鳥のモノマネ(脇ぱたぱた&手で作ったくちばしを当てて首を動かす)可愛すぎる
God’s Great Library 神の偉大な図書館
このエピソードを「重大」と表現するアルヴィン
右、左、後ろのポケットから出てくる弔辞〜
The Greatest Gift 素晴らしい贈り物
「作家の立ち往生」が道の突き当たりにあったからそういう名前だったということにトムが気付くところがはちゃめちゃに好き。子どもの頃から知っていたことの本当の意味にある時突然気づく瞬間ってあるよね。
アルヴィンがクラレンスなトムを思い浮かべ始めてる時にトムが「あ!」みたいなこと言ってたんだけど何を言おうとしたんだろう。トーマスでぇーす。
万里生前回見た時より梯子登ってない?平方届く?って思ったけど余裕で届くし、友人も別の回見た時に前より登ってない?って思ったらしいので多分登る高さは変わってないんでしょう笑
1876
全編通して1番好きかもしれない楽曲。「こんなの書けたらかっこいいな〜」メロディも内容も訳詞も平方の表情や歌い方も全部好き。
幼い頃のトムの純粋な憧れであり、作家としての原点。それがアルヴィンパパの弔辞の場面で呪いのように歌われるところも好き。神の偉大なる図書館でのすれ違いの原因でもあるわけで。辛い。そこも好き。
トム「素晴らしいキャリアの一押しになりました」って言ってそこでああああって紙を破るのだけど、ここも「ちょっとした一押し」にかかってるのかも。
A Better Place より良い場所
トムが一瞬大人に戻って「アルヴィンはトム・ソーヤの一節を盗作した」って言うところを噛んで、そしたら万里生アルが「え?」って言って平方トムも「え?」って返して、それがちょうどトムが第4の壁を超えてそれをアルヴィンが不審に思ったみたいなようにも見えてカバーの仕方が好き!!!ってなった。生の舞台特有の緊張感と楽しみ。肘のお家芸も好き。
万里生、ディズニーランドの言い方どうした???1週間で何があったの😂
アル「どれだけ愛しているかも」についてはなんとなく母親が子どもに言うような印象に感じられた。家族とか両親に抱くような愛みたいな。アルヴィンは幼いときに母を亡くしているし、アルヴィンは「子どもにとって親は世界の全て」(いじめっ子と悪党ども)とも言っていたかと思う。この辺を考えるとアルヴィンにとってトムがいかに大きな存在であったかを感じます。これに対してトムは「君って女の子だったの?」って的外れな返事をするけど、照れて取り消したりせず書かせるアルヴィンもなんだかんだ書いてくれるトムも愛おしいです。小声めな「あるゔぃーんけるびーん」も
A Stupid Squashable Bug むかつくピラピラ虫
トムはこのままだとアルヴィンはいじめられるって思ってるわけだけど、だから一緒にいたくない!ってなるのではなく一緒にいるために変わってほしいなところがトムの可愛いところですね。「普通にな〜れ」のな〜れの部分の歌い方がちょっとおまじないみたいで可愛い。雑誌を手に取ったアルヴィンを見て豪快なガッツポーズを決めるトム。
蝶を見て「何も起きない」と言うトムに対して「起きるよ」って言うアルヴィン。蝶の羽ばたきで火星の雪は解けなかったかもしれないけど、その羽ばたきがきっかけとなってトムは「バタフライ」を書き、作家になっていくって考えると「何も起きない」と否定した方のトムの人生が進むきっかけになる面白いシーンだなと思った。
Bullies and Thugs いじめっ子と悪党ども
アルヴィンを助けたトーマスだけどなんか絶妙に弱そうで情けないところがツボなんですよね。決してトーマスも強い方ではないんだな。だからこその「普通にな〜れ」なんだなと。
What Alvin Was Thinking アルヴィンが考えていたこと
アルヴィンが「考えていた」こと。アルヴィンが死んだとき何を考えていたかはわからない。それはトムがその場になかったから。この時はトムがそこにいたから考えを知ることができた。その対比が現れるのが辛いけどいいシーンだー。
物質的な記憶は強く残るけれど、肝心のママの記憶は薄れていってしまう。アルヴィンはまだ幼かったから記憶があまり残っていなくてママのストーリーを語ることができないんだろうな。
God’s Great Library 神の偉大な図書館
1876 vs Write What You Knowがしんどすぎてもうダメだ。
A Neat Career 素晴らしい仕事
バタフライ、平方の歌い方で一瞬、東洋な風が吹くところあるんだよな。ヒッタイト〜。もう歌がうまいんよ。声量クソでかいんよ。最高なんよ。
アルヴィンは「一緒に行きませんか〜」までにこにこしてるけどその後「僕は蝶〜」から虚無になる
Over The Falls 滝を越えて
「ジョージ・ベイリーのように夢をあきらめている」アルヴィンに腹を立てていると言うトム。
アルヴィンはどうして「寂しくなる」と2回言うのか。
ジョージベイリーには枝を投げるレッスンが必要かな?の後の頭わしわしは罪。罪ですよ。アルヴィンに対するではなく客席に対するね。
止まる滝の音、耳の下へのキス。町に残るアルヴィンと町を出るトーマス、生きてゆくトーマスと死んだアルヴィン。その間にある耳の下へのキス。留まるものから旅立つ者へのキスなのか。
「はじめてのさようなら〜」のメロディやっぱりとてつもなく綺麗。月並みの言葉を並べるっていうのが寂しいんだよね。
トムは出発が楽しみなことをアルヴィンに知られたくないと思った。そっか。そっか。もう考える力が停止してきた。万里生カメラにノリノリでポーズを決める平方が救い。
香水!香水!何してんのトム😭 初見時アルヴィンと一緒になってすごい困惑してしまった。「季節は〜」のユニゾンが美しくて寂しくてたまらない気持ちになる。木の葉が舞い散るのが見える。
日本語不明だけど、トム「But nothing change for Alvin.」アル「Everything Changed.」はぁ辛いな。
The Homecoming 帰省
雪合戦の記録:トムはアルの顔に弱めに2発、アルは強めに投げるも当たらん、からの投げ合い。やっぱり天使作りはタイミング合ってるのが正しいんかい!アフト回は思っきしタイミング逆になってたから笑
Angel in the Snow WIP 雪の中の天使書き途中
トムはアルヴィンに対して「子どものまま」と言う。けど、アルヴィンはトムに「幸せそうでよかった」って言うんだよ。「寂しくなる」じゃなくて。大人になっているのかもしれないけどトムは気が付かない。
アル「すぐに身を固めさせるだろうね」させるにトゲを感じるよな。「僕の名前をつけてくれるかな?」「・・・」「犬にだよ!」はBW版だとちょっと寂しそうに言うんだけど、万里生は結構元気に言うから変わり者アルヴィンとしての発言なのか強がっての犬にだよねのか判断できない〜。
An Innocuous Innocent Nudge 無害で無邪気な軽い一押し
「ベルが鳴るのは〜」って入ってくるトムめっちゃ好きなんよ。いい奴だよ君はってなるし、それに対して「うん」とだけ言うアルヴィンしんどいしんどい。
「大人になったみたいだ。君になったみたいだ」アルヴィンはトムを大人になってしまったと思っているし、自分のことも大人になっていないって認識してたんだね。
トーマスの「なぜいつもさようなら」が好きなんだ。トムも辛いんですよね。どっちも辛いんですよね。辛い。出会ってしまったらもうさようならしかないんだよ。
「待ってよ、説明させてよ」
Weaver- Table For Two 2人用のテーブル
途中で振り返って眺めるアルヴィン
「言ってくれれば」「アルヴィンは理解しなかったと思う」「したよ」ってやりとりは実際のアルヴィンとは交わされていないやりとりなのかな。この時期会ってないよね。電話で話した可能性はあるけど、どっちなんだろ。
Money and Prize お金と賞賛
アルヴィンの「すごいよね〜」はアルヴィンが手紙で書いて送ってくるということなのだろうか?ここも会ってないよね。
前回よりもチクチクするし怖めなアルヴィンだった。
Angel in the Snow WIP
万里生アルが上から落としたクリスマスカードの1枚目が奇跡的に机に乗ってさ〜😇 2枚目からは乗らない悲しみがえぐかったわ。
ここは返事くらい書けよ??ってアルヴィンのモンペになってしまう。
God’s Great Library
トム思ったよりも酷いこと言うよな。小さな町の小さな本屋で本を売っているケルビー親子への侮辱。
「冗談だろ?」「賞賛は渡さない!」がきっつい。
「アルヴィンを見てなかった」も悲しいけれど美しくて大好きな曲。アルヴィンこそが芸術家であったこと、アルヴィンがトムのひらめきだったことに気づく瞬間。それは絶望として描くこともできるんだろうけれど、あたたかいメロディに乗せているのが好きなんです。
The End おしまい
「なぜ町を出なかったのか、なぜ本屋を売らなかったのか、なぜ僕たちの友情から離れなかったのか」
アルヴィン「ジョージ・ベイリーみたいにクラレンスを待っていたのか。僕のところには決して現れないのに」アルヴィンにとってトーマスはクラレンスなのか。トム(兄ペア)も記憶の中のアルヴィンにクラレンスの服を着せている。意思をもってかはわからないけれど、2人はお互いにクラレンスを見出しているのかな。
「ほんとはもっと期待してたでしょ」でトムのほっぺをうりうりするアルヴィンかわいい。雪の中の天使をアルヴィンに手渡すトムの決まりが悪いのか恥ずかしいのか頭をかいてる感じもかわいいよね。
アルヴィンは終わりがあればアルヴィンの本を閉じることができるってことを示す。それでも「終わり」はトムがその場にいなかったから見せることはできない。ラスト、トムが台本を閉じて彼ストーリーを語ることでアルヴィンの本は閉じられるのかもしれない。
青くて暗い照明の中、最後の雪が落ちてゆくところが、ひっくり返したスノードームの雪が全部落ちるみたいで美しかった。
カテコ
万里生「メリーークリスマス!」平方に向かって「言って」みたいな口パクするけど状況が飲みこめない方元基。結局耳打ち。平方「メリークリスマス!」声も動きもでっかい。
帽子はやっぱり被るしなぜか退場前に始まるプロレス。楽しそうで何よりです
そういえば、14日のアフトで万里生が「僕にしか見えないんです〜」って言ってた表情、壁席だったから見えたよ!確かにいい顔してる〜
今回は作品の分析に偏った見方をしてたかなーと思うのだけど、毎日somlについて考えている時間は幸せで、そしてここで考えたことや作品から受け取ったものは今後の私の人生に深く関わってくるんだろうなと確信しています。そんな作品に出会えたのが嬉しい☺️
25日は力抜いて浴びてくるわ!