Mind Palaceがない代わりに

来年には大学生じゃなくなるのでタイトル改めました。

somlの1週間煮込み (次回観劇までの期間に考えたこと置き場)

当日

2日目

観劇してから毎日CDを聴き、幸せな気持ちになったり、あれ?地獄だが?ってなったり兎にも角にも考えまくっているので来週の2回目までに考えたことを書き残そうかなと思います。

 

帰り道はなんか幸せで満たされていて心がぽかぽかしたり目に涙が滲んだりしていたのだけどお話を思い返せば思い返すほど何に対してそんな気持ちになっているのかわからない不思議。

 

心は温泉、頭は地獄みたいな。ディテールを思い出すほどに闇を見つける。私の中で闇ミュージカル枠にしっかり分類されつつある。オーラが光なのに本質が闇よりなのよ。

 

子供時代の2人の愛らしさにはほわほわする。心がぽかぽかする残りの成分はもはや音楽だけなのではないかという気までしてくる。音楽が優しくて訳詞も柔らかくて心があっためられる。

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おえかきした〜 エアーはたきがかわいいんよ

 

3日目

トーマスは自分の記憶の中のアルヴィンと向き合い、弔辞を書くという約束を果たした。あの後トーマスは作家としてどう生きていくんだろう。そこにない物語だけど考えずにはいられないよ。

自分の書いた物語の発想源がアルヴィンであることに気づいてなかったけれど、アルヴィンのことばかり書いてきた。これに気づいたトムは

①記憶の中のアルヴィンを描き出し続ける?

何千もの思い出を一生かけて書き続ける?ロマンチックすぎる呪いじゃないか。ないかもしれないけど全て書き切ってしまったらどうなるのか。アルヴィンとの思い出は彼の死によって一生更新されない、増えない、その中から書き続けるって辛すぎやしないか。

②別の題材で書く?

私は現時点で、トムにあった才能は「描き出す」才能で、「物語を作る」才能ではなかったと思っている。

追記感想で「観劇中、バタフライの時の万里生アルヴィンのあの表情はトーマスが飛び立ってしまうことに対してなのかなって思ってたけど、それに加えて自分が与えたインスピレーションがトーマスに翼を与えてしまったことに気づくみたいなのもあるかもしれない。ただトーマスの旅立ちを確信して悲しんでいる顔には思えなくて。」って書いた。ここについてバタフライの歌詞を考えて少し追加すると、

トーマス🦋はアルヴィンっていう着想の源の羽を得て飛び立っていく

トーマスは風であり、全ての始まりはアルヴィン🦋の羽ばたき

っていう2つの見方が出来るかも〜って考えた。どちらにしてもトムはアルヴィンなしで物語を書き続けられるのかわからないなって。ということは①になるんだろうか。

 

それはそうと、弔辞を読むアルヴィンに本物の才能があると気づいてしまうトーマスの図、平方のお家芸が発動してて最高でしたね🥺

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友人とノリでスマホケース作ろってなってそれ用に描いたし注文までいった。ちょいとカーラーが芋虫みたいになっちまってるが気にしないのさ🦋

4日目

死ぬことって呪いになるよな。アルヴィン・ケルビーしかりアンリ・デュプレしかり。アルヴィンがトムを呪おうとしたわけではないと思うけど。

 

死者が死に至った経緯や心情がわからないまま物語りが進んでゆくところはDEHにも通ずるものがあるなって思ったり。

 

ミセス・レミントンの‘Cause mrs. Remington knew that the battlefield of childhood was easier with two. 「子どもの世界だって大変だから二人の方が心強いと」ってめっちゃ素敵。バトルフィールドなのね。

 

"There's gotta be thousands of stories in the head of yours. Tom. Just pick one and write it down."って台詞はバタフライの前とかSaying Goodbyeのところとかで繰り返されるけどアルヴィンが一言一句変わらずに同じことを言うとは思えない。強く印象に残っているから記憶の中のアルヴィンにいろんな場面で言わせてしまうんだろうな〜って考えたら「トムの記憶の」アルヴィンっていうのが強調されて辛くなってした😂

 

首へのキスについて。なんでその場所なのか頬とかではないのかって考えてたんだけど、その前にアルヴィンが香水を嫌がってハグを避けるところと関係してるのかもって思ったり。

 

昨日はトーマスには描き出す才能しかないって書いちゃったけど1876では、アルヴィンが送った本であるとはいえ、その本から感じ取ったことやそこから考えたことはトーマスの発想力だしユニークな考え方だな〜と思った。

 

そういえばスマホケースもう印刷に入ったらしい。

5日目

滝について考えていたけどこれは明日映画見てから深めた方が良さそう

6日目

どうか無理しないでほしい。演者さんももし辛かったら今後の公演を中止にしてもいいと思う。お金とか会社とか契約とか色々あるだろうけど演者さんの心が守られていますように。

 

素晴らしき哉、人生!』見ました。クラレンスに出会うまでが辛すぎて(特に子どもに当たるシーンが😭)、トムとアルヴィンはこんなハードな映画を毎年観てたのか!?ってなってたんですけど後半怒涛のカタルシスでしたね。

 

アルヴィンの衣装はクラレンスよね。

①アルヴィンは独立記念日で町から出ない自分をジョージに重ねている

クラレンスの仮装をしたのはトーマス

③劇中のアルヴィンはトーマスの頭の産物

④「ベルが鳴るのは〜」をアルヴィンはいつも言う

あの衣装のアルヴィンは生前のアルヴィンの存在の大きさをトーマスに示すクラレンス(ジョージに彼の存在が町のみんなにとっていかに大きいかをしめしたみたいに)なのかな。生前にアルヴィンがクラレンスの服を着たってエピソードは語られてないから、トーマスの頭が勝手に着せてると思うとなんかかわいいな。

7日目

あーーー明日だーー!楽しみだけど見たら私の2回目が終わっちゃうよーやだー😩

 

なんにせよ、ホリプロさん!どうか、どうかライブ録音CDを販売してください。何卒!

ボーナストラックで平方アルのミセス・レミントン、万里生トムのバタフライ、水色版雪の中の天使入れてくれたら泣いて喜びます。

 

当日電車の中

変わらないアルヴィン、変わってゆくトムってどっかで書いたかもしれないけどちょっと捉え方変わってきたかも。劇中でもアルヴィンが成長していると感じる瞬間がどこか思い出せないけどあって(今日確認するポイント)、それとは別にアルヴィンはトムが大人になっていくよりずっと早くからアルヴィンとして完成しているなーというのを感じる。

 

この物語は「真綿で首を絞める」物語にもなり得たしアルヴィンの死はトムへの呪いにもなり得たけれど、そうはなっていないと(私は)感じられるところが深く考えたくなる魅力だよなと思います。あくまでもトーマスと観客にもたらされるのは救い。

3Dすぎて記憶がない『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』12/14 S 感想

解禁があってからチケットは取れるのか、取れなかったらどうしていいかわからないからなかったことにしよう!とかなんとか騒いできたsomlを遂に生で見たということにまだまだ実感が湧かずどこかふわふわしております。劇場から出た時にはディズニーランドから帰りたくなかった10歳のような気持ちになってしまったよ。

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今回は私のための感情の記録が優先。お話についてとアフトについては後ろの方に書きました〜


今日はとんでもないお席に座らせていただいたので目の前で紡がれる物語が物理的にも精神的にもあまりにも近くて今までにない演劇体験でした。そうですね、「体験」という言葉が1番適している気がします。


タイトルにも書いた通り、平方トムが勢いつけて前方に来た時とか3D映画みたいにそのまま飛び出してくるのかと怯えたり、万里生アルヴィンのジャンプで座席が揺れたり笑 そう雪!雪も降ってたんですよ!そこにトーマスとアルヴィンが居て、喋ったまま歌ったままの声が届くから、あまりにもそこに存在していて。しかもたまたま題材が私自身に通じる部分が多すぎて、作品に飲み込まれていた感覚。その感覚をうまく書き残せない自分に今とてもがっかりしてる。


そんなこんなで今までにない経験だったから、2人の一挙手一投足に心が捕らえられていつもみたいに作品を考える要素が全く拾えてなくて、というかもはや記憶がほぼなくて困っている。平方は安定にやば方元基だったし万里生は万里生で万里生だったからほんっと色々かわいいとかかっこいいとか思う瞬間がたっくさんあったのにそれすら記憶にない。瞬時に更新されるから記憶してる暇がない。平方の眉毛の動かし方がたまらなく好きだな〜とかはギリギリ覚えてるけど。


今日までネタバレを避けようと、バタフライと雪の中の天使しか聴いちゃダメってルールを科していたのでほとんどが初めて聴く楽曲だったのだけど、ほんとうにメロディラインが美しいし、2人して楽曲の良さ引き出してくれるから魂に染みる。特に平方の1876〜よすぎる。大好きだわ。しかもトミーって言ってたよね自分のこと。Saying Goodbyeのメロディも涙が出そうなくらい美しいし、雪の中の天使のハモリは天上の調べだよ。お話についてはまだ詰められてないから私の胸がこんなにもいっぱいになってる理由は音楽的なものも大きそうだな。


お話についても少し🤏


帰省のシーンの雪がトムのズボンのお尻につきっぱなしになったり、アルヴィンの頭に乗っかりぱなしになったりそういうの好き。


序盤の幼い日の2人が可愛すぎるな〜はたきで祈るアルヴィンとエアはたきなトム、「待って!!!」で肘を床に叩きつけられて痛がるトム(すごい音したし客席めっちゃ笑ってた😂)、ぶすって顔したりあのデカい図体をまっすぐにしてぴょんぴょん跳ねたり。なんか平方のことばっかり書いちゃうけど万里生はなんかいつも通りの可愛らしさなので!

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その分14歳以降は辛すぎて😢 変わることを求めるトムと変わらないアルヴィン。バタフライの裏でアルヴィンがあんな顔してるなんて聞いてないよ!最初はあんなに楽しそうにはしゃぎながら聴いてたのに。バタフライのときのアルヴィンの表情、トムの枝は滝に落ちるけどアルヴィンの枝は落ちない、ただ最後には滝に落ちる、滝に落ちたママのローブ、滝に落ちるアルヴィン。この辺についてはぼんやりと考えつつまだ答えを出したくないなって気持ち。

【一夜明けての追記】

観劇中、バタフライの時の万里生アルヴィンのあの表情はトーマスが飛び立ってしまうことに対してなのかなって思ってたけど、それに加えて自分が与えたインスピレーションがトーマスに翼を与えてしまったことに気づくみたいなのもあるかもしれない。ただトーマスの旅立ちを確信して悲しんでいる顔には思えなくて。追記終わり


そして耳の下(首)へのキスは全然飲み込めてない。特にトーマスからのがさらにわからない。首っていう場所とキスそのものっていう2つの軸で考えないと。アルヴィン→トーマスの気持ちに私は恋愛感情を感じなかったのだけど、頬とかではなく首なのがきになるよな。しかもトーマス→アルヴィンのキスがあるからやっぱり恋愛じゃないと思うんだよね。ではなぜ首なのか。うーんまだわからん。次回見る時の課題。

 

クリスマスカードの差出人が最後だけアルヴィン・ケルビーじゃなくてケルビー家なのも気になるな。紐解きたい要素がたくさんある。


私はこの作品のことを大好きだけどお話が好きかはまだわからない。トムは弔辞の制作を通してアルヴィンと向き合うけれどそのアルヴィンはあくまでもトムの記憶に生きるアルヴィンであって橋から落ちたアルヴィンではないってところが辛いんだよね。でもアルヴィンが「君はいなかった」「ない記憶を探さないで」って言うのはとても好きなの。私はトムの目を通したアルヴィンに感情移入しまくっていたけど、あくまでアルヴィンのストーリーを通して見るトムの物語なんだろうな〜ってこれを書きながら思い至りやっぱりお話も好きだという結論に達する。

 

この作品は辛いのに幸せになるから不思議だな。逆だったら辛すぎて耐えられなかったかもしれない。万里生アルヴィンはなんだかんだ打たれ強い感じするから見守れるけど平方アルヴィンだったら確実に耐えられない。とりあえず見て試したいから逆の再演お願いしていいですか???

 

一応書きたいこと書けたからアフトのこと書くか〜アフトは笑いすぎて記憶がない😂

あんなに笑ったアフトは初めてだわ笑 

・万里生「最後のうん!みたいな顔する元基がすっごいイケメンなんですよ。」からの「僕ここに立つから(客席に向かって)ちょっとやってよ!」の流れがもう面白すぎて爆笑してしまった。しかも平方も顔真っ赤にしてしゃがみ込んで笑ってたのにちゃんと立ち上がって😏ってやってくれるのも好き笑 「明日からこんな顔🤪してるかも」とか言うし。

・「マジフライ」とか「ぽんぽん」とかとんでも発言飛び出しまくり。ぽんぽんのくだりはベストの下からはみ出したネクタイを万里生が「それほんとは中にしまっとくんだよ」みたいに言ってる中ペロペロしてる部分を持って「コンニチワ!」って遊んでたしあれまじ何?🙃f:id:yadokarinko:20211215222855j:image

あのペロペロ、実は劇中も気になってたからさらに笑ってしまって。だって多分動きすぎてめっちゃ左腰の方に寄って飛び出してたからなんかベストの中でネクタイすごい斜めになってんのかって思ったら面白くなっちゃってさ笑 あとで図を書いて足すわ。

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・万里生「元基は脚が2mある」オタクみたいなこと言うじゃん。たしかに実際2mあるけど。

・セットの模型を見せたいがために持ち上げようとして破壊しかける万里生もおもろすぎる。下の本に固定されてたからミシっみたいな音して笑うしかなかったよ😂

・万里生のアルヴィン衣装の話になって、新ペアみたいな新しい衣装も作ってもらってたけどプロデューサーさんに「こっちの方が似合う」って言われてこの衣装になりました〜って話してるときに、平方が「絶対こっちでよかったよ。暑いし」みたいなこと言ってたけど全然聞いてない万里生の図も面白すぎた。聞いてあげてwwwww

・万里生が来年か再来年に2人でまたやりたいってはっきり言ってくれたのがめちゃくちゃ嬉しい。万里生アルヴィンやる気満々だけど平方が逆かもしんない!って言ってたからどうなるでしょうね笑笑 

 

なんにしろ、音源をくださーーーーーーーーーーーーーーい。

 

 

 

 

 

世界初演見てきての率直な感想『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』12/8 S 感想

恐る恐る初日を取ってたので見てきました🥺 オープニング動画とかゲネ写真とか色々出てたけど初見の衝撃のためになるべく見ないようにして挑みました笑


私はあんまり乗れなかったのでそんな感じの感想です。原作も未見です!小野田トキと伊レイ好きだったからその辺多めにキャスト中心感想→作品全体の感想で書くつもり〜

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キャスト中心感想

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伊レイしか勝たん状態。まず出てきた瞬間ビジュがいい。ビジュ撮影より格段にかっこいい。初見だしなるべく全体を見ようとは思ってたのだけど、内容が刺さらないようだと察し始めたので1幕後半からは結構伊レイウォッチャーになってしまった笑 ケンシロウとユリアが離れた場所でデュエットするシーンとかも上手手前のレイとマミヤを観察してたわ。マミヤが渡した水飲み干しちゃったり、マミヤの横顔を笑顔で眺めてたりしましたね。死ぬ前に、「復讐の鬼と化して我を失ってたけど人間として死ねる」的なこと言ってたけどこのシーンもあるし序盤から普通にいい人感あるよね。原作だともっと極悪非道な時期もあったのかなって。あとは何より歌がうますぎるのですもう好きですよ。伊礼トート本役やってほしいよ。たくさん歌って暴れ回ってほしいって改めて思った。歌が上手い人好き。月末はジュウザも見れるので楽しみ!


小野田トキ〜というかもうただただ小野田のことが好き。歌が上手いんじゃーー。小野田が歌い始めると空気が変わる。そして歌がうますぎてにっこにこしてしまう☺️ 帰りもCD聴きながら帰りました。捕まってて助け出されるところはお姫様みたいだったわ。プリンセス小野田と伊礼アリエル(フライングの意)って思っちゃった。

踊れる人だから拳術の形もなめらかで水?の拳?(よくわかってない)って感じでよかったです。幕間のTwitter下書きストックでは、動きがなめらかプリンって書いてた。わからなくはないな。小野田トキは弱さや隙が一切見えなかったけど和樹トキ絶対すごい苦悩してそうだから楽しみなんだよね〜 2人ともビジュはセーラームーンみあるけど。


伊レイと小野田トキのデュエットうますぎてめちゃくちゃ楽しかったよ!うまい×うまいは楽しいでしかないのよ。圧倒的安定感。Wジャベと思いきやWジャベではないのよね、まだ笑


横長の舞台がキラキラしてると宝塚みたいだな〜って思ったところからの川口リュウケン強い!上手い!強い!好きだわ。出番ばり少なくて悲しいのよ。だって上手いんだもの!!

理生ジュウザは1幕冒頭から2幕まで出番ない上に見たことないタイプのコミカル理生さんだったので????ってなってたらすぐ死んでしまって????ヴィーナスの森は楽しそうで何よりなのだが曲との相性が悪いのか歌詞が聴き取り辛い&木のセットがちゃちいのが気になる。あと曲終わり暗転中の塩田先生がぐわんぐわんに踊るように指揮してて☺️☺️☺️ってなりましたね。


福井ラオウ出番かなり多いのに歌が少ないのだが!?歌で殴られたいんだよ!明らかにソロ曲入られそうな場面(ラオウが馬に乗ってて周りを手下とシンがくるくる回るとことか)がインストでぐぬぬぬってなってしまったよ。最後は謎の昇天で私はどうしたらいいのかわからずぽかーんとしてしまった笑

そういえばラオウソロ曲の後ろで馬がぱからぱから待機してるの気になりすぎた。あと虎の場面もだけどパペットなんとかしてほしい。


大貫ケンシロウ、飛び蹴りと回し蹴りを連発し、バク転をし。あたたた叫び圧倒的にハードなんだけどシングル大丈夫かしら。身体ボロボロになりそう。動ける人の殺陣見ててすごい楽しい!ワイホは曲難しいしソロ曲は厳しいなってとこもあったんですけど、コーラスがサポートする場面もありその手法いいなって思いました。

 

平原ユリアは動きや歌声に人間味がなくてなんだか不思議なオーラをまとっているので劇中全ての男に惚れられている設定にも違和感がなくはまっているな〜と思いました。柔らかいんだけど1番強いみたいな印象だった!2幕の氷と炎は圧巻。


バットの渡邊くん、リンの山崎玲奈ちゃん、マミヤの松原さんも歌素敵だった〜

 

作品の感想

見ながら実感したのは漫画をミュージカル、というか3時間くらいにまとめるのキツいよなってこと。入れないといけないエピソードが多すぎて、出来事の羅列になってしまっている印象。加えて登場キャラクターが多い分掘り下げる時間が足りない。ミュージカルはソロ曲でキャラクターのその人らしさを表現できる強みがあるけれどそれでも尺がないとなかなかキャラクターに対して感情を持てないなと。植原さんのシンとか、めっちゃいいキャラだから描きこめば、こう、うああああってなりそうなのに尺!って思ってしまったよ。あと歌はあのなんとか、はい、してほしいというのはある。全体に演者さんたちはよかったんだけど、多分脚本の段階で私には刺さらなかったんですね。


脚本が荒くても演者のパフォーマンスでねじ伏せてくる作品もあるし私はそういう作品も好き。今回は大貫さんの踊り、レミチーム&平原綾香の歌唱力がすごいからそれでねじ伏せられるかもと思ったけど得意分野の方向性が違うから踊り(バトル)のシーン、歌のシーンそれぞれで温度差が生まれてしまってたのが勿体ないと思った。バトルシーンは薄い幕下ろしてプロジェクションマッピングしてるときが迫力あって楽しかった!その分それがない時に物足りなく感じる。

だから、小野田トキ伊レイデュエット(あれ最高すぎるよ。音源ほしいもん)とか2幕のユリアソロ曲とかスーパー川口タイムとかはねじ伏せ入ってて楽しかった。福井さんももっとゴリゴリに歌わせてほしいよ。


私があーだったらこーだったら言ってもしょうがないから聞き流してほしいんだけど、もっとエピソードをシーンとして再現せずに台詞の中に過去の出来事として描き出せればいいのになと思いました。例えば冒頭のトキがユリアとケンシロウを核シェルターに入れて自分だけ被曝するシーン。あそことかは台詞でその出来事があったことを伝えるみたいなのでもいいのかなと思ったり。ほんと素人考えで何言ってんだって感じかもだけど私の率直な感想だから書き残しておく。

 

【12/9 追記】

私には刺さらなかったけども、この攻めた題材と新鮮さを思うとホリプロミュージカル部門への好感度が上がってくるな〜。攻めの姿勢でいいと思う☺️ FNSを見てチケット取ったって人もTwitterで見かけたし、これから作品も、日本ミュ界ももっと盛り上がったらいいな!って思えてくる💪

 

2回目の感想も書いたので置いておく

場面の羅列感が薄くなっててかなりブラッシュアップされてました!!

 

 

かの首領がちらつく『蜘蛛女のキス』12/7 S 感想

今年は石丸さんon芸劇で始まり石丸さんon芸劇で終わるのかと思いきや、観劇初めはオペラ座だったし納め予定はマッスル大会でした🥺

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久しぶりの芸劇プレイハウス。やっぱめっちゃ見やすいな(2階の話、1階は座ったことない)。視界ストレスフリーで舞台を観れるってなんて幸せなんでしょうか。どこもそうであれ。

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さて、作品の感想に。TLで見かけてたほど鬱ではなかったかな〜やっぱりスーパー安蘭けいタイムがかなりあるからですかね笑 かっこいい。全ての衣装が似合うけど白燕尾ですわ。バスタブからドレスで出てくんのも素敵すぎたし。表題曲はうますぎて動揺した。音域ドンピシャですね!!


私的瞬間最大鬱はママからの差し入れですかね。バレンティンと同じように「ママは病気なんじゃ?」とは思ってたし察してはいたけどあんな自分で書いてるところ見せられると😩ってなるよね〜鬱〜。


石丸モリーはとてもかわいい。おしゃべりで踏み込んでくる感じがたしかに最初は面倒くさいけどどんどん心を許してしまうバレンティンの気持ちがよくわかるかわいさ。Dressing Them Upも可愛くて素敵だけど、やっぱりラストのOnly In The Movie的なバズーカが好きよ。

終盤の、電話をかける(革命に手を貸す)=男になるという構図についてはしっかり考えたい。そしてこの構図自体は現代の私から見れば、そんなわけあるかって話だけど古い作品なので無視しときます。

とりあえず拾えた要素を

モリーナ自身は「男にしないで」って言ってる

②でもThe Day After Thatを聴いている時の顔は輝いている→映画として?それとも革命に惹かれている?

③ありのままでいいと言ってくれる母との関係(たつきさんやっぱりうまい!love!出番少ないけど!!!!!)

④もし女だったら的な曲(うろ覚え)

⑤蜘蛛女とのタンゴでは男役だったよね多分、ドレスの女と燕尾の男


劇中で集めた要素だけだと⑤が浮く気がするんだよね。モリーナは男になったわけじゃなく愛のために、モリーナのままで死んでいったと私は思っているので、だとすればモリーナがタンゴをリードする必要はないのかなとおもったり。けどわかんないタンゴよくわかんないからリードしてたか不安。

 

腹痛バレンティンの世話をするシーン、看守にはいかがわしいことをしてると思わせるってのが、自分の評価を下げてもバレンティンを守る(医務室に連れて行かせないように+おそらくバレンティンの自尊心もかなり守られたはず)モリーナの自己犠牲的な愛が表れていていいシーンだなと思いました。

このシーンは「仕事にはしたくないわね」から「これが仕事だったら大変よね」に差し替えになってましたね。TLで抗議があったことなどは見ていたので、あーこれか!と。難しいところですよね〜、今回の改変は物語の本筋に直接関わらないので変えても大丈夫そうだった。でもこういった原作や脚本の書かれた時期の古い作品なんかは、変えて上演するのか客席が了承した上でそのまま上演するのか、その作品をあえて今上演する意義はあるのかとか色々考えちゃいますね。私個人としては新しい作品の方が安らかに見れる場合が多いので好きです。と言いつつも古い作品を見る機会がなくなるのもさみしいですよね。


相葉バレンティンは配役がずるすぎますよね。数ヶ月前に赤い首領やってた俳優にこの役やらせるって〜!?

1幕で弱気になって「何も成し遂げられず死んでいくんだ」とか言い始めた時にはおいおいそんなこと言わないでくれよ😭ってなっちゃうし、モリーナに「バリケードに突っ込むような男」とか言われるのもリアリティが笑 見えちゃうよ砦が。

2幕のソロ曲The Day After Thatめっちゃよかったな。1幕は上きつそうかなと思ってたけどここの馬力すごかった。一気に革命に引き込まれる。

後半の革命のためにモリーナに色仕掛けするバレンティンを見て、かの赤い首領が同じ状況に置かれたらどうするのだろうかとか考えてしまったよ。もちろん彼は砂利の上で女を抱いたりしないので全くの別人だけども革命に全てを賭けてる人だからね。革命のためにルカビュクできるし大義のためなら自分の命すら惜しまないから身体くらい、なのか。はたまた毅然とした態度で獄中生活を続けて死んでいくのか。うわ、どうなんですかね?

 


そんなこんなで劇の外側にある事柄についてもかなり考えながら見てしまったのでした。

 

11月の鑑賞記録(🐻の話/憎しみの瞳とTake Me or Leave Meは女子2人いたら絶対歌って!)

N2NとBBの解禁を異常なテンションで喜んだけどお財布が死滅するし、そもそもN2Nはチケット戦争も激戦だろうしもう色々と怖すぎますね🥺

Interview with the Vampire: The Vampire Chronicles (1994)

クローディアのママしてるレスタト可愛すぎるんだけどー!!!登場ヴァンパイアたち全員でルイのこと大好きすぎるの面白いけど私はレスタトが好きですよ。Sympathy for the Devilの使い方が最高。

 

What If… ? (2021)

本筋で死ななかったキャラクターがばたばた死んでいくのが結構きつくて序盤好きにならなかったんだけど後半はMCUらしくてMCUって感じでよかったかな。どっちにしろそこまで好みではない。エターナルズまでに見るぞって決めてなかったら離脱してたかも。

youtu.be

 

マリー・アントワネット』A version (2018)

改めてとてもいい作品だし大好きだわ。細かい好きポイントが書ききれないくらいある☺️ ソニグリットのとんでもない求心力に震える。一緒にヴェルサイユ行進したい。どこまでも着いていきたい。オルレアンに金で雇われなくても着いていくよ。玲奈マリーは天才的に可愛いのに芯が強くて孤独のドレスはOMO並みの迫力。2人の憎しみの瞳は楽しすぎて満面の笑みになっちゃう。睨み合う表情が最高。DVDのカット割りも気合入ってて好きです。古センも歌声の切なさがフェルセンの運命にマッチしすぎてて怖い。遠い稲妻あなたには届かないのか〜の「か〜」の響きが天才。

DVDに残してくれてありがとう東宝さん。それはそうと今年のオルレアンsが恋しいので、CDとか待ってますよ🥺

 

フランケンシュタイン』柿澤・小西 version (2020)

3回目にしてやっと冷静に受け止められるようになった。多分役者が違ったらここまでハマらないし、演技パート多いからそこで作品としての流れが途切れるなとか客観的に感じるけどそれはそうと感情ジェットコースターで全てをねじ伏せられる。大好き。曲も好きなんだよね。

柿ビクターは偉大なる〜よりWhy Do Iが好きだな。野心に満ちているよりもボロボロな柿澤さんの方が好みなんですね笑

君夢でこにアンリ写してる間に知らない間にごめん寝体制に入ってぺしゃってる柿ビクターがじわりてぃ高くてただでさえ君夢という曲自体で情緒めちゃくちゃなのにそこに面白さと可愛さとか入ってきて余計にめちゃくちゃになるわ。あとJtRのもしかしたら前のウィンドチャイムみたいなの鳴るじゃない。

こにアンリの酒場のシーン好きすぎるんよ。この作品はアンリが輝くほどほんと地獄が深まって最高よね。「僕には親がいない」の歌い方がしみじみとでも辛気臭くなくでも寂しくて、アンリの寂しさと怪物の寂しさを考えてしまうよ。。。

音月カトリーヌも大好き。さすが元トップスターで一気に引き込まれる。壮麻ルンゲ大好きよ。歌少ないのもったいないけどあれは壮麻さんだからあんなにチャーミングなルンゲなんだろうよ。

柿ジャは最低で最高だよね。めちゃくちゃ可愛いし。永遠に見ていられる。ジュリアよりカトリーヌだしエレンよりエヴァだから怪物さんには申し訳ないけれども闘技場シーン大好き😘

 

Eternals (2021)

キャスティングのバランス感も役自体の描き方も素晴らしくて安らかに見れる、そういう時代が来た大きな喜び。

下に貼ったふせったーに書いた通りなんだけど、その喜びを踏まえてもなぜ私に刺さらなかったのがどうしてもわからなくて考え続けてる。ここ最近ロキ、シャンチー、ワットイフあたりが絶妙に刺さらずMCUとの心の距離が・・・(ロキなんて推してるのに) 、ばきつばとBWは好きだったんですけどね。

@Amber_Raccoonさんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)

 

The Matrix Reloaded (2003)

めっちゃかっこいいなやっぱ。スミス大量発生気持ち悪すぎて夢に出てきそうだよ🥺

ただ、前作もだけどトリニティかっこよくて好きなのになんか最後のラブ展開にすんってなってしまう笑笑

 

The Matrix Revolutions (2003)

機械たちの造形が動物ぽいところが、機械が動物を模倣しようとしたのかどうなのか気になる。模倣してたらかわいい。だいぶきっちり完結したけどレザレクションはどんな話になるんだろうか。グロフちゃんもいることだしとても楽しみ〜☺️

 

フランケンシュタイン』中川・加藤 version (2020)

フランケンが大好きすぎて、でも再再演も無さそうってことは新たな供給がもうないと思うと少しずつ味わわなくては・・・とか考えてたのに我慢できなくて見てしまった。私に残されるはオーコメだけだ。こっちはもう少し我慢したいし、自分の中で解釈固まってからにしようと決めてる。

2バージョンが違う話になっていて衝撃なんだけど。なんなんだ。混乱。最後勝ってたよねあれ。アンリ蘇らせたんだもんね。柿ビクターあんなに絶望して終わったのに同じ話でこんな違う結末ある?

とりあえずカテコ怪物モードのままでぐにゃんてお辞儀する和樹マンがかわいかったですね。

両バージョン見終わって数日間フランケンのことばかり考えてたのです。ラスト和樹怪物の「ビクター」があまりにもアンリだったからこそ、こに怪物の「ビクター」が怪物だったんじゃないかと思えてきた。面白いよね、和樹怪物を見てこに怪物の解釈が進むという。和樹怪物が予想以上に怒りでその分こに怪物の寂しさが増幅した。

DVD初見時は完全にアンリだ!って思ったんだけど、あの言い方、表情は怪物の寂しさから出た「ビクター」だったんじゃないかと思えてくる。創造されたてのときもこに怪物はすごく赤ちゃんぽい動きをしていて、ビクターに愛してもらえなかった寂しさが強いなと。いや、あのときルンゲのことを殺しさえしなければ、大切に育ててもらえそうだったよなあああああああ。とにかく、その寂しさから最後の「ビクター」も死ぬ前に、繋がりを求めるような、名前を呼んでみたいみたいなのを感じてきました。もしそうだとしたら、柿ビクターはアンリがいたのに殺してしまったと絶望してて怪物の想いは届かずなわけだからもう辛すぎますけどね。

 

『探偵と怪人』(2019)

乱歩読んだことないからよく知らなくて、配役逆だと思ってたからまずそこでびっくりした。てっきり怪人=和樹マンかと笑 あっきーも探偵ぽいしなんとなく。

ラストはきゃっきゃしたくなるやつでよかった〜。全編通して考えると、曲が同じメロディを繰り返しすぎたり、リプライズ多用しすぎたりってとこは結構気になったかも。振り付けは可愛い。あとフランク莉奈ちゃん歌うまいし可愛かった〜!

怪人はリリカをモノ扱いしすぎだし、明智は8歳のケイコを助けたとき何歳だったん何歳差なんとか思うし、どっちもおいって思っちゃうやつ。怪人とのダンスの後、一瞬「私だけに」するかと期待してしまったけどしてくれなかった。

 

Rent (2005)

初RENT〜好きだわ、好きなやつだわ😭😭😭 TTBも楽しみ。先日エイズウイルスを体内から消滅させる実験がまだ動物実験の段階だけどかなり進んできているという記事をちょうど読みまして、Rentや アマプラEverybody's Talking About Jamieで描かれたエイズ患者たち、フレディマーキュリーたちに想いを馳せましたね。

Take Me or Leave Meばちばちに最高だから女性2人以上いるコンサートとかでは毎回聴きたいやつ。

 
 
 
 
 
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アダムパスカルの顔が絶対どっかで見たことあるんだよなってモヤモヤしながら見てたんだけどチェスコンのフレディか!すっきりした!

 

Perfume Reframe Tour 2021 11/12

これはもうライブというか劇場作品なのでこちらの記録につけようと思いました。洗練されきっていて最高にかっこいいです。

ライゾマの演出が天才なのはもちろん、ド派手な演出を削ぎ落とした部分はMIKIKO先生の振り付けの素晴らしさと3人の身体表現が際立って毎回圧倒されます。ほんと、MIKIKO先生の振り付けが好みすぎるんですよね🥺💕

fusionはその3者の魅力がばしばしに殴り合ってて最高ですね。

 

ブロードウェイ・ミュージカルライブ 2021 11/13 M

こちらの記事たくさんの方に読んでいただいているみたいで恐縮です。今回はやっぱり3階の音響が優勝してたのか、でも同じ日の午後の方は3階でもダメだったらしいので真相はわからず・・・

 

ミュージカル『魍魎の匣』11/14 S

ミュージカル版に出会わなければあの分厚い煉瓦を読みたいとはなかなか思えなかったでしょうからほんとうに感謝してます。冬休みあたりに頑張っちゃおうかな💪

こに京極堂で別の作品もやってくれたらチケット戦争も頑張ります🥺

 

The Rocky Horror Picture Show (1975)

初見!勝手に絶対好きだよなこれとか思ってたけどなんか別に好きじゃなかったぞ?嫌いでもないけどカオスすぎて😳? 彫刻になっちゃうとこのシーンが1番好き!

 

フランケンシュタイン』柿澤・小西 version オーディオコメンタリー (2020)

ほんとについ先日、少しずつ見ていくんだと心に決めたはずなのに心弱すぎる。魍魎を見たらもうフランケンが見たくてたまらなくなってしまったのですよ。

オーコメ面白すぎて終始笑ってた。ここがこんなに辛いんです!って話とか聞けるのも楽しい〜。一杯の酒に人生を込めてのとことかもうほんと面白すぎて😂

 

田代万里生 10thアニバーサリー・コンサート『Simpatia』(2020)

ツイートもしたんですけど遠い稲妻のラスサビ前にすごい重い「マリー!!!!!!」をねじ込んでいたのがつぼですね。圧がすごい、さすがや。

https://horipro-stage.jp/stage/tashiromario10th/

 

Into the Woods (2014)

映画館で見た時多分中1とかでなんやこの話ってなった記憶あるんだけど今見てもなんやこの話って思ってしまった。いつの日か刺さることはあるのだろうか。舞台だとまた違うんだろうな〜と思いつつ日生のチケットは取っていません笑

曲はソンドハイム〜って感じでいいですね☺️ 階段でシンデレラが歌う曲が好き。アナケンドリックの高音も好き。

 

tick, tick…Boom! (2021)

めちゃめちゃいい作品だったわ!もう30/90で心ぼろぼろになっちゃったわ😭😭😭 ワークショップという現実のタイムリミットと30歳という自分に課してしまっているタイムリミットが刻々と迫る焦り、本当のタイムリミットが発生してしまったマイケルとそうではなかったジョナサン。RENTプレビュー直前にタイムリミットが来たジョナサン。辛いけれどこの構図の美しさにとても惹かれる。

Sunday Legends好きよ笑 まだまだ認識できなてない人も多いけどね。リンおじ見ると笑顔になっちゃうし私はフィリッパスーちゃんが大好きなのでもうご褒美。

 

雪組『fff -フォルティッシッシモ -』『シルクロード〜盗賊と宝石〜』NHK BSプレミアム (2021)

だいきほ歌うますぎじゃああああああ。母と一緒に何でこんなに歌上手いんだ何なんだって2人で動揺しながら見てました。楽しい〜!

fff、ルイが女に振られまくり男に裏切られまくりボロボロになっていくのが大変楽しく、このまま苦悩して死んでいくのかと思いきや最後は歓喜で終わるんですね。普段は闇深い演目が好きなんですけど、これはこれで楽しかったです。桜嵐記も好きだったし上田久美子先生の作品が好きなのかもしれん。審判保留中のモーツァルトたちが絵画や彫刻になりながら見守ってるの可愛かった〜!あとあーさやっぱりかわいい。歌が上手くなってる😳

シルクロード、スタンドマイクで歌う希帆ちゃんのビジュが天才すぎる。

 

Oliver & Company (1988)

先月見たオリバー!と小さいころたくさん見てたこのオリバーが同じ原作だということに驚いてたんです。そんな話だったか?って。久しぶりに見たらミュとこの映画はまるっきり違う話。そして私はこの映画が好きです。アニメーションもラフでそこがまたいいし、お話も好きだし、なによりドジャーさんですね。

 

Destino (2003)

ダリとウォルトのコラボ作品らしく、D+の新作に来てたので見てみました〜。ダリだし不思議な世界観でよくわからないところも多いけど音楽が綺麗なので楽しくみれました。

https://m.imdb.com/title/tt0377770/

 

Natsumi Kon 10th Anniversary Concert「Aimer」11/27 M & 11/28 M 

ほんとに幸せすぎる時間だった〜☺️ 改めて聴くと私昆ちゃんの歌い方どタイプなんだな。

 

「THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE ~東宝ミュージカルの歴史~」#1 & #2 (2020)

帝劇コン〜。見ながらツイートしてた。トーク安定に面白いしみんな歌上手いし2本連続で見たけど退屈しなかった。こんな感じのミュージカル紅白お待ちしております。

 

『日本人のへそ』(2021)

演劇おもしろ!!!!ってなる作品ですね〜。根本の設定がどんどんどんどんひっくり返る楽しさ。2周目以降も細かい部分が楽しいだろうな。所々いやその表現はないだろってのがありつつ、一応放送前に差別要素ありますがという注釈付いていたので心構えできました。

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今月の私的ヒットチューン

憎しみの瞳 from『マリー・アントワネット

大好きなのに音源がない😇😇😇 いつか友人とデュエットするんだ〜

お前は怪物 from『フランケンシュタイン

DVD再生したのをボイスメモで録音して聴いています。よく考えたらMAもそれすればいいのか。今貸出中だから帰ってきたらやる。他が大曲揃いな中で曲調が聴きやすいから毎日のように聴くけど内容は電車内とかで聴くにはエグすぎるよね笑 音漏れしてないか不安になる。

Take Me or Leave Me from "Rent"

Take Me or Leave Me

Take Me or Leave Me

こんなん好きでしかないんだけど〜!!歌唱力で殴り合ってるし、歌詞も最高だし!タイトルにも書いたけど、女性2人いるミュコンとかでは憎しみの瞳かこれ歌うの定番化してほしい。色んな組み合わせで聴きたい!昆コンで玲奈昆で歌ってくれないかな〜(歌いませんでした。)、それか直近だとJMFで知念さんと晴香ちゃん。強強なガールズに歌って欲しい。

あとこの曲のシチュエーションがわかったのでmiscastのアーロンのやつの可愛さが倍増した。

30/90 from "tick, tick...BOOM!"

今月後半綺麗な秋晴れが続いたから何となくフランケンを聴くには爽やかすぎて聴けなくなり、RENTとTTBばっかり聴いていた。爽やかだけどどこか寂しい感じが季節感にあっていて。

30/90 (from

30/90 (from "tick, tick... BOOM!" Soundtrack from the Netflix Film)

昆ちゃんの魅力を浴びまくった2日間、Natsumi Kon 10th Anniversary Concert「Aimer」11/27 M & 11/28 M 感想

昆コン11/27昼(海宝さんゲスト回)と11/28昼(玲奈ちゃんゲスト回)に行ってきました。コンサートの感想って書くの難しいけどあまりにも幸せだったので書き残そうと思います☺️

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昆ちゃんの歌を一気にこんなにたくさん聴いたのが初めてでした。大曲続きなのに全てうますぎる感動はもちろん、役ごとの声質や歌い方のバリエーションが堪能できてわくわく止まりません😆

セットリスト

1. いつか -『ロミオ&ジュリエット』

2. On My Own -『レ・ミゼラブル

3. 虹のかけら

4. ワニの国の使者 -『コインロッカー・ベイビーズ

5. Pulled -『アダムス・ファミリー

6. Hold On -『シークレット・ガーデン』

7. 恋がいつも運命を変える -『ロカビリー☆ジャック』

 

海宝直人さんゲスト回

8. Aimer -『ロミオ&ジュリエット』(海宝ロミオ&昆ジュリエット)

9. Sun and Moon -『ミス・サイゴン』(昆キム&海宝クリス)

10. I'm Alive -『ネクスト・トゥ・ノーマル』

 

笹本玲奈さんゲスト回

8. 憎しみの瞳 -『マリー・アントワネット』(玲奈マリー&昆マルグリット)

9. その目に -『ジキル&ハイド』(玲奈ルーシー&昆エマ)

10. 新たな生活 -『ジキル&ハイド』

 

11. ひとかけらの勇気 -『スカーレット・ピンパーネル』(11/27)

11. 私だけに -『エリザベート』(11/28)

 

12. 100万のキャンドル -『マリー・アントワネット

13. I Can Do Better Than That -『The Last 5 Years』

14. Give Away -『ドッグファイト

15. Before It's Over -『ドッグファイト

16. 命をあげよう -『ミス・サイゴン

17. 時は永遠に -『美女と野獣

アンコール: 菅田将暉

 


まず、いつか(ロミジュリ)から昆ちゃんの芯のある声なんだけど本当にジュリエットのイメージ通りの無垢で澄み渡った歌になっていてなんて素晴らしいんだって感動していたら、2曲目からOMOぶちこまれててすごい急発進!始まったらまた歌声がガラッと変わってエポになっていて、そして安定に昆ちゃんのOMOが好きすぎてもうこの時点で幸せすぎました。

 


アニソンデビューしてたの知りませんでした!虹のかけらはミュの歌い方とはまた違ってアニソンぽい感じだけどやたら上手くて、しかも2日目とか1日目よりさらに上手くて昆ちゃんにうまく歌えない歌はないのではないでしょうね笑

ワニの国の使者🐊(コインロッカーベイビーズ) なにこれ〜!!!!!!最高すぎます。大好き!音源を売ってください🥺💕 「わたしかわいいし」で始まった時点で最高。今までリクエストし続けてくださった方々ありがとうございます。

Pulled (アダムスファミリー)も可愛かった〜。早口になるところが好き。もともとウェンズデー好きなので好き×好き。公演見たかった😭

 


Hold On (シークレットガーデン)は作品自体も楽曲も全く知らなかったのですが歌詞に注目して聴いていたら素敵な曲だったので昨日と今日でとても好きな曲になりました。ここまでの楽曲は女の子って感じの曲だったけど、これは主人公の少女のことを支える役どころというのもあって包み込むような優しさのある大人っぽい歌い方でこっちも好きだったー!

恋はいつも運命を変える(ロカビリー) もまた雰囲気が違って(斉藤和義作曲なんですね)そしてうまくて楽しかった。


【11/27】海宝さん回

ここまでも昆ちゃんMC緊張してそうだったけど海宝さん出てきてからしばらく2人の会話噛み合わなさすごくて面白すぎた😂 あと海宝さん出てきた瞬間の挨拶の声がくっそデカいから笑いそうになった。海昆の仲良しぽい感じになると突然お互い謙遜し始めるのが面白いし可愛くて大好き。

 


エメ歌うのかな〜ってうっすら思ってたけどまじで歌うと思わなかったから突然の海ロミオに喜びの困惑。すごいしっかりしてそうなロミオだから連絡の行き違いは起こらないしそもそもティボを刺さないので追放されませんね。海宝さんがロミオ役を「選ばれしイケメンが演じる役」と認識してるのがまたなんか面白いな。実際は「(イケコに)選ばれしイケメンが演じる役」ってところなんだろうと私は思ってる🙄 2人でエメすると声量すごいし強強だから2人で生き残れそうだし、マイクの許容値超えてきてた気がする笑

あと、同じメロディが繰り返しだから歌詞を覚えるのが大変という話の後に「同じメロディを繰り返しながら転調していって盛り上げていくのがフレンチミュージカルの特徴」というお話を始める海宝先生と「流石です」って敬う昆ちゃん、「とんでもないです〜」って謎ポーズで後ずさる先生の図しっかりWOWOWで放送されてほしい😂

 


サイゴンは定番で世界が終わる夜のようににかなと思ってたらサンアンドムーンとのメドレーにしてくれたのが嬉しすぎた。昆ちゃんが「こここうだっけ?」って海宝さんに確認しちゃうけどまだ演ってないんだよねって話面白かった。めっちゃわかる。なんなら2期目みたいなオーラある。2人のサイゴンデュエットはいつ聴いても昇天ものだから夏が一層楽しみになりました。海昆ペアたくさんありますように!キャスケお願いします!

 


N2Nの話で「次はお兄ちゃん」って言う昆ちゃん可愛すぎますね。海ゲイブ昆ナタリーのN2Nが待っているってすごいわ。幸せすぎるよ。チケット取れるのかな〜不安すぎるよ。

海宝さんのI'm Aliveはあれに演技がついたらとんでもないパワーになっていそうで今から恐ろしいですね。

 


【11/28】玲奈ちゃん回

玲奈昆尊い😭💕💕💕💕💕💕

昆ちゃんが玲奈ちゃんに憧れていて歌の先生にも「あんな歌が歌えるようになりたい」って言っていたという話をすれば、玲奈ちゃんはミュ俳優になる夢を小さい時から持って続けてきた昆ちゃんに自分を重ねていて「家族みたいに思っている」とまで言っていてなんだこの空間。尊いとしか言いようがないな。

今回のデュエットを選ぶにあたりfor goodもいいかと思ったけど多分泣いちゃうから私が却下しましたって言う玲奈ちゃん好きすぎる。でもいつか歌ってください待ってます。

 


初めて稽古場で一緒になった時にいくさぶに連れてってもらって玲奈ちゃんに挨拶した話とか挨拶返してもらってテンションぶち上がってたけど頑張ってオタク感隠したとかもう可愛すぎるんよ🥺

 


そして絶対歌ってくれると信じてた憎しみの瞳🔥!好き!!!!!!2人が可愛すぎてトーク中ずっとオペラグラス構えてたのだけどこれは表情見たいなと構え続けてみたら、照明が赤くなった途端、玲奈ちゃんの目がすっ!てマリーになってくたばった。しかも数秒前まであんなに玲奈ちゃんは憧れで〜☺️って話してた昆ちゃんが玲奈ちゃんに食ってかかるのも最高でほんと楽しすぎた。

 


その目に(ジキハイ)もかっこよかった〜。昆ちゃんからジキハイ出たいってリクエストされてますよホリプロさん!?待ってます🥺そして玲奈ちゃんはジキハイからもう1曲新たな生活を歌ってくれて、ますますジキハイ見たい欲が高まる。

 


玲奈ちゃんが2人でコンサートしようよって話から、ら男性3組とかもあるし、女子3人組も作ろうよ!って言い始めてそれはなんとかして実現してほしい🥺って切実に思います。

 


【11/27】カラオケで歌うミュージカル曲

好きな男役さんのモノマネしながら歌ってるとのことで何が来るかと思ったらひとかけらの勇気(スカピン)安蘭けいさん好きなのかな?もしそうだったらN2Nで共演!流石に今回は女性キーにアレンジしてたけどいつか男役ごっこしてる昆ちゃんを見たい。YouTubeとかで見たい!

 


【11/28】インスタでリクエストの多かった曲

昆シシィの私だけに〜😭😭😭 予想外すぎて好きが溢れたわ。昆ちゃんは地声で飛ばしてくイメージ強いからファルセット多用する私だけには新鮮!そしてばちばちに上手で最後の「私に↑↑↑」はもうニッコニコになってしまいました。客席も大盛り上がりで拍手喝采でした👏👏

昆ちゃんも大好きな曲だそうなのですが「私が今生で歌う機会のない曲」と言っていたのに切なくなってしまいました。シシィはヅカ出身者じゃないとみたいな謎ルールはなんなんでしょうかね。それ以外にも日本ミュ界はこの役はこんな見た目じゃなきゃだめとかこの役はこの人のものみたいな雰囲気とかがありすぎてすごく勿体無いと思うし日本のミュージカル界全体の足枷になっていると思います。素敵な作品や素敵な役は色んな俳優さんに演じる機会があってほしいなと思うよ切実に。

話それましたが昆コンの話に戻りますね!私が参加してない11/27の夜はRENTのOut Tonightを歌ったとのことで聴きたかったー!!!!!WOWOWさん!頼みます!

 

 

 

みんなが100万のキャンドル派かもう許さない派か気になる昆ちゃんかわいい☺️

私は昆ちゃんは100万のキャンドル、ソニンはもう許さない派でわかれてるのですが曲自体は許さないかな〜って感じでして素直に許さないで拍手しました👏

1公演目は僅差で100万のキャンドル派が優勢、2公演目はもう許さない派が多かったらしく、3公演目で結果を見極めるとのことで緊張の瞬間でしたが、予想に反して許さない派が多かったです!「100万のキャンドル派にして帰します」って言う昆ちゃんかっこよすぎるし、歌うのは100万のキャンドルって言われても忖度しない会場好きです笑

 


I Can Do Better Than That (L5Y) まじでかわいい。曲自体も可愛いしスタンドマイクでピアノの音に合わせて指を動かしたりとってもかわいい。そして上手い。ドッグファイトは見れてないのでGive WayBefore It's Overも初めて聴く曲でした。私はミュージカル沼に来たのが昨年末なのでライブを通して知らない曲も多かったのだけど、信じられないくらい楽しんで聴くことができたんですよね。それは昆ちゃんが歌うと、歌唱の技術によって歌の魅力が伝わってくるのとその歌を歌っている役やその心情を持つ人が感じられるからなんだなと思いました。

 


命をあげようはやはりかっこいい😭 こんなにも大曲を歌いまくってきてどうしてさらにここでこんなビックナンバーが歌えるんだろう〜ほんとに素敵すぎる。やっぱり大好きよ。そしてラストは「皆さんがやさしい気持ちで帰れるように」と時は永遠にを優しく歌ってくれるのも素敵☺️ アンコールはJPOPので意外性ありつつ、こんなにも人の気持ちとしてJPOPが聴き手に届くものなんだって感動しました。

 


ほんと色んな特性のある曲をそれぞれの曲にあったぴったりの歌唱で届けてくれるところが、私がなぜ昆ちゃんの歌声が好きかの答えなのかなとこれを書きながら感じています。もちろん音圧で殴ってくれるところも大好きよ💕

 


まだミュ沼人生始まったばかりだけど末永くお世話になります🙇‍♀️って気持ち笑

 

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ハンカチかわいすぎて買いました☺️💕💕💕

 

鈍器に挑みたくなってくる ミュージカル『魍魎の匣』11/14 S 感想

原作も映画も未見でほんとまっさらな状態での観劇でした。登場人物も多いし、あの鈍器のようなものを3時間弱に圧縮した濃度のものを理解できるか不安ではあったのですが、大丈夫でした。ちゃんとついていけました!

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台詞や歌詞の一部というか重要な単語がセットに投影されるの(これは小説感出したかったからかもだけど)とか、時系列の行き来を動画で見せたりとかその辺は、ちょいとダサいけど絶対に客席の誰一人置き去りにしないぞという気概を感じましたね笑

 

最近、いとこsにこのブログバレてたらめっちゃやだなって思って文章化する時にはかなーーーりセーブして書いてるのでこれは9割ブレーキを踏んだ状態ですし言葉もていねーいに選んでますので読みながら私の気持ちを推し測ってください。(ほんといとこs見てても知らないふりしてくれ)


わーーーーーふーーーくーーーーーー😳😳😳😳😳

いや知ってたけど、知ってたけども強強強い強すぎる。吸い込まれるじゃん。あんなん、もう天才でしかないし、右前に垂れてる髪あれなんや。天才だけどあれで御尊顔が見えづらいというジレンマもありつつだがしかし良すぎる。

私は京極堂とはじめましてだったのですが、こんな美の暴力みたいなキャラクターなんですか?ほんとですか?

しかもさ、あんな気難しそうな顔してるのにあのトンチキなトリオと仲良くしてるのなんなの?いい人なの?可愛いんだが!? 指示を出す時ときの所作綺麗すぎる。

教主のところに乗り込んで行って一芝居うつとことかもかわいすぎなんだが、ほんとに原作でもこんな感じなんですか?!?心配になってくるよ。


動機なんて全て後付けの物語〜みたいな曲めっちゃ素敵だったな。京極堂のソロ基本歌ってる内容がかっこよすぎるからそこに感心しつつビジュアルで殴られる忙しい展開。

話逸れるけど、母の影響で森博嗣のS&Mシリーズの犀川先生と真賀田四季博士が好きで、事件そっちのけで彼らの物事に対する考え方を楽しんでたんですよ。その母が魍魎の匣も好きらしく、多分私京極堂のものの考え方とても好きなやつなんですよね!だが!鈍器なんだよな!

 

後半ほんと駒田さんの美馬坂との渡り合いが激熱でしたね。駒田さんなのに可愛くない!ひょいひょいぴょこぴょこしてない!!なんてこった。2人とも台詞に熱がこもっててぐいぐい引き込まれました。美馬坂に胸ぐら掴まれたあと着物をしゅって直す京極堂素敵すぎなんだが。

 

これは完全に個人的で邪な問題で、死を乗り越えようとする科学者に食ってかかる小西遼生の顔をした人物っていうだけで某少尉がちらついて大変でしたね。情緒がさ。友人も私が某少尉を思い出してるだろうなと心配してくれてたらしく(2人とも集中しなさい)いや、集中してたんだけど+αの感性を使ってってところね。


後半の京極堂が永遠に喋り倒す謎解きタイムめっちゃ楽しかった。お話自体が面白いんだな。呪い、いいな、呪い。一度疑念のタネが植えられると決して取り除けないよね。正直美馬坂と陽子の関係は、はぁ、そうですかって感じなんですけど、感情高まって涙目になってましたね京極堂。優しい。そして生命についての応酬がほんとに興味深かったよね。面白い。匣の中の少女たちに魅せられてしまう男たちも気持ち悪くて怖くて不気味でいいな。関口くんも危なかったけど京極堂と榎木津くんがぶっ叩いて連れ戻してくれてよかったね🥺 匣での攻防の時も危なくなった関口くんの服を榎木津くんが直してあげたりしてた。

ほんとに原作読みたいけど鈍器なんだよな。レミだって2巻目の途中で止まってんのに読み切れる気がせんが気になるよ。


キャラ的には榎木津くんも好きでした。最初出てきた時は乗れなかったんだけど(笑ってください!みたいなシーンが苦手なタイプなので)、京極堂が喋ってる時に床にのびのびと寝っ転がってんのがいいですね。


頼子と加菜子の関係性も好きだった。作中では1曲目になる2人のデュエット素敵だった。そしていろはちゃん🥺💕ってなってしまう。かわいい。めっっっちゃかわいい。事故後、部隊の端で笑ってんの不気味だったしよかったな。さっきも書いたけど頼子の行動の動機についての京極堂の考察が好き。どの仮説も好き。

 


ミュの鉄板として、感情が高まると歌うってのがあるけど、今回は京極堂vs美馬坂の激熱タイムはほぼほぼ台詞だし、歌が使われるのは状況の説明とかが多くてその辺がなんだか不思議だったかな。台詞合戦はそれはそれでとても楽しかったし揺さぶられたんだけど。せっかくミュージカルだし、熱量のあるやり取りをもっと曲にしてくれたほうが好みかも。あと前半なんか軽いな〜って思っちゃってのめり込みにくかったの、多分コーラスガールの使い方とかかな、後半の地獄展開が好きだからもっと前半も重厚感ほしなっていう私の好みの問題。

 


今回初めてオルタナティブシアターだったのでその辺の感想も。

なるほどこれは導線が悪いですね笑 エレベーターでしか上がれないから並びます。帰りはエレベーター混んでたので階段で降りましたが結構な階数降りなきゃでだんだん段差がわかんなくなってきちゃうやつです!

でも客席は見やすい気がする!H列サイドだったのだけど、舞台が近い分前の人の頭は被っても膝下くらい、ストレスなく見れました。